🌀12〗─2─WHO資金拠出金を巡るアメリカと中国共産党政府の確執。台湾の処遇。~No.111No.112 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 2020年4月15日07:51 産経新聞「新型コロナ トランプ氏、WHOの拠出金停止を表明
膨張する中国
 握手する中国の習近平国家主席(右)とWHOのテドロス事務局長=1月28日、北京の人民大会堂(共同)
 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は14日、ホワイトハウスで記者会見し、世界保健機関(WHO)への拠出金を停止すると表明した。WHOが「中国寄り」の立場を取ったせいで新型コロナウイルスへの対応を誤り、感染の世界的拡大を許したためとしている。
 トランプ氏は「米国にはWHOに対して全面的な説明責任を要求する責務がある」と述べ、WHOが中国の「ディスインフォメーション(偽情報)」を広めたせいで無用に感染を拡大させ、多くの人々が死亡したと批判した。
 また、トランプ氏が1月末に発表した中国からの入国制限の強化にWHOが否定的見解を表明したことに関し「米国はWHOに従わなかったおかげで多くの命を守ることができた」とし、「他国はWHOの支持通りに国境を開放したままにして感染が広がった。深刻な悲劇であり、(ウイルス封じ込めの)機会が失われた」と非難した。
 新型コロナ危機に対するWHOの全般的な取り組みついては「(ウイルスに関する)情報を適切に入手し、精査し、タイムリーかつ透明性が保たれた形で(各国と)共有することに失敗した」と切り捨てた。
 米国はWHOに対する最大の拠出国。
 年間5億ドルとされる米国のWHO拠出金の使い方については「今後、各国や保健をめぐる世界のパートナー勢力と話し合う」語り、WHOおよび中国とは別個の枠組みで国際的な新型コロナ対策の態勢を構築していく考えを示唆した。 
 トランプ氏は一方で、「WHOとは関与を続ける」と強調。米政府が今後60~90日間かけてWHOによる今回の取り組みの実態を検証し、WHOが意味のある変革を進められるかどうかを見極めていく考えを明らかにした。」
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 4月15日12:15 産経新聞国連事務総長、米にWHO拠出停止の見直し求める 「今はその時ではない」
 グテレス事務総長(共同)
 【ニューヨーク=上塚真由】国連のグテレス事務総長は14日、トランプ米大統領世界保健機関(WHO)への拠出金停止を決めたことについて、「ウイルスとの戦いで、WHOやいかなる人道機関の活動資金を削減するときではない」とする声明を出し、見直しを求めた。
 グテレス氏は、WHOはウイルスとの戦いにおいて、前線にたち、訓練や人命救助活動などを通じて、加盟国や、弱い立場にある人々を支援している機関だと強調。「WHOを支えることは極めて重要だ」と訴えた。また、感染が世界中に急速に広まったことについて検証はなされるべきだとしつつ、「今はそのときではない。国際社会が結束し感染拡大を止めるためにともに取り組むときだ」と呼びかけた。」
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 4月15日17:24 産経新聞「菅氏、台湾排除のWHOに「地理的空白生じさせるべきでない」
記者会見する菅官房長官=15日午前、首相官邸
 菅義偉官房長官は15日の記者会見で、台湾が世界保健機関(WHO)から排除されている現状に関し「国際保健の課題への対応にあたっては、地理的空白を生じさせるべきではないと考えている」と述べた。
 菅氏は「わが国が台湾のWHO(年次)総会へのオブザーバー参加を支持しているのも、このような考えに基づく」と強調。その上で「引き続きあらゆる機会を捉えて、わが国の立場をしっかり主張していきたい」として、台湾のWHO加盟やオブザーバー参加を後押ししていく考えを示した。中国の習近平体制は台湾を国際的に孤立させようと、台湾と関係のある国に対する外交圧力を強化している。
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 4月15日20:48 産経新聞「中国、米国に「深刻な懸念」 米のWHO資金拠出停止の発表で
 記者会見する中国外務省の趙立堅副報道局長=4日、北京(共同)
 【北京=三塚聖平】中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は15日の記者会見で、トランプ米政権が世界保健機関(WHO)への資金拠出停止を発表したことに対し、「深刻な懸念」を表明した。米国の対応を「適切に自らの責任と義務を果たし、WHOが率いる国際的な疾病との戦いを支持するよう求める」などと批判した。
 趙氏は、WHOについて「テドロス事務局長の指揮の下で積極的に自らの責任を果たしている」と絶賛。その上で「国際社会の普遍的な評価と高い称賛を得ている」との認識を示した。
 中国は、新型コロナウイルスによる感染発生後、WHOに対して寄付を行うことを表明しているが、趙氏は既に2千万ドル(約21億5千万円)の寄付を実行したことを明らかにした。米側の措置を受けて資金拠出を増やすかどうかについては「必要に応じて関連する問題について検討を行う」と含みを持たせた。」
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