📉9】─2─全国初。岡山県PTA連合会は少子化で会員数も減り解散。〜No.17 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 2024年9月4日 MicrosoftStartニュース テレ朝news「岡山県PTA連合会が解散へ 全国初…会員減で活動困難 「他人事ではない」危機感も
 岡山県PTA連合会が解散へ 全国初…会員減で活動困難 「他人事ではない」危機感も
 © テレビ朝日
 都道府県レベルで初の解散です。岡山県PTA連合会が今年度末で解散を決め、動揺が広がっています。
 【画像】PTA組織の構造とは? 都道府県レベルの解散は岡山県が初
■「他人事ではない」危機感 動揺が広がる
 3歳児の父親
 「僕はPTAはあったほうがいいかなと思っているんですけど」
 小学2年の母親
 「もし委託できる先があるなら、少しお金を払ってでも別の業態で運営した方がいいかな」
 PTAといえば、保護者や教職員が学校行事のサポートや地域への貢献を通じて、子どもたちの教育を支える組織です。
 学校単位から始まり、市区町村郡のPTAの要望や意見を吸い上げるのが、都道府県のPTA連合会です。
 都道府県レベルでの解散は、岡山県が初めてです。番組の取材に、解散の理由についてこう説明しています。
 岡山県PTA連合会
 「会員数が減り続け、会費収入の増加も見込めず、解散することにしました」
 岡山県のPTA連合会の会員数は、2001年には小中学生の保護者と教職員を合わせ、およそ18万7000人に上りました。
 しかし、9月の時点で9800人ほどと1万人を割り込むまで激減しています。
 県レベルのPTAの初めての解散。他の地域にも動揺が広がっています。
 都道府県AのPTA連合会
 「驚いた。PTAの運営は会費で成り立っていて、加盟する団体が少なくなるのは運営的にも厳しい」
 都道府県BのPTA連合会
 「“ひとごと”ではない。少子化で会員数も減り、PTAのあるべき姿を検討していかないといけない」
 別の地域の現役幹部は、今後を危惧しています。
 関東の都県PTA幹部
 「県単位の組織に求められているのは、意見の集約と意見表明。(解散により)情報も行き渡らなくなる可能性もあるでしょうし、子ども・教員・保護者にとってマイナスになっていく(ことは多い)だろう」
 では、どうすべきなのでしょうか?
 関東の都県PTA幹部
「要は『何やってるか分からない(PTAは)要らないんじゃないの』に(対し)、都道府県のPTAはこうやっていますと『活動の見える化』。やっぱり『見える化』をやらなければならない」
 (「グッド!モーニング」2024年9月4日放送分より)
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 9月4日 MicrosoftStartニュース FORZA STYLE「地方のPTA消滅は歴史の流れ?「専業なら、PTAやれよ」母親同士が押し付け合う田舎のPTAは百害あって一利なしか。
 衝撃のニュースだ。岡山県内のPTAが加盟する「県PTA連合会」が今年度をもって解散することを発表した。加盟団体が減り、活動が維持できなくなったためだ。これにより、岡山県下のPTAの弱体化が加速することは避けられない見通しだ。文科省によると、都道府県レベルの連合会の解散は全国初だという。
 一方、先月末にはXで〝専業主婦〟という言葉がトレンドになり論争を巻き起こした。とある専業主婦のポストにワーママが反論したことが原因らしい。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。
 「5人お子さんのいる専業主婦の方が子供といたいから働かないといった趣旨のポストをしたことにワーママと思われる女性が、持論を展開したことがきっかけだった模様。引用ポストには、専業主婦の子供は働く母のロールモデルがないことがリスクだと書かれていました」。
 どちらの意見もそれぞれあっていい。
 「これに対して様々な意見が飛び交ったことでトレンド入りしたのでしょう。色々な家庭がありますし、正直なところ、その形は十人十色です。専業主婦の家庭の子が必ず専業主婦になるという訳ではありませんしね」。
 女性の敵が女性になってしまうPTAの現実。今回はUターン帰省した田舎の実家で、専業主婦とワーママの戦いを目の当たりにしているという女性のお話だ。

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 「専業でしょ?PTAやってよ」Uターン移住で直面した専業主婦とワーママのバトルに唖然。女同士の対立の影にある「専業主婦こそ、正しい母」の呪縛
 ©︎GettyImages
 新藤令美さん(仮名・37歳)現在、第三子を妊娠している。
 「小学4年生、2年生に続いて、3人目がこの冬に生まれます。3人目の妊娠をきっかけに、夫と私が生まれ故郷に家を建てました。ずっと関東近郊に住んでいたので、久々の田舎。色々な違いに正直驚いているというのが本音です」。
 令美さんは、出産後も仕事を続けていたが、今回の妊娠、引っ越しで少し環境が変わったと話す。
 「東京を離れる選択をしたので、一旦外で働くスタイルはやめることにしました。これまで副業としてやってきたライターの仕事を在宅でしていくつもりです。昨年末の引っ越しと同時に仕事を辞めました。ライターの仕事は、まだぼちぼちなので世間から見れば専業主婦に見えるのかもしれません。しばらくは夫の扶養に入ることになるかな」。
 そんな令美さんは、田舎での親のやることの多さに驚いているそう。
 「東京では今やPTAは任意が当たり前。やることも減りつつありましたし、平日の集まりなんて皆無。ワーママがほとんどでしたし、父親の参加率も多いとは言えませんがありました。無駄をいかに省くか、そのことに尽力してくださるかっこいいママたちばかりで、本当にありがたい環境だったんだなと離れてみて感じましたね」。
 田舎の学校とはまるで違うらしい。
 「もちろん、田舎でも東京のような環境でPTAを運営しているところもあると思いますが、我が子の通う学校に関して言えば、超保守的。参加は100%母親ですし、役割分担もとにかく多い。平日の昼間に会議が開かれていることからもいかに専業主婦が主体となって行う団体なのかを思い知らされます」。
 周りのママたちは、仕事をしていないのだろうか?
 「都心よりは明らかに少ないですね。もちろん外で働いている方もいますが、看護師さんとか介護士さんとか、専門職が多いイメージ。ご近所の先輩ママに聞くとそれ以外は子どもが中学生ぐらいになってから、パートに出る感じみたい。まあ、ママが働かずとも暮らしていけるのだから、そう考えれば幸せなのかもしれませんけど…」。
 そんな環境のなか、引っ越し早々、令美さんはPTAの役員決めに参加することになった。なかなか次の候補への手が上がらず時間がすぎるなか、あるママが声をあげる。
 ー〇〇さんと〇〇さん、〇〇さん専業主婦でしょ?お願いできませんか?
 令美さんは驚きを隠せなかったという。
 「あまりにもあからさまだったんで…。発言をしたママは、働いていると後から聞きました」。
 【後編】では、PTAを舞台に繰り広げられる専業主婦とワーママの熾烈なバトルをさらに追っていく。PTAの存在意義を考えながら読み進めてほしい。
 取材・文/橋本 千紗
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 2024年8月21日 MicrosoftStartニュース FORZA STYLE「LIFESTYLE 女たちの事件簿
 【続きはこちら】「働いている人の子は素行が悪い…だと!」専業主婦とワーママとの軋轢にぐったり。都会より闇深い?田舎の母のリアルを独白
 不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
 【前編のあらすじ】新藤令美さん(仮名・37歳)第三子妊娠をきっかけに地元に戻った。そのタイミングで外で働くことは一旦辞めて、在宅でライターとして活動することを決意したそう。そんな彼女がリターン早々驚いたのが、地元PTAの活動量。自身の子ども時代と変わらない体制を憂いつつ、役員決めの会議に出席すると専業主婦とワーママとの熾烈なバトルが繰り広げられていて…。

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 ©︎GettyImages
 「次期役員の立候補がなかなか出ない時間が続き、あるママが専業主婦の人を名指したんです。〇〇さんと〇〇さん、専業主婦でしょ?って。あからさますぎて私はびっくりしてしまいました」。
 令美さんは専業主婦の方が積極的にPTA活動をしているものだと思っていたそう。
 「楽しんでやられているのかな?って勘違いをしていました。本当はみんなやりたくないのかもしれませんね。名指しされた方は、専業主婦だから暇みたいなレッテルを貼られるのは不服だとキレ始めました。当然と言えば当然ですよね。それに対して、ワーママ軍も声をあげて、意見は真っ二つ」。
 ー仕事していたら、PTAなんて無理。
 ー専業主婦にだってやることはあるんだから、平等じゃなきゃおかしい。
 結局、収集がつかず、くじ引きで決めることになったそうだ。
 「こんな無駄な対立になるくらいなら、初めからくじ引きにしてくれたらいいのにと私なんかは思ってしまいました。それから、都会との違いを感じたのは、役員決め会議への出席率の高さ。都会では会議すら行われず、うちうちに次の役員が決まることがほとんどでした。後から先輩ママに聞きましたが、この会議に出ないとそれはそれでレッテルを貼られてしまうらしいです。あの家は非常識だ、みたいな。何も知りませんでしたけど、参加しておいてよかった笑」。
 以前、どうしても都合のつかなかったママが袋叩きにあったらしい。
 「出席していないんだから、ペナルティがあるべきだと主張した人がいたみたい。なんだか、びっくりすることばかりです」。
 結局、くじ引きで決定した5人中4人は専業主婦。1人がワーママだった。
 「会長と副会長は継続で、それ以外の役員がそのくじ引きで決まりました。後味の悪い会議でしたね」。
 令美さんは引っ越しをしてきてからというもの、専業主婦、ワーママの対立を感じることが多いと話す。
 「田舎特有の価値観がまだまだ蔓延っていると実感します。専業主婦こそ、正しい母の形みたいな。2世帯住宅が多いので、ワーママたちはもしかしたら肩身の狭い思いをしているのかもしれません。お嫁さんなのに家のことしない、とか言われてたりね」。
 今回の会議とは逆に専業主婦が、ワーママに悪態をついている姿もたびたび目撃すると話す。
 「この前見かけたのは、市販の上履き入れを使っていることを可哀想と言っている専業主婦の会話。働いていると手が届かないとか、素行が悪くなると話していて、怖いと思いましたね。これは主観になりますけど、都心より分断がさらに根深いと感じます。きっと他人との距離が近いからでしょうね。どんな仕事をして、どんな暮らしをして…それが筒抜けになっているのが、田舎なのかもしれません」。
 幸い令美さんは両親、義両親から働き方について、何か言われたことはない。
 「たぶん、東京から帰ってきてくれただけで嬉しい。そんな感じだと思います。私はラッキーですね、本当に」。
 令美さんは憂う。
 「専業主婦も兼業主婦もどちらもそれぞれ尊いと思います。他人の人生にとやかくいう暇があるのなら、自分の人生をもっと楽しく生きたらいいのになと呑気に思ってしまいますが、それは私が恵まれた環境だからなのかな。今はこれから田舎で生きていくにあたって、専業主婦、ワーママどっちの立場にいるほうが楽なのか、考えてしまいますね」。
 田舎では在宅で仕事をしていることへの理解はまだまだ薄い。
 「怪しいとか言われかねません。専業主婦とワーママの対立に巻き込まれたくありませんし、立場を大きく主張するのも面倒なので、なんとなく曖昧にしておきたいですが、それはそれでやっかまれそうで気が気じゃありません」。
確かに他人との距離が近い田舎では、専業主婦と兼業主婦の対立はより激しいものになるのかもしれない。そう思わされる取材だった。どちらの選択も本人の選択であり、他人がとやかくいうことではない。それでも人間は自分の意見を主張したい生き物なのか、一億総発信時代だからこその溝にぐっと重い気持ちになった。
 取材・文/橋本 千紗
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