🌀13〗─1─アフリカで対中不信「医療支援の質低い」、“債務の罠”も不満。~No.121No.122 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 2020年5月5日18:14 産経新聞「アフリカで対中不信「医療支援の質低い」 “債務の罠”も不満
 3月22日、エチオピアの首都アディスアベバで、中国から届いた医療物資を手にする同国の保健相ら(AP)
 【カイロ=佐藤貴生】新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるアフリカの医師2人が電子メールなどを通じて取材に応じ、中国の医療支援を批判した。アフリカを巨大経済圏構想「一帯一路」の重要拠点とみる中国は医療器具を送って感染封じ込めに協力しているが、器具の精度などに疑問があるという。一方で中国はアフリカが求める過去の巨額融資の返済猶予など、具体的な経済支援については明言していないもようで、中国への不信は民衆にも浸透しているようだ。
 カメルーンにあるセントルイス大学の保健生物医学研究所長、ニック・ニグワニアム医師(63)は、感染の有無を調べる検査キットが首都ヤウンデから地方に普及し始めたとしながらも、「最も懸念されるのは中国製キットの感知レベルがとても低いとされる点だ。得られた結果は事実とかけ離れている可能性がある」と述べた。
 ニグワニアム氏は「中国はアフリカを静かに買収してきたが、そのためにアフリカは不安定になった。私たちはいま、そのことに気付いた」とも語る。一帯一路を進める中国は2000年以降、少なくとも1430億ドル(約15兆3千億円)をアフリカ諸国に貸し付けたとされる。同氏の発言は、中国が返済に窮した国に政治的要求を突き付ける「債務の罠」を念頭に置いているとみられる。
 ナイジェリアの主要都市ラゴスの新型コロナ感染防止施設で働くオルソラ・オシンデロ医師(40)によると、同国に中国は医療器具のほかに15人の医師を送っているが、「サービスの質は低く、技術者は欧米に比べて優秀ではない」とみる。オシンデロ氏も「国民は中国を信頼していない。政府は国民が望まない条件で融資を受けた」と中国の政策を批判した。
 中国は3月以降、大量の人工呼吸器やマスクなどをアフリカに送って支援している。ただ、広東省では在留アフリカ人が新型コロナの感染源だという噂が広がり、住居を締め出されるなどの差別が起きたとされ、アフリカのニュースサイトは「医療支援には中国の否定的な印象を払拭する狙いがある」とも伝えた。
 ロイター通信によると、ドイツのショルツ財務相は4月中旬、アフリカなどの最貧国の支援には債務の返済猶予を認めることが不可欠で「中国の貢献はとても重要だ」と述べたが、20カ国・地域(G20)の会合に際し、中国は難色を示していたという。
 アフリカ疾病対策センターCDC)の4日の集計によると、アフリカ全体の新型コロナの感染者数は約4万5千人で、死者は約1800人に上っている。」
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 5月5日14:43 産経新聞「中国がウイルス危険性隠蔽、医療物資買い占めのため 米政府の内部報告書 
 トランプ米大統領は、ウイルス関連の情報を隠蔽し、感染を世界に拡大させた中国の責任を明確にし、制裁関税を含む「究極の懲罰」を課す意向を表明している(AP)
 【ワシントン=黒瀬悦成】AP通信など米主要メディアは4日、米国土安全保障省新型コロナウイルスに関し、中国が1月初旬の時点でウイルスの危険性を把握していながら、感染拡大の防止に必要なマスクなどの医療物資を海外から大量に買い占めるため、国際社会に意図的に公表しなかったとする内部報告書をまとめていたと報じた。
 トランプ大統領は3日、中国による感染拡大の責任に関し、米情報機関が4日にも調査結果を公表すると述べていたが、この報告書を指しているのかは明らかでない。
 トランプ氏は、ウイルス関連の情報を隠蔽し、感染を世界に拡大させた中国の責任を明確にし、制裁関税を含む「究極の懲罰」を課す意向を表明している。
 報告書は1日付。中国が1月下旬ごろまで世界保健機関(WHO)などに対し、新型コロナは人から人に感染することを知らせないなど危険性を隠しつつ、医療物資の輸入量を増やす一方、輸出量を減らして備蓄したと指摘した。
 中国はまた、一連の行為の発覚を防ぐため、公的には医療物資の輸出制限を否定し、輸出入データの公表を遅らせたとしている。報告書によれば、中国のマスクや手術着、手袋などの輸入量は1月に急増。一方で輸出量の低下も顕著で、いずれも常識的範囲を超えていたとしている。
 報告書は機密指定はされておらず、政府関係者が公務で閲覧するための「対外秘」扱いとなっている。」
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 5月5日09:40 産経新聞「「謎の死」コロナ原因か ナイジェリア、多数埋葬
 都市封鎖の緩和措置を受け、職場に向かう人々=5月4日、ナイジェリアの首都アブジャ(ロイター)
 ナイジェリア北部カノ州で4月に多くの住民が病死し埋葬される事案があり、保健当局は、新型コロナウイルス感染が関連している可能性があるとみて調べている。複数の地元紙(電子版)が4日に報じた。近く最終報告を発表するという。
 保健当局は当初「謎の死」と表現する一方、慢性疾患が原因との見方を示していた。地域一帯で、政府の公式発表を大幅に上回る感染者が出ている恐れがある。
 遺体の埋葬に従事する住民が4月に「多数の遺体を扱った」と証言。だが、保健当局は新型ウイルス感染は無関係と主張し、公式の感染者数に含めていなかった。
 保健当局は遺族に検査や聞き取りを実施し、感染の可能性が浮上。政府対策チームのトップは3日に報道陣の取材に応じ「カノの住民は、深刻な事態に直面していると自覚しないといけない」と発言した。
 世界保健機関(WHO)によると、ナイジェリアで4日までに公式に確認された感染者はカノの事案を除き2388人で、死者は85人。(共同)
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 5月5日10:29 msnニュース ハフポスト日本版「「マスク着けたまま体育」で生徒が死亡する事故、中国で相次ぐ。原因は不明も、父親「マスクを疑うしか...」
 学校での授業が再開されつつある中国で、体育の時間に生徒が死亡する事故が複数報告されている。詳しい原因は不明だが、いずれもマスクを着用したまま運動させていたということで、専門家は現地メディアに対し「運動するときは、一定の条件を満たせばマスクを着ける必要はない」と警鐘を鳴らしている。
 © ハフポスト日本版
 南国今報など複数の現地メディアによると、事故が報告されたのは河南省・才源中学校。中学3年生の男子生徒(15)が体育の時間に突然倒れ、その後死亡が確認された。
 この生徒は、学校の規定によりマスクを着けたままグラウンドをランニングしていた。家族が解剖を望まなかったため、詳しい死因は特定できておらず、突然死として処理された。
 父親は現地メディアに「マスクを着けてランニングさせたことを疑うしかない。気温は20度くらいだったはずです」と話している。生徒が着用していたのは、気密性の高い医療用のN95マスクではなく一般的なものだったという。
 こうした事例はほかにも起きているという。
 4月末には、湖南省長沙市でも同様の死亡事故が発生している。この事故では、中学3年生(14)が1000メートル走の記録測定をしている途中に倒れ、亡くなったという。生徒はN95マスクを着用していた。
 いずれも事故も死因は特定されていないが、運動とマスクとの関係が注目されている。専門家は現地メディアに対し「運動するときは、風通しの良い屋外で、他の人と距離を保っていればマスクを着用する必要はない」と話している。」
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