📉99】─1─スマホの見過ぎで緑内障失明が急増する。〜No.226No.227 

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 2023年5月7日 MicrosoftStartニュース NEWSポストセブン「日本人の失明原因トップ「緑内障」、スマホの見過ぎでリスク増 予防のための「眼筋ストレッチ」
 目の不調の改善が望めるストレッチも(イメージ)
 © NEWSポストセブン 提供
 目の老化は健康寿命に直結する。なかでも日本人の失明原因トップの「緑内障」は厄介な病気だ。Y’sサイエンスクリニック広尾統括院長の日比野佐和子医師が語る。
 【図解】目の不調の改善が望める「親指スライドストレッチ」
 「厚生労働省(2020年『患者調査』)によると、40歳以上の20人に1人が緑内障を発症しています。この病気は、目の中を循環して栄養を行き渡らせる液体『房水』が様々な原因で停滞することで目の中に溜まり、眼圧が上昇して視神経を圧迫することで発症します。
 ただし、日本では眼圧が正常なのに発症する『正常眼圧緑内障』が7割を占めます。これは血流の低下や近視が関わるといわれます」
 そういった眼疾患は、「目の酷使」に起因するものだ。
 「現代人はスマホなど手元ばかりを見ることで目を酷使している。その結果、近視が進行して緑内障網膜剥離といった失明につながる病気のリスクが高くなる」(日比野医師、以下「 」は同じ)
 発症した緑内障を元に戻す治療法は現時点ではないが、酷使した目の疲労を和らげ予防するには「眼筋ストレッチ」を試す価値はある。
 「人間は本来、狩りで獲物を追うなど生きるために視覚を使っていました。ところが現代人の目の使い方は大きく偏り、眼球に関係する筋肉の強張りを招いています。それらを回復させるには、目の筋肉を動かすことが重要です。『瞬きをする』『目の焦点を変える』『眼球を動かす』ことを意識してストレッチをすると効果的です」
 目の不調の改善が望めるストレッチとは、どのようなものか。
 何度やってもいい
 まずウォーミングアップになるのが血流を改善する「グーパー瞬き」だという。
 「2秒間目をギュッとつぶり、次に目をパッと大きく2秒間開く。この動作を繰り返すことで、目の周りの筋肉をほぐして血流を改善します。瞬きをすることで涙の分泌を促すので、ドライアイにも効果的です」
 ポイントは、両黒目を鼻に寄せるイメージだ。
 ピント調節機能を回復するには、目の調節レンズである水晶体の厚みを調整する「毛様体筋」のストレッチがいい。
 「遠近を交互に見ることで毛様体筋を伸び縮みさせて、目のコリの解消とピント調節能力の回復につながります」
 具体的には「親指スライドストレッチ」(別掲図A)に取り組んでみよう。
 「顔の前に親指を立てて爪を目の高さに合わせ、できるだけ顔に近づけたら、見つめたまま1秒かけて遠ざける。それから3秒かけてゆっくり元の位置に戻します。さらに、適宜2m以上遠くにも視線を合わせるとより効果を得られます」
 一方、目を上下左右に動かす「外眼筋」のストレッチも重要だという。
 「外眼筋は目をぐるぐる回したり、寄り目にしたりと、眼球の向きを変える時に使われます。外眼筋が硬くなると様々な目の不調の原因になります」
 そこで効果的なのが「親指渦巻きエクササイズ」(別掲図B)だ。片手を前に突き出して親指の爪を見つめ、顔よりも大きな円を描きながら手を顔に近づける。
 「目は親指の爪を追いかけるのがポイント。親指の爪が顔に近づいたら、逆回りの円を描いて手を少しずつ遠ざけます。外眼筋が伸縮し、血流や動体視力を改善して疲労を和らげます」
 これらのストレッチは1日に何回やってもいい。自らの取り組み次第で目の健康寿命を延ばせる余地は大きいと言えそうだ。
 ※週刊ポスト2023年5月5・12日号
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