🌌35}─1─止まない日本人の動物虐待。~No.183 

   ・   ・   ・   
 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 2015年10月12日 産経新聞「動物虐待 募る不安
 首都圏 4月以降で20件超
 手口バラバラ 犯人複数か
 虐待の可能性のある猫の死骸など9月下旬以降、東京觥や千葉県で相次いで見つかっている。4月から累計すると、ウサギや鳥を含めて20件以上に上った。多くは刃物で切られ体がバラバラになっていたり頭を強くぶつけられていたりと、目を背けたくなるような無残な姿。『凶悪犯罪の前触れではないか』。地域の住民の不安は高まっている。 
 猫や鳥、ウサギ
 動物の不審死に注目があつなったのは4月。東京觥練馬区の小学校で、頭や脚を切断された猫が校舎裏の倉庫の前で見つかった。
 その後7月に入り、北区や板橋区で連続して発見。特に板橋区内では同月23日から31日で4件、計9匹が見つかった。全て子猫だが、体をバラバラに切断されたもの、鋭利なもので首を刺されたもの、頭蓋骨が骨折しているものなど虐待の方法はさまざまだ。
 通報は9月下旬から今月にかけ、再び目立つようになった。豊島区では両前脚を切られたうえ頭を骨折した死骸のほか、顎を切られ粘着テープで体を巻かれた生きた猫も見つかった。
 千葉県でも9月29日から10月3日にかけて、船橋市でウサギと鳥、市川市で小ガモ、浦安市で猫の切られた死骸が見つかった。
 警視庁や千葉県警は、猫については動物愛護法違反、鳥は鳥獣保護法違反の疑いで捜査。その結果、交通事故や動物の共食いだったケースも複数あり、飛行中に電線にぶつかり首が切れた可能性の高いハトもいた。しかし現時点で、少なくとも計22件については人間による虐待の可能性があるとみられている。
 重大事件を想起
 22件は誰が何のために行っているのか。
 警視庁幹部は『全て同一犯であることはあり得ない』と断言。発見場所が広く、危害の加え方がさまざまだからだ。
 大田区では昨年4〜9月、口から泡を吹いて死んでいる猫が半径500メートル以内だけで45匹見つかった。警視庁は後に農薬入りの餌を食べさせていた男を動物愛護法違反容疑で逮捕した。『同一犯であれば手口が似てくるのが、共通点が少ない』(警視庁幹部)
 それでも重大事件の予兆なのではないかとの懸念は強い。平成9年に発生した神戸連続児童殺傷事件では、加害少年が猫を殺害し首を切り落としていたことが明らかになっている。昨年起きた長崎県佐世保市の高一女子生徒殺害事件では、殺人容疑で逮捕された少女が『猫を解剖したりしているうちに、人間で試したいと思うようになった』と話していた。
 ただ、首都圏で動物の虐待死案件が増えているのかといえば、そうとは言い切れず、虐待死が社会的に注目され、通報が増えているという面もあるという。
 捜査幹部は『地域の不安は理解できる』とした上で、『手口の特徴が少なく、防犯カメラの映像など外形的な証拠も乏しいが、継続して捜査を尽くしていく』と話している」
   ・   ・   ・   
 2017年6月6日 産経ニュース「猫13匹を虐待し11匹埋めた疑い 25歳女逮捕
 飼い猫を虐待し、死骸を公園に埋めたとして、神奈川県警相模原南署は5日、動物愛護法違反などの疑いで、埼玉県朝霞市三原、無職、竹沢絵利香容疑者(25)を逮捕した。
 署によると、竹沢容疑者は「埋めたことは認めるが、虐待はしていない」と容疑を一部否認している。
 逮捕容疑は、昨年9月から10月にかけ、当時住んでいた相模原市南区の自宅マンションの室内で、不衛生な環境で猫13匹を飼育して虐待し、同10月13日ごろ、同区内の公園に11匹の死骸を埋めたとしている。
 ごみ回収をしていた相模原市の職員が昨年11月、公園の地中から猫の死骸を発見していた。市から情報提供を受けた署が捜査し、マンション室内からも2匹の死骸が見つかった。」
   ・   ・   ・   
 6月8日 産経WEST「【ニュースの深層】糞尿の異臭ただよい、共食いするネコも…「多頭飼育崩壊」の壮絶現場
 「多頭飼育崩壊」が発生し、劣悪な環境で暮らすネコたち(公益社団法人「日本動物福祉協会」提供)
 多数の動物を劣悪な環境で飼育する「多頭飼育崩壊」の発生が後を絶たない中、動物愛護団体が、平成30年をめどに行われる動物愛護管理法の見直しに向け、裁判所による飼育禁止命令などを盛り込むよう働きかけを始めた。背景にあるのは、崩壊を起こす飼い主の特性や、同法に基づく行政介入の難しさだ。なかなか好転しない状況に、関係者は苦悩を深めている。(社会部 菅野真沙美)
 「金銭的、精神的に限界」
 「室内は糞(ふん)尿の臭いがこもり、壁や床の一部はシミがついて腐った状態。けがをして片方の前足を使えない状態の猫もいた」。猫の殺処分ゼロを目指し活動するNPO法人「ねこけん」(東京都練馬区代表理事の溝上奈緒子さん(41)は、東京都葛飾区の一戸建てで、5月上旬に約50匹の猫を保護した際の様子をこう振り返る。
 飼い主の女性から「金銭的にも精神的にも飼い続けるのは限界」と要請があり出動。保護した猫は、ねこけんメンバーが動物病院へ運搬し不妊手術やワクチンを済ませた。飼い主は溝上さんに「子猫が別の猫に食べられる様子を見た」とも話していたという。
 「救助型」「搾取型」などさまざま
 「多頭飼育崩壊を引き起こす飼い主は、そもそも自身が動物や周囲に対して悪影響を与えていると気付いていない場合も多い」。公益社団法人「日本動物福祉協会」(東京都品川区)で調査員を務める獣医師の町屋奈(ない)さん(43)は、飼育不可能な数の動物を集め、それを手放せない「アニマルホーダー」についてこう説明する。
 ホーダーは、殺処分への過剰反応などから始まる「救助型」▽物を衝動買いするように動物を収集する「搾取型」▽繁殖を目的にしていたが管理できなくなる「ブリーダー型」−などいくつかの種類に分類できる。動物を集めたり増やしたりする理由や方法は異なるが、いずれも無計画に動物を飼育し、適切な不妊手術などを行わないため、動物の数はネズミ算式に増加。特に救助型や搾取型では、外部の援助を拒否する傾向が強いという。
 猫の全国出張不妊手術などを行っている公益財団法人「どうぶつ基金」(兵庫県芦屋市)理事長の佐上邦久さん(57)は、「多頭飼育崩壊に関する相談は、ここ数年で増加した」と話す。昨年3月21日に設置した専用の問い合わせフォームには、先月末までに全国から既に60件の相談が寄せられている。
 環境省都道府県、政令指定都市中核市を対象に行った調査によると、18、19年度に発生した多頭飼育崩壊に関する苦情は1775件。苦情の内訳(複数回答)は「不衛生・悪臭」が1195件で最も多く、「逸走・徘徊(はいかい)」が660件、「鳴き声・騒音」が616件と続き、周辺の生活環境の悪化に関するものが多かった。佐上さんは「現在は被害がさらに拡大している可能性がある」と推測する。
 法律見直しは「第一歩」
 町屋さんによると、海外では特に悪質なホーダーに対し、行政や動物愛護団体が飼育する動物を全て引き取ったり、裁判所が飼育禁止命令を出すなどの措置を行うことがある。一方、日本は「ペットはあくまでも飼い主が所有する物扱い」。現状の動物愛護管理法では、飼い主から所有権を主張されれば行政の介入は難しいという。
 ボランティアにも限界がある。ねこけんは多頭飼育崩壊などを防ぐため、飼い猫を含めた猫の不妊手術を無料で行うことができる「ねこけん動物病院」を設立し、ネット上で販売しているペット用品の売り上げなどを運営費に充てている。しかし、「私たちはあくまでもボランティアで強制はできない」と溝上さん。「飼い主が手術を受けなかったり、全頭引き取り後にまた新しく猫を飼ってしまえば根本的な解決にはならない」と苦悩をにじませた。
 日本動物福祉協会などで構成する連絡会ではこうした現状を改善しようと、30年をめどに行われる同法の見直しに向け、海外と同様の飼育禁止命令や動物の緊急保護実施などを盛り込むようロビー活動を行っている。「法律見直しはあくまでも第一歩」と町屋さん。海外では多頭飼育崩壊を精神疾患の症状の一つと捉える考えもあり、研究が進められているとした上で、「再発を防ぐには、ホーダー、行政、ボランティアが連携し、ホーダーの心のケアを含めた対策が不可欠」と強調した。」
   ・   ・   ・   
 8月29日 産経ニュース「ひどい!猫に熱湯かけ、バーナーであぶって死なせた動画を投稿 動物虐待容疑で税理士逮捕 警視庁
 押収されたガスバーナーやケージなど=29日午前、警視庁碑文谷署
 猫に熱湯を掛けたりバーナーであぶったりするなどの虐待をして死なせたとして、警視庁保安課は動物愛護法違反の疑いで、さいたま市見沼区御蔵の税理士、大矢誠容疑者(52)を逮捕した。大矢容疑者は虐待の様子を動画で撮影し、インターネット上に投稿していたという。「猫は糞(ふん)尿が臭く、爪研ぎで壁を傷つける。有害動物の駆除であり、法律違反になるとは考えていない」などと容疑を一部否認しているという。
 逮捕容疑は平成28年4月〜29年4月、埼玉県深谷市の廃屋付近で、わなで捕獲するなどした猫3匹に熱湯を繰り返し浴びせたり、ガスバーナーであぶったりして死なせたとしている。
 同課によると、大矢容疑者は28年1月〜29年4月ごろ、少なくとも13匹のネコを同様に虐待して死なせたとみられる。撮影した動画は身元が特定されないよう公共の通信環境を利用して匿名の動画投稿サイトに投稿していた上、ネット匿名掲示板「2ちゃんねる」などに掲載をほのめかす書き込みをするなどしていた。」
   ・   ・   ・   
 2018年5月7日 産経ニュース「切断された子猫の死骸相次ぎ発見 千葉・船橋動物愛護法違反容疑で捜査
 6日午前10時50分ごろ、千葉県船橋市本中山の美容院の女性従業員(48)から「裏庭に猫の死骸がある」と110番通報があった。船橋署員が調べたところ、美容院が入るマンションの敷地内で子猫の頭部が捨てられているのが見つかったほか、近くのアパート敷地内の木の下からも上半身や尻尾が切られた2匹の子猫の死骸の一部が発見された。
 アパートで見つかった2匹はいずれも生後1週間前後とみられ、上半身のなかった1匹の頭部がマンションで見つかったものかどうかは不明。マンションとアパートは約40メートルの距離だった。
 同署は何者かが子猫を殺して切断した可能性もあるとみて、動物愛護法違反の疑いで捜査している。
 現場は東京メトロ東西線原木中山駅から北西約200メートルの住宅街。」
   ・   ・   ・