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・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
熊は、人を襲い、人を喰う危険性がある野獣である。
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2019-12-31
🐈154}─1─害獣駆除に猛反対する少数派の原理主義的動物愛護団体。~No.342No.343No.344No.345No.346
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アイヌの熊殺しの儀式とは、熊を特別な霊力をもった尊い動物神とみなして熊を殺しその魂を山に返すとい宗教儀式(イオマンテ)である。アイヌのイオマンテは2~3年飼育した子熊を殺して共食し,供物や木幣などを供えて,その霊を熊の国に送り返す。多くは冬に行われ、熊祭りともいう。
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2024年12月6日 MicrosoftStartニュース 東洋経済オンライン「「秋田のクマ駆除」に"ブチ切れる人"なぜ増えた? 「クマを殺すな」と殺到する抗議に自治体も困惑
木村 隆志
肉食でもあるが、ヒグマと比べても植物食に依存するというツキノワグマ(画像:sw950502/PIXTA)
© 東洋経済オンライン
秋田県秋田市のスーパーにクマが侵入したのは11月30日。47歳の男性従業員が襲われて頭などを負傷し、クマは2日以上にわたって居座り続けましたが、わなにかかった後に麻酔で眠らされ、その後駆除されたそうです。
【写真】秋田で人気?「ツキノワグマの自販機」と、確かに可愛い…「ツキノワグマの赤ちゃん」
これらが報じられると、市などに100件を超える抗議の声が寄せられたことが波紋を呼びました。
「人間の都合で殺すな」「山に返すべき」「かわいそう」などと抗議する声に賛否があがっていますが、このような現象は今回だけではありません。クマの出没が各地で相次いで報じられ、そのたびに同じような命をめぐる論争が起きています。
また、先月末には北海道猟友会が71の支部に「クマ駆除要請の拒否を認める通知を出した」ことが大きく報じられました。これは2018年に同道砂川市のハンターが発砲した際、危険性を理由に猟銃所持許可を取り消された札幌高裁判決を受けたものでしたが、このときにも「クマの駆除」に関する論争が起きました。
命は重くても抗議は行き過ぎ
はたしてクマ駆除の反対派による「命の重さ」「動物愛護」「自然との共生」などの主張は妥当なのか。度重なる論争の本質はどこにあるのか。そして何か悪影響を及ぼしているものはないのか。掘り下げていきます。
【写真を見る】秋田で人気?「ツキノワグマの自販機」と、確かに可愛い…「ツキノワグマの赤ちゃん」(6枚)
まず今回のケースに関しては、クマ駆除の反対派による「命の重さ」「動物愛護」「自然との共生」などの主張は、1つの貴重な意見でこそあれ、妥当とは言いづらい感があります。
クマがスーパーの商品を食べた可能性がゼロではないこと。少なくとも食べ物の存在を知ったことから、山に返しても再びスーパーを訪れるリスクがあり、住民や店員の不安が募ること。
地元では今月数十件の目撃情報があったうえに、捕獲翌日に別のクマの目撃情報もあったなど、ゆったり対応している余裕がないこと。だから秋田県、秋田市、警察が連動して懸命に対応したこと。
また、秋田に限った話ではない部分で、このところ市街地に出没したケースが続くなどクマの生息圏内に住む人々の危機感が増していること。
山に食べるものがないからではなく、あるときでもおいしいものを大量に食べようと人里に降りてくるなどクマの学習能力が上がっていること。自分たちの命だけでなく、住宅や農作物などの財産も守りたいと思っていること。だから自治体には抗議ばかりではなく、感謝の声も多数寄せられていること。
これらの理由から「命の重さ」「動物愛護」「自然との共生」という主張そのものは理解できても、当事者の安全や心境を踏まえると、抗議は行き過ぎのように見えます。
クマが立てこもって2日、駆除されてから5日での営業再開を発表したスーパー「いとく土崎みなと店」(写真:同店HPより)
© 東洋経済オンライン
「自然と共生していない地域の人」ほど声が大きい
そもそも「命の重さ」や「動物愛護」を考えるのであれば、クマの駆除だけをピックアップして当事者に抗議するのはフェアではないでしょう。他にもそれらを訴える案件はあるはずなのに、なぜクマの駆除にそれらの声が大きくなるのか。
クマの出没がたびたびニュースになるから命をめぐる主張がしやすいのかもしれませんが、被害に苦しみ、現場で必死に対応している人々に不要な心的負担を強いている感は否めないのです。
「自然との共生」に関しても、共生しているからこそクマが出没して被害が出ているのでしょう。本当に自然と共生している地域はわざわざそれを掲げないでしょうし、「もともとあまりクマがいなくて被害が少ない」地域の人ほど、「自然との共生を目指そう」などと掲げるのかもしれません。
関連するビデオ: クマ居座りのスーパー周辺で…また“クマ”目撃 警戒を強化 秋田 (日テレNEWS NNN)
もしクマが人里に出没したら、「これからも自然と共生していくためにはクマの駆除が必要」と考えるのが自然に見えます。
他人への想像力と理解に“個人差”
体長1.1メートル・体重69キロのメスで、それほど大きくないツキノワグマだったこと。襲われた男性が軽傷だったこと。本当に商品を食べたのか明らかではないこと。ツキノワグマは植物が主食であること。住宅地のため銃を使わなかったことで「生きて森に返すのだろう」と思わせたこと。
クマの駆除反対派の中にはこれらの主張も見られましたが、いずれも論争の本質ではないでしょう。クマの駆除に関する論争が過剰になってしまう最大の理由は、他者への想像力と理解に個人差があること。これが論争をヒートアップさせる要因になっています。
「『自分の生活エリアにクマが現れるかもしれない』という状況で安心して暮らせるのか」
「もし自宅にクマが入ってきたら、スーパーでクマに遭遇したら、どう対応するのか本気で考えたことはあるか」
「自分が大丈夫だとしても、家族、友人、仕事仲間などがクマの出没を不安視していないか」
「クマ出没の不安があることでスーパーなどの客足が遠のき、もし出没したら店が閉鎖されて営業ができないなど困ると思わないのか」
これらを自分事として真剣に考えたとき、「命の重さ」という主張はさておき、クマの駆除に抗議できる人は多くないでしょう。意識的かどうかを問わずニュースを見たときの印象や感覚が優先されるほど、他者への想像力や理解が後回しにされていきます。
さらにネットの普及で目にするニュースの量が増えたことが、「印象や感覚優先で、他者への想像力や理解が後回し」という風潮を加速しました。
1つひとつのニュースを当事者の立場でじっくり考えるのではなく、自分の印象や感覚ですぐに判断を下す人が増え、中でも批判的なものほど瞬発的に発信されやすい傾向があります。
そのニュースに関する情報をそれなりに得て、自分なりに学んだうえでの印象や感覚であればいいのですが、瞬発的に抗議の声をあげる人々がそれをしていないのは明白。
特にネットニュースは「あまり考えずにコメントしてもいいもの」とみなされがちで、思い込みのような声が目立ちます。だから「他人の命を想像できずクマの命だけを考える」「生かして返せる方法は何かしらある」などと他人事になってしまうのでしょう。
ウシ、ブタ、ニワトリはいいのか
今回ネット上のコメントを見ていると、「ウシ、ブタ、ニワトリを食べている人が『クマを殺したらかわいそう』は矛盾している」という声が散見されました。
さらに「『かわいそう』と言うなら人間に危害を与えないウシ、ブタ、ニワトリのほうだろう」「畜産にかかわる人々はさまざまな思いを抱えながら日々命と向き合っている」などの声もありました。
これらの人々は「他者への想像力と理解がある」と言っていいのではないでしょうか。一方、もし犬や猫を飼ってかわいがっている人がクマに命の大切さを重ね合わせて抗議したのなら想像力が足りないように見えます。
たとえば今では少なくなりましたが、野犬が現れて愛犬や自分が襲われたときも同じことが言えるのか。ペットや人を襲うかもしれない野犬を殺処分しなければ誰が世話をして、誰がお金を負担するのか。本当の意味で抗議できるのは「私がやります」と責任を負える人だけなのかもしれません。
命をめぐる論争そのものはあってしかるべきものでしょうが、その前提として欠かせないのが、他者への想像力と理解。
個人差があるのは当然だとしても、当事者や主張が異なる人のこともいかに考えられるか。自分の主張に偏るほど対立が激しくなり、論争の本質からは外れていくだけに、「抗議するとしてもどんな姿勢で向き合うのか」が重要なのです。
クマの駆除に関する今回の論争で最後に1つふれておきたいのが、メディア報道の是非。
クマの出没から捕獲、駆除されるまでの推移を報じることにもちろん問題はないでしょう。
その一方で残念なのは、「なぜ殺した?」「殺すのは非道」「抗議の声が殺到」などと過激なフレーズを前面に出して対立をあおる記事が少なくないこと。自社の営業利益や記事のスピード感を優先させたこれらの記事がニュースの本質を遠ざけている感は否めません。
クマの出没に関するデータ、秋田県の現状、現地住民の声、有識者の見解などが的確に報じられないため、「かわいそう」という抗議の声をあげている人もいるのでしょう。世間の人々がクマに関する情報や学びが足りないのは確かであり、これが前述した他者への想像力や理解の不足につながっているところもありそうです。
当事者にとってクマの出没は深刻な問題だけに、「人々に有益な情報を提供する」という本来の目的を差し置いて論争をあおるメディアには怒りを感じているのではないでしょうか。
また、ネット上には被害を受けて7日までの休業を余儀なくされた秋田のスーパーを応援する動きも起きているだけに、後方支援するような記事がもっとあってもいい気がします。
猟友会にも抗議の声が寄せられている
そしてもう1つメディアが報じるべきは、各地の猟友会が抗議の声に悩まされていること。今回は市や警察が主導で対応したうえに、そもそも住宅地のため銃を使う可能性がなかったことも含め、もし猟友会へ抗議している人がいたらまったくのお門違いでした。
その他でもクレーム、無言電話、誹謗中傷、活動妨害などに悩まされているというだけに、猟友会の立場や仕事などの理解が進むような記事も出してほしいところです。
クマに対する情報と学びを提供し、猟友会などへの理解を促す……。「命の重さ」「動物愛護」「自然との共生」をめぐる論争が健全に行われるためにメディアの果たす役割は重要でしょう。
【写真を見る】秋田で人気?「ツキノワグマの自販機」と、確かに可愛い…「ツキノワグマの赤ちゃん」(6枚)
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12月6日 MicrosoftStartニュース SmartFLASH「「反対されるのは県外の人が多い」スーパーマーケット“立てこもりクマ”駆除で126件の意見が殺到! 秋田市が明かした“苦情主の正体”
ツキノワグマ(写真はイメージです)
© SmartFLASH
12月2日、秋田市のスーパーに立てこもったクマが捕獲された。秋田市には、クマの“駆除”に反対する声が寄せられているが、インターネット上では、こうした“苦情”に異議を唱える声があがっている──。
発端となったのは、11月30日に秋田市内のスーパーマーケット「いとく」土崎みなと店に、ツキノワグマが侵入したこと。
「47歳の男性従業員が頭を噛まれるけがを負い、クマは店内に居座り続けました。その後、警察が駆けつけ、クマは12月2日に箱わなで捕獲されたあと、麻酔をかけられ、その場で駆除、つまり殺処分したと伝えられています。そのことに対して、秋田市には『かわいそう』など苦情が寄せられているそうです」(社会部記者)
クマの出没や被害に関連するニュースが出るたび、駆除をおこなうことへの是非が議論される。今回も、クマの駆除に否定的反応を示す人もいたようだが、Xでは《苦情を入れること自体ちゃんちゃらおかしい》《今までの熊の悲惨な事故見たことないのか》といった“反対派”への不満の声が続出した。
「また、クマが頻繁に出没する地域以外から苦情が殺到している、と疑う声も多く聞かれています」(前出・社会部記者)
スーパーに居座るクマを駆除したことに対して、秋田県や秋田市にはどのような意見が寄せられているのか。本誌「SmartFLASH」は、秋田県庁に問い合わせたところ、
「12月4日の12時時点で、県の自然保護課にきたのは、電話が30件、メールは7件です。クマを殺処分したことに対して、賛成が18件(うちメールが3件)、反対は19件(うちメールは4件)になります。詳細な内容に関しては、お答えしておりません」(秋田県庁自然保護課)
と、意外にも賛否の意見はほぼ同数だったようだ。
続いて、秋田市役所にも取材した。秋田市農地森林整備課の担当者によると、12月4日時点で同課に寄せられた意見は、メールが45件、電話が81件の計126件だという。その内容について聞いた。
「反対意見としては『クマがかわいそう』『山をもっと整備すればいいんじゃないか』『命の大切さを認識してほしい』といった声が寄せられています。賛成意見としては『共存できない』『駆除してよかった』といったものになります。お電話で明かしていただけた方で反対されるのは、秋田県外の人が多い印象です。県内に住む方からは比較的、肯定的なご意見をいただいています」(担当者)
今回の件で、被害にあったスーパーマーケットは臨時休業となるなど、大きな影響を受けた。クマと人間の棲み分けが進むといいのだが……。
関連するビデオ: クマ居座りのスーパー周辺で…また“クマ”目撃 警戒を強化 秋田 (日テレNEWS NNN)
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12月10日 MicrosoftStartニュース シュフーズ「“熊を殺すな” クレームのほとんどが『県外から』秋田県議会議員のカミングアウトにコメント殺到「他県の人がクレーム入れるのおかしいだろ」「現場に住め!」
熊を殺すな クレームが県外からがほとんど 県議明かし話題に
“熊を殺すな” クレームのほとんどが『県外から』秋田県議会議員のカミングアウトにコメント殺到「他県の人がクレーム入れるのおかしいだろ」「現場に住め!」
© シュフーズ
秋田市土崎港西のスーパーマーケットで発生した熊の店内侵入事件。12月2日に捕獲・殺処分された熊をめぐり、「熊を殺すな」との抗議が相次いでいますが、そのほとんどが県外からのものだということが、地元県議の話で明らかになりました。
秋田県の県議会議員によると、県や市には連日抗議の電話が寄せられているものの、批判的な意見のほとんどは県外からだといいます。「秋田県の人で批判的な人はほとんどいない」と同県議は説明します。
この県議は全国ニュース番組出演後、毎日のように届くメッセージの内容について「メッセージが100あったら、40が『ふざけんな』というもので、60は好意的」と明かしています。
同県議は「抗議をしてくる方々は個体しか見ておらず、全体の生態系や縄張りなどを想像すらしていない」と指摘します。
なお、事件の舞台となった土崎港周辺は従来熊が出没しない地域でした。周辺の小学校では警察官による警備が強化され、保護者による送迎が必要になるなど、地域の生活にも大きな影響が出ています。
この話題に寄せられたネットの声
“熊を殺すな” クレームのほとんどが『県外から』秋田県議会議員のカミングアウトにコメント殺到「他県の人がクレーム入れるのおかしいだろ」「現場に住め!」
“熊を殺すな” クレームのほとんどが『県外から』秋田県議会議員のカミングアウトにコメント殺到「他県の人がクレーム入れるのおかしいだろ」「現場に住め!」
© シュフーズ
「他県の人がクレーム入れるのおかしいだろ」
「殺すなという電話による抗議はクマに遭遇したことの無い人なんだろうな」
「大騒ぎでクレームまで入れる人に何を言って聞かせても時間の無駄」
「山に返しても餌目当てでまたくるのわからんかな…」
「無責任なやつ多すぎ。住んでみろよ熊が出る地域に」
「熊のイメージは”熊のプーさん”ぐらいの認識なんだろ」
「現場に住め!」
この話題には数多くの批判的なコメントが寄せられていました。
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12月11日 MicrosoftStartニュース 朝日新聞デジタル「今年度のクマ出没、近年最多の166件
滋賀県内で撮影されたツキノワグマ=滋賀県提供
© 朝日新聞社
滋賀県内で2024年度、クマの出没が11月までに166件あり、15年度以来最も多くなっている。県は、京都府、福井県と共同で生息状況を調査し、広域で保護・管理する方向で協議している。
6日の県議会一般質問で、九里学県議(無所属)の質問に、中村達也・県琵琶湖環境部長が明らかにした。
県によると、調査を始めた04年度以降、目撃件数と捕獲件数を合わせた出没件数が最も多かったのは10年度の322件。14年度に168件で、それ以降は160件を下回っていた。人身被害は2件あった19年度以降、報告されていない。
今年度の166件の市町別では高島市88件、大津市47件、長浜市22件、栗東市4件、甲賀市3件、米原市2件。湖西地域でドングリなどの実りが悪かったため、高島市や大津市での出没件数が多くなったのではないかという。
クマは県境を越えて分布するため、3府県が連携して24年度に調査し、その結果を踏まえ25年度に管理方針を決めるという。環境省のガイドラインに基づき、「コア生息地」「緩衝地帯」「防除地域・排除地域」などとゾーニング管理の考え方を採り入れ、人の生活圏とクマの生息域をすみ分けることを目指す。
県内のツキノワグマは、東日本と西日本の地域個体群の重要な中継地点になっているという。生息数は現在、米原市と長浜市(一部)に分布する湖北個体群164頭、高島市、大津市、長浜市(一部)に分布する湖西個体群152頭と推定され、近隣府県に比べ少ない。
県は「クマの地域個体群の安定的維持」と「人身被害の回避と生活環境被害・農林業被害の低減」を目的とする計画をつくり、保護管理を進めている。(武部真明)
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