📉43】─1─IT技術者の国別給与ランキング。日本は20位で理系人材軽視は続く。~No.91No.92 

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 日本は、戦後復興からバブル経済までは理系人材社会であったが、バブル経済からは金融人材社会となった。
 現代日本は、世界を驚かせ魅了した科学技術立国ではなくなった。
 日本企業の本音は、赤字覚悟で無駄になるかもしれな大金を投資するリノベーションもイノベーションも求めてはいない。
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 2022年12月28日 YAHOO!JAPANニュース @DIME「IT技術者の国別給与ランキング1位はスイス。日本は20位という結果に
 世界のIT技術者の給与動向を調査
 日本においてIT技術者は、いわゆる“稼げる職業”として認知されている。しかし世界は広い。給与面でIT技術者が私たちの国以上に優遇されている国は数多く存在し、日本は上位10か国にも入っていないことが明らかになった。
 そんな世界のIT技術者の給与動向を調査した、ヒューマンリソシアによる、「2022年度版:データで見る世界のITエンジニアレポートvol.6」がこのほど発表されたので、紹介していきたい。
 世界のIT技術者の給与、1位スイス、2位米国、3位イスラエル、日本は20位
 図表1
 世界のIT技術者の給与を調査したところ、1位がスイス(100,053USドル)、2位が米国(89,161USドル)、そして3位がイスラエル(85,131USドル)となった(図表1)。
 図表2
 デンマーク(4位)、ノルウェー(6位)、ドイツ(7位)、フィンランド(9位)、アイルランド(10位)といったヨーロッパの国々がトップ10にランクインしており、IT技術者の割合が高いヨーロッパ各国の給与の高さが際立つ。一方日本は、20位となり(38,337USドル)、中国が25位と迫っている(図表2)。
 世界の情報通信業就業者の給与も1位はスイス、日本は40,837ドルで24位
 図表3
 続いて、情報通信業で就業している人の給与を国別に調査したところ、1位はIT技術者と同様、109,985USドルのスイス、2位95,024USドルのカタール、3位に90,070USドルのルクセンブルクが入った。米国は85,062USドルで4位、5位以降はヨーロッパの国々が続く(図表3)。なお、情報通信業就業者とは、情報通信業で就業しているIT技術者を含むすべての職種の人が含まれる。
 図表4
 また、11位以下もヨーロッパ各国が続き、アジアではシンガポールのみが20位にランクインした。なお日本は、40,837USドルで24位となり、22位の韓国(48,527USドル)を下回る結果となった(図表4)。
 日本のIT技術者の給与、円安の影響もあり、前年比▲15.1%と大幅に減少
 図表5
 続いて、IT技術者および情報通信業就業者の給与額を、前年データと比較し、増減率(増減額÷直近前年額)を算出することで、給与額の伸びを調査した。
 まず、IT技術者の給与額について、前回調査(検索日:2021年6月25日)データとの比較により増減率を算出したところ、増加率の1位はアルゼンチンで、前年比で81.9%増となった。またトップ10にはパナマ、ブラジル、メキシコがランクインし、IT技術者が増えている南米地域でIT技術者の給与額が大幅に上がっている(図表5)。 
 情報通信業就業者の給与についても、前年データと比較し増減率を調査したところ、増加率1位はスロベニア、2位ハンガリー、3位には東アフリカの島国であるセーシェル共和国が入った。アジアの国では、中国が10.1%増の13位、韓国が4.7%増で30位、インドが0.7%増の41位となった(図表6)。
 一方日本は、IT技術者の給与の増減率は▲15.1%の67位で、IT技術者の給与が大幅に下がっている。また、情報通信業就業者の給与でみても、日本は59位で、増減率は▲5.1%の結果となった。中南米や欧州などIT技術者が増えている地域で給与が上昇する中、USドルに対する為替レートが大きく変動していることを考慮に入れてもなお、日本のIT技術者の給与水準の低さが憂慮される結果となった。
 出典元:ヒューマンリソシア株式会社
 https://resocia.jp/
 構成/こじへい
 @DIME編集部
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