・ ・ ・
関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
昔の日本民族を、信用を守る為ならば損をする事を厭わなかった。
・ ・ ・
現代日本人が好んで口にする「三方良し」や「世の為、人の為」「万民は一人の為、一人は万民の為」などはウソで、損は避けて他人に押し付け、貧乏臭い痩せ我慢を嫌い、「渡る世間は金ばかり」「金がなければ始まらない」として金の為なら信用などドブに捨てている。
ウソ偽りでもバレなければいいし、バレたらバレたで開き直って頭を下げて謝ればいい。
・ ・ ・
2022年7月29日12:30 MicrosoftNews Forbes JAPAN「「国産」表記は信用できない?産地偽装の驚くべきカラクリ
© Forbes JAPAN 提供みなさんは食品を買うときに「国産」を意識して選んでいるだろうか?
日本人は国産を積極的に選ぶ傾向があり、2020年に日本政策金融公庫が全国の20〜70歳代の男女2000人を対象に行った調査では、74%が国産にこだわっていると回答している。
それだけ多くの国民に信頼されている国産食品だが、実は20年ほど前から産地偽装が深刻な問題となっている。
今回は、原産国表示の裏に隠された闇を暴いていこう。
熊本県産アサリの97%に外国産?
農林水産省が2021年10月から12月末まで行った調査では、「熊本県産」として販売されたアサリのDNAを調べたところ、31点のうち30点、実に97%に「外国産が混入している可能性が高い」との判定が下された。
2020年の熊本県産アサリの年間漁獲量は21tしかないにもかかわらず、農水省がサンプル調査を行ったわずか3カ月の間に、「熊本県産」として販売されているアサリが推定2485tもあったとされている。
アサリは中国から輸入して日本の沿岸にまき、しばらく待つことで「国産」を名乗っているのだ。
「国産ウナギ」の多くは中国生まれ
© Forbes JAPAN 提供
中国生まれなのに国産扱いになるのは矛盾しているように感じるが、ウナギでも当たり前のように同じようなことが行われている。
日本国内の池で養殖されたウナギは「国産ウナギ」を名乗れるが、実はその稚魚の多くは外国から輸入されたもので、2019年は75%が輸入稚魚だったそう。
日本の生態系を守るために国産の食品を購入したとしても、実際は外国の生き物を日本で育てているだけかもない。
横行する国産偽装
2001年に雪印が輸入牛肉を「国産」と偽装した牛肉偽装事件からこの20年間、あらゆる分野で「外国産を国産と偽る」手口が見つかっており、一向に後を絶たない。
2022年2月15日には、外国産ワカメを「鳴門産」と偽って販売していた静岡の食品加工卸業者が逮捕された。
中国から輸入したワカメを湯通し塩蔵わかめに加工して「鳴門産」と書かれたシールをパッケージに貼り、県内外の400店舗以上のスーパーなどで販売していたのだ。
「長いところルール」の悪用
© Forbes JAPAN 提供
国の基準では、輸入した生鮮食品には「原産国名」を、国産の食品には「都道府県名」などの表示を義務付けている。
しかし、2か所以上で飼育や栽培をした場合は、生育期間が長い場所を原産地として表示するという「長いところルール」が適用されるのだ。
例えば、中国で植菌し、日本で収穫したシイタケは「国産」になる。アサリはこのルールを悪用しているのである。
国産と国内製造の違い
© Forbes JAPAN 提供
ほとんどの方は意識していないかもしれないが、「国産」と「国内製造」はまったくの別物である。
「国産」は原材料が生鮮食品である場合に表示され、産地が国内であることを意味するが、「国内製造」は醤油や小麦粉などの加工食品が、国内で作られたことを意味する。
アメリカ産の大豆で造られた醤油は、造った場所が日本なら「国内製造」となるのだ。
真の問題は「安さ」への執着
日本人の「安さ」への執着は世界トップレベルといわれている。
東京大学の渡辺努教授の研究室で行ったアンケート調査で「スーパーでいつも買う商品が値上がりしているのを見たときどうするか」と尋ねたところ、アメリカやイギリスなどの消費者は値上がりもやむなしと受け止め、高くなった商品を買うと答えた。一方、日本の消費者はその店で買うのをやめ、元の価格で売っている別の店を探すと答えたそうだ。
「安さ」への執着が賃金を停滞させ、「安い国産」を実現するための産地偽装が大量発生しているのだ。
賢い消費者になろう
© Forbes JAPAN 提供
正当な国産商品を選ぶことで、国内の1次産業の発展に繋がることは間違いない。しかし、国産表示だからといって100の信頼を置いてしまうと、自分のイメージと異なる実態に気付けず、かえって国内の1次産業の衰退に繋がる可能性すらある。
私たちにできることは、国産表示に隠された裏側を知り、賢い消費者として買い物をすること。
正真正銘の国産を見極めるのは難しいかもしれないが、余裕のある人はホームページを見たりメーカーに問い合わせたりして、応援したいと感じた企業の食品を選ぶようにしよう。みなさんの選択1つで、国産食品の未来は大きく変わるはずだ。
【参考文献】
・ダイヤモンド・オンライン
・讀賣新聞
・「安いニッポン」現象 【渡辺努】
※この記事は、2022年6月にリリースされた「エシカルな暮らし」からの転載です。」
・ ・ ・