💫10}─4─人類は、農耕によって定住し、自然を破壊して文明を誕生させ、戦争を繰り返した。アイスマン。1万年前。~No.81No.82 * ⑨ 

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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   【東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博】・   
 人類は、農耕によって定住して集落から都市を建設し、自然を破壊して文明を誕生させ、強欲となり権力闘争と領土拡大戦争を始めた。アイスマン。1万年前。~No.79No.80No.81No.82
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 人類の増加で地球環境の破壊が始まった。
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 地球上に暮らす全て生物の上に、空気の重さ「気圧」が加わっている。
 平地に於ける空気の重さは、約16トンと言われている。
 生物は、空気の外圧に潰されないように体の内側の圧力で押し返してバランスを保っている。
 人間は、内側の圧力を自律神経(交感神経・副交感神経)で調整している。
 その為、外的要因として、気候、天気、地形の高低差による気圧の変化に左右されて体調を崩しやすい。
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 レヴィ=ストロース。歴史には、弱い歴史と強い歴史がある。
 弱い歴史とは、個人の歴史、国家の歴史、民族の歴史、文明の歴史、言語や文字で顕在化された宗教の歴史などの様な、数年か千年ぐらいの特定の個別的な歴史である。
 強い歴史とは、石器、土器、獣の骨などで生活していた野生の歴史、自然を神として崇めた宗教(古代の神話)の歴史などの様な、1万年、10万年といった個別や個人を超えた集合体の歴史である。
 主義主張に基づく観念的論理的合理的史観は、自分の都合よく勝手気ままに書き換えられる弱い歴史には通用するが、不動としてそこに存在する物言わぬ強い歴史は説明できない。
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 如何なる生物においても、永遠の命を持っている生物はいない。
 人間にも、永遠の命はない。
 ゾウや猫などは、死期が近くなると自ら死に場所を見付けて姿を消す。
 人間も寿命が尽きれば、自然に還る。
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 日本人の祖先とは、命としては下等な単細胞生物で、生物学的には野生の猿で、人類学的には裸のアフリカ人である。
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 シリアゲ虫のオスは、大きな美味しそうな餌をぶら下げてメスの気を惹く。
 メスは、その餌を見比べてオスを選び、えさを食べている間だけ交尾を許した。その途中で、別のオスが更に上等な餌を持ってきたら交尾中のオスを追い払い、躊躇う事なく新しいオスを受け入れた。
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 丸山宗利「昆虫の基本的な性質ともいえる巧みな飛翔、泳ぎ、跳躍は、いまだにヒトには再現の難しい力学的な精確性に基づいている。考えてみれば、ヒトの技術をもってしてもいまだハエのように自由自在に飛ぶ小さな装置を作り出すことはできていない。
 ほかにも、小さなセミやスズムシが、あれほど大きな音を出すことや、さまざまな昆虫がツルツルの壁を登ること、多くの虫の体表がほとんど汚れないことなど、昆虫の能力とそれを支える形態的特徴には、ヒトにとって学ぶべきことがあまりに多い」(『昆虫はすごい』) 
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 燕のメスは、先ず若いオスと交尾をして巣を作らせ、その間に別の強いオスと交尾をして卵を産む。
 卵は平均7個で、3つが若いオスの卵で残りが強いオスの卵であった。
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 ある猿の群れでは、古いボスを倒した若いオスは、旧ボスの小さな子供は全て殺した。
 メス達は、情け容赦なく乳飲み子を殺されるや、新しいボスを憎むどころか新しいボスの子供を産む為に発情して交尾を求めた。
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 人類は、食べ物が乏しい氷河期を生き抜く為に、数十万年以上という長い時間をかけて飢えに耐え空腹でも獲物を襲うだけ身体能力を身に付けた。
 栄養が補給できなくても動けるように、血糖値を上げるべくアドレナリンや成長ホルモンや甲状腺ホルモンなど多くの物質を持っているが、血糖値を下げる物質はインスリンのみであった。
 人種・民族は、住んでいる自然環境に最良の食生活に合わせて、血糖値の分解能力など身体機能を獲得してきた。
 人類は、飢餓でも生き抜けるように進化を遂げてきたが、急速な文明化に伴う飽食という食生活の変化には適応できなかった。
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 貴志裕介「(人はなぜ『ホラー』を求めるのか)人間が『恐怖を求める生き物』である事が根本にあると思います。人間の進化の過程には、おそらく3種類の群れが存在した。何か恐怖を感じた時に、それを無かった事にする群れ。とにかく逃げようとする群れ。そしてもう一つは正体を確かめに行く群れ。その中で、正体を確かめに行く連中が勝ち残ってきたのではないかと思います。
 正体を確かめに行けば、やられて死んでしまうリスクもあります。でも、無事に帰還できたら仲間に警告を出せるし、対処法も考えられる。我々の多くが恐怖に惹きつけられるのは、そうした本能が残っているからではないでしょうか。……現実に存在する様々な恐怖や不安を忘れる一つの方法は、全く別の恐怖で頭をリセットする事なんです」
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 竹尾浩紀「人類は〝燃費のいい人と悪い人〟の両方を誕生させ、過酷な環境を生き延びてきました。基礎代謝が高い人は爆発的なエネルギー消費が可能で、マンモス狩りに向いています。逆に低い人は、氷河期などの飢餓状態でも生き延びる確率が高いということです」
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 1万年前 最終氷河期が終焉したが、これで地球の氷河期が全て終了したわけではない。
 地球は、太陽の周りを規則正しく正確な円を描いて廻っているのではなく、また、地球の自転軸も不変ではない。
 太陽の周りの軌道は、円から楕円へと約9万6000年周期で変化している。
 地球の自転軸・回転軸は、約4万1000年周期で変化している。
 この為に、数万年周期で気候が変動して温暖と寒冷を繰り返す。
 「ミランコビッチ・サイクル」と呼ぶ。
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 1万年前 食用にしてい野生種の麦が突然変異して栽培が可能になるや、農業が本格的に始まった。
 野生種の実は、細胞壁を脆くする遺伝子が働き成熟すると地面に落ちた。
 新種の実は、その遺伝子が働かず成熟しても落ちなかった為に栽培に適していた。
 シリア北西部からトルコ南東部で突然変異した新種の大麦は、東に伝播して、7000年から8000年かけて日本に伝わった。
 イスラエルからヨルダンで突然変異した新種の大麦は、西に伝播してヨーロッパに広がつて行った。
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 農耕が始まり人口爆発が起き、総人口が500万人を超した。
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 農耕牧畜社会とは、農業に従事する多数の食糧生産者が、都市に住む少数の食糧消費者を養う事である。
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 1万年前〜6000年前 温暖化によってアフリカ大陸は湿潤期にあって、サハラは森林に覆われ緑と水の楽園であった。
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 人間の平均寿命は、20歳から30歳であった。
 ヨーロッパ人の平均寿命は、19世紀頃まで40歳であった。
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 1万年前の地球人口は、約500万人であったと言われている。
 人間は、マンモスを食糧とする為に狩猟していた。
 マンモスは、自然環境の変化以上に人間によって絶滅に追い込まれた。
 人間は、狩猟できる大型獣を減少させた為に、仕方なく農耕を始めた。
 田畑が広まるとともに、森林は伐採された自然が破壊された。
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 人類は、農業を為に「暦」を編み出した。
 7日周期の「週」を考えついたのは、惑星の運行を元にした占星術が盛んな古代バビロニアであった。
 「暦」と農業は、古代バビロンから世界中に広がり、各地の自然環境、宗教活動、生活様式など多くの要素が加わって独自に変化していった。
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 人種差別の元となっている、白人至上主義も、中華思想も、意味もないくだらない事である。
 当然。日本人と取り立て手特別な存在ではないし、優秀でも何でもない、ただの人である。
 日本を特別な存在と自惚れるのは、愚の骨頂で有り、無知な馬鹿である。
 その意味で、ユダヤ人も、中国人も、朝鮮人も、全ての人間は特段優秀ではない。
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 人類は、火と道具と言葉を持つ事で文明を切り開いた。
 道具は、動物を狩る以上に戦争の武器として使用した。
 戦争に勝つ為に、宗教が生まれた。
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 9000年前 祖先への崇拝と自然への感謝を捧げる宗教儀式が始まった。
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 2020年7月16日 産経新聞「古代のサメのトゲ化石発見 国内初、岩手の博物館
 ヒボダス類のトゲ化石。右側が根元で体に沿って湾曲している(久慈琥珀博物館提供)
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 岩手県の久慈琥珀(くじこはく)博物館は16日、敷地内の発掘体験場を訪れた女性客が約9千万年前の白亜紀後期の地層から絶滅したサメのトゲの化石を見つけたと発表した。日本で見つかるのは初めて。
 早稲田大の平山廉教授と城西大大石化石ギャラリー(東京都)の宮田真也学芸員が分析した。見つかったのは古生代石炭紀から中生代白亜紀にかけて生息したヒボダス類。ヒボダス類の一部は2枚ある背びれそれぞれの前部分にトゲが生えていたことが分かっている。
 化石は直径約2センチ、長さ約19センチ。側面にすじが入り、後ろにはバラの茎のトゲにも似た小さな突起が並んでいる。
 家族で博物館を訪れ、化石を発見した岩手県一関市に住む検査技師、高橋光さん(27)は「貴重な発見に携われたことをうれしく思っております」とコメントを出した。」
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 人類の脳は、生存競争に勝ち残る為に喜怒哀楽と言う感情を進化の早い段階で獲得したが、公共の場での理性・良心・常識は未発達であった。
 人は、社会を維持する為の道徳の拠り所として宗教を必要とした。
 人類の脳が未発達な為に、意図的に情緒的な宗教と理性的な道徳が必要であった。
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 8000年前 森林が増え、雨量が多くなり、気候が安定するや、人類は定着して集落を形成し本格的な農耕を始めた。
 西アジアや中国の長江流域で、農耕と牧畜による農耕文化が出現した。
 主食とする農作物は、地域の環境で異なるだけで、栄養価で優劣は付けられなかった。
 身体的機能及び能力は、単に生活する自然環境に適応する為に変化してきたのであって、優劣を付けられるモノではなかった。
 西アジアの肥沃な三日月地帯では、小麦、大麦、エンドウ豆、ソラ豆、ヒヨコ豆などが栽培され、羊、山羊、牛、豚などが家畜として飼育されていた。
 単一作物のみを栽培していると、病害が発生すれば全滅してしまう。
 全滅を避ける為に、多様性ある作物を栽培していた。
 多様性のないモノは、滅亡するのが運命であった。
 メソポタミアの遺跡から、赤ワインが入っていたと思われる壺が発見された。
 同じ遺跡あら、栽培されていたと思われるブドウの種が見付かった。
 長江流域地域では、稲、ひょうたんなどが栽培され、水牛などが飼育されていた。
 農業は、巨木を切り倒し、大岩をどかし、水の堰き止めて流れを変え、大地を掘り起こして開墾し、自然に手を加えて収穫量を上げた。
 農業によって食べ物が増えると、人口も増え社会が生まれた。
 人は、収穫量を上げ富を貯える為に、自然が持っていた原始の主権を奪って王となった。
 人間の王権は、自然の主権よりも上級権威とされた。
 自然の精霊を支配する為に、言葉の宗教を編み出して信仰した。
 人間による自然のコントロールが始まり、自然が持つ偉大な力は軽視された。
 人間王はより多くの富を得る為に、他の人間王を敵と見なして攻撃してその富を奪った。
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 7000年前 黄河流域地域では、粟やキビが栽培され、豚などが飼育された。
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 7500年前 小麦を栽培する農耕民が、中東からヨーロッパに移住してきた。
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 人類と哺乳類の違いは、欲得を持って現状に満足する事なく、好奇心を持って向上心で行動する事である。
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 農耕や牧畜の生産性が高くなり余剰食物が出て、その貯蔵方法が発達するや集落は豊かになった。
 他の集落との間で余剰生産物の取引が盛んになれば富を蓄える集落が生まれ、幾つかの集落が集まって都市となり、国家が生まれた。
 増えた人口を維持し、より効率よく生産性を上げ、冨を再配分し、都市機能を円滑に運営する為に政治システムが生まれた。
 冨を集め政治の中枢にいる者が、権力者となり、王侯貴族となり、階級が誕生した。
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 カリフォルニア州ホワイトマウンテンには、樹齢5000年以上の長寿を誇るブリッスルコーンバインと呼ぶ松の木の仲間の木がある。
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 5500年前〜4000年前 ウバイド文化。
 農耕の場は草原地帯から砂漠地帯に移り、潅漑技術が発達して砂漠に水を引き収穫が増え、村は豊かになっていった。
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 5500年前頃から湿潤期は終わり、5000年前からサハラはサバンナ気候となって砂漠化し始めた。 
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 5500年前〜5000年前 人類は文字を手に入れ、壁画や考古学的遺品以外に生きていた証拠を残した。
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 2016年1月14日 産経ニュース「アイスマン、ピロリ菌感染していた 5300年前 胃炎に悩む?
 ミイラから復元したアイスマンの像(イタリア・南チロル考古学博物館提供)
 イタリア北部のアルプスの氷河で見つかり「アイスマン」と呼ばれる約5300年前の男性のミイラが、ピロリ菌に感染していたことが分かったとイタリアなどの研究チームが8日、米科学誌サイエンスに発表した。
 現代人のように胃炎や胃潰瘍を患っていた可能性があるという。ピロリ菌のゲノム解析からは、現代のインドなどで見られる菌とよく似ていることが判明。アイスマンの祖先はアジアから来たという見方も出てきた。
 アイスマンは1991年に標高3千メートルの山中で見つかった。全身の保存状態が良く、40〜50歳ぐらい。死因は、背後から矢に射られたことによる失血死とみられている。
 チームが胃の組織を採取して調べたところ、ピロリ菌のDNAを見つけ、感染が確認された。胃の組織からは、炎症を起こしたときにできる複数のタンパク質が見つかり、発症していた可能性がある。ただ胃には大量の食料が残り、食べられないほど症状が悪かったとは考えられないという。」
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 5000年前 都市国家が誕生し、古代文明が起きた。
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 5000年前〜4000年前 ニワトリの源流は、雲南省からミャンマーに生息していた野鶏を家畜化した。
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 4000年前 メキシコ中部地域では、トウモロコシ、インゲン豆、ライ豆、カボチャなどが栽培された。
 イタリアのヴェスヴィオ山大噴火。大火砕流が発生し、ナポリ市中心に火山灰と軽石が数メートル積もった。
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 3000年前 アメリカ東部地域では、カボチャ、ヒマワリなどが栽培された。
 アンデス地域では、ジャガイモ、インゲン豆、ライ豆、カボチャなどが栽培された。
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 1991年 スイスのアルプス氷河で、全身に彫り物を施した5000年前のミイラが発見された。
 彫り物を調べた結果、東洋医学の経絡治療で使うツボである事が判明した。
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 蜘蛛は、日本で1,500種類、ドイツで1,000種類、イギリスで700種類いて、日本は先進国中でもクモの種類が多い。
 蜘蛛は、カブトガニと共通の祖先を持つ海棲生物として水辺に棲息し、陸上に進出しながら環境に合わせて多様な進化を遂げ、多くの種族を生み出し地球上に生息圏を広めていった。
 蜘蛛は、餌となる昆虫の多い所に生息する。
 蜘蛛の種類が豊富という事は、命を持った生物が多く住む自然が豊かな証拠である。
 蜘蛛は、細い糸を出し、上昇気流に乗って上空に舞い上がり、体温を維持する為に高度を調整しながら遠くまで飛び、餌が豊富な環境の良い場所に降り立って巣を作る。
 気温が零下ではクモは横死する為に、高高度までは上がらない。
 蜘蛛の世界は、カマキリや鈴虫同様に女性上位種族として、メス蜘蛛は交尾し体力を失ったオス蜘蛛を食べる。
 本能で生きる動物世界では、メスがオスを食べる話は多いが、メスを食べるオスの話は皆無である。
 メス優位において、精子を生産するオスは子孫を残す為の付属物に過ぎない。
 強いオスは、メスに受け入れられて食べらる。
 弱いオスは、食べられないがメスから突き放されて野垂れ死ぬ。
 自然とは、弱肉強食であると同時にメスがオスを食べる世界である。
 小さな蜘蛛は、生き残る為に多様な進化を遂げ、敵から身を守る為に擬態を身に付け、餌をとる為に自然界で最も強靭な蜘蛛の糸を生産し、自己防衛としての攻撃してくる敵を撃退する為に猛毒を作り出した。
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 竹内久美子(動物行動学)「(猿山は、)実はメスが実権を握り、彼女らが疲れたボスに代わって元気な新しいボスを迎える」
 メスザル達は、愛よりも実力を優先して、負けて追い出された旧ボスを捨て勝った新ボスを迎え、新たな子を得る為に発情して新ボスと交尾した。
 新ボスは、自分の子供を増やす為に、旧ボスの赤ん坊ザルを母ザルから引き離して殺した。
 竹内久美子「ナイフのように尖った犬歯で致命傷を負わせる。この時、子を抱いている母親にはかすり傷ひとつ負わせない」
 母ザルは、最初は抵抗をしても赤ん坊ザル殺しを受け入れ、新たな子供を得る為に新ボスに発情している事をアピールした。
 ケンブリッジ大学のD・ルーカスは、260種の猿類の生態系を調査し、119種で新ボスによる赤ん坊ザル殺しを確認し、残りの141種には赤ん坊サル殺しはなかった。
 母ザルは、赤ん坊ザルの親ザルが分からないように多くのオスザルと交尾していた。



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