🌀9〗─2─マスクが店頭から消えた背景に「ゲーム理論」 自分だけ損したくない 。~No.77No.78 

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 中国共産党陰謀論として、日本在住の中国人(移住者・留学生・駐在員、華僑、その他)が中国共産党の指示に従って日本国内のマスクや石鹸・消毒薬などの医薬品を買い占めて本国に送ったから言われている。
 さらには親中国派媚中派が、日本国内の事を無視し、中国共産党への忖度として自治体や公的機関が非常滋養に備蓄していたマスクや石鹸・消毒薬などの医薬品を中国に贈ったからとも言われている。
 革新派やメディア・報道機関は、国民の生命を危険に陥れるような親中国派媚中派の行為を絶賛した。
 中国マネーにむらがる親中国派媚中派は、中国共産党に忖度し、媚び諂う。
 中国共産党はマスク外交として、武漢ウイルス感染爆発で苦しむ一帯一路構想参加国や日本やEUなどの非参加国にマスクや医薬品を送って影響力を強めようとしている。
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 2020年6月25日 msnニュース AERAdot.「マスクが店頭から消えた背景に「ゲーム理論」 自分だけ損したくない
 AERA dot. 提供 店頭でマスクが売っていないという時期が長く続いた(写真/朝日新聞社
 新型コロナウイルスの影響で一時、店頭からマスクが消えた。買いたいのに買えなかったのはなぜだろうか。小中学生向けのニュース月刊誌「ジュニアエラ」7月号では、マスク不足現象を経済の基本的なしくみから考えた。
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 需要と供給という言葉が経済の世界ではよく使われる。需要とは人々の「買いたいという欲求」のことで、供給とは「商品を市場に出す」ことだ。モノの値段は需要と供給の関係で決まる。人々がすごく買いたい商品なのに少ししか売っていなければ値段は上がり、買いたい人があまりいない商品なのに多く売っていれば値段は下がる。
 通常、モノを売ったり買ったりするとき、売る(供給)側はできるだけ高く売って利益を得たいと考え、買う(需要)側は、できるだけ安く買いたいと思う。需要と供給のバランスが取れたところ(均衡点)で、モノの値段は決まる。しかし均衡点は一定ではなく、需要と供給のどちらかが多くなると移動して、値段が上がったり下がったりもするんだ。
 新型コロナウイルスの感染拡大は今年になって突然起こり、マスクの需要が一気に高まった。使い捨てマスクは毎日のようにつけ替えるので、たくさん必要になる。でも、生産量は急には増やせない。これは需要が大きいのに供給が小さい状態だ。ふつうの商品なら値段が上がってバランスがとれるのだが、マスクのように健康にかかわる商品は値段をあまり高くするわけにはいかない。だから需要が供給を上回る状態が長く続いて、マスクが店頭から消えたというわけだ。
 マスク不足は、人々の気持ちが拍車をかけた面もある。売り切れて店の棚が空っぽになったことをテレビなどのメディアが伝えると、人々の「手に入れなければ」という気持ちは一段と強くなる。店の前には開店前から行列ができるようになり、その光景を見ると人々はますます焦る。しかも感染はいつおさまるかわからない。すぐに必要はなくても「あればあるだけほしい」という気持ちになる。経済と人間心理はおおいに関係があるのだ。
 今回のマスクの買いだめ騒動のように、他人の行動によって自分の行動も左右される状況は、経済学の「ゲーム理論」で説明できる。他人が買いだめをしているのに、自分がしない場合は損をする。つまり、買いだめの背景には、「自分だけが損をする状況を回避したい」という心理があるといえる。しかし、みんなが買いだめに走ると、社会全体では望ましくない結果となる。普段のような状態に戻るには、全員が「ほかの人も買いだめをしない」という確信を持てることが必要だ。
「マスクが足りないのならもっと作ればいいのに」と思う人は多いだろう。でも、そう簡単なことではない。
 日本で売られている使い捨てマスクの約8割は輸入品で、そのうちの多くが「世界の工場」といわれる中国の製品だった。中国の人件費が日本より安いので、中国で作って日本に持ってきたほうが日本で作るより安上がりになるからだ。でも、新型コロナウイルスの感染拡大は中国で始まった。1月に武漢という都市が封鎖され、中国全土の多くの工場も閉鎖された。日本に輸出される予定だったマスクも作ることができなくなってしまった。
 それならば日本の工場でもっと作ればいいのだが、急に増産するのは難しい。工場や設備を新しくつくるにはお金も時間もかかる。経営者としては、感染が早くおさまれば、新たにつくった工場や設備がむだになるという気持ちもあるだろう。
 マスクだけでなく、日本で使われる多くの製品が現在、海外で作られている。自動車のようにたくさんの部品を使う製品は、日本で組み立てられていても、部品の多くは海外のあちこちで作られている。世界各地の工場が鎖のようにつながっているという意味で、グローバルチェーンという。安く作るための工夫だが、どこか1カ所の工場が止まれば、製品が完成しなくなるという危険もある。世界とつながっている今のものづくりのしくみが、マスク不足とも関係している。(朝日新聞社教育コーディネーター・一色清
 ※月刊ジュニアエラ 2020年7月号より」
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