🌀3〗─1─外国人が日本国内に伝染病を持ち込む。豚コレラ。~No.5No.6No.7 

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 外国人観光客・外国人移民・外国人難民が、海外から疫病・伝染病を持ち込む。
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 2019年8月13日 産経新聞「【経済インサイド】豚コレラ、中国などから侵入か 感染拡大に農水省は手詰まり
 豚コレラが発生した福井県越前市の養豚場周辺で、防疫作業の準備をする作業員=7月29日
 昨年9月に26年ぶりに発生し、現在も猛威を振るっている豚コレラの感染経路について、農林水産省疫学調査チームが中間とりまとめを公表した。中国やその周辺国からの旅行客が不正に肉を持ち込むなどしてウイルスが日本に入り、ウイルスを含む肉が廃棄されて野生イノシシに感染したのが発端になった可能性がある。
 感染経路の究明により、ウイルスの封じ込めが急がれるが、効果の高いワクチン接種ができない“お家の事情”もあり、農水省は思い切った対策を打ち出せないでいる。
 一連の感染で大きな役割を果たしているのは、野生イノシシだ。感染地域が拡大している理由について、農水省はウイルスが強毒でなくなったことを上げる。1970年代に流行したときは強毒だったため、野生のイノシシが数日で死んだ。今回のケースでは、イノシシが数週間生きながらえるため、感染が広がっているというわけだ。
 調査チームの分析対象になった事例では、出荷先を含めて岐阜、愛知、長野、滋賀、大阪の5府県で豚への感染が確認された。農水省は、畜産農家に対し、車両の洗浄・消毒、野生イノシシが入ってこないよう防護柵の設置などを徹底するよう改めて呼びかけた。
 こうした中、豚コレラの被害防止を訴える発生地周辺の養豚農家からは、被害拡大を防ぐためにも一刻も早い豚へのワクチン接種を実施すべきとの声が上がっている。
 長野県の阿部守一知事は8日、農林水産省を訪れ、感染拡大を防ぐために農場で飼育する豚にワクチンを接種する必要があるとの考えを吉川貴盛農水相に伝えた。阿部知事は「豚へのワクチンは最も効果的な手法。県内の農家は一日も早く打ちたいと思っている」と述べた。
 農水省は、発生県の豚に対するワクチン接種の是非について検討を始めている。対象地域の豚の移動を制限したり、豚肉が域外で販売されないようにしたりするなど、ワクチンを使った豚肉が地域外に流通しない厳格な仕組みを構築することなどを協議している。
 しかし、吉川農水相は2日の会見でもワクチン接種について、「慎重に判断していく」との姿勢を崩さなかった。なぜなら、豚にワクチンを使うと、国際機関が豚コレラを撲滅しているとして認定する「清浄国」への復帰に時間がかかり、各国が日本からの豚の輸入を避ける可能性があるからだ。
 最近では、タイが日本から豚肉の輸入を始めることで合意したばかり。政府全体で農産品の輸出額目標1兆円の達成に向け、弾みがつくと喜ぶ中、水を差すようなことはしたくないというのが農水省の本音だ。
 こうした中、豚コレラより致死率が高く、有効な治療法やワクチンがない、アフリカ豚コレラが中国や北朝鮮などで発生し、新たな脅威にもさらされている。 豚コレラの感染地域の拡大について、菅義偉官房長官は7日の記者会見で、「極めて重大な局面を迎えている」との認識を示しており、まさに緊急事態を迎えている。
 農水省は「指導、指導結果の報告要請、飼養衛生管理の遵守を徹底させる」(吉川農水相)ほか、空港での水際対策に躍起となっている。ワクチン接種という“伝家の宝刀”なしで、事態を収束させられるのか注目される。(経済本部 飯田耕司)」
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 8月20日 産経新聞「【主張】アフリカ豚コレラ 水際での対策を徹底せよ
 アフリカ豚コレラ(ASF)への国際的な取り組みが加速している。アジア各地での感染拡大が止まらないためだ。
 日本ではすでに豚コレラの豚や野生イノシシへの感染が拡大し、これとは別種で、ワクチンのないASFが上陸すれば養豚農家にとって2重のダメージとなる。
 日本は、旅行者が許可なく肉製品を持ち込むことを禁じている。空港や港における、水際での検疫強化は当然だ。同時に、感染源となっている国々に対し、出国前の段階で厳しく取り締まるよう求めていく必要がある。
 国際獣疫事務局(OIE)は9月に仙台市でアジア・極東・太平洋地域総会を開き、ASFについて防疫対策会議を行う。4月の北京開催に続き、7月末には都内でASFへの対応を検討する第2回アジア12カ国・地域専門家会議が開かれた。水際対策として、各国が責任を持って、出国前と入国時のそれぞれの段階で、肉製品の持ち出しや持ち込み検査を強化することで合意した。
 ASFは、全土で猛威を振るっている中国のほか、ベトナムラオスなど東南アジアで感染が拡大している。ひとたびウイルスの侵入を許せば、養豚農家が大きな打撃を受けかねない。
 大事なのは、日本への持ち込み発覚が集中する中国やベトナムなどとの2国間協議だ。相手国の空港で、日本向け旅行客の手荷物を検査するなど、取り締まりの強化を徹底してもらう必要がある。日本は空港で、探知犬が反応したときだけ荷物検査を行うが、全部の荷物検査を徹底すべきだ。
 日本国内では7月、ベトナム国籍の女性が同国より大量に持ち込んだ豚肉製品からASFウイルスの遺伝子が検出され、この女性は家畜伝染病予防法違反で警視庁に逮捕された。悪質なケースの検挙をためらってはならない。
 4月には高い感染力を持つ生きたウイルスが豚肉製品から初めて確認された。1月に中国から愛知県の中部国際空港に持ち込まれた豚肉製品だ。感染力の強い生きたウイルスが水際まで到達していたことへの衝撃は大きい。
 ASFは、岐阜県や愛知県を中心に拡大している豚コレラと同様、致死率が高い。国内でASF発症は確認されていないが、いつ起きてもおかしくない。政府は危機感をもって取り組むべきだ。」
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 9月14日 msnニュース KYODO 共同通信社「豚コレラ、関東に拡大 埼玉、長野で感染確認
 農林水産省は13日、埼玉県秩父市の養豚場で豚コレラが確認されたと発表した。長野県塩尻市の県畜産試験場でも14日に感染が確認された。飼育豚での発生は岐阜、愛知、三重、福井に続き計6県となり、中部地方から関東地方に拡大。農水省にワクチン接種の検討を迫る声が養豚業者らの間で高まる可能性がある。」
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