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現代日本でマルクス主義が密かに進められている「神殺し・仏殺し」は、米・魚介食から麦・肉食への食の革命から始まった。
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2022年12月26日 YAHOO!JAPANニュース PRESIDENT Online「「米を食うとバカになる」と洗脳された…日本人の食生活を激変させた洋食推進運動の恐ろしすぎる内容
こうして日本の食はアメリカに握られた
鈴木 宣弘
東京大学大学院農学生命科学研究科教授
なぜ日本の食料自給率は低いままなのだろうか。東京大学大学院教授の鈴木宣弘さんは「戦後アメリカが進めた食生活改変政策は、日本人の伝統的な食文化を一変した。伝統的なコメ食を減らしたことで、日本の農業は力を失い、自給率が低下していった」という――。(第1回)
※本稿は、鈴木宣弘『世界で最初に飢えるのは日本』(講談社+α新書)の一部を再編集したものです。
田植えをする人写真=iStock.com/Rawpixel日本の食料自給率はなぜ低いのか(※写真はイメージです)
全ての画像を見る(5枚)
なぜ日本人は食料自給率を気にしないのか
日本の食料自給率は、2020年度で約37%と、きわめて低い水準にある。
しかも、これはカロリーベースであり、本当の自給率はもっと低い。日本でつくられる農産物は、種やヒナを輸入に頼っているからだ。
日本という国の規模、人口、歴史などを考えると、これは異常な低水準と言わざるを得ない。
しかし、不思議なことに、日本ではあまり懸念する声が聞かれない。
多くの国民は、「食料自給率が低いのは仕方ない」と思っているのではないだろうか。
日本は島国で、国土面積が限られている。農地の面積も狭くならざるを得ない。そのため、狭い耕地を少人数で耕たがやす、小規模で非効率な農業をやらざるを得ない。
しかも、現代の日本人は、肉やパンを好んで食べるが、食肉生産や小麦生産は、日本より海外のほうが大規模で効率がいいので、輸入が増えるのは仕方がない。
と、およそこういった考えが、行き渡っているのではないだろうか。
しかしながら、こういった考えは、「誤解」に過ぎない。
食料自給率が下がった最大の原因は、貿易自由化と食生活改変政策にある。
自動車などの関税撤廃を勝ち取るために、日本の農業は、農産物の関税引き下げと、輸入枠の設定を強要されてきた。
そこに、アメリカやヨーロッパが、輸出のための補助金をジャブジャブ出して、ダンピングを仕掛けてきたのだから、たまらない。
日本の農業は壊滅的な打撃を受けてしまったのである。
「米を食うとバカになる」という本が大ベストセラーに
第2次大戦後、米国は日本人の食生活を無理やり変えさせてまで、日本を米国産農産物の一大消費地に仕立てあげようとした。
そのために、さまざまな宣伝・情報工作も行われた。
日本人にアメリカ産の小麦を売るために、「米を食うとバカになる」という主張が載った本を、「回し者」に書かせるということすらやった。
『頭脳 才能をひきだす処方箋』(林はやし髞たかし著、光文社)という本がそれである。
炊きたてのご飯写真=iStock.com/gyro「米を食うとバカになる」という本が大ベストセラーに(※写真はイメージです)
食料難の戦後がようやく終わったころの1958年に出版されたこの本は、その後の日本の農業に、大きなダメージを与えることになった。
いまでこそ、同書の存在はほとんど忘れ去られているが、当時は発売3年で50刷を超える大ベストセラーであり、日本社会に与えた影響は非常に大きかったのである。
この『頭脳』という本には、「コメ食低能論」がまことしやかに書かれている。
著者の林氏によると、日本人が欧米人に劣っているのは、主食のコメが原因なのだそうだ。
「これはせめて子供の主食だけはパンにした方がよいということである。(中略)大人はもう、そういうことで育てられてしまったのであるから、あきらめよう。悪条件がかさなっているのだから、運命とあきらめよう。しかし、せめて子供たちの将来だけは、私どもとちがって、頭脳のよく働く、アメリカ人やソ連人と対等に話のできる子供に育ててやるのがほんとうである」(『頭脳』161~162ページ)
この記述は、当然ながら、科学的根拠がまったくない「暴論」と言わざるを得ない。
だが、著者の林氏が慶應大学名誉教授であったことも手助けしたのか、当時はこれが正しい学説としてまかり通ったのである。
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お宮キッズ
日本の文化をまなぼう
日本人は昔から、お米を神からいただいた食べ物として、大切にしてきました。
ここでは、神とお米のかんけいや、お米ができるまでのようすをしょうかいします!
神さまからいただいた“いね”と豊葦原瑞穂国(とよあしはらのみずほのくに9
神さまとお米
天皇さまのおまつり 『大嘗祭』と『新嘗祭』
お米ができるまで
神さまのごはん
神さまからいただいた“いね”と豊葦原瑞穂国
その昔、アマテラスオオミカミという神は、孫のニニギノミコトが日本を治めることになった時に、「いね作りをつうじて、日本がいつまでも平和でゆたかな国であるように」と願い、いねをおさずけになりました。
ニニギノミコトはお言葉にしたがい、土地をたがやし、いねを作り、ゆたかな国をおつくりになりました。
神話では日本はみずみずしい稲穂がゆたかにみのる国という意味の「豊葦原瑞穂国」とよばれています。
いね作づくりは神さまからさずかった
しんせいなものなんだ。
イラスト:お米
神さまとお米
いねは日本の気候にあってとてもつくりやすく、3000年ちかく昔から大切に育てられてきました。いね作りのおかげでゆたかになった日本には、今もいね作りや田んぼにかかわるお祭がたくさんあります。春には豊作をねがい、秋にはめぐみにかんしゃするお祭りをして、神にいのりをささげてきました。11月23日の勤労感謝の日には、その年に取れたお米を神々におそなえし、めぐみにかんしゃする「新嘗祭」を全国の神社で行おこなっています。
このように日本の文化や神社はお米づくりと大きなつながりがあります。
アマテラスオオミカミさまをおまつりする伊勢神宮でも、一番大切なお祭である 神嘗祭をはじめ、いね作づくりにかんするお祭がたくさん行おこなわれているよ。
イラスト
こういったいね作づくりに対たいするおいのりのお祭まつりから、「田楽」 や「神楽」といったものも生れたのよ。
イラスト
天皇さまのおまつり 『大嘗祭』と『新嘗祭』
天皇さまはアマテラスオオミカミの子孫として、毎年その年に取れたお米を神々におそなえし、国民の幸せをいのりめぐみにかんしゃする「新嘗祭」を行おこないます。これは1300年以上昔の天皇さまの頃から行れてきました。
なかでも天皇さまになられてはじめて行う新嘗祭は「大嘗祭」と言い、一度だけしか行おこなわれないとても大切なお祭です。
大嘗祭の前には、神せいな田んぼを全国から2ヵ所選び、その田んぼから作られたお米をおそなえします。
そして大嘗祭の後には、おそなえ物をお祭に参列した国民の代表でいただきます。この時にお米をおそなえする田んぼに選ばれた地域の歌やおどりも行れ、昔からの芸能を楽しみながら、天皇さまの即位をみんなでお祝いします。
天皇まも自らお田うえやいねかりをしてお米をつくってるんだ
イラスト
お米のほかにも全国で取れる野菜や果物などの特産物がおそなえされるんだ
イラスト:お米
お米ができるまで
イラスト:なわしろイメージ
1田をたがやし、たねもみを育てる「なわしろ」をつくります。
イラスト:なわしろイメージ
2たねもみをえらんで水にひたし、なわしろにまきます。
イラスト:田植えイメージ
3たねもみがめを出して、苗に育ったら田植えを行います。
イラスト:くさとりイメージ
4いねが元気に育つように、草を抜いたり、悪い虫をとったりします。
イラスト:だっこくイメージ
4みのったいねをしゅうかくして、かんそうさせた後に「だっこく」します。
いまはきかいも使うけど、昔からお米を作ることってとてもたいへんだったんだよ。大事に食べなくちゃいけないね。
\お米ができるまでのようすがわかる、田んぼ学校のホームページだよ/
田たんぼ学校
神さまのごはん
神饌
神におそなえする食べものや飲みものを「神饌(しんせん)」といいます。これは、ぼくたちの食べものをくださった神にかんしゃして、おもてなしするためのものです。
イラスト:しんせんイメージ
神棚
そして、お家のなかで神さまをおまつりするところが「神棚(かみだな)」です。
そなえしたものは、後で家族みんなで食べて、神のお力をもらおう!
イラスト:かみだなイメージ
「祝日ってなんであるの?」に戻る
祝日ってなんであるの?
\いま、このページ/
神さまとお米こめのはなし
うえにもどる
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國學院大学
伊勢神宮に祀られる食の神ートヨウケ
古事記の不思議を探る
文学部全ての方向け国際文化
研究開発推進機構教授 平藤 喜久子 2019年9月12日更新
(※画面の右上のLanguageでEnglishを選択すると、英文がご覧いただけます。This article has an English version page.)
日本最古の書物『古事記』。世界のはじまりから神様の出現、皇位の継承まで、日本の成り立ちがドラマチックに描かれています。それぞれの印象的なエピソードには今日でも解明されていない「不思議」がたくさん潜んでいます。その1つ1つを探ることで、日本の信仰や文化のはじまりについて考えていきます。
穀物と関わりが深い“トヨウケ”
食べること、それは人間が生きていく上でもっとも重要なことといっていいでしょう。その「食」に関わる神がトヨウケという女神です。
『古事記』によると、国土や自然に関わる神々を生みだしたイザナミは、最後に火の神を産みます。その出産で大やけどを負って苦しんでいるときに、排泄物からワクムスヒという神が生まれました。ムスヒとは、「生み出す力」を意味します。そのワクムスヒの子がトヨウケです。トヨは豊かであること、ウケは食物を意味します。
アマテラスの孫のホノニニギとともに地上に下り、伊勢神宮の外宮に祀られたとあります。『古事記』がトヨウケについて語っているのは、これだけです。
伊勢神宮の神々に食事を提供するために
後世の資料によると、第21代の雄略天皇の夢で、伊勢神宮に祀られているアマテラスが、一人で食事を十分に取ることができないので、食事の神であるトヨウケが必要だと伝えます。そこで、それまで丹波国(今の京都府)にいたトヨウケを伊勢の外宮にお祀りするようになったといいます。
伊勢神宮では、いまも日別朝夕大御饌祭という儀式が行われています。この儀式は、朝と夕の食事をアマテラスをはじめとする神々にお供えするもので、その神饌はトヨウケの祀られる外宮で用意されています。
火と水、そして穀物
さて、トヨウケの親であるワクムスヒは、火の神の誕生がきっかけで生まれました。ワクムスヒと同じときにミツハノメという水の神も生まれています。火と水の神、そして生み出す力の神が登場した後に生まれていることから、トヨウケは食物のなかでもとくに米をはじめとする穀物と関わりが深い神だと考えられます。
伊勢神宮で神々に供えられる食事もご飯が中心です。火と水が生まれた後に穀物が誕生するという神話の語りは、とても理に適っていることがわかります。
日本以外にもいる穀物の神様
穀物に関わる神というと、ギリシャ神話のデメテルやその娘のペルセポネがいます。麦を広める女神です。北米の神話にはCorn MeidenやCorn Motherと呼ばれるトウモロコシ栽培を教える女神たちが登場します。
作物を生み育てる大地が女神とされることが多いように、穀物神にも女神が多いようです。謎の多いトヨウケを理解するには、こうした世界の穀物の女神たちの神話が参考になるでしょう。
~國學院大學は平成28年度文部科学省私立大学研究ブランディング事業に「『古事記学』の推進拠点形成」として選定されています。~
logo
2019年8月5日付け、The Japan News掲載広告から
平藤 喜久子
研究分野
神話学 宗教学 宗教史
論文
神話学と大嘗祭―神話儀礼論の系譜―(2019/07/25)
”史”から”話”へ―日本神話学の夜明け(2018/03/01)
詳しく見る
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ウィキペディア
日本神話における食物起源神話(にほんしんわにおけるしょくもつきげんしんわ)では、日本神話における、食物の起源に関する神話について記述する。
日本神話における食物起源の記述には、東南アジアでよく見られるハイヌウェレ神話の特徴が見られる。即ち、排泄物から食物などを生み出す神を殺すことで食物の種が生まれたとするものである。
また、天から食物の種を携えた神が天降って来たとする記述も見られる。これはギリシャのデーメーテール神話に類似している。
大気都比売神と須佐之男命
『古事記』においては、岩戸隠れの後に高天原を追放された速須佐之男命(素戔嗚尊)が、食物神である大気都比売神(おおげつひめ-)に食物を求めた話として出てくる。
大気都比売は、鼻や口、尻から様々な食材を取り出して調理して須佐之男命に差しあげた。しかし、その様子を覗き見た須佐之男命は食物を汚して差し出したと思って、大気都比売を殺してしまった。
大気都比売の屍体から様々な食物の種などが生まれた。頭に蚕、目に稲、耳に粟、鼻に小豆、陰部に麦、尻に大豆が生まれた。神産巣日神(神産巣日御祖命・かみむすび)はこれらを取って五穀の種とした。
保食神と月夜見尊
『日本書紀』においては、同様の説話が神産みの第十一の一書に月夜見尊(月読命・つくよみ)と保食神(うけもち)の話として出てくる。
天照大神はツクヨミに、葦原中国にいるウケモチという神を見てくるよう命じた。ツクヨミがウケモチの所へ行くと、ウケモチは、口から米飯、魚、毛皮の動物を出し、それらでツクヨミをもてなした。ツクヨミは汚らわしいと怒り、ウケモチを斬ってしまった。それを聞いたアマテラスは怒り、もうツクヨミとは会いたくないと言った。それで太陽と月は昼と夜とに別れて出るようになったのである。
アマテラスがウケモチの所に天熊人(あめのくまひと)を遣すと、ウケモチは死んでいた。保食神の亡骸の頭から牛馬、額から粟、眉から蚕、目から稗、腹から稲、陰部から麦・大豆・小豆が生まれた。アメノクマヒトがこれらを全て持ち帰ると、アマテラスは喜び、民が生きてゆくために必要な食物だとしてこれらを田畑の種とした。
稚産霊
また、日本書紀における神産みの第二の一書には、火の神軻遇突智(火之迦具土神・かぐつち)と、伊弉冉尊(伊邪那美命・いざなみ)が亡くなる直前に生んだ土の神・埴山媛(はにやまひめ)の間に生まれた稚産霊(和久産巣日神・わくむすひ)の頭の上に蚕と桑が生じ、臍(ほぞ)の中に五穀が生まれたという説話がある。ワクムスビが亡くなる(殺された)かどうかの記述はないが、ハイヌウェレ神話型に分類されるものである。
縄文の神話
神話学者の吉田敦彦は、縄文時代中期の土偶の大半が地母神的な女性を表現しており、且つ破壊されている点に注目した。これは「地母神が殺されてバラバラにされ、そこから人々の役に立つものが誕生した」という神話を、女神の表象である土偶を破壊して分割する行為によって儀礼的に再現した痕跡ではないか、と考えたのである。この説によるとハイヌウェレ型神話は芋(あるいは五穀)栽培と共に既に縄文中期に日本列島で知られていた、という事になる。
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ハイヌウェレ型神話(ハイヌウェレがたしんわ、ハイヌヴェレとも)とは、世界各地に見られる食物起源神話の型式の一つで、殺された神の死体から作物が生まれたとするものである。
その名前は、ドイツの民俗学者であるアードルフ・イェンゼン(英語版)が、その典型例としたインドネシア・セラム島のウェマーレ族(ヴェマーレ族(英語版))の神話に登場する女神の名前から命名したものである。
該当例
この形の神話は、東南アジア、オセアニア、南北アメリカ大陸に広く分布している。それらはみな、芋類を栽培して主食としていた民族である。イェンゼンは、このような民族は原始的な作物栽培文化を持つ「古栽培民」と分類した。彼らの儀礼には、生贄の人間や家畜など動物を屠った後で肉の一部を皆で食べ、残りを畑に撒く習慣があり、これは神話と儀礼とを密接に結びつける例とされた。
日本神話のオオゲツヒメや保食神(ウケモチ)・ワクムスビにもハイヌウェレ型の説話が見られる(日本神話における食物起源神話を参照)。しかし、日本神話においては、発生したのは宝物や芋類ではなく五穀である。よって、日本神話に挿入されたのは、中国南方部から日本に伝わった話ではないかと仮説されている。『山海経』には、中国南部にある食物神・后稷の墓の周りには、穀物が自然に生じているとの記述がある。
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人類の誕生と大移動は運命である。
日本人の祖先はアフリカのサルであるは宿命である。
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約258万年前から約1万1700年前 更新世:新生代第四紀の前半。
600万年前~700万年前 人類(ヒト属)の祖先はチンパンジー、ボノボの祖先である類人猿から別れて進化していき、幾つかの人類種が枝分かれするが一つの系統を残して全て絶滅した。
100万前 ホモ・エレクトスが陸伝いに日本列島に歩いてきて住み着いた。
10万年前 新人・現生人類(ホモ・サピエンス)は、アフリカで誕生し、世界中に移住していった。
3万5000年から3万年前以後 新人・現生人類(ホモ・サピエンス)は日本列島にたどり着き、上陸した、漂着した、流れ着いた。
縄文時代 1万2000年~2000年前
数千年前 揚子江流域民である弥生系渡来人が山東半島から朝鮮半島を経由し、続いて中国旧満州地方に住んでいた古墳系帰化人が朝鮮半島を経由して日本列島に移住してきた。
この時点では、まだ日本民族(和人)・琉球民族・アイヌ民族は生まれていない。
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日本土人である縄文人(ヤポネシア人=石器人の子孫)は、日本列島を中心に、南は琉球(沖縄)、北は蝦夷地(北海道)・北方領土、南樺太、千島列島その一部はカムチャツカ半島から北米大陸西北部太平洋沿岸まで、西は朝鮮半島南部、日本海(縄文人の海)を主要航路として手漕ぎ丸木舟で移動していた。
縄文人は、手漕ぎ丸木舟で北米大陸の太平洋沿岸まで移動していた。
中国や朝鮮では、朝鮮半島南部に住んでいた先住民の弥生系日本人を倭族と偏見を持って軽蔑し差別していた。
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日本文明は、揚子江流域(江南地域)にあった漁労農耕の温和で平和志向の長江文明の後継文明であって、黄河流域で軍事優先で栄えたの領土拡大・侵略志向の好戦的黄河文明の亜流文明ではなかった。
朝鮮文化は、黄河文明の亜流であった。
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ヤポネシア人とは、東南アジアの南方系海洋民と長江文明の揚子江流域民が乱婚して生まれた混血した雑種である。
数万年続いた日本列島の石器時代・縄文時代は、争いのない、戦争のない平和な時代であった。
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日本民族・琉球民族・アイヌ民族は、旧石器人(ヤポネシア人)、縄文人(日本土人)を共通の祖先とする同種・同血族であって、中華民族、漢族、韓国人・朝鮮人とは血の繋がりが薄い別種・異種のアジア人であった。
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日本民族は、石器人(ヤポネシア人)、縄文人(日本土人)、弥生人(渡来人)、古墳人(帰化人)が混じり合い乱婚し混血して生まれた雑種である。
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アイヌ民族は、石器人(ヤポネシア人)、縄文人(日本土人)にシベリア・沿海州・樺太、北方領土4島・千島列島・カムチャツカ半島などオホーツク海沿岸に住んでいたオホーツク文化人が南下してきて、混じり合い乱婚し混血して生まれた雑種である。
アイヌ人は住んでいる島・地域によって幾つかに枝分かれして、それぞれ他の人種・民族と乱婚を繰り返し混血度を濃くして独自の微妙に違う生活スタイルで生きてきた。
蝦夷地・北方領土アイヌ、樺太アイヌ、千島列島アイヌ、カムチャツカ半島アイヌ、その他。
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琉球民族は、石器人(ヤポネシア人)、縄文人(日本土人)に揚子江流域・東南アジアから渡って来た人々と混じり合い乱婚し混血して生まれた雑種である。
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多種多様な人種、民族との乱婚による混血度・雑種性が、最も濃密なのが日本民族で、次ぎに濃いのが琉球民族で、最も薄いのがアイヌ民族である。
同一の縄文人から分かれた日本民族・琉球民族・アイヌ民族の違いは、この「乱婚による混血度・雑種性」の濃度にある。
例えるなら真珠で、アコヤ貝の体内に取り込まれた砂粒などの異物(日本列島の土人である縄文人)に貝が分泌する独自の炭酸カルシウムでホワイトオパールにも、ブラックオパールにも、偏光色オパールにもなる。
さしずめ、日本民族は偏光色オパールであり、ホワイトオパールは琉球民族であり、ブラックオパールはアイヌ民族である。
そこには、漢族中国人や半島系朝鮮人は含まれていない。
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民族を分けるのは、集団としての言語・文化・伝統・習慣・風習ではなく、共同体を一つにまとめる宗教であった。
日本民族をまとめる宗教とは、天皇中心神話である。
天皇への畏敬・敬愛・崇敬そして忠誠が、ある者は日本民族・帰化系日本人で、ない者は日本民族ではなく渡来系日本人である。
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日本民族の、自然崇拝宗教は数万年前の石器時代・縄文時代まで遡り、女性神の天皇神話は数千年前の弥生時代・古墳時代に成立していた。
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インド仏教教祖の釈迦の生没年は、紀元前463~383年、同560~480年など諸説ある。
ユダヤ教は、紀元前4世頃に発展したと言われている。
キリスト教は、イエス・キリストが紀元前4年頃から始めた。
イスラム教教祖のマホメットは、570~632年まで生きていた。
中華儒教の孔子は、紀元前551~同479年に生きていた。
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1847(弘化4)年 マルクスとエンゲルスは、プロレタリア革命を広める為に共産主義者同盟の綱領を起草して、共産党宣言を行った。
マルクス主義、社会主義、共産主義は歴史の浅い、反宗教無神論の新しいイデオロギーである。
極左組織フランクフルト学派の哲学者達は、1930年代後半にアメリカに亡命した。
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日本の歴史には3種類あって、1,日本民族の民話・伝承・寓話・宗教によるローカルな神話物語、2,アフリカを源流とする人類進化・文明発展史、3,記録が残る人間英雄伝説である。
ローカルな神話物語とは、古事記・日本書紀を正統根拠とする日本神話・民族中心神話・高天原神話・天孫降臨神話、つまり女性神・天照大神を最高神とする天皇神話である。
それが、皇国史観であった。
グローバルな人類文明史には、科学的経験的正当性はあっても宗教的合理的正統性はない。
神話物語・人類文明史・人間英雄伝説の3つを均等に持つのは、民族としては日本民族・琉球民族・アイヌ民族だけで、国家としては日本国だけで、その歴史に正当性を裏書きしているのが正統な天皇の神格である。
その意味で、日本は特殊で特別であるが、日本国と日本人が優れているとは無関係である。
天皇は正史で日本を武力統一して日本建国宣言の詔を発していない為に、日本には建国年と建国記念日は存在しない。
現代日本の建国記念日は、天皇神話物語であって人類文明史・人間英雄伝説ではない。
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デュルケーム「(宗教の役割の一つは)共同体を維持する装置」(『宗教生活の原初形態』)
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天皇の正統性とは、最高神の女性神を神聖不可侵にして絶対不変の根拠とする、民族宗教、神話物語、血筋・血統の家世襲、万世一系の男系父系天皇制度である。
天皇の正当性とは、イデオロギーで作成された憲法・法律を根拠とする、非民族神話、非崇拝宗教、非血筋・非血統の非家世襲で万世一系を排除した女系母系天皇制度である。
現代日本の国民世論の90%以上が、正統性の男系父系天皇制から正当性の女系母系天皇制度への制度変更を要求している。
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日本民族が崇拝してきた八百万の神々が正統な神である事を保証しているのは、最高神・女性神の血筋・血統の家世襲で万世一系の男系父系天皇の神性である。
つまり、民族宗教、神話物語でる天皇神話である。
近代の憲法や法律の宗教法人法が認定する神仏には、合憲・合法に基づいた正当性がっても、神性・神聖の正統性はない、つまり金儲けの為に作られたウソの神仏である。
当然、非民族神話、非崇拝宗教、非血筋・非血統の非家世襲で万世一系を排除した女系母系天皇には神仏を認め保証する神力はない。
日本の八百万の神々は天皇家の祖先神である伊邪那岐命(イザナギノミコト)と伊邪那岐命(イザナミノミコト)から生まれた、それが天皇神話である。
八百万の神々の正統な神性は、天皇神話は保証している。
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現代の日本人は、昔の日本人・日本民族とは別人のような日本人である。
戦後民主主義教育を受けた高学歴な知的エリートや進歩的インテリ、特にマルクス主義者・共産主義者といわれる日本人の多くは民族的な歴史力・文化力・伝統力・宗教力が乏しいかない為に、日本民族の歴史・宗教・文化が嫌いである。
現代の国際常識、世界正義は、男女平等、女性権利の向上、フェミニズム、ジェンダーで、正統性男系父系天皇制度は悪とされている。
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日本の天皇制度は、閉じた王家として、即位する正統必須条件は、日本民族であり、民族宗教、神話物語で語られる最高神・女性神からの血筋を神聖不可侵の絶対根拠とする血筋・血統の家世襲で万世一系の男系父系天皇家・皇室の家族・一族のみである。
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日本は建国物語として、世界のいずれの国とも違い、特殊・特別で、1,神の民族神話、2,人類の文明発展・進化・進歩の物語、3,人間の英雄伝説の3つを持っている。
神の宗教的民族神話とは、古事記と日本書紀を正統根拠とする天皇神話、つまり天皇の祖先である女性神を最高神として崇める高天原神話・天孫降臨神話・諸神話である。
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神代の民族固有神話を持っている国家や国民は、古代の古層を受け継ぐ日本以外に存在しない。
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日本民族は、数万年前の石器時代・縄文時代から日本列島に住んでいた。
天皇家・皇室は、数千年前の弥生時代・古墳時代に、内戦や争いを避け平和と安定を取り戻し、幸せと豊かさを求めたムラ論理で、古代の有力豪族達による長老者会議において衆議の結果として「天皇下駄論」・「天皇人身御供説」・「天皇生け贄説」で作られた、責任を押し付けて逃げるという無責任な生存論理である。
その神聖不可侵の裁可者・天皇という地位を護る為に考え出されたのが、「政治的無答責の君主」、つまり政治権力も宗教権威も持たない天皇の権威つまり「天皇の御威光」である。
祖先と国と民族に対して重い責任を負うのは、益荒男・日本男児の責務であって、手弱女・大和撫子ではなかった。
故に、日本天皇は、最高神の女性神による民族神話、神話宗教、血筋・血統の家世襲で万世一系で受け継ぐ事で正統性を与えられていた。
民族神話で正統と認められた宗教的万世一系の男系父系天皇制度とは、いつ終わるか分からない弥生の大乱に辟易とした古代日本民族が、争いを避け、起きた争いを短期間で終わらせ、偽りでもいいから平穏無事を維持する為の歴史的叡智である。
つまり、白黒を、善悪を、正邪を、ハッキリ区別しない為の宗教的正統な万世一系の男系父系天皇制度であった。
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天皇下駄論・天皇人身御供説・天皇生け贄説とは、日本民族にとって面倒な事や厄介な事を困った事を「否応もなく」天皇と皇族に引き取って貰う事である。
つまり、押し付けられる損な役回り・貧乏くじを嫌だと言わず拒否せず無条件に「引き受けて貰っている」、「やって貰っていただいている」、という事である。
それが、天皇の御威光、天皇の権威、天皇の御稜威・大御心である。
日本民族が天皇・皇族・皇室を護ったのは、「責任逃れをする為に犠牲を強要していた」からである。
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歴史的事実として、天皇・皇族・皇室を戦争をして命を捨てても護ろうとした勤皇派・尊皇派・天皇主義者・攘夷論者とは、日本民族であり、学識と知識などの教養を持たない小人的な、身分・地位・家柄・階級・階層が低い、下級武士、身分低く貧しい庶民(百姓や町人)、差別された賤民(非人・穢多)、部落民(山の民{マタギ}・川の民・海の民)、異形の民(障害者、その他)、異能の民(修験者、山法師、祈祷師、巫女、その他)、芸能の民(歌舞伎役者、旅芸人、瞽女、相撲取り、その他)、その他である。
日本民族には、天皇への忠誠心を持つた帰化人は含まれるが、天皇への忠誠心を拒否する渡来人は含まれない。
儒教の学識と知識などの教養を持つ、身分・地位・家柄の高い上級武士・中流武士や豪商・豪農などの富裕層・上流階級には、勤皇派・尊皇派・天皇主義者は極めて少なく、明治維新によって地位を剥奪され領地を没収された彼らは反天皇反政府活動に身を投じ自由民権運動に参加し、中にはより過激に無政府主義やマルクス主義に染まっていった。
江戸時代、庶民は周期的に伊勢神宮への御陰参りや都の御所巡りを行っていた。
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現代の部落解放運動・同和解放運動が対象とする被差別部落民は、明治後期以降の人々で、それ以前の人々ではない。
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同じ儒教価値観で卑賤視され差別される部落民や賤民(非人・穢多・散所{さんじょ}・河原乞食・他)とでは、何故・どういう理由で偏見をもって差別されるかが違う。
マルクス主義・共産主義の階級闘争史観やキリスト教の最後の審判価値観では、日本の部落民や賤民を解釈できないし説明できない。
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徳川幕府は、目の見えない視力障害者・検校が行う高利貸しを保護していた。
検校の中には、御家人株を買って子供を武士にし、上司や同輩に賄賂を贈っていた幕臣にしていた。
百姓や町人も、金を使って武士の身分を手に入れ、才覚で町奉行や勘定奉行などの役職について出世した。
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数千年前の弥生時代・古墳時代から、日本国・日本民族を1つにまとめている3つの力が存在している。
1つ目が武力の政治権力、2つ目が経済力の宗教権威、3つ目が文化力=畏れの天皇の御威光・権威・御稜威・大御心であった。
日本の歴史において、政治権力と宗教権威は人間の強欲・私欲・個人欲で栄枯盛衰を繰り返し目まぐるしく入れ替わっていたが、その中で文化力の天皇の御威光だけは変わらなかった。
そんな文化力の天皇の御威光を滅ぼうと忍び寄ってきたのが、キリスト教の宗教とマルクス主義・共産主義のイデオロギーであった。
そして、現代日本人は日本のグローバル化の為にローカルな日本の文化力をゴミのように捨てようとしている。
反天皇反民族反文化的行動を行っている日本人の多くが高学歴な知的インテリや進歩的インテリ達である。
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世界の王侯貴族は他国からの軍人征服者であったが、日本の天皇は民族の伝統・文化・宗教の権威者であり保護者であった。
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戦後のマルクス主義者・共産主義者は、反宗教無神論・反天皇反民族反日本で日本人を洗脳すべくメデイア・学教教育・部落解放(同和解放)運動などへの支配を強めていった。
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