🌌34}─3・E─全国で起きている獣害の原因はナラ枯れの放置である。~No.175No.176No.177 

  ・   ・   ・
 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 2024年3月13日 YAHOO!JAPANニュース TBS NEWS DIG Powered by JNN「「なんでここにシカがいるの!?」クマにイノシシも…多発する獣害 広がるナラ枯れ 問題の根っこは“森の放置” 「森の国」日本はどこへ?
■「サステナ・フォレスト」 “持続可能な森づくり”
 “木の伐採”問題と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか? 中古車販売大手「ビッグモーター」店舗前の全国の街路樹が枯れたり伐採されたりした問題でしょうか。それとも東京・明治神宮外苑の再開発をめぐる、数百本の樹木の伐採計画がどうなるか、といった問題でしょうか。森林政策の専門家に聞くと、「あまり報じられていない、さらにスケールの大きな森林伐採に関する問題がある」と指摘。『サステナ・フォレスト』、つまり「持続可能な森づくり」の視点が必要だと訴えています。一体、どういうことなのか。
 【写真を見る】「なんでここにシカがいるの!?」クマにイノシシも…多発する獣害 広がるナラ枯れ 問題の根っこは“森の放置” 「森の国」日本はどこへ?
  川上敬二郎(TBSテレビ「news23」編集長、ドキュメンタリー映画『サステナ・フォレスト~森の国の守り人たち~』監督)
■“森の国”日本で何が起こっているのか?
 日本は、国土の7割が森林です。先進国では、サンタクロースを生んだフィンランド、家具のIKEAで有名なスウェーデンに次ぐ、まさに「森の国」です。ところが、九州大学の佐藤宣子教授(森林政策学)によると、「日本の森は今、非常に不健全な状況にある」と言います。
■かつて森はコンビニでありガソリンスタンドだった
 かつて森は、日本人にとってもっと身近な存在でした。必要なものが揃うコンビニであり、栗や茸やイノシシなどの食材が採れるスーパーマーケットであり、燃料となる木材が確保できるガソリンスタンドでした。人々は都市部の会社に出勤するのではなく、森に通い、様々なものを得ていたのです。でも、森の役割は大きく変わりました。建築用の木材を得るためにスギやヒノキが多く植えられましたが、海外から木材が大量に輸入され、国内の森は放置されるようになりました。その結果、今、森は深刻な状況にあります。多発する獣害のニュース、夏なのに森が赤く染まる「ナラ枯れ」の背景にも、放置の問題があるのです。
■野生鳥獣による農作物の被害 4割はシカ
 「なんでここにシカがいるの!?」。街に住む人がシカを目にして驚いたときの言葉です。ニュースでも報じられました。今、多くの野生動物が街や里にあらわれて、住民や農家に被害をもたらしています。農水省によると、2022年度の野生鳥獣による全国の農作物被害は約156億円。中でも全体の4割を占め、最も大きいのはシカによる被害です。
■イノシシによるけが人は過去最多 捕獲数も20年で約4倍
 シカの次に大きいのは、イノシシによる農作物の被害です。中山間地域の畑に監視カメラを設置すると、夜、入り込んで、キャベツを美味しそうに食べる様子が撮影されていました。さらに近年、イノシシが人に危害を加えるケースもが目立っています。環境省によれば、イノシシによるけが人は、2022年度、過去最多の85人に上りました。獣害としてのイノシシの捕獲数は2000年代に入って、20年余りで約4倍に。昨年度は約59万頭が捕獲されています。
■クマによる人的被害も過去最多 「指定管理鳥獣」に追加へ 
 今年度、クマによる被害も過去最多になっています。環境省によりますと、去年4月から2月まで、クマの被害に遭った人の数は全国で218人(うち死者6人)に上りました。環境省の検討会は、絶滅のおそれが高い四国以外の地域で、クマを「指定管理鳥獣」に追加する対策案をとりまとめました。指定されれば都道府県がクマの捕獲などをする際に、国から補助金などの支援を受けられるようになります。
■人を怖がらない「アーバンベア」 
 クマによる人的被害が増えた理由として、ブナの実などの凶作が指摘されています。エサを求めて行動範囲が大きくなり、街に降りてくる危険性が高まりました。また、『アーバンベア』というクマの存在があります。アーバン(街)にもクマが出てきているのです。威嚇の爆発音にも動じず、車の通り過ぎる音にも反応しないケースも報告されています。クマは本来、警戒心が強いはずですが、人に慣れてきたのでしょうか。
■狩猟免許保持者や林業従事者の減少 過疎化や高齢化も
 シカ、イノシシ、クマ…。動物たちは森にかかわる人たちや、その周辺の中山間地域で暮らす人たちの減少を知っているかのようです。環境省によると、狩猟免許の保持者は1975年、51.8万人でしたが、現在(2019年)は21.5万人。当時の約4割に減っています。狩猟免許者の6割は60歳以上で、高齢化もすすんでいます。さらに林業従事者も減っています。農水省によると1960年には68万人いましたが、現在(2020年)約4万4000人に激減しました。こうして人が森に関わらなくなり、森の“不健全”化が進んでいます。それに加えて里山の過疎化による耕作放棄地の問題もあります。森や付近の田畑の管理が行き届かなくなり、動物たちの住処と人の居住地との境界がますます曖昧になっているのです。
■“ナラ枯れ”急増の首都圏 倒木による事故も
 先に述べた通り、かつて森は燃料となる木材を確保できるガソリンスタンドでもありました。実は、ナラ枯れも 、森の放置が関係しています。ナラ枯れとは、コナラなど広葉樹が次々と枯れることですが、近年、特に首都圏で急増していて、倒木による事故も起きています。ナラ枯れは、体長5ミリの昆虫「カシノナガキクイムシ」、通称「カシナガ」が幹に大量に入りこみ、病原菌であるナラ菌を増殖させ、水の吸い上げる機能を阻害して枯らす伝染病です。
■“ナラ枯れ”拡大の背景にも森の放置が
 京都府森林技術センターの小林正秀・主任研究員によると、カシナガが狙うのは、繁殖に適した弱った木。その弱った木が増えてしまったのです。ナラ枯れは日本に昔からある自然現象ですが、1980年代以降に拡大した原因は、私たちの生活の変化にあります。かつて風呂や食事に使っていた炭や薪ですが、1960年代からのエネルギー革命で、ほとんどは電気やガスに置き換わっていきました。木材がエネルギーとして使われなくなり、ナラなどの広葉樹は放置され、老木化が進んで弱体化。カシナガたちの格好のターゲットになったのです。
■森の国の“守り人たち”が置かれた厳しい現状
 獣害もナラ枯れも、森の放置が大きく関わっていることを理解いただけたでしょうか。これ以上の放置を防ぐためには、改めて、“森の国”日本という認識が必要です。その上で、森に関わりながら生計を立て、森を見守ってきた“守り人たち”が置かれた厳しい現状を改善する必要があります。例えば林業従事者の平均年収は、危険かつ重労働であるにも関わらず、他の業種より低く、343万円(2017年)。成り手が減ってしまった原因でもあります。それでは、私たちはどうすればいいのか。佐藤教授や小林研究員などの専門家や実践家を取材したTBSのドキュメンタリー映画「サステナ・フォレスト~森の国の守り人たち~」(3月中旬から東京・大阪・福岡・名古屋・札幌・京都で上映)は、こうした森の現状を映像で描き、対策を探っています。映画をきっかけに、“森の国”に住む私たち一人一人がじっくりと考えていけたらと願っています。
 執筆者:TBSテレビ「news23」編集長 川上敬二郎
   ・   ・   ・   


 日本の自然を破壊している、マイノリティ・ファシズムエコ・テロリストヒューマニズム原理主義、環境過激派、リベラル・ファシズム(エセ・リベラル)は、文化マルクス主義の反宗教無神論・反天皇反民族反日的日本人達である。
 そして彼らは、イデオロギー的不寛容な差別主義者である。
   ・   ・   ・   
 昔の日本の自然環境は、数万年前の縄文時代から人里、里山(人工の林)、森(原初の森)からなる不文律で調和が取れ、人と獣がお互いの領域を侵す事なく住み分けていた。
 獣の森に君臨し秩序をもたらしていたのは、熊ではなく、日本狼であった。
 戦後日本は里山を放置し、西洋キリスト教価値観で日本狼を絶滅させ、近代科学至上主義で日本の自然を野蛮として破壊してきた。
 数万年前の縄文時代から、日本は森の国であり、日本民族は森の民であった。
 日本神道は、自然崇拝宗教として神々が棲む山林を御神体と定め神聖不可侵の聖地として保護してきた。
 森の神として崇め畏れられていた日本狼は、反宗教無神論の日本人によって害獣として絶滅させられた。
   ・   ・   ・   
 吉村均「日本人は自然の力を人間の世界の外に排除して、その代償として、決まった日に来てくれたら、歓迎してもてなし、送り返すまつりをおこなう必要があった」『日本人なら知っておきたい日本の伝統文化』
   ・   ・   ・   
 日本民族の祖先は、アフリカで誕生した下等な猿である。
 つまり、日本人を軽蔑して見下す偏見と差別の蔑称である「イエローモンキ」あるいは「ジャップ」は正し呼び名である。
   ・   ・   ・   
 日本列島には、自然を基にした日本神話・民族中心神話・高天原神話・天孫降臨神話・天皇神話が滲み込み、その上に旧石器時代縄文時代弥生時代古墳時代日本民族が住んできた。
 日本民族は、旧石器人・ヤポネシア人、縄文人・日本土人に、南方揚子江弥生人(渡来人)、北方満州系古墳人(帰化人)が乱婚を繰り返し混血して生まれた雑種(ハーフ)である。
   ・   ・   ・   
 日本民族の生き方は、仲間・友と一緒に小さな櫂(かい)を漕ぐ丸木舟生活である。
 日本の集団主義とは海で生きる船乗りの集まりの事であり、日本の個人主義とは自分の仕事に誇りを持つ事である。
 つまり、日本民族日本人とは集団主義者であると同時に個人主義者でもあった。
   ・   ・   ・   
 ヤポネシア人とは、東南アジアの南方系海洋民と長江文明揚子江流域民が乱婚して生まれた混血した雑種である。
   ・   ・   ・   
 ロバート・D・カプラン「揺るぎない事実を私たちに示してくれる地理は、世界情勢を知るうえで必要不可欠である。山脈や河川、天然資源といった地理的要素が、そこに住む人々や文化、ひいては国家の動向を左右するのだ。地理は、すべての知識の出発点である。政治経済から軍事まで、あらゆる事象を空間的に捉えることで、その本質に迫ることができる」(『地政学の逆襲』朝日新聞出版)
   ・   ・   ・   
 日本文化とは、明るく穏やかな光に包まれた命の讃歌と暗い沈黙の闇に覆われた死の鎮魂であった。
 キリシタンが肌感覚で感じ怖れた「日本の湿気濃厚な底なし沼感覚」とは、そういう事である。
   ・   ・   ・   
 柏木由紀子「主人(坂本九)を亡くしてから切に感じたのは、『誰もが明日は何が起こるからわからない』というこよです。私もそうですが、私以外にも大切な人を突然亡くしてしまった人が大勢います。だからこそ、『今が大切』だと痛感します。それを教えてくれたのは主人です。一日一日を大切にいきたい、と思い、笑顔になれるようになりました」
 神永昭夫「まずはしっかり受け止めろ。それから動け」
   ・   ・   ・   
 日本の文化として生まれたのが、想い・観察・詩作を極める和歌・短歌、俳句・川柳、狂歌・戯歌、今様歌などである。
 日本民族の伝統文化の特性は、換骨奪胎(かんこつだったい)ではなく接木変異(つぎきへんい)である。
   ・   ・   ・   
 御立尚資「ある禅僧の方のところに伺(うかが)ったとき、座って心を無にするなどという難しいことではなく、まず周囲の音と匂いに意識を向け、自分もその一部だと感じたうえで、裸足で苔のうえを歩けばいいといわれました。私も黙って前後左右上下に意識を向けながら、しばらく足を動かしてみたんです。これがびっくりするほど心地よい。身体にも心にも、そして情報が溢(あふ)れている頭にも、です」
   ・   ・   ・   
 日本の建て前。日本列島には、花鳥風月プラス虫の音、苔と良い菌、水辺の藻による1/f揺らぎとマイナス・イオンが満ち満ちて、虫の音、獣の鳴き声、風の音、海や川などの水の音、草木の音などの微細な音が絶える事がなかった。
 そこには、生もあれば死もあり、古い世代の死は新たな世代への生として甦る。
 自然における死は、再生であり、新生であり、蘇り、生き変わりで、永遠の命の源であった。
 日本列島の自然には、花が咲き、葉が茂り、実を結び、枯れて散る、そして新たな芽を付ける、という永遠に続く四季があった。
 幸いをもたらす、和魂、御霊、善き神、福の神などが至る所に満ちあふれていた。
 日本民族の日本文明・日本文化、日本国語、日本宗教(崇拝宗教)は、この中から生まれた。
 日本は、極楽・天国であり、神の国であり、仏の国であった。
   ・   ・   ・   
 日本の自然、山河・平野を覆う四季折々の美の移ろいは、言葉以上に心を癒や力がある。
 日本民族の心に染み込むのは、悪い言霊に毒された百万言の美辞麗句・長編系詩よりもよき言霊の短詩系一句と花弁一枚である。
 日本民族とは、花弁に涙を流す人の事である。
 日本民族の「情緒的情感的な文系的現実思考」はここで洗練された。
 死への恐怖。
   ・   ・   ・   
 2022年3月号 Voice「言葉のリハビリテーション 森田真生
 何もしない勇気
 最適化された世界の窮屈さ
 ……
 太陽がのぼるのも、雲が動くのも、鳥が鳴くのも自分のためではない。だからこそ、目に見えるもの、耳に届く音に、素直に感覚を集めることができる。
 ……
 『浅はかな干渉』が生み出す害
 ……
 『注意の搾取』が奪い去ったもの
 私たちはときに、浅はかな理解や理論に基づく性急な行動で安心を手に入れようとする前に『何もしない』という知恵を働かせてみることも考えてみるべきなのだ。
 だが、人間の設計したもので溢れかえる現代の世界において、『何もしない』ことはますます難しくなっている。
 ……
 物思いに耽(ふけ)って電車を乗り過ごし、都会の真ん中で月を見上げて立ち止まる。スマホを横に置いて窓の外を眺め、ただ理由もなく鳥の鳴く声に耳を傾ける。……」
   ・   ・   ・   
 日本の本音。日本列島の裏の顔は、甚大な被害をもたらす雑多な自然災害、疫病蔓延、飢餓・餓死、大火などが同時多発的に頻発する複合災害地帯であった。
 日本民族は、弥生の大乱から現代に至るまで、数多の原因による、いさかい、小競り合い、合戦、戦争から争乱、内乱、内戦、暴動、騒乱、殺人事件まで数え切れないほどの殺し合いを繰り返してきた。
 日本は、煉獄もしくは地獄で、不幸に死んだ日本人は数百万人あるいは千数百万人にのぼる。
 災いをもたらす、荒魂、怨霊、悪い神、禍の神が日本を支配していた。
 地獄の様な日本の災害において、哲学、思想、主義主張そして奇跡と恩寵を売る信仰宗教(啓示宗教)は無力であった。
 日本民族の「理論的合理的な理系論理思考」はここで鍛えられた。
 生への渇望。
   ・   ・   ・   
 日本の甚大な被害をもたらす破壊的壊滅的自然災害は種類が多く、年中・季節に関係なく、昼夜に関係なく、日本列島のどこでも地形や条件に関係なく、同時多発的に複合的に起きる。
 それこそ、気が休まる暇がない程、生きた心地がない程であった。
   ・   ・   ・   
 仏とは、悟りを得て完全な真理を体得し正・善や邪・悪を超越し欲得を克服した聖者の事である。
 神には、和魂、御霊、善き神、福の神と荒魂、怨霊、悪い神、禍の神の二面性を持っている。
 神はコインの表裏のように変貌し、貧乏神は富裕神に、死神は生神に、疫病神は治療神・薬草神にそれぞれ変わるがゆえに、人々に害を為す貧乏神、死神、疫病神も神として祀られる。
   ・   ・   ・   
 日本の自然は、人智を越えた不条理が支配し、それは冒してはならない神々の領域であり、冒せば神罰があたる怖ろしい神聖な神域った。
   ・   ・   ・   
 日本の宗教とは、人智・人力では如何とも抗し難い不可思議に対して畏れ敬い、平伏して崇める崇拝宗教である。
   ・   ・   ・   
 現代の日本人は、歴史力・伝統力・文化力・宗教力がなく、古い歴史を教訓として学ぶ事がない。
   ・   ・   ・   
 日本を襲う高さ15メートル以上の巨大津波に、科学、哲学、思想、主義主張(イデオロギー)そして奇跡と恩寵を売る信仰宗教・啓示宗教は無力で役に立たない。
   ・   ・   ・  
 助かった日本人は、家族や知人が死んだのに自分だけ助かった事に罪悪感を抱き生きる事に自責の念で悶え苦しむ、そして、他人を助ける為に一緒に死んだ家族を思う時、生き残る為に他人を捨てても逃げてくれていればと想う。
 自分は自分、他人は他人、自分は他人の為ではなく自分の為の生きるべき、と日本人は考えている。
   ・   ・   ・   
 日本民族は、命を持って生きる為に生きてきた。
   ・   ・   ・   
 日本で中国や朝鮮など世界の様に災害後に暴動や強奪が起きないのか、移民などによって敵意を持った多様性が濃い多民族国家ではなく、日本民族としての同一性・単一性が強いからである。
 日本人は災害が起きれば、敵味方関係なく、貧富に関係なく、身分・家柄、階級・階層に関係なく、助け合い、水や食べ物などを争って奪い合わず平等・公平に分け合った。
 日本の災害は、異質・異種ではなく同質・同種でしか乗り越えられず、必然として異化ではなく同化に向かう。
 日本において、朝鮮と中国は同化しづらい異質・異種であった。
   ・   ・   ・   
 日本民族の感情は、韓国人・朝鮮人の情緒や中国人の感情とは違い、大災厄を共に生きる仲間意識による相手への思いやりと「持ちつ持たれつのお互いさま・相身互(あいみたが)い」に根差している。
   ・   ・   ・   
 松井孝治「有史以来、多くの自然災害に貴重な人命や収穫(経済)を犠牲にしてきた我が国社会は、その苦難の歴史の中で、過ぎたる利己を排し、利他を重んずる価値観を育ててきた。
 『稼ぎができて半人前、務めができて半人前、両方合わせて一人前』とは、稼ぎに厳しいことで知られる大坂商人の戒めである。阪神淡路大震災や東日本震災・大津波の悲劇にもかかわらず、助け合いと復興に一丸となって取り組んできた我々の精神を再認識し、今こそ、それを磨き上げるべき時である。
 日本の伝統文化の奥行の深さのみならず、日本人の勤勉、規律の高さ、自然への畏敬の念と共生観念、他者へのおもいやりや『場』への敬意など、他者とともにある日本人の生き方を見つめなおす必要がある。……しかし、イノベーションを進め、勤勉な応用と創意工夫で、産業や経済を発展させ、人々の生活の利便の増進、そして多様な芸術文化の融合や発展に寄与し、利他と自利の精神で共存共栄を図る、そんな国柄を国内社会でも国際社会でも実現することを新たな国是として、国民一人ひとりが他者のために何ができるかを考え、行動する共同体を作るべきではないか。」
   ・   ・   ・   
 昭和・平成・令和の皇室は、和歌を詠む最高位の文系であると同時に生物を研究する世界的な理系である。
 武士は文武両道であったが、皇室は文系理系双系であった。
   ・   ・   ・   
 徳川家康は、実理を優先し、読書を奨励し、経験を重視し、計算の数学と理・工・農・医・薬などの理系の実利で平和な江戸時代を築いた。
 が、馬車や大型帆船は便利で富をもたらすが同時に戦争に繋がる恐れのあるとして禁止し、江戸を守る為に大井川での架橋と渡船を禁止した。
 つまり、平和の為に利便性を捨てて不便を受け入れ、豊よりも慎ましい貧しさを甘受した。
 それが、「金儲けは卑しい事」という修身道徳であったが、結果的に貧しさが悲惨や悲劇を生んだ。
   ・   ・   ・   
 日本で成功し金持ちになり出世するには、才能・能力・実力が必要であった。
 日本で生きるのは、運しだいであった。
 日本の運や幸運とは、決定事項として与えられる運命や宿命ではなく、結果を予想して自分の努力・活力で切り開く事であった。
 それは、自力というより、神か仏か分からない他者による後押しという他力に近い。
   ・   ・   ・   
 左翼・左派・ネットサハ、右翼・右派・ネットウハ、リベラル派・革新派そして一部の保守派やメディア関係者には、日本民族ではない日本人が数多く含まれている。
 彼らには、数万年前の旧石器時代縄文時代と数千年前の弥生時代古墳時代から受け継いできた日本民族固有の歴史・文化・伝統・宗教はない。

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 
 
 日本民族文化における自然観とは、縄文時代以来、自然と人間が対立しない、自然との繋がりを大切に文化である。
 それを体現しているのが、自然物をご神体とする神社である。
 日本民族の美意識は、「わび、さび、簡素」だけではなく、濃くて派手な縄文系、シンプルで慎(つつ)ましい弥生系、統一された形式としての古墳系が複雑に絡んでいる。
 それを、体現しているのが神社のしめ縄である。
 それは、「全てが、控えめにして微妙に混じり合っている」という事である。
 谷崎潤一郎「言い難いところ」(『陰翳礼讃{いんえいらいさん}』)

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 

 日本列島とは、同時多発的に頻発する複合災害多発地帯である。
 日本の自然は、数万年前の旧石器時代縄文時代から日本列島に住む生物・人間を何度も死滅・絶滅・消滅させる為に世にも恐ろしい災厄・災害を起こしていた。
 日本民族は、自然の猛威に耐え、地獄の様な環境を生きてきた。

  ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 
 
 日本民族は、旧石器時代縄文時代からいつ何時天災・飢餓・疫病・大火などの不運に襲われて死ぬか判らない残酷な日本列島で、四六時中、死と隣り合わせの世間の中で生きてきた。
 それ故に、狂ったように祭りを繰り返して、酒を飲み、謡い、踊り、笑い、嬉しくて泣き、悲しくて泣き、怒って喧嘩をし、今この時の命を実感しながら陽気に生きていた。
 「自分がやらなければ始まらない」それが、粋でいなせな江戸っ子堅気の生き様であった。
 江戸時代は、自助努力のブラック社会であった。
   ・   ・   ・   
 田代俊孝(仁愛大学学長)「『人は死ぬ』という厳然たる事実を、誰しも普段の生活では見て見ぬふりをしているものです。しかし、自分がいずれは『死すべき身』だということを意識すれば現在の生への感謝が生まれ、生きる気力が湧いてくる。つまり天命、死というものを知ることによって人生観が変わる。祖父母、父母、そして自分と、連綿と続く流れのなかで思いがけず命をいただいたのだ、と気づくのです」
 植島敬司(宗教人類学者)「人生は自分で決められることばからりではありません。不確定だからこそ素晴らしいのです。わからないなりに自分がどこまでやれるのか、やりたいことを追求できるのかが大事で、それが人生の豊かさにつながるのだと思います」
 平井正修(全生庵住職)「コロナ禍に襲われるずっと以前から人類は病に悩まされてきました。病気やケガで自由な身体が動かなくなり、人に介抱してもらうと、当たり前のことのあるがたさに気づきます。何を当たり前として生きていくのか、それは人生でとても大切なことであり、すべての人に起こる究極の当たり前が、死なのです」
 「現代では死というものが過剰に重たく受け止められていますが、そもそも死はもっと身近にあるものです。考えようによっては、現世に生きているいまのほうが自分の仮初(かりそめ)の姿とさえ言える。
 最終的には、誰もが同じところへと生きます。みんなが辿る同じ道を、自分も通るだけ。そう思えば、死も恐れるものではありません」

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 

 日本文化とは、唯一人の生き方を理想として孤独・孤立・無縁、わび・さび、捨てて所有しないを求める、「何も無い所」に時間と空間を超越し無限の広がりを潜ませる文化である。
 それが、日本人が好む「色即是空、空即是色」である。
 日本文化は、中国文化や朝鮮文化とは異質な独立した特殊な民族的伝統文化である。
  ・  ・  
 日本の宗教とは、虚空・虚無という理想の境地に入る為に自己や自我など自分の存在を肯定も否定もせず、ただただ「はかなく無にして消し去る=漠として死を見詰める」事である。
 それ故に、日本文化や日本の宗教は男が独占していた。
  ・  ・  
 日本民族の伝統的精神文化は宮仕えする男性の悲哀として、行基西行、一休、鴨長明兼好法師芭蕉葛飾北斎など世捨て人・遁走者、隠者・隠遁者・遁世者、隠居、孤独人・孤立人・無縁人への、求道者として一人になりたい、極める為に一人で生きたいという憧れである。
 如何なる時も、オンリーワンとしてナンバーワンとして我一人である。
 そして日本で女人禁制や女性立ち入り禁止が多いのは、宗教的社会的人類的民族的な理由によるジェンダー差別・女性差別・性差別ではなく、精神力が弱い日本人男性による煩わしい女性の拘束・束縛からの逃避願望である。
   ・   ・   ・   
 女性は、子供を産み、子供を育て、末代まで子孫を増やしていく、つまり「命を喜びを持って育み、有を生みだす」存在である。
 日本における女性差別は、「死を見詰めて無を求める男」と「命を生み有りに生き甲斐を感じる女」、ここから生まれた。
 つまり、男尊女卑と一口で言っても現代と昔とは全然違う。
   ・   ・   ・   
 日本民族心神話において、最高神天皇の祖先神である女性神天照大神で、主要な神の多くも女子神である。
 日本民族は、あまた多くの女性神に抱かれながら日本列島で生きてきた。
   ・   ・   ・    

〖目次〗貼り付ける記事。:皇位継承と人口激減の原因はアメリカ大統領の道徳エゴであった。令和6年版。

   ・   ・   ・   
 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 当ブログは、歴史の定説を恣意的に書き替える為に作成している歴史修正主義民族主義のブログである。

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 
 
2024-03-02
🎷64:─2─戦後レジームとは日本の人口を減らす為の人口抑制計画の事であった。~No.287 
   ・   ・   ・   
 日本の人口激減は、アメリカ・ソ連そして国連が仕組んだ罠であった。
 戦後レジームとは、日本の九条憲法と国連の敵国条項である。

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 
 
 ルーズベルトが日本人の上に原爆を落とす事にこだわったのには理由があった。
   ・   ・   ・   
2024-03-10
🎺40:─3・B─1944年9月 ハイドパーク協定。原爆を「日本人に対して使う」秘密合意。~No.179No.180No.181 
   ・   ・   ・   
 (ハイドパーク覚書原文より)
 The matter should continue to be regarded as of the utmost secrecy; but when a "bomb" is finally available, it might perhaps, after mature consideration, be used against the Japanese, who should be warned that this bombardment will be repeated until they surrender.
 (日本語訳)
 この問題は、極秘にし続けるべきものである。しかし「爆弾」が最終的に使用可能になったときには、おそらく、熟慮の後にだが、日本人に対して使用していいだろう。日本人には、この爆撃は降伏するまで繰り返し行われる旨、警告しなければならない。
   ・   ・   ・   
 ルーズベルトチャーチル - 確認の際によく指摘される項目
 https://www.amazon.co.jp>reviews-render>lighthouse
 ... 人の愛人を持った。真珠湾攻撃で失った3000人の若者の命など気にも留めなかった。簡単に洗脳され「ドイツ人、日本人を絶滅させ、民族浄化させる」と本気で考えた。議会 ...
    ・   ・   ・   
 裏切られた自由 - 確認の際によく指摘される項目
 https://www.amazon.co.jp>reviews-render>lighthouse
 簡単に洗脳され「ドイツ人、日本人を絶滅させ、民族浄化させる」と本気で考えた。 ... 渡辺惣樹氏は、フランクリン・デラノ・ルーズベルト( FDR)大統領の前の大統領で ...
   ・   ・    ・   
 ヒトラーは戦争を欲したか?--1939年9月1日の「開戦 ...
 http://www.asyura2.com>reki02>msg
 2013/9/1 -... させ、空白になった土地にドイツ人を入植させる。こういうものだった ... 日本人を狙った民族浄化は、かなり露骨になっているのに、何故か気付い ...
   ・   ・   ・   
 日本の人口激減は、ルーズベルトの対日強硬策を実行したGHQと敗戦利得者であるエセ保守・リベラル左派が計画的に起こした悪質な現象であった。
 戦後民主主義教育で生み出されたメディアと教育は、日本人を無能化するべく子供を洗脳した。

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 

 ハイドパーク協定
 1944(昭和19)年9月18日
 フランクリン・ルーズベルト米大統領ウィンストン・チャーチル英首相が米ニューヨーク州ハイドパークで会談し、日本への原爆投下と将来の核管理について申し合わせた秘密協定
 1972(昭和47)年に初めて公開された
 ニューヨーク州ハイドパークの大統領私邸でルーズベルトと会談した英国のロナルド・キャンベル大使がルーズベルトから「劣等アジア人種」の品種改良というとんでもない提案を受けたと本国に宛てた書簡に書き残している。
 「インド系、あるいはユーラシア系とアジア系を、さらにはヨーロッパ人とアジア人種を交配させ、それによって立派な文明をこの地に生み出していく。ただ日本人は除外し、もとの島々に隔離して衰えさせる」

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 
 
2018-12-26
🎺54:─1・A─アメリカは、二種類の原爆投下実験と稲作地帯への枯葉剤散布を計画していた。1945年8月~No.259No.260No.261 @ 
2024-03-15
🎺54:─1・B─幻の日本に対する枯葉剤散布作戦。全国各地の国有林に埋められた化学兵器。~No.259No.260No.261 

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 
 
 減少する日本人は、日本民族であって日本国民ではない。
 外国人移民に日本国籍を与えれば、日本人は減る事なくむしろ日本人は増える。
 現代日本人は、民族主義を嫌い、日本民族への愛着はない。

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 
 
人口爆発。多産少死。
2018-03-14
🍙3〗4〗─1─国際連盟は、人口爆発を続ける日本で飢饉が発生する恐れがあると警告を発した。昭和元(1926)年。~No.8No.9No.10No.11No.12No.13・ @ 
2018-03-08
🍙7〗─2─太平洋戦争の原因は昭和5年~16年までの人口爆発と食糧緊急輸入に対するアメリカの経済制裁であった。~No.23No.24No.25・ @ ③
2018-04-11
🍙21〗─4─昭和16年6月 戦争回避を目的とした幻の「ニューギニア島日本売却」提案。~No.101No.102No.103・ @
2018-04-15
🍙21〗─8─ルーズベルトは、軍国日本に戦死か、餓死か、奴隷の如く土下座するかの選択肢を突き付けた。昭和16年11月~No.112No.113No.114・ @ 
2018-05-13
🍙29〗─1─アメリカは、極東委員会の対日食糧輸出不要論に従い飢餓状態にある日本への食糧輸出禁止を回答した。・昭和21年~No.187No.188No.189・ @ 
2018-05-02
🍙33〗─2─日本の自由・民主化改革や平和憲法制定はルーズベルトの遺志であった。日本難民救済会とララ物資。~No.211・ @ 
   ・   ・   ・   
2018-12-31
🎺55:─1─日本民族は、「国體」を死守する為に一億総玉砕を誓った。~No.272No.273・ @ 
2019-01-01
🎺57:─1─アメリカ軍は、3発目の原爆は10月中旬頃と報告した。昭和天皇の「聖断」。 関東軍最後の戦い。1945年8月10日~No.277No.278No.279・ @ 
2019-01-04
🎺58:─1─涙の聖断。昭和天皇は戦争を嫌う平和主義者であり、数多くの人道貢献を行った。~No.286No.287No.288・ @ 
2019-01-05
🎺59:─1─昭和天皇の聖断が、日本人を共産主義者の虐殺から救った。1945年8月16日~No.289No.290No.291・ @ ㊳
2019-01-07
🎺64:─1─ソ連は、日本領北方領土を占領し、北海道の強奪する事を決定した。1945年8月19日~No.303No.304No.305・ @ 
2022-06-10
🎺65:─1─日本陸軍の抵抗がなければ日本は分断国家になっていた。~No.306No.307No.308 ㊶ 
2019-01-09
🎺68:─2─アメリカの国民とユダヤ人は、懲罰として、昭和天皇の極刑(死刑)と天皇制度の廃絶を望んだ。1945年9月16日~No.317No.318No.319No.320・ @
2019-01-10
🎺69:─1─GHQは日本人洗脳ラジオ放送を始める。キリスト教史観とマルクス主義史観による日本犯罪教育。1945年11月~No.321No.322No.323・ @ 
2023-09-14
🎺70:─1─GHQWGIPで日本人に戦争贖罪意識を植え付け戦犯国の汚名を刻み込んだ。~No.324 
2019-05-16
🎺74:─1─アメリカの対日政策は、昭和天皇天皇制度を利用するが皇室は消滅させる事でった。〜No.335No.336No.337・ ㊺
2019-09-27
🎺77:─1─敗戦後の日本人は、反抗も抵抗もせず占領軍・GHQに媚び諂った。〜No.344No.345No.346
2021-02-12
🎺78:─1─1945年12月、GHQによるに教員組合の結成を指令。日本教職員組合日教組)。〜No.347No.348No.349 ㊼ 
2019-01-19
🎺81:─3─日本国憲法占領政策基本法)制定。憲法の主権は、日本国民ではなく実はアメリカ政府とアメリカ企業であった。1946年7月~No.362No.363・ @ 
2019-01-23
🎺87:─1─戦勝国の特権。日本占領軍兵士による強姦・殺人・強奪などの犯罪は無罪。~No.384No.385No.386・ @ (55)
   ・   ・   ・ 
人口激減。少産多死。
 2018-05-03
🍙34〗─1─静かな有事。人口激減は、GHQが押しつけた占領政策日本国憲法産児制限優生保護法が原因であった。~No.214No.215No.216・ @ 
2018-05-06
🍙34〗─2─GHQの人口抑制策は反天皇反日ユダヤ人と日本人共産主義者の仕掛けた罠であった。~No.217No.218No.219・ @ 
2018-05-08
🍙34〗─3─ルーズベルト日本民族絶滅方針とGHQの日本人口減少政策。加藤シズエと優生保護法。サンガー。~No.220No.221No.222・ @ 
2018-05-10
🍙34〗─4─アメリカ・GHQの対日占領政策の置き土産。母体保護法優生保護法。~No.223No.224No.225・ 
2018-05-24
🍙34〗─5─人口抑制と優生保護法成立に資金を提供した米富豪クラレンス・ギャンブル。優生保護法が日本人女性を救った。~No226No.227No.228・ @ 
2021-03-13
🍙34〗─6─GHQは優生思想で日本民族を減少させる人口政策を行った。~No.229No.230No.231・ 
2021-06-13
🍙34〗─7─GHQ対日占領政策における経済民主化とは、日本経済の弱体化・無力化である。~No.232・ 
2022-06-22
🍙34〗─8─日本の少子化と人口激減はGHQと加藤シヅエが原因の人災。~No.233 
2023-04-25
🍙34〗─9─「子供は二人まで」宣言。国・政府、メディア、教育が少子化を推進した。~No.234
2018-06-24
🍙50〗─1─人口爆発で食糧危機を進化して回避する。~No.277No,278No.279・ @ 
2021-02-01
🍙51〗─1─人口減少の出生抑制は正しい選択であった。人口激減の始まり。昭和49年。~No.283・ 
   ・   ・   ・   
2024-03-06
🍘48〗ー1ー人口戦略会議「2100年に人口8000万人維持」。2023年の出生数75万人で減少加速。~No.145 

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 

 日本を襲う陰謀論、文化マルクス主義者(リベラル左派)の陰謀、中国共産党媚中派)の陰謀、レーニンの亡霊(レーニン崇拝者)。
   ・   ・   ・   
 ソ連コミンテルンの27年テーズ、32年テーゼ。
 日本国内に潜む、反宗教無神論・反天皇反民族反日マルクス主義エセ保守。
   ・   ・   ・   
 レーニンは、搾取されている貧しき人民を解放する為には世界の共産主義化しかないとの信念から、日中戦争と日米英蘭戦争(太平洋戦争)をプロデュースし、中国共産党日本共産党ディレクションした。
 スターリンは、屈辱的日露戦争敗北の復讐としてレーニンの対日陰謀を実行し、ピョートル1世(大帝)の日本征服の夢を叶えるべく北海道と北方領土4島を武力で強奪しようとした。
 中国共産党は、レーニンスターリンの指示に従って軍国日本を対米戦争に追い込むべく、中国在住の日本人を虐殺していた。
 当時の日本人は、戦争を嫌い争う事を避ける現代の日本人とは違い、中国人の非人道的残虐行為に激怒し、惨殺された日本人の復讐・報復を政府や軍部に求めた。
   ・   ・   ・   
 日本人の共産主義者無政府主義者テロリストは、キリスト教朝鮮人テロリスト同様に昭和天皇と皇族を惨殺すべく付け狙っていた。

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 

 現代日本の人口激減は作られた人為的現象で、自然現象ではなく、明らかなエビデンス、科学的根拠が存在している。
   ・   ・   ・   
 明治の近代化によって人口爆発期に突入し、明治元(1868年)年の3,455万人が昭和20年(1945年)の7,281万人に増加した。77年間で3,826万人、1年間で約50万人と増えた。
 63年後の平成20(2008)年には総人口が1億2,808万人に達した。63年間で5,527万人、1年間で88万人と増えた。
 日本の総人口は、140年間で9,353万人増加した。1年間で約67万人。
 人口爆発は多産少死で、若者が多く老人が少ない時代である。
   ・   ・   ・   
 日本の国内食糧生産で養える人口は約6,000万人で、昭和15年には約1,000万人が潜在的飢餓民となっていたが、仏印(現ベトナム)から外米を輸入して食糧危機を回避していた。
 外米を購入するに必要だったのは、在米日本資産・米ドルであり、食糧輸送船を動かす為に石油であった。
 日本を追い詰める最善の方法が、資産凍結と石油禁輸であった。
 異常気象で凶作が発生し外米を輸入できなくなれば、飢餓は顕在化して、国内で餓死者が出る怖れがあった。
 敗戦で東南アジアから外米を輸入できなると、東京・名古屋・大阪などの消費都市部で数千人の戦災孤児が餓死していた。
   ・   ・   ・   
 人口爆発期とは、老人が少なく若者が多い時代で、未来は明るく、子供達は夢や希望を抱い生きていた。
   ・   ・   ・   
 日本政府は、人口爆発で増えた余剰人口を解消する為に貧困層を海外移住で解消しようとした。
 アメリカは、国内に日本人移民が急増した為に人種差別的日本人排斥運動を始めた。
 中国や朝鮮では、アメリカの日本人排斥運動やソ連の敵日行動に連動して抗日運動が燎原の火のように広がっていった。
 そして、日本人の共産主義者無政府主義者テロリストやキリスト教朝鮮人テロリストは、昭和天皇と皇族を惨殺すべく付け狙っていた。
   ・   ・   ・   
 親中国反日ルーズベルトは、日本の総人口を減らす為に軍国日本を戦争へと追い込む為に、嫌日派スチムソンの対日強硬策を採用して実行した。
 アメリカ政府は、正規兵をボランティア部隊としてファシスト中国(国民党)軍に派遣して日中戦争に参戦した。
 アメリカ軍による日本の女性や子供を生きたまま焼き殺す無差別絨毯爆撃や原爆投下実験は、科学的人口削減の為に行われた。
 ルーズベルト日本民族消滅計画は、戦争で減少した人口を回復させる為に劣等的外国人を大量に日本に移住させ人工交配で生み出され混血児を新たな日本人とする事であった。
   ・   ・   ・   
 スターリンは、天皇制度国家日本を滅ぼして新たに共産主義国家日本を建設するべく、ソ連軍と国際的人民義勇軍日中戦争に派遣して日本軍を攻撃した。
   ・   ・   ・   
 反天皇反民族反日ユダヤ系国際金融資本と欧米の軍需産業は、抗日軍を支援していた。
 戦後日本を混乱させていた左派系イデオロギー闘争は、大正時代から高学歴な政治的エリートや進歩的インテリの間に浸透していた反宗教無神論マルクス主義共産主義が原因であった。
 反天皇反民族反日的日本人達は、ソ連コミンテルンからの指示を受け、中国共産党からの協力・支援を得、国際的共産主義勢力と連携して人民革命を起こして天皇制度を廃絶し皇室を根絶やしにするべく策動していた。
 彼等にとって、数万年前からの民族的な歴史・文化・伝統・宗教・神話には興味がなくむしろ唾棄すべき「諸悪の根源」に過ぎなかった。
 彼等のイデオロギーDNAは、現代日本現代日本人の中、特に左派リベラル系の教育界とメディア業界に根強く残っていて、一部の保守系の中にも存在する。
   ・   ・   ・   
 昭和27(1957)年4月28日に日本が独立し、自由諸国の一員として国際社会に復帰する前後、国内でも荒々しい風が吹いていた。一つは日本共産党武装闘争である。暴風とすらいえるものだった。もう一つの左翼政党、日本社会党は共産思想をめぐる距離の違いから左派と右派に分裂した。共産主義は排するとした左派だったが、距離は近かった。土台にあるのはマルクス主義階級闘争なのである。左派は労働組合の全国組織、日本労働組合総合評議会(総評)と連動した。国会外での闘争も活発になる。1960年安保闘争に至る流れはこのころにできている。
 ……。
 武装闘争
 ソ連の独裁者スターリンが筆を入れ、共産党第5回全国協議会(5全協)で採択された『綱領─日本共産党の当面の要求』については、前回触れた。こう書かれていた。『日本の解放と民主的変革を、平和の手段によって達成しようと考えるのはまちがいである』(『日本共産党綱領集』昭和32年)。
 ……。
(令和4年11月号 正論「産経新聞の軌跡 昭和20年代編  河村直哉」)

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 

 戦後日本における人口爆発
   ・   ・   ・   
2018-07-20
🌁28〉─1─安定した年金老後は人口爆発期に作った夢のような成功モデルであった。~No.117・ @ 

   ・   ・   ・   
 ウィキペディア
 日本
 日本の合計特殊出生率(TFR)と出生数(1000人単位)の推移。
 第一次ベビーブーム
 日本では1947年から1949年にベビーブームが起きた。この3年間は出生数が250万人を超えており、合計すると約800万人程度の出生数となる。1949年の出生数269万6638人は戦後の統計において過去最多であり、この出生数は2019年の出生数86万5239人の約3.1倍である。なお、この期間に生まれた世代は団塊の世代と呼ばれる。
 第二次ベビーブーム
 1971年から1974年までの出生数200万人を超える時期を指すことが多く、1973年の出生数209万1983人がピークとなった。ただし、この出生数の増加は第一次ベビーブームと違い、合計特殊出生率の増加が伴われない出生数の増加である。なお、この期間に生まれた世代は団塊ジュニアと呼ばれることが多い。
 しかし、日本においては、第二次ベビーブーム以降少子化の一途をたどり、未だに2020年代に入っても第三次ベビーブームは発生していない。詳しくは「団塊ジュニア#消えた第三次ベビーブーム」や「少子化#日本」などを参照のこと。
   ・   ・   ・   
 2020年10月24日・31日号 週刊現代少子化政策で『子供は2人まで』を決議していた
 1974年7月5日付 朝日新聞産児制限で人口増に歯止めに
 日本人口会議宣言「子供は2人まで」
 国民的合意で実現を』
 1974年7月5日付 読売新聞『〝子供は2人までに〟
 年130万人増は危険 日本人口会議が宣言
 高齢者社会に備え 専門家200人を集めて 政府、今秋シンポジウム』
 1974(昭和49)年 国を挙げて『産み控え』を推奨
 74年に厚生省(当時)人口問題審議会は、『出生抑制に一層の努力を注ぐべき』と提言している。
 1976(昭和51)年 国民は『子供を作らない』ことを選択
 11月19日付 朝日新聞出生率、49年末から急減 不況で産み控え?
 50年後に静止人口 予想より500万人減』
 73年のオイルショック後の不況も響き、74年を頂点に日本の出生数は減少局面に入った。」
   ・   ・   ・   
 2024年2月27日 東京新聞「出生数は第2次ベビーブームのピークだった1973年(約209万人)以降、減少傾向に入り、16年に100万人を割った。2022年の速報値は79万9728人で初めて80万人を下回り、23年はさらに4万1097人減った。減少は8年連続。
 厚労省の国立社会保障・人口問題研究所は将来推計人口で、76万人を割るのは35年と見込んでいたが、実際は12年早まった形だ。」
   ・   ・   ・   
 大来佐武郎の人口問題審議会。
 人口爆発で歯止めがきかず人口が急増する事に危機感を抱いた日本政府は、適正人口を8,000万人と定めて人口増加を緩やかにして人口抑制策を採り始めた。
 1974(昭和49)年 国を挙げて『産み控え』を推奨。
 1976(昭和51)年 国民は『子供を作らない』ことを選択。
 その為に、メディアと教育は子供は国の宝と子供は愛の結晶という子供神話を壊し、「子供は親の人としての権利を奪う存在である」という新しい認識を広めた。
 重要な課題は、「女性は結婚して子供を産み育てる」という良妻賢母を理想とする家の呪縛からの解放、つまり女性の社会進出を推し進める事であった。
 その為には、日本は男尊女卑の「女性差別社会=ブラック社会」である事を認識させる必要があった。 
   ・   ・   ・   
 第三次ベビーブームは起きなかった。
2018-06-29
🦋6〗─3─誰が団塊ジュニアの第三次ベビーブームを潰し少子高齢化と人口激減をもたらしたのか。~N0.20・ 
2023-02-07
🦋6〗─4─経済大国日本を衰退させたのは「おじさん・シニア文化」であった。~No.21No.22No.23No.24No.25 
2024-03-07
🦋6〗─7─第3次ベビーブームはなぜ起きなかったのか。平成4年国民生活白書「少子社会」~No.24No.25 
   ・   ・   ・   
 マルクス主義者であるエセ保守とリベラル左派は、天皇信奉の日本民族を消滅させる為に暗躍していた。
 彼らの最終目的は、天皇制度の廃絶と天皇家・皇室の断絶であり、日本固有の伝統的神話物語の消滅、つまりは日本を科学万能の反宗教無神論国家に作り替える事であった。

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 
 
 メディアは人口を減らす目的で、第3次ベビーブームを起こさないようにする為に独身貴族とパラサイト・シングルを煽り、今だけ・自分だけ・金だけの価値観で若者達を洗脳した。
   ・   ・   ・  
2024-03-08
🦋6〗─8─メディアは若者の新しい生き方としてパラサイト・シングルを美化した。~No.25 
2024-03-09
🦋6〗─9─メディアが称賛した独身貴族の孤独な老後。1977年。~No.26
2024-03-10
🦋6〗─10─核家族孤独死老老介護が発生しやすい原因。~No.27 

 *  *  *  *  * ・・・ 

 平成年間。政府・官僚、国会・政治家、メディア、教育・学者、企業・経営者などのエリートやインテリ達は、日本で人口激減が始まり、その結果、将来にどんな深刻な事態が起きるかを知りながら、それを食い止める方策を考えず放置してきた。
   ・   ・   ・   
2024-03-13
🚷7〉─11・I─「人口崩落」が止まらない日本。出生数75.8万人過去最少。~No.50
2024-03-14
🚷7〉─11・J─日本人がいよいよ「絶滅危惧種」になる。人口減少は2段階で進む。~No.50 
   ・   ・   ・   
 厚生労働省が発表した、2023年の出生数速報値によると75万8631人と前年に比べて5.1%も減少、8年連続でのマイナスとなり、1899年の統計開始以来、最低となった。
 対して、死亡数は159万503人と過去最多となり過去最大の人口減少を記録し、社会機能が軋み始めている。

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 
 
 昭和の人口爆発期における8,000万人とは、若者が多く老人が少なかった。
 令和の人口激減期における8,000万人とは、老人が多く若者が少ない。

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 
 
 エセ保守とリベラル左派の文化マルクス主義者は、メディア業界や教育界での自己満足的「権威」を維持する為に、自分の業績を書き換え自分を乗り越えようとする有能な助手や優秀な学生を学界中央から地方や閑職に追放し、自分よりレベルが低く言いなりになる腰巾着やヒラメのような助手を後継者に指名し、薫陶して育てた従順な学生達を集めて派閥を作って院政を敷いた。
 彼等は絶対的「権威」を振りかざし、自分より優れた人材を認めず育てず、悪意の●○神話を作り広め、日本を衰退し崩壊させるガラパゴス化と蛸壺化へと追い込み、バブル崩壊からの復興や回復を潰した。
 彼等とは、北朝鮮日本人拉致事件を否定し、日本を批判・非難する関東大震災朝鮮人・中国人虐殺事件、従軍慰安婦問題、歴史教育問題、靖国神社問題などを世界に広めた教育界・メディア業界・法曹界(弁護士)で活躍していた権威者である。
 1980年代後半以降の高学歴出身企業家・経営者にも言え、彼等は視野が狭く思考力・発想力・決断力などの総合力が乏しい故に改善的リノベーションに固執して経済発展をもたらす最先端の科学技術を潰し、横並びと前例主義による「出る杭は打たれる」で時代を動かすベンチャー企業や世界を驚かす破壊的イノベーションを徹底的に潰し、将来有望な若者から夢や希望を奪った。
 1980年代頃の日本は、自然に優しい再生可能エネルギーの最先端技術を持ったトップランナーであったが、2000年代に気付けば何時の間にか後進国並みの低レベルに後退していた。
 文化マルクス主義者は、バブル経済期で権威あるカリスマと呼ばれ、2010年頃から勝ち組で逃げ切り組の若者を踏み台にしている「老害」と言われるようになった。
 2020年代から深刻な問題となる、農業衰退と食糧自給率低下、老人が多く若者が少ない人口激減(日本民族消滅の危機)、外国人移民(主に中国人移民)増加、外国資本(中国資本)による国土と企業の爆買い、その他の諸原因は、この時代を動かしていた高学歴の政治的エリートと進歩的インテリ達の反天皇反民族反日的日本人が原因であった。
 彼等が目指したマルクス主義的人材教育とは、金太郎飴的人材を大量生産して世に送り出し、日本民族(純日本人)の古臭い根本的本質的価値観(懐の広い寛容さ)を消滅させ日本人を根無し草状態(無関心・無責任)に追い込む事であった。
 彼等の口癖が、「天皇・皇室はそれほど古い家族・一族ではない」であった。
 彼等は、人権派護憲派・反自衛隊派・反戦平和派、反米派・反安保派、反核派・反原発派、親中派媚中派として日本学術会議など権威ある機構・組織・団体の中枢を占めている。
   ・   ・   ・   
 文化マルクス主義者によって、2010年頃のノーベル受賞ラッシュは今後は望めない。
   ・   ・   ・   
 文化マルクス主義者とは、国境を低く無力化し、国家を無価値化して乗り越え、民族を無意味化して消し去るボーダーレスを目指す反宗教無神論のグローバリストであった。
 グローバリゼーションを日本に持ち込み、マイナス面を広め、負のグローバル化で神話的な公徳や民族的な家制度を潰した。
   ・   ・   ・   
 ビズクロ
 しらけ世代とは?一般的な定義や年齢・特徴・背景について解説
 最終更新日時:2023/06/14
 しらけ世代とは
 しらけ世代とは、団塊世代とバブル世代の間の世代のことを指します。現在日本の多くの組織で中枢を担っている人が多い世代です。本記事では、そんなしらけ世代について、しらけ世代の年齢から特徴まで詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
 しらけ世代とは?
 しらけ世代とは、団塊の世代とバブル世代の間にある世代のことです。管理職が多い世代でもあるため、上司がしらけ世代に当てはまる場合も多いことでしょう。
 まず、しらけ世代とは何かを理解するために、定義・年齢・由来など、基本的な部分からみていきましょう。
 しらけ世代の年齢
 しらけ世代は、1950年〜1964年生まれで2023年現在59歳〜72歳の定年前後である世代です。団塊世代に次ぐ世代であることから、ポスト団塊世代とも呼ばれています。しらけ世代が過ごした時代は、団塊世代で活発だった学生運動も沈静化を迎えた時期でした。
   ・   ・   ・   
 文化マルクス主義者は、2020年代でも日本国内で隠然たる勢力として影響力を持っている。その事実は、天皇家・皇族は税金泥棒という誹謗中傷、そして日本国の衰退、日本民族の激減、食糧自給率の低迷である。
   ・   ・   ・   
 平成20(2008)年6月12日 自民党外国人材交流推進議員連盟は、今後50年間で約1,000万人の移民受け入れを目指す提言案をまとめた。
 エセ保守派は、安価な外国人人材(労働者)を求める経済界の強い要請に従い、大量の移民を受け入れるという世界的風潮に乗り遅れない為に、民族国家を移民国家に転換する事を提言し、日本を多民族共生社会・多文化多宗教多言語社会に改造する為に日本民族を少数派におとして日本文化・日本神道・日本天皇を消滅させる事を決断した。
 多数派のエセ保守はリベラル左派同様に「移民国家論」者で、少数派の正統保守・真正保守天皇主義者は「移民反対論」者である。
   ・   ・   ・   
 令和5(2023)年6月23日 YAHOO!JAPANニュース 共同通信「中国、米抜き科学貢献度首位 研究論文、日本は5位
 自然科学研究貢献度の国別順位
 【北京共同】英科学誌ネイチャーの出版元シュプリンガー・ネイチャーは23日までに、世界の有力科学誌が2022年に掲載した論文に対する国別貢献度を分析した結果、中国が初めて米国を抜きトップになったと発表した。日本は21年と同じ5位だった。中国は国を挙げて技術向上を進めている。
   ・   ・   ・   
 6月27日 MicrosoftStartニュース SmartFLASH「国際競争力、日本は35位で過去最低「異次元の凋落」「悲しいけどこれが現実」SNSにあふれる無念の声
 © SmartFLASH
 スイスの「国際経営開発研究所(IMD)」が発表した2023年版「世界競争力ランキング」で、日本は前年より順位を1つ下げ、世界35位だった。順位は2年連続で低下し、過去最低を更新した。6月26日、共同通信が報じた。
 IMDは世界の主要な64カ国・地域を対象に、「経済実績」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「インフラ」の4項目で、競争力を評価している。日本は「ビジネスの効率性」を除く3項目が前年より順位を落とした。
 アジアでは世界4位のシンガポールが最高。6位の台湾、7位の香港とともに世界のトップ10に入った。中国は21位、マレーシアが27位、韓国が28位、タイが30位、インドネシアが34位となっており、日本を上回った。
 日本はランキングの発表が始まった1989年から4年間は、競争力が世界首位だった。しかし、今回はアジア太平洋地域で14カ国中11位となり、凋落ぶりが顕著になっている。
   ・   ・   ・   
 6月27日 MicrosoftStartニュース 日刊SPA!「「日本を飛び出して本当によかった」年収360万円だった43歳男性、アメリカに渡り年収2000万円に
 バブル経済が崩壊した1990年代以降、日本人の平均年収は「400万円台」から30年間ほぼ変わっていない。しかし、自身の“市場価値”を把握し、世界を相手に適正年収で働く日本人も存在する。果たして、我々日本人の値段とは――。
 ……
 取材・文/週刊SPA!編集部
 ※6月27日発売の週刊SPA!特集「日本人の値段」より
   ・   ・   ・   
 6月27日 MicrosoftStartニュース zakzak「ニュース裏表 田中秀臣 日本経済の大敵 不況を放置する「緊縮主義」のゾンビ理論 学者たちの関心は自分たちのムラ社会の話題だけ
 経済財政諮問会議の様子
 © zakzak 提供
 日本経済の大敵は緊縮主義である。緊縮主義は、景気が悪い時や、あるいは十分に経済が回復していない段階で、増税社会保障の負担などを増やす政策を行うことだ。当たり前だが、そうなると不況を深めてしまう。失業や倒産が再び増加することは明白だ。
 経済が失速すれば税収が悪化する。そうなると緊縮主義者は、「財政再建が必要だ」とまた不況の中で増税しようとするだろう。不況と増税の悪循環がいつまでも続くことになる。緊縮政策にはいいところは一切ない。
 だが緊縮主義は、日本の経済学者やエコノミストたちには大人気である。日本には少なくとも1万人以上の経済の専門家たちがいる。だが、率直にいって、日本の経済学者たちの大半は、テレビのワイドショーなどを見て「岸田さんはダメだねえ」と愚痴を言っているレベルである。彼らの念頭には日本経済や国民の生活のことはない。
   ・   ・   ・   
 6月28日 YAHOO!JAPANニュース 幻冬舎ゴールドオンライン「韓国を下回る「日本人の平均年収」…アジアで「一番年収の高い国」からも陥落、日本の没落はいつまで続くのか?
 一時期、賃上げ、賃上げとニュースを賑わせていましたが、聞こえてくるのは「なかなか給与が上がらない」の声。「日本のどこで給与が上がっているんだか」と、会社員のボヤキが止まりません。世界でみたとき、ここまで給与が上がらない国も珍しいようです。みていきましょう。
 【ランキング】世界主要国「平均年収」…世界の中の日本の順位
 主要国「平均年収」ランキング…日本は38ヵ国中21位
   ・   ・   ・   
 6月28日 YAHOO!JAPANニュース 読売新聞オンライン「英語論文や国際共同研究で劣勢、日本の大学「世界ランク」苦戦続く…知名度向上へ動画配信も
 各国の大学を教育や研究の指標で順位付けする世界大学ランキングで、日本の苦戦が続く。政府は2013年に「今後10年でトップ100に10校以上」との目標を定めたが、主な指標である英教育誌の23年版ランキングで100位以内は東京大(39位)、京都大(68位)の2校だけ。教育のランク付けには疑問の声もあるが、学生の留学先選びや海外の大学との交流連携で参考にされており、巻き返しを図る動きもある。(新井清美)
   ・  ・   ・   
 6月29日 MicrosoftStartニュース 現代ビジネス「仲間を平気で裏切り、国民を見下す…「木っ端集団」が乱立する立憲民主党の「正体」《共産党選挙協力して自爆》《ついに連合も分裂危機》
 選挙で自民党をコテンパンにしたのも今は昔。この国の最大野党は、空理空論を弄し、足の引っ張り合いに明け暮れるばかり。独りよがりの正義に酔うだけの政治家を、国民は「大人」とはみなさない。
 前編記事『国民に見放された弱小政党・立憲民主党のヤバすぎる末路《選挙で党名を名乗らぬことを幹事長が推奨》《参院選で大敗しても誰も責任を取らない》』より続く。
 欠けている党の道徳規範
 まず、多くの議員や党職員、民主党OBらがそろって口にするのが「立憲の政治家は、義理と人情を知らない」という愚痴である。仲間であっても平気で裏切り、陥れようとして憚らない。
 ……
 ある議員は「そうした体質が党の根幹を蝕んでいることが国民にも周知されたのが、'21年7月、党内の『性犯罪刑法改正ワーキングチーム』で不適切発言をしたとして、衆院議員の本多平直が離党・議員辞職に追い込まれた一件だ」と語る。
 「この会合では(衆院議員で元総理大臣補佐官の)寺田学さんを座長として、刑法が定める『性交同意年齢』引き上げの是非を議論していました。そこで本多さんは、『刑罰の範囲を拡げることには常に慎重であるべきだ』という文脈で『極端な話、50代の自分と14歳の女子の恋愛は罰せられるのか』とたとえ話をした。
 © 現代ビジネス
 その場では引き上げ慎重派の本多さんが積極派の寺田さんらを論破する形になったが、寺田さんは悔しかったのか、その後の本多さんとの二人きりの会話の内容をもとにして、『本多議員は小児性犯罪を許容する価値観の持ち主だ』とする報告書をまとめたのです」
 本多は大炎上して党を追われたが、その後「発言を寺田に捏造された」と反論。枝野ら一部の幹部が正規の党内手続きを経ずに処分を下そうとしたことに対しても、別の議員や支持者から「ガバナンスがおかしい」と批判が集まり、やがて党全体に延焼していった。
 ……
 「木っ端集団」の乱立
 先の議員が続ける。
 ……
 国民を見下す政治家たち
 党勢が衰えてゆく中、立憲は政党としての命綱である「有権者との意思疎通」をも軽んじるようになってしまった。以前は旧民主党系の野党に期待していたという、哲学者の東浩紀氏が指摘する。
 ……
 「週刊現代」2023年6月24日号より
   ・   ・   ・   
 6月30日 MicrosoftStartニュース 東スポWEB「大前研一文科省はおおきながん」 日本の教育方針に懸念
 大前研一
 © 東スポWEB
 経営コンサルタントで起業家の大前研一氏(80)が29日、上場企業である株式会社ビジネスブレイクスルーの会長を退くにあたり記者会見を開催した。
   ・   ・   ・   
 政権与党の自民党がエセ保守の巣窟なら、共産党・旧社会党以外の野党の弱小政党はリベラル左派の根城である。
 霞ヶ関の諸官庁中枢の中のキャリア官僚にも、エセ保守とリベラル左派が含まれている。

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 

 エセ保守とリベラル左派は、現在の正統皇室を廃絶しようとしている。
   ・   ・   ・   
2024-03-11
💍45)─1─女性母系天皇擁立の目的は男系父系皇統の断絶である。〜No.156 
2024-03-15
💍45)─2─日本国民の75%が女系女性天皇即位に賛成している。〜No.157 

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 

 昔の人はなぜ寿命が短いのか?
 2022年2月10日 中央公論jp編集部「ヒトの最大寿命は115歳!? 私たち人間の「死ぬ理由」について新書大賞2位『生物はなぜ死ぬのか』著者が解き明かす
老化の始まりは徐々に“遅く”なっている
 小林武彦
 2500年前まではヒトの寿命は15歳だった
 まず、日本人の寿命の変遷を見てみましょう。
 大昔は戸籍のようなデータはないので骨や歯などからの推定ですが、旧石器〜縄文時代(2500年前以前)には、日本人の平均寿命は13〜15歳だったと考えられています。この時代は狩猟が主で、ヒトは小さな集団で暮らしていました。
 旧石器時代はマンモスなど大型の哺乳類を狩っていましたが、氷河期以降は、海産物や木の実、シカ、イノシシといった動物などを食べていました。この時代のヒトの平均寿命が他の霊長類(サル)よりも短いのは驚きです。
 環境に左右され生活が安定していなかったこと、狩猟での事故死、そして何より病気や栄養不足による乳幼児の死亡率が非常に高かったために、平均の寿命は短くなります。アクシデント的な死に方がメインでした。人口も10万〜30万人と変動が大きかったようです。
 つまり20万年ほど前にアフリカで誕生し、その後新天地を求めて世界中に広がっていった"裸のサル"であるヒトは、まだ悩める存在だったのです。
 もちろん全員が13〜15歳で死ぬわけではなく、幼少期を生き延びられたヒトは出産・子育てをして30代、40代までは生きました。
 現在よりも多産で多死のこの状態が、結果的に多様性を生み出し、のちの人類の大躍進につながった可能性もあります。ちなみに身長は、現在より10センチメートルほど小柄だったようです。
 弥生時代に入ると、日本人は稲作を始めました。これは大陸から来た技術です。稲作で収穫量を上げるには人々が協力する必要があるため、生活集団が大きくなって組織化された村(ムラ)が誕生し、指導者的な人物も現れました。
 食生活は狩猟中心の生活から定住型となり、安定はしてきましたが、やはり技術が低いため天候に収穫量が左右されることも多くあったと思われます。
 乳幼児の死亡率も多少は改善されてきました。平均寿命は20歳、人口は急激に増加して60万人とも推定されています。それから寿命はしばらく横ばいで、奈良時代以降は少しずつ延びていきました。

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 
 
 日本人の平均寿命
 『寿命図鑑 生き物から宇宙まで万物の寿命をあつめた図鑑』
 やまぐちかおり (イラスト) いろは出版 (編著)より引用
 縄文時代 15 歳
 弥生時代 18 歳から 28 歳
 古墳時代 25 歳未満
 飛鳥・奈良時代 20 歳未満
 平安時代 30 歳から 40 歳
 鎌倉時代 24 歳
 室町時代 16 歳
 安土桃山時代 34、35 歳
 江戸時代 31.7 歳
 明治時代 44 歳(明治 24~31 年の平均)
 大正時代 43 歳(大正 10~14 年の平均)
 昭和時代 ※31 歳
 平成時代 83 歳
 ※昭和時代は、戦時中、31 歳まで下がったといわれて
 います。戦後、平均寿命は延び、昭和 22 年に 50 代、昭和 46 年に 70 代を超えるようになりました。

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 
 
 日本民族の和食とは、コメ魚介食文化で、菜食・雑食である。草食動物。
 欧米人の洋食とは、パン酪農食文化で、肉食である。捕食動物。
   ・   ・   ・   
2018-01-04
🐟3〗─1─日本は、アメリカの「食の植民地」であるがゆえに日米同盟下での対米従属から脱する事はできない。~No.5No.6No.7・ @ 
日本農業不要論
2018-02-06
🐟13〗─1─賢い消費者と日本経済界の日本農業不要論。~No.53No.54No.55・ @
   ・   ・   ・   
食糧
2018-05-22
🍙33〗─1・A─食糧植民地化の小麦戦略。肉・パン食への大改造計画。ロックフェラー財団の報告書。日本人の本性はえげつないほどに醜い。昭和22年~昭和30年~No.208・ @ 
2023-10-29
🍙33〗─1・B─アメリカの対日食糧支配として日本の農業や酪農を潰した。~No.209No.210 
2018-05-02
🍙33〗─2─日本の自由・民主化改革や平和憲法制定はルーズベルトの遺志であった。日本難民救済会とララ物資。~No.211・ @ 
2021-08-16
🍙33〗─3─給食が作った日本のパン文化…アメリカの小麦が食生活を変えた。昭和25年。~No.212 
2021-10-17
🍙33〗─4・A─「和食にもたっぷり」日本人がいつの間にかアメリカに押しつけられた"デブ穀物"の正体。~No.213 
2022-12-26
🍙33〗─4・B─「米を食うとバカになる」という左派系洗脳の悪巧みの意図は「民族神話殺し」であった。~No.213 
 
 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 
 
 米穀機構米ネット
 公益社団法人米穀安定供給確保支援機構
 2-2 米の生産量が増えて日本の人口も増えた
 弥生時代の人口は日本全体で約60万人、この数字は縄文時代の最大人口27万人の約3倍弱です。
 古墳時代には、日本全体の人口が約540万と、弥生時代の9倍にも達します。
数も大幅に増加したのです。ちなみに、奈良時代(8世紀中頃)の人口は600~700万人で、
 奈良時代(8世紀中頃)の人口は600~700万人で、当時の米の生産量は707万石といわれていますから、1人あたり1年間に1石、約150キログラムの米を消費していたことになります。
 水田稲作における耕地拡大や収量の増加は、中世・近世を通じて伸び、江戸時代の人口資料をみると、なんと人口は縄文時代のそれと比較して、約100倍にも達しているのです。縄文時代からの稲作を中心とする歴史をひもといてみると、米を主とする食料生産が、いかに多くの人々を扶養するかを左右する重要なポイントであったかがわかります。
   ・   ・   ・   
 日本の人口。
 縄文早期は約2万人。
 縄文中期は約26万1千人。
 縄文後期は約16万人。
 縄文晩期は約7万6千人。
 *日本列島には、多種多様な人種・民族、文化・宗教・言語の人々が流れ着いていた。
 奈良時代は約550万人(公地公民で農地が急増)
 平安時代は約644万人
 鎌倉時代は757万人
 室町時代は約818万人
 戦国から江戸時代(1600年代)は約1,227万人(農地を増やして年貢米取り立てた)
 明治元(1868年)年の3,455万人。
 昭和20年(1945年)の7,281万人。
   ・   ・   ・   
 未来の日本の総人口予測。
 2010年:1億2,806万人。
 2030年:1億1,662万人。
 2048年:  9,913万人。
 2060年:  8,674万人。
 2110年:  4,286万人。

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 

 日本の家制度とは。
   ・   ・   ・  
 人は、二人の両親から産まれてくる。
 日本民族の祖先な数は?
 日本人の命が尊いわけ。 
   ・   ・   ・   
 祖先神・氏神の人神信仰とは、純血の血縁ではなく、混血の地縁である。
 一人の日本人には、二人の両親がいた。二人の親には、四人の祖父母がいた。四人の祖父母には、八人の曾父母がいた。
 14世代前では、8,192人。
 23世代前には、419万4,304人。
 25世代前では、1,677万人。
 27世代前では、1億3,422万人。
 だいたい約700年前の鎌倉時代で、当時の日本の総人口は700万人から1,000万人。 
 30世代前には、5億3,687万912人。
 40世代前には、5,497億5,581万3,888人。
 50世代前には、562兆9,499億5,342万1,312人。
 100世代前の、祖先の人数は?
 指数関数的な増加。
   ・   ・   ・   
 祖先のうち一人でも欠ければ、今の命は存在しない。
 今の命が断たれれば、この後の命は存在しない。
 それが、命の重みである。
 そして、日本の家である。
 昔の日本人は、「命の継続性」という家の枠で、自分と家族の幸せの為に命を守りながら努力して生きていた。
 ゆえに、「命の絆」が断ち切られる「死」を穢れとして恐れた。
 この世は、生きるに値する。
 命は、等しく尊い

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 

 3万5000年から3万年前以後 新人・現生人類(ホモ・サピエンス)=旧石器人(ヤポネシア人)は日本列島にたどり着き、上陸した、漂着した、流れ着いた。
 縄文時代 1万2000年~2000年前。縄文人(日本土人)。
 数千年前 揚子江流域民である弥生系渡来人が山東半島から朝鮮半島を経由し、続いて中国旧満州地方に住んでいた古墳系帰化人が朝鮮半島を経由して日本列島に移住してきた。
 この時点では、まだ日本民族(和人)・琉球民族アイヌ民族は生まれていない。
 何れにせよ、日本民族は数万年前の旧石器時代縄文時代から日本列島に住んでいた先住民・日本土人であった。
   ・   ・   ・   
 帰化人と渡来人は違う。
 現代で言われる日本人とは、日本列島に住む全ての人間の事で日本民族の事ではない。
 帰化人は日本民族の一員とされたが、渡来人は日本人と呼ばれても日本民族から排除された。
   ・   ・   ・   
 現代日本人は昔の日本民族とは同一とは限らない。

  ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 

 日本民族文化における自然観とは、縄文時代以来、自然と人間が対立しない、自然との繋がりを大切に文化である。
 それを体現しているのが、自然物をご神体とする神社である。
   ・   ・   ・   
 日本列島とは、同時多発的に頻発する複合災害多発地帯である。
 日本の自然は、数万年前の旧石器時代縄文時代から日本列島に住む生物・人間を何度も死滅・絶滅・消滅させる為に世にも恐ろしい災厄・災害を起こしていた。
 日本民族は、自然の猛威に耐え、地獄の様な環境を生きてきた。
   ・   ・   ・   
 日本民族は、旧石器時代縄文時代からいつ何時天災・飢餓・疫病・大火などの不運に襲われて死ぬか判らない残酷な日本列島で、四六時中、死と隣り合わせの世間の中で生きてきた。

 日本土人である縄文人(日本土人)は、日本列島を中心に、南は琉球(沖縄)、北は蝦夷地(北海道)・北方領土南樺太、千島列島その一部はカムチャツカ半島から北米大陸西北部太平洋沿岸まで、西は朝鮮半島南部、日本海縄文人の海)を主要航路として手漕ぎ丸木舟で移動していた。
 縄文人は、手漕ぎ丸木舟で北米大陸の太平洋沿岸まで移動していた。
 中国や朝鮮では、朝鮮半島南部に住んでいた先住民の弥生系日本人を倭族と偏見を持って軽蔑し差別していた。
   ・   ・   ・   
 ヤポネシア人とは、東南アジアの南方系海洋民と長江文明揚子江流域民が乱婚して生まれた混血した雑種である。
 数万年続いた日本列島の旧石器時代縄文時代は、争いのない、戦争のない平和な時代であった。
   ・   ・   ・   
 旧石器人(ヤポネシア人)は、南方系海の民であった。
 縄文人(日本土人)は、森の民であった。
   ・   ・   ・ 
 日本民族琉球民族アイヌ民族は、旧石器人(ヤポネシア人)、縄文人(日本土人)を共通の祖先とする同種・同血族であって、中華民族、漢族、韓国人・朝鮮人とは血の繋がりが薄い別種・異種のアジア人であった。
   ・   ・   ・   
 日本民族は、旧石器人(南方東南アジア系ヤポネシア人)、縄文人(日本土人)、弥生人(南方揚子江系渡来人)、古墳人(北方満州帰化人)が混じり合い乱婚し混血して生まれた雑種である。

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 

 天皇の正統性とは、最高神の女性神を神聖不可侵にして絶対不変の根拠とする、民族宗教、神話物語、血筋・血統の家世襲万世一系の男系父系天皇制度である。 
 天皇の正当性とは、イデオロギーで作成された憲法・法律を根拠とする、非民族神話、非崇拝宗教、非血筋・非血統の非家世襲万世一系を排除した女系母系天皇制度である。
 現代日本の国民世論の90%以上が、正統性の男系父系天皇制から正当性の女系母系天皇制度への制度変更を要求している。
   ・   ・   ・   
 日本民族が崇拝してきた八百万の神々が正統な神である事を保証しているのは、最高神・女性神の血筋・血統の家世襲万世一系の男系父系天皇の神性である。
 つまり、民族宗教、神話物語でる天皇神話である。
 近代の憲法や法律の宗教法人法が認定する神仏には、合憲・合法に基づいた正当性がっても、神性・神聖の正統性はない、つまり金儲けの為に作られたウソの神仏である。
 当然、非民族神話、非崇拝宗教、非血筋・非血統の非家世襲万世一系を排除した女系母系天皇には神仏を認め保証する神力はない。
 日本の八百万の神々は天皇家の祖先神である伊邪那岐命イザナギノミコト)と伊邪那岐命イザナミノミコト)から生まれた、それが天皇神話である。
 八百万の神々の正統な神性は、天皇神話は保証している。
   ・   ・   ・   
 現代の日本人は、昔の日本人・日本民族とは別人のような日本人である。
 戦後民主主義教育を受けた超エリート層の高学歴な知的エリートや進歩的インテリ、特にリベラル左派のマルクス主義者・共産主義者といわれる日本人の多くは民族的な歴史力・文化力・伝統力・宗教力が乏しいかない為に、日本民族の歴史・宗教・文化が嫌いである。
 現代の国際常識、世界正義は、男女平等、女性権利の向上、フェミニズムジェンダーで、正統性男系父系天皇制度は悪とされている。
   ・   ・   ・   
 日本の天皇制度は、閉じた王家として、即位する正統必須条件は、日本民族であり、民族宗教、神話物語で語られる最高神・女性神からの血筋を神聖不可侵の絶対根拠とする血筋・血統の家世襲万世一系の男系父系天皇家・皇室の家族・一族のみである。

 ・・・ *  *  *  *  * ・・・ 

 日本は建国物語として、世界のいずれの国とも違い、特殊・特別で、1,神の民族神話・神話物語、2,人類の文明発展・進化・進歩の物語、3,人間の英雄伝説の3つを持っている。
 神の宗教的民族神話とは、古事記日本書紀を正統根拠とする天皇神話、つまり天皇の祖先である女性神最高神として崇める高天原神話・天孫降臨神話・諸神話である。
   ・   ・   ・   
 歴史的事実として、天皇・皇族・皇室を戦争をして命を捨てても護ろうとした勤皇派・尊皇派・天皇主義者・攘夷論者とは、日本民族であり、学識と知識などの教養を持たない小人的な、身分・地位・家柄・階級・階層が低い、下級武士・野伏せり・悪党、身分低く貧しい庶民(百姓や町人)、差別された賤民(非人・穢多)、部落民(山の民{マタギ}・川の民・海の民{海人、海女})、異形の民(障害者、その他)、異能の民(修験者、山法師、祈祷師、巫女、相撲取り・力士、その他)、芸能の民(歌舞伎役者、旅芸人、瞽女、その他)、その他である。
 日本民族には、天皇への忠誠心を持ち命を犠牲にして天皇を守ろうとした「帰化人」は含まれるが、天皇への忠誠心を拒否し自己益で天皇を殺そうとする「渡来人」は含まれない。
 儒教の学識と知識などの教養を持つ、身分・地位・家柄の高い上級武士・中流武士や豪商・豪農などの富裕層・上流階級には、勤皇派・尊皇派・天皇主義者は極めて少なく、明治維新によって地位を剥奪され領地を没収された彼らは反天皇反政府活動に身を投じ自由民権運動に参加し、中にはより過激に無政府主義マルクス主義に染まっていった。
 江戸時代、庶民は周期的に伊勢神宮への御陰参りや都の御所巡りを行っていた。
   ・   ・   ・   
 現代の部落解放運動・同和解放運動が対象とする被差別部落民は、明治後期以降の人々で、それ以前の人々ではない。
   ・   ・   ・   
 同じ儒教価値観で卑賤視され差別される部落民や賤民(非人・穢多・散所{さんじょ}・河原乞食・他)とでは、何故・どういう理由で偏見をもって差別されるかが違う。
 マルクス主義共産主義階級闘争史観やキリスト教最後の審判価値観では、日本の部落民や賤民を解釈できないし説明できない。
   ・   ・   ・   

 

⛻18〗─2─伝統「京都・西陣織」はまもなく消滅してしまうのか。~No.86No.87  

   ・   ・   ・   
 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 2024年3月15日 YAHOO!JAPANニュース 東洋経済オンライン「1500年の伝統「京都・西陣織」は、まもなく消滅してしまうのか 世界も憧れる「日本の伝統工芸」の知られざる“最大の危機”
 日本の伝統工芸「京都・西陣織」はまもなく消滅してしまうのでしょうか?(写真:WealthPark研究所)
 京都の織屋は平安時代より1500年の歴史があり、世界の絹織物の代表産地であるイタリアのミラノの800年やフランスのリヨンの600年と比べても圧倒的な伝統を誇る。しかし、ここ30年で西陣織の市場は劇的に縮小してきている。
はたして、西陣織はこのまま消滅してしまうのか――。
 国内外の投資会社でファンドマネージャーや投資啓発などの要職を20年経験後、投資の研究と教育を行うWealthPark研究所を設立した加藤航介氏。
 【写真で見る】シャネル幹部も作品を見て涙を流した「世界最高峰の『美』」京都「西陣織」
 英米で10年を過ごし、世界30カ国以上での経済・投資調査の経験を持つ加藤氏が、「投資のエバンジェリスト」という視点から、京都・西陣織が置かれた現状を解説する。

この記事の1回目:世界が憧れる京都「西陣織」はエルメスになれるか

■伝統工芸の「裏側」で「厳しい問題」に直面している
 京都・西陣織。誰しも聞き覚えがある日本を代表する伝統工芸ではあるが、茶道や華道、能や歌舞伎などを和装で嗜んでいる女性の方を除き、実際にその製品や産業の実態に馴染みのある方は少ないのではないだろうか。
 物事にはつねに「表」と「裏」がある。世界から注目を集める華やかな伝統工芸の裏側で、西陣織は「職人の後継者育成」という厳しい問題に直面している。
 前回『伝統工芸「京都・西陣織」は「エルメス」になれるか』では西陣織の世界からの熱い注目や大きなポテンシャルを取り上げたが、今回は日本の伝統産業が幅広く直面する「課題」に真正面から向き合いたい。
 ※文中の源兵衛氏とは、今回取材先であった西陣織・織元、誉田屋源兵衛(こんだやげんべえ)の十代目山口源兵衛氏を指します。
 西陣織とは、多品種少量生産の京都・西陣で生産される先染めの「絹織物」の総称で、現在は数十万円から数百万円の女性着物の「高級帯」が主力だ。
 京都の織屋は平安時代より1500年の歴史があり、これは世界の絹織物の代表産地であるイタリアのミラノの800年、フランスのリヨンの600年と比べても圧倒的な伝統を誇る。
 そして、京都という土地では、天皇や公家に「この世で最高の品」を捧げるため、職人たちによる「美」や「品質」へのあくなき探求が積み重ねられてきた。
「1ミリの1000分の1」の絹の繊維をまとめて糸とし、美しい模様を作るためその糸を何百種類に染め上げ、経糸と横糸の組み合わせを変更しながら、織り機を数万回動かすことで、世界最高峰の絹織物が完成する。
 ご存じの方も多いかと思うが、この経糸と横糸の組み合わせの数万回の変更を「紙に穴をあけて管理・運用」したのがコンピューターの起源だ。
 自動織機が普及した現代においても、工程や模様が極めて複雑な西陣織帯の製作では、職人が織機につきっきりで作業が進む。
 完全な手織り機で作業を進める工程も多い。
 江戸以前は「権力者の娘の嫁入りに使われる最高級の着物を作るためには、幾年もの時間が必要だった」と源兵衛氏は語る。日本以外の文化圏で、このような工芸を育み、そして伝承することは難しいだろうと感じる。
■「徹底された分業」という強みが「技術の継承」を阻む
 源兵衛氏によれば、成人式や冠婚葬祭など「日本ほど伝統衣装を着ている国は珍しい」ようだ。
 ただし、着物や西陣織の産業としての実態は極めて厳しい。過去30年、日本の着物市場全体は5分の1へ、高級な「帯」が主力である西陣織の市場は10分の1にまで落ち込んでいる。
 これほどまでの技術と伝統を持ち、世界的に高い評価を得ているにもかかわらず、京都・西陣織は産業として、その存続までもが危機的な状況にあるのが現状だ。
 歴史や伝統をつないでいくのは、いつの時代も「人」で、現在の織元の一番の悩みは、厳しい経営環境の中での「職人の後継者育成」だという。
 皮肉なことに、西陣織の美を支えてきた「高度に徹底された分業制」が西陣織の継承を苦しめているというのだ。
 現在の、織元の「職人の後継者育成」における課題は以下のように整理できる。
■職人の後継者育成における「4つの課題」
 【課題1】「技術の継承に残された時間」が少ない
 現在、「織元の職人の平均年齢は70代」と言われるまで高齢化が進んでいる。
 各織元は需要減退の最中、生き残りに必死で、「後継の育成」へ投資をする余裕がない時期が数十年続いた結果だ。技術の後継に残された時間は、年々、少なくなっているのだ。
 【課題2】徹底された分業制のため「多数の後継人」が必要
 職人は細分化された一つの工程を極める専門工であり、それぞれの作業場も隔離されている。
 たとえば、10の工程であれば10人の後継者が、技術の100の工程があるならば100人の後継者が、伝承に必要になる。分業がされているほど、それを後継することは難しくなるのだ。
 また職人らは、自分の持ち場に対しては極めて高い責任感を持つのだが、その反面、他の工程や全体に対しての興味が下がる。
 過去に、源兵衛氏は職人を一同に集めて、次の作品の製造全体について自由闊達な議論の場を用意したことがあったが、職人から出てきた言葉は「早く“自分が何をするか”を教えてほしい」というものであったそうだ。
 【課題3】「教えられた経験」がないので、教えることが難しい
 「高齢の職人は誰かに教えられた経験がないので、誰かに教えることが難しい」という問題もある。
 「かつては、父親の家の仕事場での作業を息子が毎日見ており、それで仕事を覚えた」と源兵衛氏は言う。
 また、昔と違い、子どもが親の仕事を継ぐのが当然であるとか、若者が丁稚奉公に入るなどの考えは、現代には馴染まない。
 家庭内手工業が色濃く残る伝統工芸が抱える課題である。
 【課題4】世代間で「共通言語」が異なる
 嘘のような本当の話であるが、職人たちは「湿度は土に水を垂らしたときの水の広がりで計っている」「メートル法ではなく尺寸で仕事をしている」など、伝える側と伝えられる側の世代間でのギャップもかなり大きい。
 度量衡(どりょうこう)が違うと、それはもう異国の言葉に等しくなってくる。
 企業であれば、各部や課で新人の教育係が任命されたり、メンター制度や人事部などの第三者がコミュニケーションを助けたりしてくれるが、分業制の下での1対1の伝承となると、なかなかそうはいかない。
 もちろん、各織元では、上記のような課題を乗り越えながら技術の伝承を少しずつ進めているのだが、「後継者育成」への実情は「想像以上に高いハードル」なのである。
■「これまで消えてしまった日本の文化遺産は多くある」
 「これまで消えてしまった日本の文化遺産は多くある。我々の織元だけでなく、京都、そして日本の染織物を次世代に残していきたい」と源兵衛氏は語る。
 これは織物産業に限らず、そして日本に限らず、世界中の伝統工芸が、近代化や大量生産・消費文化の下で、その「伝承」に非常に苦しんでいるのだ。
 「経糸を切らさず」。この織物から生まれた慣用句を、伝統的な西陣織が体現していくために何をすべきかは、改めて別の記事で紹介していきたい。
 また、このような文化・伝統を守るにあたっては、伝統産業だけでなく、政府や日本人全体の意識も大切であろう。
 我々は、日本の文化・伝統自体に価値があることを、認識できているのだろうか。そしてその「伝承」に危機感を持っているのだろうか。
 2023年3月に京都に移転した文化庁のホームページの紹介には、「文化を守り 文化で未来をつくる 世界とつながる 文化庁は、日本の文化芸術を世界に、そして次の世代へと伝えていく仕事をしています」とある。
 文化や伝統を守ることは国の義務であるし、その活動を支えるのは国民の文化・伝統に対するリテラシーにほかならない。
 個々人の文化や伝統に対するリテラシーの高さとは、社会の豊かさそのものなのだと感じる。
 *この記事の1回目:世界が憧れる京都「西陣織」はエルメスになれるか
 加藤 航介 :WealthPark研究所代表/投資のエバンジェリスト
   ・   ・   ・   

🌌48}─3─首都直下地震の被害推計は1000兆円。~No.242No.243 

   ・   ・   ・
 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 約1,200兆円の国家赤字を抱える日本には、被害推計1,0000兆円、復興資金数千兆円を賄う資金力はない。
   ・   ・   ・   
 2024年3月14日 YAHOO!JAPANニュース 時事通信「首都直下地震で1000兆円 資産と経済活動の被害推計 事前対策で大幅減・土木学会
 首都直下地震などの被害推計をまとめた土木学会報告書について記者会見する京都大の藤井聡教授(右から2人目)ら=14日午後、東京都新宿区
 土木学会は14日、首都直下地震東京湾、伊勢湾、大阪湾の巨大高潮などを対象に災害被害額を推計した報告書を発表した。
 首都直下地震については政府の中央防災会議が2013年に公表した被害想定に基づき推計。同会議は家屋などの「資産被害」を47兆円としていたが、土木学会は道路や橋などが壊れ、企業の生産活動が打撃を受ける「経済被害」がその後約20年間で954兆円に上るとした。
 これら直接、間接の被害合計1001兆円に加え、国と地方自治体の財政的被害が税収減36兆円、復興費353兆円で計389兆円と推計した。
 一方、事前に21兆円以上投資して道路や港湾、建物の耐震性を強化すれば、経済被害を39%(369兆円)減らせると試算した。
 報告書をまとめた小委員会の藤井聡委員長(京都大教授)は記者会見で、「道路や橋の被害の大きな所は復興が遅れる。何もしなければ本当にひどいことになる」と事前の対策の重要性を訴えた。
 土木学会は18年発表の報告書で、阪神大震災を参考に首都直下地震の経済被害を731兆円としていたが、今回は東日本大震災を踏まえて大幅に引き上げた。南海トラフ地震についても、政府が被害想定を見直した後で更新する方針。
 巨大高潮による資産被害と経済被害については、沿岸都府県の室戸台風レベルの浸水想定に基づき、東京湾で60兆円と55兆円、伊勢湾で58兆円と68兆円と推計。大阪湾は周囲の低地が広いため、77兆円と114兆円となる。
 事前に海岸の堤防を強化する効果にはかなりの違いがあり、東京湾は5000億円の投資で経済被害が70%(39兆円)減るのに対し、伊勢湾は1兆3000億円で41%(28兆円)減少。大阪湾は9000億円の投資でも23%(27兆円)減少にとどまるという。 
   ・    ・   ・   

🦋12〗─1─海自護衛艦「たかなみ」は園児135人を救助した。東日本大震災。~No.52 

   ・  ・   ・   
 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・{東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 

 2024年3月12日 YAHOO!JAPANニュース 読売新聞「「たすけてくれ ありがとう」園児から海自護衛艦に手紙…135人救助が艦の「誇り」
 震災当時の記憶を若い乗組員に伝える「たかなみ」の西川艦長(海上自衛隊横須賀基地で)
 © 読売新聞
 13年前の東日本大震災発生直後、海上自衛隊護衛艦「たかなみ」(基準排水量4650トン)は神奈川県横須賀市横須賀基地から宮城県石巻湾へ急行し、幼稚園児ら135人を救助した。ただ、今では世代交代も進んで当時を知る乗組員はいない。艦長の西川瑠美2等海佐(43)は「万一の災害時は被災者のために、強い使命感を持ってほしい」と震災時の任務、記憶や教訓の伝承に力を入れる。(光尾豊)
 「たすけてくれ ありがとう しごとがんばってね」
 フェルトペンでメッセージが書かれた色紙や卒園式の写真が、たかなみの艦内に大切に保管されている。当時、石巻みづほ第二幼稚園(廃園)の園児が贈ってくれた感謝の証しは、艦の「誇り」でもある。昨春から年末までは多くの乗組員の目に留まるようにと、食堂に置かれていた。
 震災発生翌日の2011年3月12日午前、たかなみの乗組員がゴムボートで沿岸を捜索中、津波に襲われて孤立した園舎で助けを求める園児11人と教職員、保護者13人の計24人を発見した。屋上で一夜を過ごした園児らは、お遊戯会で使った赤色のサンタクロースの帽子をかぶって体を震わせていたが、艦内で昼食を取って風呂で温まると、安心して眠りについた。
 西川艦長は当時、補給艦「おうみ」の乗組員として長崎県佐世保基地から東北沖に派遣され、到着直後は海上を漂う遺体の収容を担った。その後、避難所に届ける物資をヘリコプターに積んだり、小型艦艇に燃料を補給したりする任務に就いた。
 東京電力福島第一原発の爆発事故後は、原子炉への注水などを担う「オペレーションアクア」への参加を命じられ、原発から20キロほどの沖合で、水の運搬船へ給水する任務もこなした。
 放射能漏れの影響が不明とあって、下船を命じられた10人の女性乗組員は「納得できない」と上司に強く申し出て、参加を認められたという。「信頼する仲間と一緒に立ち向かう心境は平時から変わらない。覚悟を決める貴重な経験ともなった」と振り返る。
 東日本大震災の教訓や経験は、自衛隊内でも共有されている。能登半島地震では海上からの物資輸送などに生かされた。
 西川艦長は後に続く若い乗組員に「災害がなくなることはない。派遣の度にノウハウはアップデートされる。自衛官としてのやりがいも感じてほしい」と語りかけている。
 ■海上自衛隊東日本大震災の発生当時、横須賀地方総監の高嶋博視海将を指揮官とし、それぞれ艦艇60隻、航空機100機、隊員延べ1万6000人ほどを派遣し、人命救助や遺体の収容、救援物資輸送、入浴支援などの任務にあたった。
   ・   ・   ・   


 現代日本の政治家や官僚の中で自衛隊を有効に活用できる者は少なく、ましてやエセ保守やリベラル左派などの有象無象では猫に小判・豚に真珠である。
 つまり、靖国神社の心を正しく理解できない政治的エリートや進歩的インテリでは無理である。
 その意味でも、正統保守ではなかったが、最適任者は安倍晋三元総理であった。
 エセ保守とリベラル左派である政治的エリートや進歩的インテリは、被災地で自衛隊に助けられても、恩人である自衛隊に感謝もしないし恩義も感じず、助かったその瞬間から「自衛隊はいらない」と反対を叫び出す。それが反自衛隊・反安保の護憲派の正体である。
   ・   ・   ・   
 反自衛隊・反安保の護憲派メディアや教育は、自衛隊アメリカ軍による被災地での救助・救援・救護活動をなかった事として無視するか、子供達に教えても印象を薄めすぐに忘れてしまうように別の話題に切り換えてしまう。 
 つまり、不都合な事実を消し去り、自分が見たいつまらないモノだけを見る。

   ・   ・   ・   
 3月3日 YAHOO!JAPANニュース Yahoo!ニュース オリジナル 特集「難航した救援 能登地震発生から2カ月、自衛隊が果たした役割は――派遣を担当する参事官が明かす #知り続ける
 防衛省統合幕僚監部田中登参事官
 1月1日に発生した能登半島地震は特殊な地勢に加え、道路が破損し土砂崩れで寸断が生じるなど救援活動は難航した。発生から約2カ月経った今も自衛隊は活動を行っている。災害派遣された自衛隊に対し、ネット上では「なぜもっと大量に投入しないのか」「逐次投入だ」といった批判の声も見られたが、どのような方針で救助態勢を敷き、どのような活動をしたのか。東日本大震災熊本地震との状況の違いは。自衛隊の災害対応を担当する防衛省参事官に話を聞いた。(文・写真:ジャーナリスト・小川匡則/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部)
 「逐次投入」ではありません
 能登半島 急峻で複雑な形状の山間部
 「過去の大災害のときと比べても、能登半島地震はものすごく素早い対処ができたと感じています」
 こう語るのは、防衛省統合幕僚監部田中登参事官だ。能登半島地震を受けて、自衛隊派遣のために奔走した一人である。対外調整がメインの仕事で、統合幕僚長に状況を報告し、それに対する指示をもらい、現場にオペレーションを伝える。官邸等との調整や、大臣に報告を上げる役割も担う。田中さんは災害対処と国民保護を担当しており、能登半島地震の対応と並行して、広島県和歌山県の山林火災、岐阜県の大雪など各地で発生する災害にも対応している。
 「『逐次投入だ』という批判もありましたが、それは違います。投入すべき人員、装備品はこれまでになく早く入ることができました。発生翌日から陸海空自衛隊による統合任務部隊を約1万人の態勢で編成し、初動は約1000人を投入しました。そこから約2000人、約4000人、約5000人、そして最大で約7000人。現地の状況を把握しつつ適切に現地部隊を連続増強して対処しました。能登半島という狭小なエリアに、発災翌日には1000人、その翌日には2000人が入っている状態を想像していただきたいです」
 地震発生後 即動き出した自衛隊
 輪島分屯基地の山頂地区 防衛道路や法面が崩落した
 1月1日16時10分ごろ、能登半島で最大震度7地震が発生。都内の自宅でくつろいでいた田中さんは大きな揺れを感じると、すぐさま着替え始めた。頭の中は震災対応に瞬時に切り替わり、東京・市ヶ谷にある防衛省に直行した。同じように、防衛省には続々とスタッフが集まってきたという。
 16時11分には官邸対策室が設置され、16時15分には総理大臣から被害状況の把握・被災者の救命等の指示が出た。16時45分には石川県から自衛隊災害派遣要請が出された。関係各所の動きは早かったが、一方で、自衛隊はそれとは関係なくすぐに動き出していた。自衛隊では、震度5弱以上が観測されると自動的に情報収集を行う態勢がとられているのだ。地震発生から約20分後に北海道の千歳基地から航空自衛隊F-15 戦闘機2機が現地に飛び立った。
 輪島分屯基地の山頂地区では法面(盛り土などにより造られる人工的な斜面)が大規模かつ複数箇所にわたって崩落している様子が確認された。そうした被害状況は、即座に防衛省本省に報告された。
 「能登半島先端部に甚大な被害が及ぼされ、道路がほとんど寸断されてしまったことで陸路でのアクセスは非常に困難でした。能登半島には空路の拠点として『のと里山空港』がありますが、滑走路にひびが入って段差が発生するなどして飛行機も使える状況になかった。また、能登には輪島港珠洲市の飯田港もありますが、港付近の海底が断層のずれで盛り上がってしまい、船も近づけませんでした」
 東日本大震災では太平洋側の岩手、宮城、福島を中心に甚大な被害を受けたが、日本海側から被災地へ入っていくことができた。熊本地震の場合は、九州の真ん中ということで周辺県からアクセスできた。それに対して、能登半島では「陸路でのアクセスは困難」という特殊な事情が発生したのである。
 発災から自衛隊投入まで 基本方針は「ヘリコプターの活用」
(図版:ラチカ)
 地形も救助活動に影響した。能登半島は日本の中でも特殊な地理的特徴を持つエリアだ。
 「山地と丘陵地が多くを占めています。複雑な形状の山間部があり、とがった感じの山がたくさんある。海岸沿いに段丘が発達していて、断崖が多く、ビーチはほとんどない。また、富山湾側はリアス海岸になっている。そうした地形的特徴に加えて、輪島市珠洲市の平地にはある程度の市街地があるが、それ以外にも孤立集落があったり、山奥に一軒だけ家があったりと点在しています」
 発災からまもなく、各地の駐屯地・基地から自衛隊のヘリが出動 写真は大阪府陸上自衛隊八尾駐屯地
 町のあちこちで地盤沈下や舗装のひび割れ、擁壁の崩落などが見られ、「空中機動力の集中運用」という基本方針が決まるのには時間がかからなかった。
 「自衛隊は発災当初から『ヘリコプターを集中的に使っていく』というオペレーションを考えました。それと並行して、道路啓開と言って、寸断されている道路を応急的に修復し、車が通れるようにする作業にも注力しました。投入できるヘリコプターの数は限られるため、陸路の確保が重要です。狭いエリアにヘリコプターが密集すると、衝突などの二次被害が生じる可能性があるためです」
 到着後から1週間 約64%は空路で救助
 孤立集落へ着陸する救難隊ヘリ
 ヘリコプターで自衛隊が到着して、最初に行うべきは現地の状況把握だった。どのエリアにどれだけの集落があるのか、そこには誰がいて誰がいないのか。隊員たちはそれぞれの地区に入り、一つひとつ被害状況を把握しマッピングしていった。正月のため、別の場所に行っている人もいれば、逆に子どもの一家が帰省していた人もいた。
 「発災直後、ヘリコプターで現地に入った隊員は基本的には情報収集を行います。しかし、当然ながら人命救助も行うし、避難したいという方を避難所に連れていくこともある。生存していても水と食料がなければ生きていけないので、物資を届ける生活支援も急務です」
 ヘリコプターを活用する上で重要なのは、下りられる場所を確保することだった。公園や学校の校庭などのスポットは事前に調査していた。しかし、既に現地の車が駐車していたら使えない場合がある。実際に使えるかどうかは確認が必要で、救助する現場のすぐ近くにヘリコプターを止められるとは限らない。
 能登半島付近の洋上では、輸送艦海上基地として活用する「シーベーシング」を行い、ヘリコプターの拠点にもした。
 倒壊家屋からの救助活動
 「市街地では家屋の1階部分が完全に崩壊し、2階部分と屋根が残っている状態の家屋がたくさんありました。その倒壊した家屋から救助活動をしました。災害救助犬もすごく活躍してくれました。また、山間部の孤立集落には人海戦術で入っていって担架に乗せて救助しました。それこそ『道なき道』を歩いていく現場もありました。救助活動を行う隊員にはもちろん、男性も女性もいます」
 水が流れ込んだトンネルの啓開作業
 それと同時に道路啓開にも組織力を発揮した。陸上自衛隊は、国交省等とも連携して発災翌日から3日未明にかけて輪島市内に通じる県道1号の土砂等を除去し、開通させた。一方、海上自衛隊は1月4日に海岸から重機を上陸させた。海岸には非常に狭いものの砂浜があったため、そこからエアクッション艇により陸上自衛隊の重機を上陸させ、内側からも道路啓開を進めた。1月10日早朝には珠洲市に通じる県道6号の通行も可能にするなど、国交省等と連携し、そこからくしの歯状に復旧を進めていき、主要な幹線道路の通行を確保していった。
 「3日目ぐらいから日に日に使える道路が増えていきました。毛細血管が広がって、血が流れていくように道路網が広がっていきました」
 こうして、自衛隊は約1040人を救助した。
 特に発災当初の1月8日までに救助した約480人のうち、約64%は空路によるものだった。2016年熊本地震のときには救助した約1280人のうち空路は約7%。比較すると、能登での救助活動が特殊な状況にあったことがわかる。
 40キロの物資を担ぎ運ぶ 隊員の被災者生活支援
 珠洲市内の孤立地域への物資輸送
 人命救助や道路啓開と並行して、自衛隊が担った役割が、被災者への生活支援だった。
 「発災翌日からは、政府によるプッシュ型支援が始まりました。確実にこれは必要とされるだろう、という物資を金沢に集めました。金沢市内の石川県産業展示館という広い空間を物資拠点にして、フォークリフトを使って詰め込んだ荷物を空路と陸路で送り込みました」
 産業展示館の外にはちょうどヘリコプターが下りられるスペースがあり、空路も用いた。それでも孤立集落に物資を届けるためのルートが徒歩しかない、というケースもあった。隊員は最大40キロの荷物を担いで、崩落した道や破損した道を歩いて物資を手渡しした。隊員たちは渡すと同時に、いま何が必要かというニーズを聞き、メモをとった。
 「私たちは『ニーズ把握隊』と言っていましたが、被災者の方々のご用聞きをしました。赤ちゃんを育てているお母さんからは、『子どもにはこういうブランドのミルクを飲ませている』というところまで細かく聞きました。デリケートなこともあるので、女性に対しては女性の隊員が行くようにしました」
 中には、定期的に訪れてくれる隊員との触れ合いを心待ちにしてくれる人もいたという。
一方、避難所では入浴支援や給食支援に力を入れた。
 「元気を出してもらうには、やはり温かい食事が大切です。限られた食材を工夫して調理しています。カレーをつくりたいのに肉がないなら、イワシの缶詰で代用したり。また、入浴では隣にもう一つテントを張って、湯冷めしないようにした。そこでドライヤーも使ってもらい、その間にお子さんは部隊の隊員が遊んであげる、という被災者に寄り添った対応をしました」
 迅速な対応は事前訓練や想定を重ねていたから
 自治体が企画した防災訓練に地域部隊は参加してきた
 今回、人命救助をはじめ、道路啓開や生活支援など、迅速に対応することができたのは、事前に相応の訓練や想定を重ねていたからだという。
 「2023年5月5日に能登で最大震度6強地震があって、私も防衛省に駆けつけました。能登地域では、最近も群発的に地震が発生していたので注目しており、気象庁からもデータを取っていました。また、2023年6月26日から5日間、孤立エリアが発生する可能性のある被災地を想定した訓練もしていました。能登町珠洲市が主催していた防災会議や訓練にも自衛隊は参加しており、オープンに開催していたので住民の間でも防災意識は高まっていたのではないかと思います」
 給水、給食、入浴、物資輸送 震災2カ月も自衛隊の活動は継続
 自衛隊は発災以来、給水、給食、入浴、物資輸送の4つの活動を継続して行っている。熊本地震のときには約1カ月半で活動終了となったが、能登では2カ月が経過したいまでも活動が継続しており、見通しが立っていない。
 「一番大きなポイントは、水道の復旧です。7割以上復旧している地域もある半面、珠洲市ではまだ3割にも至っておりません(2月27日時点)。上水道が復旧すれば飲み水は出るわけですが、重要なのは下水道。下水道が復旧しなければ、生活排水ができず、お風呂や洗濯などができない」
 田中さんは今も現地で実態把握に携わる。週に2回ほど開催される現地の対策本部会議に出席し、それ以外の日には被災地全域を回り、部隊の視察や自治体の首長と面会する。
 「現場を見ることはものすごく重要です。例えば、入浴者数が減少していたとすると、減った分はどこか別のところで入っているはずです。我々が知らないところでボランティアさんが入浴支援をしているのかもしれない。そういう分析する材料を収集した上で、首長さんにも直接会って話を聞く。それによって自衛隊としていま何をすべきなのかが見えてきます」
 田中さんは「自衛隊は自己完結的になんでもできる組織だ」と語る。それは逆にいうと、自衛隊が活動終了するまで、被災地では生活に不可欠な要素が整っていないことを示している。

                • -

 小川匡則(おがわ・まさのり)
 ジャーナリスト。1984 年、東京都生まれ。講談社週刊現代」記者。北海道大学農学部卒、
 同大学院農学院修了。政治、経済、社会問題などを中心に取材している。
   ・   ・   ・   

📉25】─2・B─努力しなくなった日本人。世界最高の子供が低レベルの大人になるワケ。〜No.53 

   ・   ・   ・   
 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 エセ保守やリベラル左派は、「子供の自主性」を掲げて、子供達に勉強しない努力しない事を認めた。
 バブル経済崩壊後、日本人は企業のリスクとされ、優秀な外国人を無能に近い日本人を雇うより雇う方が国際的競争力と生産性の向上の為に正しいとされた。
 つまり、ナンバーワンではなくオンリーワンこそ目指すべき目標とされた。
 それが、某政治家の「何故1番でなければいけないのか、2番でも3番でも良いではないか」である。
 現代日本の政治家も官僚も企業家も劣化した。
   ・   ・   ・   
 2024年3月11日 YAHOO!JAPANニュース ビジネス+IT「 努力しなくなった日本人……9年で2.6倍、日本のデジタル赤字が示す「ヤバすぎる現実」
 図1:デジタル赤字の推移。9年で2.6倍に拡大している(三菱総合研究所の資料より編集部作成)
 日本のサービス収支のうち、「デジタル赤字」は5兆円を超えた。これは原油輸入額の半分程度になる。日本がデジタル化を進めれば、その分だけ赤字が増えるのだが、デジタル化を進めなければ世界に遅れる。日本は八方ふさがりの状態に陥りつつあるが、挽回できるのか。
 【詳細な図や写真】デジタル赤字が拡大する日本は挽回できるか(Photo/Shutterstock.com)
 日本のデジタル赤字が「9年で2.6倍」
 日本のデジタル関連の国際収支の赤字が年々拡大しつつある。
 日本経済新聞の記事によると、2023年の日本におけるデジタル関連の国際収支の赤字は前年から16%増え、5.5兆円に拡大した。2014年の2.6倍だ(図1)。そして、2023年の原油および粗油輸入11.3兆円の半分程度になる。かなりの額だ。
 「デジタル赤字」という概念は、もともと日本銀行の資料で分析されていたものだが、若干広すぎるとも考えられる(厳密に言うと、デジタルに関連しないものも含まれている)。
 そこで、もう少し範囲を狭めて、国際収支統計の「通信・コンピュータ・情報サービス」だけをとってみる。
 日本はデジタル分野で「世界一の赤字国」
 国際収支統計の内訳で見ても、2023年で1.63兆円の赤字と、かなりの額だ。
 2021年の値で国際比較をすると、日本は153億ドルの赤字(当時の為替レート1ドル110円で換算すると1.68兆円)。他の国よりもはるかに大きく、世界一の赤字国だ。2位はドイツ(89億ドル)、3位フランス(81億ドル)。このように、日本の赤字額は突出している。
 他方で、受け取り超過(黒字)国は、次のようになっている。アイルランド1,936億ドル、インド1,051億ドル、イスラエル404億ドル、イギリス245億ドル、米国167億ドル、中国106億ドル。
 米国の黒字は、日本の赤字とほぼ同額。このように、日本と米国は対照的だ。
 世界最大の黒字国がアイルランドなのは、米国IT企業の対ヨーロッパサービスの拠点になっているからだろう。これは、アイルランドが奇跡的な成長を実現し、ヨーロッパで最も豊かな国の1つになった原動力だ。
 米国は、貿易収支はおろか、経常収支も赤字だ。しかし、最先端の分野においては、黒字になっているのである。
 デジタル化が進めば、デジタル赤字が増加する
 クラウドサービスの提供では、米大手3社で世界シェアの66%を占める。日本はデジタル化を進めるべきだが、そのためには、クラウドの利用が必要だ。ところが、そのサービスを米国企業に依存せざるを得ないのである。
 ある時点まで、日本企業はクラウド利用に消極的だった。多くの企業(とりわけ大企業)は、独自の社内ネットワーク(LAN)を構築し、情報システムは自社で閉じていた。そのため、クラウドの費用が問題になることもなかった。しかし、最近になってクラウドを使わざるを得なくなってきた。
 総務省は、2020年2月、「政府共通プラットフォーム」に、クラウドサービス「Amazon Web ServicesAWS)」を採用した。デジタル庁も、2021年10月時点では行政システムのクラウド化に使うサービスについてAWSGCPGoogle Cloud Platform)を選んだ。
 企業でのクラウド利用も広がった。それは良いことなのだが、米国のサービスに依存せざるを得ないので、赤字が拡大してしまうのだ。個人のレベルでもそうだ。Windowsを使っている場合、マイクロソフトへの支払いがある。それに加え、2023年からは、OpenAIへの支払いもある。
 ドル表示の料金が変わらなくても、最近の円安で、支払額はずいぶん増えた。iPhoneが高くなったと感じるが、ハードウェアだけでなく、サービスも高くなった。
 今後、クラウドの利用が減ることは考えられない。むしろますます増えるだろう。そして日本の国内でこうしたサービスを提供することは、残念ながら難しい。値上げされれば従うしかない。こうした状態は、「デジタル小作人」とか「デジタル農奴」と皮肉られている。
 日本がデジタル化を進めなければ、世界からますます遅れる。しかし、進めれば、国際収支の赤字が増える。
 努力しなくなった日本人…AI時代が「最後のチャンス」
 日本人は、(少なくとも筆者の世代は)子供のころから次のように教えられて育ってきた。
 日本は天然資源に恵まれていないので、資源を外国から輸入しなければならない。だから、技術力を高めて、国内で高い付加価値を生産し、資源の乏しさを補わなくてはならない
 ある時点まで、日本人はこの教えに従ってきた。日本は、鉄鉱石や石炭、原油を輸入し、それを国内で加工して、自動車や電気製品を作って輸出した。国内の経済活動で付加価値を付けることによって、日本人は豊かになってきたのだ。そして、資源がなくとも、技術によってそれを克服できることを実証してきた。
 しかし、いつの頃からか、そうした努力を怠るようになった。円安になれば、何もしなくても企業の利益が増えることを見いだし、それに安住するようになったからだ。
 そして、ITというまったく新しい技術体系が現れたときに、それに対応できなかった。本来であれば、デジタルサービスの分野で、日本は黒字を生み出さなければならないのに、世界最大の赤字国になってしまった。これからは、AIの時代が始まる。ここで逆転できなければ、もう挽回はできないだろう。
 絶好調の「旅行」でデジタル赤字をカバーできるか?
 サービス収支のうち、「旅行」と「通信・コンピュータ・情報サービス」を示すと、以下の図2のとおりだ。
 これらは対照的な動きを示している。
 サービス収支の訪日外国人関連の旅行収支は3.4兆円の黒字となった。2023年の訪日外国人消費額は5兆2,923億円となり、過去最高だったコロナ禍前の2019年実績を上回った。
 これが「デジタル赤字」をカバーしてくれるのではないか、との考えがある。そうなるだろうか?
 それを判断するには、なぜ旅行収支が2013年から急改善したのかを考えてみれば良い。観光地としての日本の魅力が急に上昇したからか? 残念ながらそうではない。円安が進んで、日本への旅行が安くなった、ただそれだけのことだ。言わば、安売りによって収入が増えているだけのことである。
 為替レートが円高に振れれば、旅行者は減るだろう。極めて不安定な収入だとしか言いようがない。
 執筆:野口 悠紀雄
   ・   ・   ・   
FinTech Journal
 金融の未来を見通す情報メディア
 会員限定 2024/02/26 掲載
 日本人はなぜ勉強しなくなるのか?「世界最高の子供」が「低レベルの大人」になるワケ
 連載:野口悠紀雄のデジタルイノベーションの本質
 日本人の能力は、社会人の段階で評価すると、世界ランキングで極めて低い。しかし、小中学校レベルでは、世界のトップクラスだ。これは、大学などの高等教育機関に大きな問題があることを示している。なぜ、日本人は勉強しなくなるのか。
 執筆:野口 悠紀雄
 なぜ大人になるにつれて勉強しなくなるのか
 〈目次〉
 日本人の能力は「世界の最低水準」
 日本人の子供の能力は「世界のトップレベル」
 なぜ、日本人は勉強しなくなるのか?
 日本の深刻問題をどう打開すべきか?
 日本人の能力は「世界の最低水準」
 前回、人口当たりの論文数を見ると、日本の成績は極めて悪いことを示した。指標によっては、世界最低に近い。日本の成績が望ましくないのは、これに限ったことではない。さまざまな国際競争力ランキングが公表されているが、日本の成績はおし並べて悪い。
 たとえば、スイスのビジネススクールIMDが作成する国際競争力ランキングや世界人材ランキング、世界デジタル競争力ランキング、そしてEF EPI英語能力指数ランキングなどで、日本の成績が極めて悪い。
 こうしたものを見ていると、日本人の能力がもともと低いのではないかと、悲観的な気持ちになってしまう。
 しかし、決してそんなことはない。その証拠に、小中学校レベルでの学力テストの国際比較を見ると、日本の成績は極めて高いのだ。
 OECD経済協力開発機構)が行っているPISA(Programme for International Student Assessment)という学力調査を見ると、それが明らかだ。これは、義務教育修了段階の15歳の生徒が持っている知識や技能を測ることを目的とした調査だ。
 学力調査のPISAで見ると、日本人の能力はいかほどなのか
 知識や技能を、実生活のさまざまな場面で直面する課題にどの程度活用できるか測ることを目的としている。科学的リテラシー、数学的リテラシー、読解力の3分野について、測定される。ほぼ3年に1回行われる。2022年調査では、世界81カ国・地域から約69万人が参加した。
 日本人の子供の能力は「世界のトップレベル」
 日本はPISAで、毎回、世界の最上位に近いところに位置している。日本は、調査開始時点(2000年)から順位が高かった。そして、その状況が最近に至るまで続いている。
 2022年調査の結果を見ると、次の通りだ(括弧内の左側はOECD加盟国中、右側は全参加国・地域中における日本の順位)。
 科学的リテラシー(1位/2位)
 数学的リテラシー(1位/5位)
 読解力(2位/3位)
 このように、3分野のすべてで、日本は世界のトップレベルにある。しかも日本は、前回の2018年調査より向上している。すなわち、OECDの平均得点は低下したのに対して、日本は3分野すべてで、前回調査より平均得点が上昇したのだ。
 OECD加盟国での順位の推移を見ると、図に示す通りだ。
 【次ページ】なぜ、日本人は勉強しなくなるのか?・・・
 次のページでは、PISAの日本の順位の推移を確認するとともに、日本人が大学生になってから勉強をしなくなる原因などについて解説する
 この続きは会員限定(完全無料)です
 ここから先は「ビジネス+IT」会員に登録された方のみ、ご覧いただけます。
   ・   ・   ・   

🦋6〗─10・A─核家族が孤独死や老老介護が発生しやすい原因。~No.27 

   ・   ・   ・   
 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 アメリカから入ってきた新しい核家庭は、日本的大家族主義を破壊した。
   ・   ・   ・   
 拡大家族 (英語表記)extended family
 精選版 日本国語大辞典 「拡大家族」の意味・読み・例文・類語
 〘名〙 親子関係によって結びついた二組以上の核家族から構成される家族。拡張家族。→核家族
 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 
   ・   ・   ・   
 ウィキペディア
 核家族(かくかぞく)とは社会における家族の形態の一つ。拡大家族、大家族、複合家族と対になる表現である。
 米国の人類学者であるジョージ・マードックが人類に普遍的ですべての家族の基礎的な単位という意味で用い始めた"nuclear family"という用語の和訳であり、夫婦や親子だけで構成される家族のことである。
 なお、核家族は親族世帯の一形態であり、一人暮らし世帯である単身世帯(単独世帯)とは区別される。
 概要
 イヌイット核家族。母親と父親と子供(1929年)
 "nuclear family"という用語について、メリアム=ウェブスターは1941年を初出とする。日本では第二次大戦後、アメリカがビキニ環礁で核実験を行った頃から流通し始めた。
 核家族とは具体的に以下のような形態を指す。
 一組の夫婦のみ
 一組の夫婦とその子ども
 父親または母親とその子ども(父子世帯や母子世帯)
 (子供からみて)両親または父母のどちらか一方と未婚の兄弟姉妹
 のいずれかからなる家族を指す。若者の一人暮らしや高齢者の一人暮らしは親族世帯ではなく単身世帯(単独世帯)に分類される。
 核家族そのものは人類の普遍的な家族形態とされる。古来の核家族は、周囲に血縁関係のある人々が住み、大家族的な生活を営んでいた。これに対して、現代の核家族、特に都市で新たに世帯を構える核家族は、近隣に血縁者が存在しない孤立した核家族である。この点が古来の核家族と異なり、孤立した子育てなど新たな課題を抱えている。
 大家族に比較して、転居や住居の改造など居住に関するフレキシビリティーが高く、親類間のプライバシーが維持しやすいが、多人数で同居する大家族と比べて、親子三世代による家事労働や育児、家内労働の分担がしづらくなる。
 人口推移
 核家族
 日本の場合、核家族率そのものは1920年大正9年)に54%とすでに過半数を占めており、1960年代に急激に上昇し、1963年(昭和38年)には流行語となった。世帯構造に占める核家族率は、1975年(昭和50年)の約64%を頂点として、以後約6割で推移している。
 1989年(平成元年)は、「夫婦のみ」の世帯が約16%、「夫婦と子」が約39.3%、一人親家庭が約5%であった。2000年代前半の世帯別家族構成の内訳は「夫婦のみ」が約20%、「夫婦と子」の形態が約30%、一人親家庭が約8%であった。2016年(平成28年)は、「夫婦のみ」が約23.7%、「夫婦と子」が約29.5%、一人親家庭が約7.3%であった。
 1990年から2016年にかけて、世帯構造に占める核家族率は安定した推移であるが、その内訳とされる世帯類型に変化がみられ、「夫婦のみ」と「一人親家庭」世帯が増加する反面で、「夫婦と子」世帯は年々減少傾向にあり、少子化社会保障が議論されている。
   ・   ・   ・   
 東洋経済ONLINE
 「夫婦と子の家族」は今や3割弱しかいない現実
 2040年には単身世帯の構成比が約4割になる
 荒川 和久 : 独身研究家、コラムニスト
 2019/07/09 6:10
 かつて標準といわれた「家族」が消えつつあります。そもそも「家族」とはなんでしょうか?(写真:kotoru/PIXTA
 かつて標準といわれた「家族」が消えつつあります。
 この連載の一覧はこちら
 「夫婦と子ども2人」からなる核家族のことを標準世帯といいました。世帯の中心は、この「夫婦と子」世帯であり、その構成比は1990年の国勢調査時点で4割近くもありました。しかし、それが25年後の2015年には27%まで激減しています。
 一般に、家族はそれ以外の「夫婦のみ世帯」や「3世代世帯」「ひとり親世帯」も含みますが、本記事では、この「夫婦と子」世帯を便宜上家族と表現することとします。
   ・   ・   ・   
 JOSAI★LAB
 核家族とは?家制度から近代における日本の家族の役割や形態を解説
 投稿日:2023.11.02/更新日:2023.12.19
 蓼沼 康子
 私たちの人生において、もっとも重要な存在ともいえるのが家族です。ところが今、日本社会では家族の数も人数も家族を作る人も減っています。親や兄妹、祖父母など、それぞれの家庭によって家族構成は異なるほか、時代の変化とともに家族のあり方や形態も大きく変わってきました。
 これまでの歴史を振り返ったとき、日本の家族形態はどのように変化してきたのでしょうか。また、今後どのように変化していくのかもあわせて解説します。
日本で増えつつある家族形態
 戦後に制定された民法によって、日本の家族形態は変化しました。現在ではどのような家族形態が増えているのか、代表的なものをいくつか紹介しましょう。
 核家族
 核家族とは、1950年代にアメリカ合衆国文化人類学者G.P.マードックにより命名され、親と未婚の子どもの形を言います。また夫婦のみの家族やひとり親世帯も含まれます。
 祖父母と親、子どもの3世代以上が同居する家族は拡大家族とよばれますが、その対極にあるのが核家族の形態です。
 家族への考え方が変わり仕事の都合で地元を離れ都心で暮らす人や、広い住居の確保が難しいなどの理由もあり特に日本の高度経済成長期に、核家族は一般的な形態になりました。
 単身者
 単身者とはその名の通り、配偶者や子どもをもたず単身で暮らす形態を指します。
 人々の価値観の変化や経済的な理由によって、結婚をしないケースや結婚できない人も増えています。
 また、従来は「女性は家庭に入って家族を支える存在」という性別役割分業という考え方が少なくありませんでしたが、現在は男女ともに家庭を支え、経済力をもつことが一般的になったことと、高齢者の増加により単身者の世帯が増えています。
   ・   ・   ・    
 JCAST 会社ウオッ「日本の家庭は「核家族化」ではなく、「単独化」が進んでいるという実態【日本の姿1:少子高齢化】(鷲尾香一)
2023.07.24 11:45
 未来は現在の延長上にある。特に、若い世代にとって現在を理解することは、やがて訪れる未来を予想することにつながる。もしも、予想される未来が望まない方向に向かっているのであれば、変えていく努力が必要だろう。
 厚生労働省は2023年7月4日、「2022年国民生活基礎調査」を公表した。今回は、同調査から現在の日本の姿を2回にわたって見ていく。第1回の今回は、世帯の状況を通じて、「少子高齢化」の現状を取り上げる。
 「単独世帯」は1785万2000世帯...全世帯の32.9%を占めて最多
 まずは、世帯の状況を見てみよう。全国の世帯総数は5431万世帯で、世帯構造では、「単独世帯」が1785万2000世帯と全世帯の32.9%を占め、最も多い。「核家族化」が言われて久しい。核家族とは、夫婦のみの世帯、夫婦と未婚の子のみの世帯、ひとり親と未婚の子のみの世帯のいずれかの世帯を指すが、今や日本の家庭は核家族化ではなく、「単独化」している。
 世帯類型を見ると、少子高齢化の状況が鮮明にあらわれている。
 65歳以上の者のいる世帯は2747万4000世帯と、2001年には全世帯の35.8%だったが、2022年には同50.6%と半数を超えている。65歳以上の者のみか、65歳以上の者と18歳未満の未婚者がいる「高齢者世帯」は1693万1000世帯と、2001年の同14.5%から同31.2%に倍増した。一方で、児童のいる世帯は991万7000世帯と、2001年の同28.8%から同20%を割り込み、同18.3%まで低下した。
 単独世帯、65歳以上の者のいる世帯、高齢者世帯はいずれも世帯数、割合とも過去最多となり、児童のいる世帯は世帯数、割合とも過去最少となっている。少子化に歯止めのかかる兆候はまったく見られない。(グラフ1)
 児童「1人」世帯が49.3%で「一人っ子」社会に 高齢者の一人暮らしは51.6%...男性18.5%は増加傾向、女性33.0%は減少傾向
 現在の日本にとって、最大の問題は「少子高齢化」の急激な進展だろう。特に、社会保障面では、減少する若い世代が、増加の一途を辿る高齢者世代を支えるという構図になっており、若い世代の負担は増すばかりだ。
 少子化の現状では、児童のいる世帯の平均児童数は2001年には1.75人だったが、2022年には1.66人まで減少している。児童が「1人」いる世帯は488万9000世帯で49.3%、「2人」いる世帯は377万2000世帯で同38.0%、「3人以上」は125万6000世帯で同12.7%となっている。(グラフ2)
 もはや、「ひとりっ子」の比率は世帯の半数に及び、日本は「ひとりっ子」社会となっていると言える。
 ただ、より加速しているのは高齢化だ。
 高齢者世帯は前述の通り、全世帯の31.2%にまで急増しているが、高齢者世帯に占める単独世帯(高齢者の一人暮らし)は2001年の47.8%から2022年には51.6%と50%を超え、高齢者世帯の半数以上が一人暮らしとなっている。
 高齢者の単独世帯の男女別内訳では、男性が18.5%、女性が33.0%だが、男性は2011年の10.9%から増加を続けており、女性は同36.8%から減少を続けている。
 これまでは、平均寿命が男性より、女性が長かったが、ここ数年は男性の平均寿命が延びてきていることのあらわれだろう。(グラフ3)
 「高齢者世帯」では61.5%が「要介護者がいる」...20年前と比べ25%近く高まる
 高齢者化、高齢者の増加は、「介護」という深刻な問題を引き起こしている。 要介護者がいる世帯を世帯構造別にみると、「高齢者世帯」では、2001年に35.3%だったのが、2022年には61.5%と、高齢者世帯の6割を超える世帯に要介護者がいる。
 「核家族世帯」でも、2001年の21.3%から2022年には42.1%に、単独世帯でも同15.7%から同30.7%に要介護者のいる世帯の割合が高まっており、高齢者の介護は大きな社会問題になっている。(グラフ4)
 これら要介護者の介護状況をみると、同居者が介護を行っている割合が45.9%、別居者が行っている割合が54.1%となっている。同居の主な介護者では「配偶者」が22.9%で最も多く、次いで「子ども」が16.2%となっている。一方、別居者では、「事業者」が15.7%で最も多く、次いで「別居の家族等」が11.8%の順だ。(グラフ5)
 同居者なのか、別居者や事業者が介護を行うのかは別として、要介護者がいるということは、日常生活に大きな負担となることに違いない。特に、高齢者世帯や核家族の増加によって、いわゆる「老々介護」が増加している。
 要介護者と介護者の年齢の組合せをみると、「60歳以上同士」の割合は2001年の54.4%から77.1%に、「65歳以上同士」は同40.6%から63.5%に、「75歳以上同士」は同18.7%から35.7%と大幅な上昇傾向にあり、深刻な問題となっている。(グラフ6)
 今回は世帯の状況から少子高齢化の進展状況を見た。次回は、所得の状況を通じて、生活感に焦点を当てることにする。【つづく】
 <少数派の所得の高い層が平均額を引き上げているが、平均を下回る世帯は61.6%という実態【日本の姿2:所得・貯蓄・借入金】(鷲尾香一)>に続きます。
 鷲尾香一(わしお・こういち)
 経済ジャーナリスト
 元ロイター通信編集委員外国為替、債券、短期金融、株式の各市場を担当後、財務省経済産業省国土交通省金融庁検察庁日本銀行東京証券取引所などを担当。マクロ経済政策から企業ニュース、政治問題から社会問題まで、さまざまな分野で取材。執筆活動を行っている。
   ・   ・   ・   
 あなたの老後の不安を解消 連華
 核家族とは?核家族化が進む要因やメリット・デメリットを解説
 終活サポートコラム
 少子高齢化が社会問題化しており、日本の人口は今後減少に歯止めが効かない状態になるとみられています。
 日本政府としても、様々な対応を図ろうとしていますが、特効薬はない状況です。
 また、少子高齢化に伴って夫婦のみの世帯も増えておりがいわゆる各課毒の増加にも注目が集まっています。
 核家族は、一見するとネガティブなイメージがありますが、実際にどのような問題があるのでしょうか。
 この記事では、核家族化が進む要因やメリット、デメリットなどを詳しく解説します。
 目次
1 核家族とは
 1.1 核家族が増加した要因
2 核家族のメリット・デメリット
 2.1 【メリット】気を使う場面が少なくなる
 2.2 【メリット】プライバシーを確保しやすい
 2.3 【デメリット】家事・育児面の負担が増える
 2.4 【デメリット】子どもの孤独感を生みやすくなる
3 終活における核家族の問題点
 3.1 孤独死老老介護が発生しやすい原因
 3.1.1 孤独死老老介護の対策法
4 まとめ
 4.1.1 プロフィール
 4.1.1.1 最新の投稿

 核家族とは
 核家族とは社会における家族の形態の一種であり、以下の対語となる言葉となります。
 拡大家族
 大家族
 複合家族
 核家族の語源は意外と古く、アメリカの人類学者であったジョージ・マードック氏が、人類に普遍的ですべての家族の基礎的な単位という意味で使用していた「nuclear family」の和訳です。
 実際には1941年頃から徐々に使用がはじまり、日本においては第二次大戦後のアメリカがビキニ環礁で核実験を行った頃から一般的に使用し始めました。
 核家族とは、具体的には以下のような家族のことを指します。
 夫婦のみ
 夫婦とその子ども
 父親または母親とその子ども(父子世帯や母子世帯)
 子供から見た場合に両親または父母のどちらか一方と未婚の兄弟姉妹
 核家族自体は、人類の普遍的な家族形態とされるており、特に珍しいものではありません。
 古来の核家族は、周囲に血縁関係のある人間だけが済み、大家族的な生活を送っていました。
 一方で、現代の核家族では、特に都市で新たに世帯を構える場合に、近くに血縁者が存在しない孤立した核家族が多いのが特徴です。
 これにより、古来の核家族と違って孤立した子育てなど新たな課題を抱えている状況です。
 核家族が増加した要因
 日本においては、未婚化や晩婚化など結婚に関連する問題が表面化しています。
 また、近年では結婚した夫婦が持っている子どもの数も漸減傾向にあるのが実情です。
 以上のような背景としては、以下のような問題が懸念されます。
 育児に関する精神的、身体的、経済的な負担
 家庭・育児と仕事の両立が困難な職場での働き方の変化
 核家族化や都市化の進展などによる家庭の養育力の低下
 地域における相互助け合いの低下
 上記の中に、核家族による影響が大きく影響していることが分かります。
 核家族世帯を見ると、1980年の60.3%をピークに、やや低下傾向にあります。
 また、2005年は57.9%となっている状況です。
 一方で、単独世帯の増加傾向は顕著となっており、1975年の19.5%から2005年に29.5%に上昇しています。
 この原因としては、未婚化や晩婚化の進行を背景に単身者の増加が主な理由で、さらに以下のような理由が挙げられます。
 家族と同居しないケースが増加しているため
 高齢化の進行に伴い高齢者の単身者が増加しているため
 核家族増加の要因としては、家族に対する意識の変化も見逃せません。
 一昔前までは、直系家族や跡取りなどの考え方が根付いていて、長男は家を継ぐために地元に残るのが当たり前でした。
 しかし、近年はライフスタイルが変化したことで、家族に対する意識も変化しているのです。
 また、産業の都市部集中化によって、実家を離れて働く人が増加している点も原因となっています。
 それに輪をかけて、人間関係の煩わしさを避ける傾向にある点も、核家族が増加している要因となります。
 核家族のメリット・デメリット
 核家族の場合、デメリットだけでなくメリットも少なからず存在します。
 核家族のメリットとデメリットについて、詳しく見ていきましょう。
 【メリット】気を使う場面が少なくなる
 拡大家族の場合、幅広い年代の人と一緒に暮らす必要があります。
 年齢に応じて、ライススタイルが変化するのが一般的であり、例えば就寝時間一つとっても高齢者や子どもの場合は就寝時間が早い傾向にあります。
 一方で、若者の場合は夜遅くまで起きているケースが多く、周囲に気を使いながら生活しなければなりません。
 核家族の場合、一緒に暮らす人数が少なく自分より年上の人がいないため、気を使う場面が少ないメリットがあります。
 【メリット】プライバシーを確保しやすい
 拡大家族で一緒に住む人数が増えると、単純に家に誰かしらいる状況となります。
 ひとりの時間を楽しみたくても、誰かがいると気が休まらないと同時に、プライバシーの確保も難しくなるのです。
 いくら家族であっても、他の人に知られたくない場合がありますが、プライバシーを確保できなければ息苦しさを感じてしまいます。
 一方で、核家族の場合は同居する人数が単純に少なく、プライバシーを確保しやすいメリットがあります。
 【デメリット】家事・育児面の負担が増える
 核家族の場合、家事や育児面での負担が増えてしまいがちです。
 単純に、同居家族が多いと家事を分担制にすれば、自分が働きに出ていても親が食事の準備をしてくれるなどの対応を期待できます。
 一方で、核家族の場合は自分ですべて対応しなければならず、帰宅後に食事の準備をするなどの対応が必要となり、大きな負担となってしまいます。
 育児面でも、すでに子育て経験がある親のサポートを受けながら育児をおこなうのと違い、経験が少ない夫婦だけで子育てすると何かと壁にぶち当たるケースが多いです。
 それが大きな負担となり、ストレスから子どもを虐待するなどのトラブルに発展する場合もあります。
 【デメリット】子どもの孤独感を生みやすくなる
 核家族の家庭において、両親が共働きしている場合は、子どもが学校から帰宅した後に一人で過ごすケースが多いです。
 また、場合によっては夕食の時間は子ども一人で食事をとらせる場合もあります。
 拡大家族の場合、帰宅すれば誰かがいるのと違って、子どもが分からすれば孤独感を感じてしまうデメリットがあります。
 終活における核家族の問題点
 核家族は、実は終活においても大きな問題となるケースがあります。
 終活における核家族の主な問題点としては、孤独死老老介護が発生しやすい点が特に問題視されます。
 その理由や対処法は、以下のとおりです。
 孤独死老老介護が発生しやすい原因
 同居家族が多いと、常に誰かがそばにいる状況となり、もし自分自身に何かしらの変化があった場合に、気づいてもらえる可能性が高いです。
 一方で、核家族の場合はもし自分の身に何かがあったとしても、気づいてもらいにくいデメリットがあります。
 場合によっては、自宅で倒れてそのまま死亡しても、数日間誰にも気づいてもらえないリスクがあるのです。
 また、核家族では老老介護に問題も見逃せません。
 介護者と被介護者が65歳以上となる老老介護において、どうしてもストレスが溜まってしまいがちです。
 長年蓄積したストレスが原因で、無理心中を図ったり要介護者を殺害したりする事件が頻繁しています。
 実際に、2019年に福井県敦賀市の民家で介護をしている義父母と夫を殺害したとして、妻が逮捕される事件が発生したのです。
 以上のような問題により、終活をおこなうどころか日常生活自体に支障をきたすケースが多く見られます。
 孤独死老老介護の対策法
 孤独死を防ぐためには、常に周囲とのコミュニケーションを図ることが重要です。
 核家族の場合でも、例えば毎日散歩して近隣住民とのコミュニケーションを図れば、もし姿を見かけられない場合はおかしいと感じてもらえる可能性が高いです。
 地域のコミュニティに積極的にして、コミュニケーションを取るのもよいでしょう。
 老老介護の対策法としては、まずは地域包括支援センターへ相談することをおすすめします。
 適切なアドバイスを受けることができ、また悩みなども聞いてもらえるので便利です。
 そのほか、介護サービスの利用や施設への入居を検討することで、老老介護の対策を取ることが可能です。
 まとめ
 核家族は、日本が抱える新たな問題と言っても過言ではありません。
 メリットも少なからず存在しますが、デメリットの方が大きいため各種対策が必要となっています。
 今回紹介したポイントをよく理解して、核家族の問題を明確にして適切な対応を図りましょう。
 社団法人蓮華では、核家族が抱える悩みなどの相談にも対応していますので、ぜひお気軽にご相談ください。
 プロフィール
 蓮華編集部
 一般社団法人蓮華は高齢者様を一人にさせず、一人一人に対して真心を持って接していく会員制の団体です。 直面している社会問題を寄り添い共に考え、より良い未来を作り、 人生を豊かにしていくサポートを行っていきます。
   ・   ・   ・