関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
・ ・{東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
日本政府は、野党やマスコミや国民世論の激しい批判を受け、戦闘が起き内戦化した南スーダンか陸上自衛隊の撤収を発表した。
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2017年2月号 WiLL「その時、輝いていた人々 曽野綾子
第37回『捨てられた女を拾う』
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多くの人間は競って目立つものの近くによりたがる。派手で力のあるものと、つながりを持とうとする。しかし、原則はどうも違うようだ。世界の力関係は均(なら)す方向に向かっている。土の山は高い方から低い方へなだれる。文明の力の行き渡っていない土地では、豊作が続いて人々がお腹いっぱい食べられるような年が続くと人口が増えるが、やがて彼らの所有する土地が生産する農産物だけでは、村の人口を養い切れなくなる。すると人口が流出したり、流行病が続いたりして、自然に数が減る。
もっともこの反対の減少もある。飢餓が続くと、人間の受胎率は上がるというのだ。人間食うや食わずでセックスなどしますから、と私は思うのだが、医学的に栄養不良になると、人間の種の保存の危機を感じて受胎能力が上がる、ということは、医学的にも証明されているのだという。
長い間、私は食うや食わずでは、人間は子供など持てないのだ、と思っていた。ところがそれは反対だったのだ。
私はアフリカの『飢餓の村』と呼ばれた地帯にも行ったことがある。
餓死者が続く状況のエチオピアの田舎では、私よりはるかに年長と見える老人が(しかし現実は私よりずっと若かったのかもしれない)、立つ力もなく、腰の廻りに生えている雑草をむしって口に運んでいた。顔の皮膚の下に、骸骨の見えるほど痩せた子供は、もう食欲がなかった。NGOによって与えられたおかゆ状のものの入ったプラスチック容器を手にしているだけで、いつまでも口には運ばない。
私はその時、空腹と飢餓の違いを初めて知った。空腹は猛烈な食欲を伴うが、飢饉はすでに食欲そのものが失われている。だから回復して生きる道を辿る方法もむずかしくなっている。しかし多くの日本人は、そんな強烈な生命の危機などを、目の当たりにしたことはないのだ。
他人の困難を見て見ぬふりしてやり過ごすことはよくある。しかし多くの人たちの中には、同時に何かあったら、少しでも助けたい、という想いもあるのだ」
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2017年3月12日 朝日新聞「飢餓『国連創設以来最大の危機』
南スーダンなどで2,000万人
事務総長、緊急支援呼びかけ
オブライアン国連事務次長(人権問題担当)は10日、安全保障理事会の会合で南スーダンとイエメン、ソマリア、ナイジェリアの4ヵ国で計2,000万人以上が飢えと大規模な食料不足に陥り、国際社会は『(1945年の)国連創設以来で最大の人道危機』に直面していると訴えた。7月までに44億ドル(約5,000億円)の緊急支援が必要という。
日本が陸上自衛隊の撤収を決めた南スーダンでは、昨年より140万人多い750万人以上の支援が必要で、推定で100万人以上の子どもがひどい栄養失調の状態にある。オブライアン氏は『南スーダンの飢餓は人が原因を作っている』と述べ、紛争と暴力を止めないと解決できないと訴えた。
最も深刻なのはイエメンで、国内の3人に2人にあたる約1,900万人が何らかの支援を必要としている。食糧支援を待つ人は700万人に上る。オブライアン氏は『地球規模での努力がないと人々は餓死する。さらに多くが病死する』と呼びかけた。(ニューヨーク=金成隆一)」
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現代日本では、一国平和主義や自分一人の幸福論・幸せ論による「綺麗事の正義」や「他人無視の御身大事」が罷り通っている。
昔の日本人が当たり前に持っていた「強気を挫き、弱気を助ける」という弱者救済の精神は、現代日本には存在しなかった。
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中国では飢饉が常態化していた為に、軍国日本は戦闘中であってもファシスト中国(中国国民党)の猛攻撃を受け戦死者を出しながらも、河南省大飢饉(1942年、餓死者300万人〜500万人)などの被災地に乏しい軍事物資の中から無理をして食料や医薬品などを救援物資として送っていた。
飢餓民約1,000万人救済は、軍国日本が行った幾つかある人道貢献の内の一つに過ぎない。
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中国共産党軍ゲリラは、中国人飢餓民への救援物資を運ぶ日本軍輸送部隊を襲撃し、食料や医薬品などを強奪していた。
ファシスト中国や中国共産党は、日本との戦争に勝利する事を最優先として自国民救済を行わなかったばかりか、日本軍支配地帯へ生きるか死ぬかの瀬戸際にあった自国民被災民を追いやっていた。
だが、貧困者を敵軍陣地に追い込んで崩壊させるとうい戦略・戦術・戦法は、中国では伝統的正攻法であった。
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暴力的共産主義革命を成功させようとする共産主義者も、結果が良ければ手段を選ばない為に同じ手口を使う。
大和魂・日本精神では、戦争は戦争、被災は被災と区別し、戦闘が中止できなければ戦闘中でも被災者をできうる限り救助した。
もし、弱者である被災者を救済した為に戦闘に負けて戦死しようとも、天の定め、運命として諦めて死を受け入れた。
それが、靖国神社の心である。
そこに助けなければならない女性や子供など弱者がいれば命を捨てても助ける、それが日本民族日本人が持っていた「惻隠の情」である。
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日本人は、本質から中国人や朝鮮人とは違うのである。
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助けなければならない者は助ける、それが天皇の御稜威であり大御心である。
昔の右翼・右派は、現代の口先だけの右翼・右派・ネットウヨクとは違って、敵であるファシスト中国や中国共産党とは戦っても、弱者である中国人被災者を救助する為に命を犠牲にしていた。
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自分一人のイデオロギーを成功させる為なら弱者を人質にして恥じない、反宗教無神論の共産主義者とは違うのである。
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日本民族日本人は、子供を取りあう産みの母親と育ての母親の「大岡裁き」が好きである。
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