💫7}─5─人類の進化。自然選択説。血縁淘汰説。生物=生存機関説。アフリカ単一起源説。地球の滅亡。70万年前。~No.66No.67 * 


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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 人類が生き残れたのは、強者ゆえの必然ではなく、弱者ゆえの偶然と幸運であった。
 弱い人類の進化は環境変化に対する偶然と必然による突然変異である。
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 人類の進化は、3つの重要な革命で飛躍的に進んだ。
 最初の革命は、7万年前に起きた認知革命で、言葉を獲得し、目的を持ち集団を形成して行動した事である。
 言葉を獲得したのは、遺伝子の突然変異と多くの情報量を理解する為に脳が急成長した事である。
 そこには、創造神による「天の配剤」などは存在しない。
 自然世界では、最初に、「光」は存在したが、「言葉」は存在しなかった。
 2つ目の革命は農業革命で、富を蓄えて国家を形成し、社会システムを作り出した。
 3つ目の革命は科学革命で、今日に至っている。
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 人類が一人でなく集まって集落をつくって日常生活を営むのは、脆弱と寂しさと喜びの為である。
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 弱い生き物は不毛な大地に逃げ込み、新たな環境に順応し、能力を進化させ、体を変化させなければ生き残れなかった。
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 人類の肉体的進化は、4万年前で終了した。
 自然から離れる事によって退化して、野生に生きる本能を失っていった。
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 人類の進化とは、最悪な生活環境への柔軟な適応、他の人類との同居による雑婚、細菌やウイルスへの抵抗などによる突然変異である。
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 生物の肉体とは、生命体である遺伝子が自己複製する為の乗り物に過ぎない(ドーキンス)。
 生物は生き残る為に、生活環境の変化に適応するべく、突然変異と自然選択で長い時間をかけてゆっくりと進化した。
 自分が優位に立てる特定の環境の中で生存手段を画一化した種族は、見かけ上は多種多様に複雑に見えてもその環境を失えば絶滅するしかない。
 異なる環境で生存手段を多様化した種族は、個々に単純に見えても環境を変えながら生き残る。
 あるいは。如何なる環境に移っても生き残れるだけの適応力と順応性を持って特化した生物も、絶滅を免れて生き残る。
 病原体とされる細菌やウイルスも、種族の生き残りを賭け、絶えず新たな宿主を探している。
 致死率が高い細菌やウイルスは、感染した宿主を絶滅させる為に増殖し毒素を生産しているわけではなく、感染しも共存できる宿主を探しているだけである。
 毒素を使って、共存できない宿主を共存できる様に改造するか、改造できなければ子孫の為に淘汰する。
 宿主に選ばれた種族は、細菌やウイルスと共生する為に生産された毒素を無毒化し、次に侵入されても大丈夫な様に抵抗力や抗体を生産して命を守った。
 生物由来の進化は、こうした生存競争を巡る攻撃的共生と相利的共生で行われてきた。
 人類は、生存に必要な有益な細菌やウイルスを取り込み摂取選択して進化してきた。
 人類が今日あるのは、自分の体力と精神力を信じ、健康を害する様な不摂生せず、命を大事にしたからである。
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 伊藤譲一(MITメディアラポ所長)「人間は自然の一部であり、自然環境を破壊してしまうと、人間自身が生きていけなくなる。だから、環境の事を考えてデザインをしていかなければいけない。人間単体で見るのではなく、環境も含めた全体のシステムを見ないといけなくなっている。
 最近の病院は感染症を防ぐために空調にフィルターを付けて無菌状態のようにしているが、れが本当に良いことかどうかはわからない。研究者の中には、無菌状態にするよりも、良い微生物を入れたほうが悪い微生物が減ると考える人もいる。
 ある病院では、窓をすべて開けて無菌状態を壊して外気を取り入れることにした。そしたら感染症が減っていった。外気からいい微生物が入ってきて、悪い微生物が減っていったのだ。
 ……
 微生物に関して、面白い話があった、人間の腸は、世の中でいちばん高密度で生物が存在しているらしいんです。微生物から見ると、人間というのはいちばんいい『宇宙船』なんです。
 チョコレートの栄養をいちばん使っているのも微生物で、人間がチョコレートを食べたいときは、微生物がチョコレートを欲しがっている。
 われわれが微生物をコントロールしているつもりでいるけど、微生物がわれわれの行動をコントロールしている。微生物のためにわれわれが存在しているっていう論文もあるんです」
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 人は、炭水化物を摂らないと太りやすい体質である。
 少量の食事で太り、普通の食事に戻すとリバウンドを起こして太る。
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 細菌やウイルスにとって、宿主にならないどころか抵抗して攻撃してくる生物は、種族が生き残るに絶滅させるべき敵であった。
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 コントラフリーローディング効果。動物の多くは、楽をして餌を得るよりも、場合によっては命の危険を伴う様な苦労してでも餌を捕る事に喜びを感じる。
 脳機能に於いて、使わない機能は衰退し、使う機能は発達する。
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 人類のDNAは、アクセル遺伝子の暴走で頻繁に変異を起こして進化した。
 遺伝子は、ウイルスや細菌によって驚異的な突然変異を引き起こした。
 人間に感染したウイルスや細菌は、体内で増殖して子孫を増やし、宿主の人間を病気にして死に至らしめる。
 が、運が悪いと自分はおろか子孫まで死滅する恐れがある。
 大抵のウイルスや細菌は、宿主の身体を住みやすいように改造する為に毒素を流し、殺さないようにして共存しようとしてきた。
 人類は、700万年の永い年月をかけて、多くのウイルスや細菌を体内に取り込み免疫を高め、生き残りをかけて身体を変化させながら進化してきた。
 人類の歴史とは、硬直した戦いの歴史ではなく、柔軟な共存の歴史である。
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 ダーウィン自然選択説
 ウィリアム・ドナルド・ハミルトン「血縁淘汰説」
 利他行動の進化。生物は、種族を維持・繁栄させる事に生存理由がある。
 リチャード・トーキンス「生物=生存機械説」
 利己的な遺伝子説。生物は、遺伝子が自らのコピーを残す確率に優れた乗り物に過ぎない。
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 自然淘汰
 劣性淘汰。
 血縁淘汰。
 集団淘汰。
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 菌は、生命体として自立し、細胞でできていて、自分自身細胞分裂してどんどん増えていく。
 ウイルスは、遺伝子とそれを守る二枚の膜から成っていて、生物(宿主)に感染し、宿主の細胞がないと増殖できない。
 武村正春「これまでのウイルスの研究と言えば、人間に直接の被害を及ぼす病原性ウイルスの研究が圧倒的に盛んでした。しかし、ウイルスの中には生物に悪さをしないものや、むしろ生物を助ける働きをしているものまである。私の研究している巨大ウイルスは一般的なものの何倍もある不思議な存在ですが、これまで目も向けられなかった種類のウイルスを調べることで、生命への見方が変わろうとしているのです」
 哺乳類の胎盤は、卵生生物の体内に侵入したレトロウイルスが宿主の遺伝子と融合し胎盤形成遺伝子となり生まれた機能である。
 つまり、哺乳類はウイルスに感染した事によって突然変異を起こし、劇的な進化を遂げて誕生した。
 ヘルペスウイルスは、疲れて免疫力が低下すると帯状疱疹を発症するが、発病せず潜伏している間は宿主の免疫力を高めている。
 ウイルスには3種類あって、生物に感染しも発病しない無害なウイルスと、宿主を攻撃するウイルスと、別のウイルスの攻撃から宿主を守ろうとするウイルスがいる。
 生物の進化には、環境の変化とウイルスの感染が大きく関わっている。
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 人口密度が低かった時代。人類は狭い生活可能な地域に固まって生活していた為に、他の系統の人類と出会う機会少なかった為に、近親交配を繰り返していた。
 近親交配によって遺伝子異常で身体障害者や奇形が多く生まれたが、親子の情が芽生えていた人類は厳しい生活環境下であっても彼らを助けて面倒を見た。
 過酷な自然環境では、お互いに労り助け合っていかなければ生きていけなかった。
 障害者や奇形や病弱な者を助ける「優しい心」を者が、群れの中で尊敬された。
 強い者は危険な狩りに出て傷を負うか死んで長生きできず、弱い者は群れの中にいて長生きした。
 人類の歴史は、弱者生存で、強者生存は誤りである。
 ウィンダー博士(ニューカッスル大学)「賢く、柔軟で、思いやりに溢れた個体が有利だった。これがコミュニケーションなどの社会的な性質を発展させた」
 現代人は、近親交配によって生まれた身体障害者や奇形や弱者の子孫である。
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 更新世洪積世、180万前〜1万年前)
 90万年前 氷河期が発生し、アフリカは寒冷化し、アフリカで生きていた人類は絶滅の危機に襲われた。
 70万年前 会津磐梯山が大噴火し、山全体が大崩壊した。
 65万年前 箱根で火山活動が始まった。
 60万年前 ウォーカー循環。赤道域の太平洋上で西部と東部の海水温差が生ずるや、大気の循環が大きく変化した。
 ウォーカー循環によってエルニーニョ現象が発生すると、広範囲で異常気象が起きた。
 旧人。ホモ・ハイデルベルゲンシスは、アフリカに残っていたホモ・エレクトスから出現し進化して数を増加させ、ヨーロッパに移住して20万年前に絶滅した。
 ホモ・ハイデルベルゲンシスは、現代人につながる、人間らしい宗教儀式や芸術活動や身体装飾を始めた。 
 そして、言語を話し始めた。
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 60万年前 伊豆半島誕生。約2000万年前、伊豆半島から南の約800キロの太平洋の海底にあった火山群が、フィリピン海プレートの北上に合わせて本州に衝突した。
 50万年前(〜30万年前) 九州の中部で火山活動が再び活発かしていた。
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 2021年4月2日 MicrosoftNews sorae「約43万年前に南極で天体衝突? 気化した天体が氷床に到達か
 © sorae 氷床に到達した高温の噴流(ジェット)を描いた想像図(Credit: Mark A. Garlick)
ケント大学のMatthias van Ginneken氏らの研究グループは、南極で採取されたサンプルを分析した結果、約43万年前に南極で天体衝突が起きたことを示す証拠が見つかったとする研究成果を発表しました。天体のサイズは少なくとも幅100mと推定されており、気化した天体に由来する物質の噴流(ジェット)が地上に到達したと考えられています。
■天体が蒸発後に再凝縮してできたとみられる球状粒子を発見
 2017年から2018年にかけて、ベルギーのプリンセス・エリザベス基地を拠点として、南極のセール・ロンダーネ山地におけるサンプルの採取が実施されました。このサンプルを研究グループが調べたところ、幾つもの球状粒子(スフェルール)が見つかったといいます。
 研究グループによると、微量元素の化学的性質やニッケル含有量の高さなどから、この球状粒子は地球外から飛来した天体を構成していた物質が大気圏へ突入した際に気化した後、再び凝縮したことで形成されたものだと考えられています。天体は地表へ到達する前に気化したとみられるため、衝突に由来するクレーターは残されていない可能性があります。いっぽう、酸素の同位体比などの分析結果からは、溶けて蒸発した天体由来の噴流が南極の氷床に高速で到達したことが考えられるといいます。
 地表にクレーターを残すほどの天体衝突が甚大な被害をもたらすことは容易に想像できますが、上空で崩壊・気化する場合でも地上に被害が生じることがあります。2013年にロシアのチェリャビンスク州上空で爆発した天体のサイズは10m前後と推定されていますが、エアバースト(強力な爆風)が発生したことで多数の負傷者や建物の被害がもたらされました。エアバーストは、有名な1908年の「ツングースカ大爆発」(天体のサイズは50~80mと推定)でも発生したと考えられています。
 関連:安心できる?隕石が大気中で爆発した「ツングースカ大爆発」レベルの天体衝突、想定よりも低確率だった
 研究グループは、約43万年前に南極で起きた天体衝突がエアバーストとクレーター形成の中間にあたる規模であり、チェリャビンスクツングースカよりも危険な出来事だったと考えています。また、直径100mの天体に由来する高温の噴流が高速で地表に到達するようなケースについて、あまり研究が進んでいないとも研究グループは指摘しています。van Ginneken氏は「もしも南極ではなく人口密度の高い地域の上空で発生した場合、何百万人もの犠牲者と、最大数百kmに渡る深刻な被害がもたらされるかもしれません」とコメントしています。
 Image Credit: Mark A. Garlick
 Source: ケント大学
 文/松村武宏」
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 35万年前 旧人であるネアンデルタール人(ホモ・ネアンデルレンシス)が、ヨーロッパで突然変異として誕生し、中央アジアまで生息圏を広め、2万8000年前に絶滅した。
 34万年前 地球の寒冷に伴い、温暖な気候を求めて多くの動物が移動していた。
 ナウマンゾウは、海面が下がって日本が陸続きとなった為に日本列島に移動してきたが、絶滅した。
 30万年前 ネアンデルタール人は、楊枝を使っていた形跡が見られた。
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 2017年6月8日 朝日新聞ホモ・サピエンス 30万年前に誕生?
 アフリカ全土で徐々に進化か
 アフリカ北部のモロッコで、約30万年前のものとみられる現生人類ホモ・サピエンスの骨を、独マックス・プランク進化人類学研究所などの研究チームが発見した。ホモ・サピエンスは、約20万年前にアフリカ東部で出現したと考えられていたが、その前からアフリカ全土で徐々に進化した可能性があるという。
 8日、英科学誌ネイチャーで発見する。ホモ・サピエンスは、旧人ホモ・ハイデルベルゲンシスなどから進化したと考えられている。アフリカ東部のエチオピアで、19万5,000年前の化石が発見されており、この頃、アフリカ東部で出現したとする説が有力だ。
 研究チームは、モロッコにあるジェベル・イルード遺跡で、頭骨の一部や上あごなどを見つけた。目の周りや上あごなどの形が現代人と似ている一方、脳を包む部分の形は異なっており、初期のホモ・サピエンスのものと考えられるという。同じ地層から見つかった石器や以前発掘された歯の年代測定の結果、約30万年前のものとみられる。
 このほか、アフリカ南部でも、26万年前とされる初期ホモ・サピエンスとみられる化石が見つかっており、研究チームは『進化はアフリカ東部に限らず、全土で徐々に進んだ可能性がある』と結論づけている。
 松浦秀治・お茶の水女子大名誉教授(先史人類学)は、『今回の発見は、現生人類の起源につながる最古級の化石にあたる。ただ、約30万年前という年代値の算出には不確定な要素が多く、20万年前から35万年前くらいの間で動く可能性がある』としている。(神田明美)」
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 23万年前〜13万年前 箱根で大規模な噴火が続き、巨大なカルデラが誕生した。
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 アフリカ単一起源説。
 人類は、アフリカで誕生した。
 人間のDNA情報に於いて、人種や民族に関係なく99.9%は同じで、0.1%の個体差で白人や有色人、日本人や中国人やアメリカ人やアフリカ人などと別れる。
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 20万年前 アフリカに残ったホモ・エレクトスの中から、突然変異として現生人類のホモ・サピエンスが現れた。
 総人口は5,000人で、生後1年間の幼児死亡は4分の1で平均年齢は20歳であった。
 細胞に含まれているミトコンドリアDNAは、母親の遺伝子情報のみを次世代に伝える。
 遺伝子情報を遡ると、アフリカに住んでいた女性に辿り着くといわれている。
 彼女の名を、「ミトコンドリア・イブ」という。
 現代人のミトコンドリアは100系統以上に分類される。
 日本人には、雑種性が強く16系統以上が存在する。
、欧州人は、10系統前後と言われている。 
 ミトコンドリア・イブ以外にも違うミトコンドリアDNAを持った女系があったと予想されるが、その殆どが途中で途絶えてしまった。
 人類はホモ・サピエンス、1種類のみが生き残った。
 文化的能力として創造性を獲得し、新たに「抽象的思考」「計画的行動」「行動上、経済活動上、技術上の発明」「シンボルの利用」を手に入れた。
 家族で生活していたのが、小集団を形成した。
 多種多様な道具を造り、共同作業として狩猟と漁労と植物採集を行って生活していた。
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 アフリカで絶滅の危機に襲われたホモ・サピエンスは、不毛な乾燥地から南に逃げ海岸線に辿り着き、空腹を満たす為に、好奇心から貝類を食べて生き残った。
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 科学の進歩によってDNAやヒトゲノムが解析されて、人類は一人の女性「ミトコンドリア・イブ」に辿り着くと言われている。
 女性のミトコンドリアDNAは20万年前まで辿れるが、男性のY染色体は10万年前までがやっと辿れる。
 男性のDNAは、女性のDNAよりも弱い。
 地球上には、我々の現生人類(ホモ・サピエンス)の他にネアンデルタール人(ホモ・ネアンデルターレンシス)、ホモ・フローレシエンシス、デニソワ人の3種類の人類が生活していた。
 現生人類は、他の人類と交配して彼らの遺伝子を受け継ぎ、数万年一緒に住み混血する事で環境変化に適応して生き残った。
 遺伝子は、優性・劣性に関係なく異なった遺伝子を取り入れる事で突然変異を起し、耐性を持って強くなった遺伝子は生き残り、耐性を持て変化できなかった遺伝子は死滅した。
 生命に危険をもたらす有害な遺伝子こそが、数万年から十数万年かけて人類の遺伝子に突然変異を起こさせ、新たな人類へと進化させてきた。
 進化には、気の遠くなるような長い時間を必要とし、数十世代を経なければ変化は現れない。
 それに耐えられた生物が生き残り、耐えられなかった生物は絶滅した。
 現生人類が混血として生き残れた最大の原因は、DNAとして、他の人類よりも子孫を増やす繁殖能力が強かった為である。
 現代人のDNAの中に、1〜2%ぐらいのネアンデルタール人のDNAが混じっていると言われている。
 人類が生き残れたのは、生存競争による殺し合いの勝利ではなく、自然環境や病気などによる自然淘汰であった。
 つまり、混血となり多様性を獲得したが故に生き残ったに過ぎない。
 生物は、一つのルール・法則に従い、均一化して多様性を失い、純血化して混血性をなくした時、いとき簡単に絶滅する。
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 15万年前〜10万年前 鳥取の古砂丘が形成され始めた。
 5万年前 大山の大噴火で火山灰が降り積もり、海水準の上昇と降下で海水に洗われて第2砂丘列が形成された。
 3000年〜数百年前 千代川の土砂が溢れて、第3砂丘列が形成された。
 植林や河川工事によって、砂丘の成長が止まり、砂が補充されない事によってほんの僅かづつではあるが減りつつある。
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 10万年前 富士山の噴火が始まった。
 犬の祖先は、中東や東アジアで誕生したと言われるが、DNA解析で3万〜2万年前のヨーロッパと言う説が生まれた。
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 10万年前 人類は激減して1万人程度まで数を減らした。
 生物の進化は、ある特定地域に特定数の集団が他集団との交流が断たれて隔離され、同調圧力が異常に高まった時に変異種が誕生する。
 集団の個体数が少なければ、変異種は集団の中から排除される事なく共に生存し、雑婚して変異遺伝子を広めた
 変異種の遺伝子が環境の生存に有利に働けば、集団の変異は加速され、集団に繁栄をもたらした。
 他集団と活発に交流したり、集団の数が多ければ、変異種は集団から強制排除された。
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 8万〜3万5000年前 ネアンデルタール人は、高い知性と想像力を持ち、集団で文化的な生活を送り、各地の洞窟に動物や生活の壁画を残した。
 化石には、鎮痛作用のある植物を使って歯周病などを治療した痕跡があった。
 8万年前 オーストリアに人類が移り住んだ、白人に動物の様に虐殺されたアボリジニー人の祖先である。
 オーストリア大陸はそれ以降に大量の移住者がなく、広大な大地に別れ交流が少なく生活した為に約300近い言語が生まれた。
 新しく移住してきた白人によって、アボリジニーの言語と文化破壊され、2015年に残った言語は30〜40といわれている。
 更に、中国人やインドネシア人などの移民が急増した為に、先住民はあらに少数派となり独自の文化や言語が消えつつあるという。
 先に住んでいた旧種は、新たに移住してきた新種との生存競争に敗北すれば絶滅するのが、自然の原則であった。
 自然の原則は、決して優しくはなかった。
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 トバ・カタストロフ理論。
 7万4000年前 インドネシアのトバ火山が大噴火を起こしマグマを噴出した。
 火山灰や硫黄ガスを成層圏まで吹き上げて太陽光を遮り、気温は10度近く急速に下がり寒冷化し、6年以上続き、生物は大量に死滅した。
 地球の至る所で植物が大量に枯れて、植物食動物が死に、肉食動物が餌を失って連鎖的に激減した。
 順調に数を増やしていたホモ・サピエンスも、餌を失って、全人口が1,000〜1万人以下まで激減したと言われている。
 ホモ・サピエンスは、総人口は約50万人いたが、何らかの原因で絶滅の瀬戸際まで追い込まれたが助かった。
 ボトルネック現象。多様に進化したホモ・サピエンスの遺伝子は、人口減少で多様な遺伝子も減少し、限られた遺伝子のみが残った。 
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 7万1000年前 人類は、アフリカの大地で、細石器などの精巧な狩猟道具を加工して使用した。
 7万年前 食べ物を求めてアフリカを出た現生人類(ホモ・サピエンス)は、数千人レベルと言われている。 
 人類は、認知革命として「言語」を獲得した。
 ネアンデルタール人やデニソワ人は、雑食で植物と少量の肉を食べていた為に、身体能力は弱く、知能は低く、簡単な言語しか使えなかった。
 ホモ・サピエンスは、主食で肉を食べていた為に、身体能力を強く、大脳を発達させ高度な能力を獲得し、複雑な言語を使っていた。
 人類は、草食動物ではなく肉食動物である。
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 7万年前(〜2万年前) インドネシアフローレス島で発見されたフローレス原人は、捕食者がいない為にジャワ原人に比べて小型化した。 
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 7万年前 ネアンデルタール人は、死者を埋葬した。
 「人類の歴史は、墓場から始まった」
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 2017年7月20日 産経ニュース「大型動物絶滅の「犯人」は人類だった 6万5千年前に豪に到達、2万年後に姿消す
 オーストラリアから絶滅した大型動物の想像図(豪モナシュ大提供)
 現生人類が、これまで考えられていたより早い6万5千年前にオーストラリアに到達し、狩猟によってさまざまな大型動物を絶滅に追いやったとする研究結果を、豪クイーンズランド大のチームが20日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
 オーストラリアには体長3メートルの飛べない鳥や重さ2トンの有袋類などユニークな大型動物が生息していたが、多くが4万5千年前ごろに姿を消した。アフリカから東南アジアを経て広まった人類に狩られたらしい。
 人類の到達時期はもっと遅いとの説もあったが、新たに出土した石器などの年代分析で、大陸規模の絶滅の2万年前から人類が暮らしていたことが裏付けられた。国立科学博物館の篠田謙一人類研究部長は「6万5千年前という数字が正しいなら、絶滅は人間の仕業ということになる」と話している。
 チームはアジアに近いオーストラリア北部の遺跡を2012年と15年に発掘。1万点以上の遺物を分析し、最も古い年代は6万5千年前と結論付けた。
 人類の到達時期をめぐっては、専門家の間で6万年前から4万7千年前まで幅があった。絶滅の原因については、過剰な狩猟や気候変動などの説が提案されている。」
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 6万年前 新人のホモ・サピエンスは、地球の環境の変動で少なくなった餌を求めて、アフリカからユーラシアに移動した。
 これが、新人のアフリカ起源説と呼ぶ。
 新人グレートジャーニーの始まりである。
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 人類の祖先は、アフリカから二つの経路で地球上に広がった。
 ナイル川を下って北上した北経路と、アラビア半島を経てインド・東南アジアを目差した南経路である。
 数百人のホモ・サピエンスは、生誕地であるジブチの背後に広がるエチオピア大地溝帯を出て世界へと旅立った
 南経路の移動時期は、12万年前とされている。
 そして、河川を利用して大陸内部へと生活圏を拡大した。
 現代の人類は、約2,500世代目の子孫であった。


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*全てに誕生があれば死滅もある。
 星にも誕生があり滅亡がある。
 生物にも誕生があって死滅がある。
 宇宙にも誕生があれば消滅もある。
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 バルト海では、年間1センチの速さで地殻が隆起して、1万5,000年から2万年後には消滅して陸地になると言われている。
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*地球の滅亡。
 50億年後 地球は、膨らんだ太陽に呑み込まれて燃え尽きる。
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*人類滅亡の危機。
 何時か、人類は死滅し、日本民族も消滅する。
 確実に、地球は生命を失い、太陽も寿命が尽きて燃え尽きる。
 それが、避けられない宇宙の絶対真理である。
 日本民族は、死に絶えるのが運命である。
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 2013年2月15日 ロシア・チェリャビンスク州に隕石が落下し、空中爆発した。爆発の衝撃波で、4,000の建物が破損し、割れたガラスで1,200人以上が負傷した。
 小惑星の観測数。
・NEO(地球近傍天体)は、9,737個。
・DHA(潜在的に地球と衝突する恐れのある小惑星)は、1,379個。
 観測する望遠鏡が高度になれば、地球に影響を及ぼす恐れが有ると判断された小惑星は増加するといわれている。
 現代の技術において、直径100メートルまでの小惑星ならばミサイルで軌道を変える事は可能だが、恐竜を死滅させた直径10キロの巨大な小惑星には打つ手はない。
 今の科学では、100メートル以上の小惑星の脅威から地球を救う手段はない。
 核ミサイルなどで、小惑星を破壊する事も、軌道を変える事も不可能である。
 核ミサイルで地球を救う話は、SF映画の絵空事であって、現実には有り得ないほら話である。
 もし、恐竜を死滅させた大きさの小惑星が地球に落ちてきたら、人類は死滅するしかない。
 人類死滅の可能性は、存在する。
 だが。人類が死滅しても、地球が破壊されるわけではなく、人類以外の生物は生き残る。
 人類が滅びる事は、宇宙の営みからして大した意味ではない。
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 科学的に言って、奇跡的な救いは存在しない。
 現実話として、救いは存在しない、あるのは絶望だけである。
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 人類は、何時かは滅亡する。
 500年後が、100年後か、或いは数十年後か、それは分からないが何時かは滅亡する。
 当然。その前に日本民族は消滅する。
 恐竜が滅んだ様に、一瞬で滅びるのか、徐々に滅びるのか分からないが。
 その時は、刻々と迫っている。
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 人類は、科学の進歩と共に死の病とされてきた細菌やウイルスによる感染症を克服する為に、数多くの抗生物質を開発してきた。
 だが、細菌やウィルスも生き残る為に、抗生剤に対する抵抗力を付け毒性を強めながら進化してきた。
 そして、如何なる抗生物質でも死なない「スーパーバグ(超強力な細菌)」が誕生し始めている。
 人類は、かっての死の病と恐れられたペストやコレラに匹敵する死の感染症によって、生存を脅かされようとしている。
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 4月10日 NASAは、地球軌道に近いところをまわり、地球に落ちる危険性のある小惑星(直径約7メートル、重さ500トン)を宇宙船で捕獲し、安全な宇宙空域に移して、有人探索を行う計画を発表した。
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 大気・水質・土壌の汚染、森林の乱伐による環境破壊、温暖化による気候変動などによる生態環境の極端な悪化で、生息する人類を含む多くの生物種が、早ければ今から100年後に、遅くても200〜300年後には絶滅する恐れがあると、科学は予想している。
 科学が証明するのは、人類の確実な滅亡であり、インチキ宗教のデタラメ予言とは違う真実である。
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 日本民族にも、救世主は現れないし、奇跡も起こらなず、滅亡を避ける事ができず一人残らず死滅する。
 日本人は、特別な存在でもなく、取り立てて優秀なわけでもなく、神でもなければ、神の子孫でもなく、神に愛されているわけでもない。
 ごく平凡な、凡庸とした人間である。
 日本人などは、その程度の、有り触れた、つまらなそうな生物にすぎない。
 故に、絶対神によって助けられる資格は無いどころか、見捨てられる駄目な存在である。
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 弱い動物ほど自己防御本能として同種で群れを作り、群れで行動し、群れの中で弱い仲間を加えて行動している。
 弱い動物ほど残酷で、自分が助かる為に、仲間を頼らず、弱い仲間を犠牲にして一目散に逃げ出す。
 強い捕食動物から逃げ切れないと分かるや、弱い捕食される動物は一致団結し、一糸乱れずに犠牲者を出しながら、生存の為に戦った。
 弱い動物が生き残る3箇条は、1にとにかく逃げる、2に茂みや岩場や穴に隠れる、3に戦うである。
 弱い動物ほど個体として生き残れない為に、血縁に関係なく大集団を作り、群れで行動する。
 強い動物は、仲間というより血のつながった家族を大事が、それは狩りをする時に家族が多いと成功する可能性が高いかである。
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 2016年2月5日号 週刊朝日「パテカルトの万能薬 池谷裕二
 類は友を呼ぶ──似たもの同士は集う傾向があるという意味です。周囲を見まわしても、これに合致する例は多く見られます。しかし、なぜ似たもの同士は惹かれ合うのでしょうか。
 この疑問には一つの反論があります。『似ているから仲間になったのでなく、同じ集団に属するから似てくるのだ』という意見です。確かに仲間同士は、一緒にいる時間だけでなく、情報や行動も共有するので、考え方や好みが似てくるのは間違いありません。
 しかし、この反論は重要な点を説明できません。
 ──では、その仲間は、そもそもどのようなきっかけで『仲間』になったのでしょうか。少しでも似ている者同士が当初から相互に惹かれ合っていた、とうい可能性はないでしょうか。
 趣味や信条、あるいは職種が合致していれば、共通の話題が増えます。初対面でも話に花が咲きやすいことでしょう。好きな話で盛りあがるのは楽しいもの。自然な成り行きとして、仲よし集団に発展することもあるでしょう。
 さらに、似たもの同士は、イベントやインターネット、あるいは店舗や職場など似たような場所に出向く確率が高く、おのずと出会いの機会も多くなります。仲間意識が芽ばえやすい条件が整っているのも確かです。
 しかし『類は友を呼ぶ』の原理はそれだけでしょうか。たとえば、名前や誕生日が同じというだけで仲間意識が生まれるのは、どうしてでしょうか。自分と同じ誕生日の著名人に一方的な親近感を抱いている人は少なくありません。さらに、自分と風貌が似ていても親近感を感じることが知られています。金銭トレードゲームをすると、自分の顔と似ている人を信用し、より多額を投資します。
 つまり、自分と似ている相手に対しては、たとえ見知らぬ他人であっても、無条件に好感を覚えるわけです。この傾向は情報共有や出会いの頻度だけでは説明できません。
 別の観点から問いましょう。それでは似たもの同士が惹かれ合う『利点』は何なのでしょう。 
 これを問うためには、この心理がいつ頃芽生えるのかという小児心理を追跡する必要があります。マックス・プランク研究所のリヒター博士らは、この観点から研究を進めている一人です。今月の『プロスワン』誌の論文を紹介しましょう。
 博士らは、96人の5歳児を集め、写真から好きな顔を選ばせる実験をしました。写真はすべて見知らぬ他人ですが、うち1枚は、画像合成の技術を用いて自分の顔の特徴が50%だけ反映されています。つまり自分に『少し似ている』のです。すると5歳児たちは、自分に似た写真を、他よりも30%ほど高い確率で選びました。
 幼児たちは自分に似た人を選ぶように特別に訓練されていません。つまり、本能に導かれ、自然と自分に似た人を選ぶわけでです。
 脳は『未知の危機』に敏感です。状況を把握しきれないと、どこかに危険が潜んでいないかと心配になるものです。たとえば、暗闇の裏道では、どうしようもない不安に駆られます。少しでも見通しのよい場所に行きたいという感じます。『見えない』という状況は恐怖です。
 これと同じことで、見知らぬ人に囲まれたとき、少しでも知った顔(たとえば自分)に似ている人と過ごしたいと願うことは、潜在的な危機を回避するための重要な要求です。つまり『類は友を呼ぶ』は、長い進化の生存戦略として脳にインストールされた基本仕様なのです」
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