⚡34】─4─中国製製品は世界の未来に明るい夢と希望を届けるが。中国の「空飛ぶクルマ」。〜No.150 ⑲ 

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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 日本は、中国企業・韓国企業その他の国々の企業に部品を供給する下請けである。
 日本国内の製造業は、コロナ禍で各国からの部品が輸入できなくなって製造ラインを止めざるを得なくなった。
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 1980年代頃までのメイド・イン・ジャパンと言われた日本製品は、奇抜で斬新で面白く遊び心で魅力に満ち、空想に富み、好奇心を駆り立て、将来に対して底抜けに明るい夢や希望を抱かせ、世界中の子供から大人まで日本製品を手に取る事で幸せや満足を届けていた。
 が、1990年代以降はそれら全てが色褪せ、2010年以降は見る影もなく暗くそして魅力がない。
 つまり、現代日本のメイド・イン・ジャパンと言われる日本製品は心や気持ちを高揚させる「何か」を失って、ハッキリ言って「つまらない」のである。
 現代の日本は、昔の日本とは全然違う。
 昔の日本人は賢く優れていたから現代の日本人も同様に賢く優れている、とは限らない。
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 2021年12月23日 MicrosoftNews FNNプライムオンライン「SFが現実に?!中国の「空飛ぶクルマ」に乗ってみた!
 © FNNプライムオンライン
 「キングダム」の舞台で…有人ドローン試乗が実現
 「ようやく乗れる!」。1年以上前から取材の申し込みをしていた中国のドローンメーカー億航智能(EHang、イーハン)からの連絡に思わず小躍りした。夢の交通手段として注目される「空飛ぶクルマ」。億航は欧米の企業と並んで開発競争の先頭を行き、いくつかのメディアの試乗取材にも応じ始めていた。
 【画像】「空飛ぶクルマ」機内はハンドルや操縦桿はなくモニターのみ 機内を詳しく見る
 取材場所として指定されたのは浙江省の横店という、日本人には聞き慣れない名前の町だ。億航の本社は南部の大都市、広東省広州市だが…。聞くと、横店には中国最大の映画撮影基地があり、戦前の上海の街並みなどの巨大セットが立ち並ぶ観光スポットでもある。それを上空から見物する遊覧飛行の導入に向けて、空飛ぶクルマの試験をしているのだという。ちなみに、山崎賢人さん、長澤まさみさんらが出演した「キングダム」の実写版映画も、この地に常設されている「秦王宮」のセットで撮影されたのだとか。
 今回試乗するのは二人乗りドローン「EHang216」。2018年に発売され、すでに世界で150機以上が売れているというモデルだ。機体はカーボン製で、重量は400 キロ。卵形の機体のまわりに、8組16個のプロペラがついている。
 遠隔監視のもと自動で飛ぶため、機内にハンドルや操縦桿はなく、2面のモニターがついているのみ。操縦士や特別な技術が一切必要ないのが売りだという。
 “万が一”の血液型確認にヒヤリ…安全性は?
 試乗に先立ち、緊急連絡先とともになぜか血液型を念入りに確認された。万が一の事故に備えてということだろうか、少しドキッとした。安全対策を聞くと、16個のプロペラはすべて独立したモーターで制御していて、バッテリーも複数を搭載。仮にプロペラが3個止まっても安全に着陸できるのだという。
 意を決して、カメラマンとともにいざ機内へ―。乗員の重量の上限は160キロで、ダイエット中の大柄のカメラマンと私の体重を足すと、ほぼギリギリだった。
 自動車とまったく同じタイプのシートベルトの着用を促され、ドアが閉められた。ゆっくりとプロペラが動き始め、にわかに回転数があがると同時に景色が変わり、慌ててマイクに叫んだ。「浮き上がりました、浮き上がりました!」。機体はそのまま高度3 、40メートルの上空までまっすぐ一気に上昇して、くるっと向きを変える。不思議な感覚だ。
 足下から振動が伝わってくるものの、空中での姿勢は安定していて怖さはない。プロペラの回転音で自分がリポートする声が少し聞き取りづらかったが、通常の飛行ではノイズキャンセリング機能のあるイヤーマフを装着することが多いそうだ。といってもヘリコプターに比べればずっと静かだと感じた。
 「空飛ぶクルマ」は川の上の数百メートルのルートを、時速数十キロでゆっくりと進んだ。眼下には上海の名所・外灘を模したモダンな街並みが広がる。操縦席がなく、乗客の目の前を遮るものがないので、確かに遊覧飛行にはぴったりだろう。最大で25分間30キロの飛行が可能というが、あらかじめ約5分と言われていた試乗はあっという間だった。
 離陸をした地点でゆっくりと高度を下げ、ふんわりと着陸。怖くはなかったが緊張はしていたのだろう。「無事戻って来られました!」。思わず、カメラに向けてそんな言葉が出た。
 2022年商用化へ―?突き進む中国企業
 「どうでした?こうやって来て乗ってもらえるものは世界中ほかにないでしょう。(他社は)飛行回数が我々ほど多くないですから」。地上では、笑顔の徐華翔CSO(最高戦略責任者)が迎えてくれた。
 EHang216は日本を含む各国で2万回以上のテストを重ねていて、中国では現在航空当局に機体の耐空証明の申請中だ。耐空証明が得られ次第、料金を取って客を乗せる商用飛行の認可を目指すという。徐CSOは22年中にも商用段階に入りたいと意気込み、さらにその先、都市部の日常の足としての普及まで見据える。
 「北京や上海、広州など大都市の上空を空飛ぶクルマが常に飛ぶようになるでしょう。SFの1シーンのように聞こえますが、現実になる可能性は高いと思います。5年から10年…そんなにかからないかもしれませんよ」。
 空飛ぶクルマをめぐっては、愛知県豊田市に開発拠点を置くベンチャー企業SkyDriveも2025年の大阪万博での「空飛ぶタクシー」の事業化に向け開発を進めているほか、ホンダも小型ジェット機の技術を生かして30年代の実用化を目指している。ただ億航の徐CSOがライバルとしてあげたのはドイツやアメリカのベンチャー企業で、残念ながら日本勢の名前は出なかった。
 実はその億航も赤字が続き、アメリカの投資会社から粉飾決算を指摘されるなど決して経営が順調とは言いがたい。だからこそ今回私たちの取材を受け、海外の投資家にアピールしたいという狙いもあったのだろう。少なくとも技術面で、夢の「空飛ぶクルマ」は現実のものになりつつあると感じられた。ひたすらアクセルを踏み、空へと突っ走る億航には、これからも注目だ。
 【執筆:FNN北京支局 岩佐雄人】」
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