🍘6〗7〗─1─現代の日本社会は自然災害や疫病に弱い。豪雨。〜No.14No.15No.16No.17No.18No.19 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・    
 日本列島は、誕生以来、甚大な被害をもたらす地獄のような同時発生的複合的災害多発地帯である。
 その証拠が、大陸ではごく普通に生息している大型動物は日本列島にはいない。
 大型動物は、同時発生的複合的災害多発地帯では生き残れなかった。
 つまり、自然の大原則である弱肉強食は、日本列島と大陸世界とは異なっている。
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 2020年7月1322:27日 産経新聞「続く大雨 土砂災害警戒 地盤緩み少しの雨でも警戒レベル高まる
 九州を中心に続く記録的な豪雨被害について、大雨は今後も続く見通しで、各地で土砂災害が発生する恐れが高まっている。12日夜には長野県内で斜面が崩壊し、男性1人が死亡。雨が地中に浸み込んでたまり、地盤が弱まっているのが原因で、専門家は「少しの雨で警戒のレベルが一気に高まる地域がまだ広がっている」と、厳重な警戒を呼び掛けている。
 気象庁によると、梅雨前線は引き続き九州から本州付近に停滞する見通しで、15日までは大雨が続く。15日午後6時までの2日間の予想雨量は東海250~350ミリ、九州北部、四国200~250ミリ、北陸180~200ミリ、九州南部、中国、近畿、関東甲信150~200ミリとなっている。
 気象庁の岸本賢司予報官は「今後の雨で九州から東海にかけて土砂災害の危険度が増す可能性がある」と指摘。同庁が公表している土砂災害危険度分布地図の確認を呼び掛ける。
 国土交通省のまとめでは、13日午後2時現在で、今回の豪雨で27県で317件の土砂崩れが発生。11人が死亡、1人が行方不明となっている。
 注意が必要なのが、土砂災害の危険レベルと、発生時間帯の降水量が必ずしも比例しないことだ。
 12日夜、長野県飯田市座光寺の斜面が崩落した土砂災害では、同市に住む牧内正継さん(73)の死亡が確認された。一方、11日夜には岐阜県瑞浪市神明神社で、樹齢1200年超の大木が倒壊。いずれのケースも、雨が弱まり始めていた時間帯に発生したとみられている。
 13日正午現在、土砂災害の危険度が高い地域は東北、九州の一部に限られているが、同庁天気相談所の立原秀一所長は「今は危険度が低くみえても、これまでの雨の影響で、数時間で数十ミリの雨だけで一気に警戒レベルに達する地域が西日本・東日本に広がっている」と指摘する。
 立命館大の藤本将光准教授(地盤工学)も「長期間雨が降ったことで土壌などに相当量の水分がたまっている」と指摘。「表面が崩れる表層崩壊だけでなく、岩盤から崩れる深層崩壊も起こりうる」といい、「少しの雨や雨が上がってから時間差で土砂災害が起こる可能性があり、雨が弱まっても安心はできない」と警鐘を鳴らしている。」
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 7月14日08:58 産経新聞「西・東日本で激しい雨 土砂災害、河川氾濫警戒を
 13日午後11時現在のひまわり雲画像
 梅雨前線の影響で、西日本では14日、東日本で15日にかけて非常に激しい雨が降る恐れがあり、気象庁は14日、引き続き土砂災害や河川の増水、氾濫、低い土地の浸水に警戒を呼び掛けた。
 気象庁によると、梅雨前線が西日本から東日本を通って東側に延びている。前線上の日本海西部に低気圧があり、東北東へ進んでいる。
 低気圧は日本海を東へ進み、15日には北陸地方に接近。前線は14日夜にかけて西日本から東日本を通過する。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本では14日、東日本では15日明け方にかけて大気の状態が不安定となる。
 15日午前6時までの24時間予想雨量は多い地域で、東海、四国200ミリ、近畿150ミリ、関東甲信120ミリ、北陸、九州北部、九州南部100ミリ、東北80ミリ。」
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 7月14日20:08 産経新聞「「雨に弱い」東日本も土砂災害恐れ 降水量は平年の2~7倍
 九州を中心に長期間続く記録的な豪雨の影響で、比較的雨量の少なかった東日本でも土砂災害が起きる危険性が高まった状況が続いている。13日までの10日間の降水量は東日本でも平年同時期の2~7倍を記録した。東日本の地盤は一般に西日本よりも雨に弱い。少量の雨でも土砂災害が起きやすい上、長期の雨で地盤が緩んでおり、気象庁は土砂災害への警戒が必要としている。
 3日から続く豪雨は14日に12日目を迎え、同庁が11日間とした平成30年7月の西日本豪雨を超えた。同庁によると、今回の豪雨の一つの特徴は期間だけでなく、雨が降り注ぐ範囲の広さだ。
 13日までの10日間の降水量をみると、平年に比べて最も降水量が増えた観測地点は、東日本に位置する山梨県南部町で7・7倍。沖縄以外の九州各県や広島などの中国地方に加え、青森や静岡、長野、神奈川などの東日本の各地点でも3~7倍の雨が降り注ぎ、平年の2倍の雨が降った地点は九州から北海道まで広がっている。
 気象庁によると、雨は15日以降はいったん弱まる見込み。だが、同庁の杉本悟史主任予報官によると、長期間の雨で土壌に水分がたまった影響で、雨が地面に染み込んでから地下水として流れ出すまでに数日かかる場合もあるといい、「1日ぐらい雨がやんでも安心はできない」と指摘する。
 14日午後5時時点で土砂災害危険度の分布が注意や警戒のレベルに達している地域は西日本が中心だ。ただ、杉本氏は「東日本は例年、西日本より雨が少ない代わりに雨に弱い地域が比較的多い」と指摘し、「東日本は土砂災害の危険度が高まるレベルが一般的に低い。今後、少ない雨でも注意レベルに達する可能性がある」と警告している。
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 7月17日 Microsoft News 47NEWS 全国新聞ネット 「頻発する極端な気象と、どう付き合う? 令和2年7月豪雨の原因から読み解く
 © 全国新聞ネット 豪雨の影響で球磨川が氾濫し、水に漬かった熊本県人吉市の市街地=7月4日午前11時48分(共同通信社ヘリから)
 日本列島に停滞している梅雨前線は、7月3日から2週間近く猛威を振るっています。この影響でたびたび線状降水帯が発生、熊本県をはじめとする九州各地や、岐阜県、長野県などで記録的な豪雨被害が出ています。例年、梅雨後半は特に西日本で大雨になりやすいものです。が、今回の豪雨では、7月前半の降水量が1000ミリを超す被災地も多くあり、数字の面でも「今まで経験したことのないような雨」となりました。
 2018年の西日本豪雨や19年の台風19号など、毎年のように列島を襲う気象災害。頻発する極端な気象現象と、私たちはどう付き合っていけば良いのでしょうか。(気象予報士=安野加寿子)
 ▽梅雨前線が動くわけ
 まずは現在もまだ続いている豪雨の原因を考えてみましょう。
 そもそも梅雨前線とは、北側の冷涼な気団(春の空気)と南側の暖湿な気団(夏の空気)のせめぎ合いでできる空気の境目で、何もなければ停滞します。
 しかし何もないということはそうそう何日も続かず、低気圧が近づいたり、南側の気団の勢力が一時的に強まったり弱まったりすると、南に下がったり、北に上がったりを繰り返します。そうこうしているうちに、南側の暖湿な気団が北へ張り出すようになり、日本は梅雨明けを迎えます。
 ▽停滞した理由はインド洋の水温
 今回の梅雨前線はなぜ2週間近くも日本列島で猛威を振るったのでしょうか?
 理由はいくつか考えられていますが、そのうちのひとつとして、南側の暖湿な気団「太平洋高気圧」が、平年と比べて南西への張り出しが強いことが考えられます。
 これは、日本からは少し遠いですが、インド洋の水温が関係しています。今年はインド洋の水温が高く、上昇気流が起こりやすくなっているため、ここで上昇した空気がフィリピンの東海上で下降しやすくなります。この影響で、太平洋高気圧が例年より南西に張り出し、北への張り出しが弱くなるため、梅雨前線が北上しにくく、日本列島に停滞しつづけているとみられます。
 さらに、上空の偏西風が、日本の西側で南へ蛇行し、太平洋高気圧の縁に沿って、南からの暖かく湿った空気(水蒸気をたくさん含んだ空気)が日本列島に流れ込みやすくなっているため、梅雨前線の付近で線状降水帯が発生する要因にもなっているのです。
 ▽何度も発生した線状降水帯
 線状降水帯とは、積乱雲が線状に連なり、ほぼ同じ場所に数時間停滞する雨域のことを言います。ひとつひとつの積乱雲は10キロ四方程度の大きさで、30分から1時間ほどで消えてしまいます。しかし、積乱雲の素となる暖かく湿った空気(水蒸気)が補充され続ける状況になると、積乱雲が連なり、次から次へと発生と消滅を繰り返して、ほぼ同じ場所に細長く活発な雨域がかかり続けるのです。
 今回の豪雨では、この線状降水帯が何度も発生しました。
 そのうちのひとつ、球磨川の流域を含む熊本県南部では、7月3日から4日にかけての24時間で400~500ミリの豪雨となりました。また、大分県玖珠川流域や岐阜県の飛騨川流域では、7日から8日にかけての24時間で300~500ミリの大量の雨が降りました。
 ▽まずは、ハザードマップの確認!
 気象の予測技術は日々進化をしていますが、線状降水帯の予測は残念ながら未だ正確にできていないのが現状です。梅雨明け後も、局地的豪雨や台風被害など、夏は気象現象が目まぐるしく襲い掛かってきます。テレビやラジオ、インターネットやSNSなどで、最新の気象情報を確認する習慣がとても大切になってきます。
 またそれ以上に、「いざというときの判断力」が一人ひとりに求められています。 日本は狭いながらもそれぞれの土地に特徴があるので、例えば24時間で500ミリの雨が降ったとしても、地域によって被害状況は変わります。
 土砂災害に弱い、河川が近くにある、周囲より低い土地など、自分の住んでいる地域のウィークポイントを日ごろから知っておくと、早めに備えをしておこう、この段階で避難しよう、など判断がつきやすくなりますよ。 まずはハザードマップの確認から!
 ハザードマップポータルサイト
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 日本民族は、縄文時代から、大陸や半島で何らかの理由で日本列島に逃げ込んできた弱者・敗者の子孫で、流れ着いた多種多様な人種・民族・部族が乱婚を繰り返して生まれた混血(ハーフ)の雑種民族である。
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 同時発生的複合的災害多発地帯の現代日本は、大火には防火施設や耐火建築で抑え込み、飢餓・餓死には食糧輸入増加で封じ込めたが、変異を繰り返す疫病と地球温暖化で凶暴化する雑多な自然災害には無力であった。
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 日本民族日本人の強みは、ムラ社会的地域の絆・地元の繋がりであった。
 つまり、個を抑圧した集団の団結、共同体内の空気・空気圧・同調圧力である。
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 現代日本は、集団の縛りから個性を分離独立させる為に、同時発生的複合的災害から生命・身体、健康、生活を守る為に科学技術を進歩・発展させてきた。
 だが、生命・身体、健康、生活を守ってきた科学技術力が劣化・後退・脆弱・衰退して、同時発生的複合的災害を食い止められなくなって来ている。
 つまり、現代の日本人の認識や発想・想像が旧態依然として役に立たなくなってきている証拠である。
 少子高齢化による人口激減で、民族的多様性を失って変化に対応できなくなり、ムラ空間で多業種の皆の衆が雁首集めて話し合って文殊智慧を出す事ができなくなっている。
 つまり、縄文時代から受け継いできた民族的生命力が消え入るばかりに弱まっている、風前の灯状態にあると言う事である。
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