🌀7〗─16─感染恐怖から医者・看護師に対する非難中傷と差別。~No.55No.56 

   ・   ・   ・   
 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 日本人は分別がつかない状況に追い込まれると、時として味方を敵とし、敵を味方とする、奇行に暴走する癖を持っている。
   ・   ・   ・   
 感染恐怖で医療機関に駆け込む人びとで医療崩壊を起こしてる。
 医療崩壊中で、感染の危機がありながら目の前の感染者の治療に専念する医師や看護師達。
   ・   ・   ・   
 医師や看護師に対して、暴言を吐き暴力を振るう日本人が少なからず存在する。
   ・   ・   ・   
 感染拡大防止に努力している医師や看護婦をバイ菌のように白い眼で見る。
 病院で感染症治療に当たろうとする医師や看護師の子供を預かる事を拒否する人びと。
 病院で感染症治療に当たろうとする医師や看護師の子供をバイ菌とイジメ・意地悪する子供たち。
 誰しもウイルスやバイ菌をうつされたくないのが人情であり、日本人はとくにそうした思いが強い。
 君子危うきに近寄らず。
 火中の栗を拾わず。
   ・   ・   ・   
 4月28日 産経WEST「感染と誹謗中傷恐れ帰宅できない医師 地方病院も極限
 新型コロナウイルスの感染拡大で、感染者を受け入れる医療機関の危機感が高まっている。マスクや防護服といった医療装備品は不足し、感染防止などの観点から自宅に帰れない医師もいる。家族と面会ができなくなった入院患者らのストレスも募る。こうした状況は大都市圏だけでなく地方にも広がり始めているようで、医療関係者からは「行政機関がしっかりとバックアップしてほしい」と悲鳴にも似た声が上がっている。
 患者のストレスも増加
 「なんで家族に会わせないんだ!」
 4月上旬、岡山県感染症指定医療機関に指定された病院のナースステーション。20代の女性看護師は、電話口で入院患者に怒鳴られて謝る同僚の姿に、患者たちのストレスが増えているのを感じとったという。
 この病院では感染拡大防止のため、3月に入院患者との面会を禁止した。着替えなどの差し入れは、看護師らが運搬役を務める。ただ、長期入院患者の中には家族との面会を楽しみにする人も多く、ナースステーションまでやってきて抗議する患者もいたという。
 この病院が新型コロナの感染者を初めて受け入れたのは3月下旬。一時的に病棟を隔離扱いとし、経路となるエレベーターや階段を封鎖した。女性は「やはり怖かった」と振り返る。カルテも他の患者と異なり、担当外の看護師はアクセスできないといい、情報の扱いも厳重だった。
 物資も不足してきた。かつては「1日に20枚くらい使っていた」というマスクも、今は貴重品。口元にガーゼをあてて交換しながら1日1枚で乗り切り、持ち帰ったマスクを家で洗って使い回ししている。
 女性は「まだ在庫はあるけれど、いつなくなるかもわからない」と、不安を募らせている。
 「防護具もう足りない」
 4月21日、岡山県庁で開かれた「岡山県感染症対策委員会」でも切実な声があがった。特に指摘が多かったのは、ガウンやエプロンといった個人用防護具(PPE)の不足だ。
 川崎医科大学(同県倉敷市)の尾内一信教授は「感染者の割合は東京の20~30分の1の規模だが、PPEはもう足りていない。長期戦になると感染管理ができなくなる」と危機感を募らせた。
 家族への感染予防や誹謗(ひぼう)中傷を避けるために帰宅できない医師もいるといい、岡山市立市民病院(岡山市北区)の今城健二副院長は「今月に入り、帰宅困難の医師が増えている」と明かした。
 こうした中で、医療関係者らが行政に求めたのは、物資を安定的に供給するように企業と病院をつなぐ、橋渡し役だ。
 今城氏は「防護服は、病院が企業にオーダーメードで作ってもらうのは効率が悪い。“兵站(へいたん)”は行政主導でやってほしい」と要望し、帰宅困難な医師らを念頭に、宿泊施設の確保も求めた。尾内氏も「県内のいろいろな企業がPPEを製作し、現場に供給するシステムを作れないか。2、3カ月分ができれば長期戦に対応できる」と述べた。
 岡山県は早ければ5月上旬にも、PCR検査の検体採取を行う施設を新設する予定。屋外テントなどを設けてドライブスルー方式で行う方式を想定しているが、県健康づくり財団付属病院(岡山市)の西井研二院長は「現地で感染が広がらないようにと現場はものすごく神経を使うため、簡単なことではない。夏場になると防護服では大変な暑さで、熱中症にもなりうる」と述べ、医療態勢を拡充するにも注意が必要だとした。
 新型コロナとの闘いで、医療機関はさまざまな困難に直面しており、行政機関には支援するための方策を打ち出すことが急がれている。」
   ・   ・   ・