関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
全球凍結=スノーボール。
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*命の誕生。
生物の誕生に必要な3要素は、エネルギー源(火山)、水、有機物(動植物体を構成している物質)。
生態系を誕生させる3条件を満たしているのは、太陽系では地球と土星の第2衛星エンセラダス(直径500キロ)だけである。
渡部潤一(国立天文台副台長)「1979年米国の惑星探査機『ボイジャー1号』が、(木星の)第1惑星イオで火山の噴火を確認した。イオで火山活動があるということは、第2惑星(氷の衛星)でも同じような火山があると考えられます。そして、奇しくも同じ79年、地球の海底火山で奇妙な生物が撮影されました。そこには太陽の光が届きませんから、まず植物ではない。動物です。動物であるからには何か物を食べるはずだが、何かを食べている形跡が見つからない。そこで調べてみると、海底火山から出る火山ガスをエネルギーにして生きていることが分かりました。つまり、地球の中で、火山ガスさえあれば生きていける生物が発見された。それが『チューブワーム』です。
地球でも、太陽光に依存せず、水と海底火山からのエネルギーだけで生きている生物がいるのです。エウロパには水と海底火山があることが分かっていますから、チューブワームのような生物がいても不思議ではありません。」
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人も岩も、細かく分解するとどちらも同じ「原子」からできている。
その意味では、人も岩も同じ物理学の法則に支配されている。
生物の身体を構成している元素は、酸素98%、炭素18%、水素10%、窒素3%、カルシウム1.5%、リン1%、その他1.5%。
命の誕生は、地球の誕生した46億年前から最初の細菌の化石が現れた35億年前の間である。
命とは、自己複製する能力がある事である。
生物の進化とは、自己複製する中で、自然環境の変化に即して突然変異を繰り返す事である。
生物のグループ分け
1,原核生物
1.細菌
2.古細菌
2,真核生物
原生物
植物
菌類
動物
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38億年前 地球最古の微生物が誕生した時、生命の性別はメスで、分裂をする事で数を増した。
20億年近く続いた頃、地球の環境変化でメスは絶滅の危機にさらされ、生物は生き残る為にオスを誕生させた。
多様性のない生物は絶滅する。
生物の多様性は、遺伝子・DNAの中で生まれたミュータントを発展させ進化させる事である。
生き残った生物にとっては、ミュータントは偶然遺伝ではなく必然遺伝であった。
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生命の定義は、「代謝」機能と「自己複製」機能を持っている事である。
生命を代謝と増殖を行うと定義すると、遺伝子・DNAは単なる自己複製を行う為の設計図をもった物質である。
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生物の、成長とは活力ある細胞に活発に分裂して数を増やす事であり、老化とは細胞の分裂が減少し分裂しても正常な細胞にならない事であり、死とは細胞分裂が止まった時である。
細胞内の遺伝子情報は、体の全てを作る情報が詰まっている。
細胞は分裂して数を増やしていくと、次第に細胞に変化が起きてくる。
細胞は増加に伴って、特定の場所で脳や心臓、骨や筋肉、血液や体液などに専門化して身体を作るが、同時に専門化する事で他の種類の細胞になる能力を失ってしまう。
iPS細胞とは、専門化された細胞を初期化し、全ての細胞を作る遺伝子事情を復活させさまざまな細胞になれる能力を引き出し、無限に増殖させ事である。
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がらくたワールド仮説。
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地球はもちろん宇宙さえも、
生物にしろ物質にしろ、
人体の全ての細胞さえも、
ありとあらゆるモノは、原子や電子の集合体にすぎない。
ミクロの世界では、更に小さな光子や素粒子が集まっている。
光は、粒子の様な性質と波の様な性質を持っている。
素粒子は、紐として振動している。
全てが、相対性理論と量子論、そしてヒモ理論で説明される。
科学では証明できないモノは存在するが、それはほんの極僅かな事で、大半は科学で証明できる。
科学で証明できないほんの少数の事を、宗教が非科学的に説明している。
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科学は、全てを偶然ではなく必然と考え、その条件を完全に証明すべく研究を続けている。
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ゲノムの中には、ウイルスのように自由に動き回って活動しないトランスポゾン(転位性遺伝要素)が存在し、突然変異を引き起こしていた。
DNAは、生活環境や体内環境などの影響を受け、何百万年何千万年の間で変化(進化・退化)して全く異なった生物へと形態を変えならがら生きてきた。
生物の幾種類かは、生きるに有利な「擬態」を手に入れた。
擬態には、標識型擬態と隠蔽型擬態の二種類ある。
弱者が捕食者から逃げる為に用いる擬態は、毒を持った生物に化ける標準型擬態と葉・枝・岩などに隠れる為に真似る隠蔽型擬態である。
捕食者が獲物を狩る為に用いる擬態は、攻撃型擬態(ペッカム型擬態)である。
擬態は、弱者にせよ捕食者にせよ生存競争として生き残る為の戦略であって、卑怯なことではなかった。
生存に有利な擬態は、トランスポゾンによるDNAの突然変異であり、何千万年何百万年、天文学的数の祖先が失敗(失敗はそく死)を繰り返す事によって進化させた結果である。
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2017年1月12日号 週刊文春「 出口治明のゼロから学ぶ『日本史』講義
〔古代篇〕
(1)原始、太陽は敵だった
……
生命の歴史は深海、浅海、陸上のホップ・ステップ・ジャンプ
……
ごく単純に生物の歴史を述べると、40億年前に海の底で生まれて、約30億年前に地球の磁場ができたことで浅い海に上がってくることができるようになって、さらには大気中に酸素濃度が上がってオゾン層ができたことで3.95億年前に陸上に上がれるようになった───この『深海、浅海、陸上』という流れが、生物のホップ・ステップ・ジャンプです。
そして生命の歴史で大事なことは『太陽から吹き出す放射線混じりの超高温プラズマ(太陽風)と紫外線という有害なものをどういうふうに除去するかが、地球上の生物の本質的な問題だった』ということです。
……
深海で生まれた『最終共通祖先』は『好熱菌』だった
……
生物とは何でしょうか。
生物の定義は色々ありますが、一番わかりやすいのは『境界』『代謝と恒常性』『複製』の3つです。
まず、植物も動物も『かたち』があって、自分とその以外(外界)と区別する『境界』を持っています。具体的に言えば、細胞膜ですね。
それから『代謝』、つまりご飯を食べてトイレに行くということです。外からエネルギーを得て、そのエネルギーを使って身体を動かしたり新しい細胞に生まれ変わらせたりして、いらなくなった物質を分解して外に出す。そしてそのように物質やエネルギーを外界とやりとりしながら、境界の内側の状態を一定に保つという『恒常性』。細胞は生まれ変わっているのに、久々に会った知り合いに『お変わりありませんね』と僕らが言えるのは、『恒常性』があるからです。この『代謝と恒常性』を福岡伸一さんは『生物の動的平衡』と呼んでいます。
『複製』は子孫を作ることでです。
この3つが揃った『生物』が誕生したのが、40億年前から38億年午前ごろの出来事です。最古の証拠となる約38億年前の化学化石が見つかっていますから、それよりも前のことだと推測されています。
不思議なことに、地球上の生命は、どれもみなDNAを遺伝物質として使っているし、遺伝情報を担っている暗号がほぼ同じです。
これはつまり、現在の地球上のすべての生命は、共通の祖先から進化してきたことを意味します。
その存在のことを『ルカ』(LUCA:Last Universal Common Ancestor)、最終共通祖先と呼んでいます。
では、そのルカとはいったい何か。
深海の熱水が噴き出す孔の近くに住んでいた。化学物質からエネルギーを取り出すことのできる『好熱菌』だろう推測されています。
好熱菌とは、45度以上(ものによっては100度以上)の高温の環境で生きることに適した微生物です。
『なんや菌か』と思う人がいるかもしれませんが、そこまで高温の環境で平気で生きられる生きものはほとんどいませんから、ルカはなかなかすごいやつなのです。
しかし、なぜこのルカが生まれたのは深海だったと言えるのか。このころは太陽風という、地球近辺に来る時点で約10万度の熱をもつプラズマが、強い放射線を伴って地球にじかに降り注いでいたからです。
当時、この太陽風が届かない深海以外では、生命が生まれることは不可能でした。この時代には、光のエネルギーを使う生きものすらいなかった。光合成をする菌もいなかったので、今の我々のように酸素を使う生きものは存在しなかったのです。
生きものが浅い海に進出できるようになるのは、30億年から27億年前になってからです。それは太陽風すらねじ曲げる、巨大な磁石ができたからです。地球はどうやってその磁石を作り出したのか。」
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1月19日号 週刊文春「(2)生物の身体は戦いで磨かれた
……
地球が巨大な電磁石になった
地球の深海で生命が誕生してから次の段階へ移行する変化のきっかけは、約30億年前ごろに起きました。
地球の中心部には、核があります。鉄とニッケルなどの金属からできているのもですね、これは個体であると『内核』と液体状の『外核』からなっています。
この時代になると、内核の外側にある外核がグルグルと回り動くことによって電流が生じ、その電流が電磁石になることで、地球に磁場(地磁気)が生じてきたのです。
この巨大な磁場、つまり磁石の力によって太陽風が曲げられて、地球にじかに降り注ぐことがなくなりました。
ちなみんに,太陽風を防ぐ地磁気のシールドがあの美しいオーロラを作り出しているわけですが、その話は置いておきます……。
これで初めて、生物が浅い海に進出できるようになったのです。
そして浅海で光のエネルギーを利用して光合成を行う細菌が誕生し、地球に酸素ができ始めます。
その後、19億年前に『真核生物』が生まれます。それまでは真正細胞(バクテリア)と古細胞(アーキア)しかいなかったのが、DNAが核膜に包まれた構造をしている真核生物が生まれて、やっと多細胞生物が誕生しました」
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*太古代(始生代)40億年前〜25億年前。
生物の誕生。
40億年前〜38億年前 後期隕石重爆撃。生命のいない原始の海に、生命の材料を含んだ小天体や彗星や大小様々な隕石が大量に落下した。
生命の材料である有機物は、偶然にも、宇宙空間に漂う塵やガスからなる分子雲(暗黒星雲)の中で、紫外線や宇宙線などの放射線を浴びて誕生した。
38億年前 単純構造の命が誕生。原始海洋の深海底にある熱水噴出孔で、タンパク質や塩基などがの有機物資が合体し、化学反応をを起こして生命が偶然に出現した。
物質から生命が生まれ、科学進化して、暗黒の世界から光が降り注ぐ海面へと浮かんで行った。
深海底から水素を多く含んだ熱水が噴き出し、水素と海水中の二酸化炭素を体内に取り入れるメタン生成菌という微生物が誕生していた。
微生物には、細菌(バクテリア)と古細菌(アーキア)という二種類がいた。
35億年前の微生物化石が、オーストラリア西部、ピルバラのノースポールで発見された。
27億年前 地球には、有害な放射能である太陽風が降り注いでいた。
地表を酸素を含まない大気が覆い、大地は生物がいない不毛の土地であった。
地球の中心にある核の変化によって地場が発生し、地場が強力なるやバリアとなって太陽風を遮った。
深海で生きていたメタン菌は、海中を漂うながらメタンガスを作り、大気中に放出していた。
海面に浮上した細菌は、光を浴びる事で化合成細菌に進化していった。
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地場を持つ惑星…水星、木星、土星、天王星、海王星。
地場を持たない惑星…金星、火星。
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2017年9月28日 産経ニュース「世界最古? カナダで39億5千万年前の生物の痕跡発見 東大准教授ら英科学誌に発表
カナダで見つかった、最古の可能性がある生物痕跡。直径20〜30マイクロメートルの粒の一つ一つが細胞だったとみられる (小宮剛東京大准教授提供)
カナダで採った岩石から39億5千万年前の生物の痕跡を見つけたと、東京大の小宮剛准教授(化学古生物学)らが27日付の英科学誌ネイチャーに発表した。約38億年前とされる最古の記録を塗り替える可能性がある。細胞核を持たない原始的な生物だったらしい。
痕跡を見つけたのは、カナダ東部のラブラドル半島。大昔に海だった頃、泥や炭酸カルシウムが海底に積もってできた岩の中に、炭素が豊富な直径数十分の1ミリの塊が含まれていた。この岩の年代を調べたところ39億5千万年前だった。
小宮さんによると、天然の炭素にはごくわずかに重さの違う3種類があるが、この塊は生物の体内に特徴的な最も軽い炭素の割合が高く、かつては生物の体だったと判断した。木が石炭になるように、死後に水素や窒素などが抜け炭素が残ったものらしい。
小宮さんらは今後、この生物がどんな元素を利用していたかを調べる。生物の痕跡を含む岩も分析して、当時の環境を推定したいとしている。
これまでは、グリーンランド南部で見つかった38億1千万年前の生物の痕跡が最古と考えられてきた。今年3月には、英国などの研究チームが42億〜37億年前の生命痕跡を見つけたと発表するなど、最古の生物をめぐる研究が続いている。」
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*原生代。25億年前〜5億4100年前。
化合成細菌は真正細胞・シアノバクテリア(ラン藻類)に進化し、浅瀬に大繁殖してストロマトライトを作った。
シアノバクテリアは、光エネルギーと水と二酸化炭素をつかって栄養素・糖を作る光合成を行い、そして酸素を放出そした。
酸素は、海水に溶け込んでいた鉄イオンと結合して酸化鉄として沈殿した。
24億5,000万年前 結合する鉄イオンを失った酸素は、海から飛び出し大気中に増加した。
大酸化事変である。
酸素は、陸地にあった鉄をも酸化させ、赤色砂岩を作った。
現代産業が消費する鉄鉱石は、こうして作られた。
地球の大気に酸素が供給され、有害な紫外線を遮るオゾン層が作られた。
だが。原核生物(原始細菌群)にとって酸素は有毒で、酸化をもたらす活性酸素から体内を守れなかった大半の細菌が死滅した。
酸素の誕生は、地球を激変させる環境汚染であった。
嫌気性生物・偏性嫌気性細菌は、酸素のない泥の中や海底の熱水噴出孔などに逃れて生き残った。
極一部の原核生物は、酸素が充満する劣悪環境の中で生き残る為に、劇的な変化を遂げた。
単体で生き残るのではなく、優れた遺伝子を守り子孫を残す為にお互いに寄り集まって合体して、一つの単細胞生物になった。
細胞内共生説。
相互補完共生による、強固な細胞膜を持った好気性生物「真核生物」の誕生である。
好気性生物は、光と水に加えて酸素を新たなエネルギー源として更なる進化を始めた。
真核生物は、進化の過程で動物細胞と植物細胞にに分化し、そして動物、植物、菌類、原生生物へとさらに進化していった。
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シアノバクテリアが、日本人を含む全ての生命体の祖先である。
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全ては、絶対神の奇跡ではなく、偶然の積み重ねに過ぎなかった。
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22億年前 第一回全球凍結。スノーボールアース仮説。
21億年前 細胞内に様々な小器官を持った単細胞真核生物が出現した。
大陸から海に栄養素が流れ出して植物プランクトンが爆発的に増殖し、光合成活動で酸素を大気中に放出した。
植物プランクトンの寿命は、数日から数週間で、死骸を分解するに放出した酸素量と同じだけに酸素を消費した。
その為に、植物プランクトンが増えて酸素を放出しても大気中の酸素量は増加しなかった。
無酸素状態で生きてきた生物にとって、酸素は酸化を引き起こす有害物質であった。
生物は、酸化を防ぐ為の更なる飛躍的な進化が必要であった。
原始植物の生存圏は海の中で、陸地には生き物は住んでいなかった。
地球には、宇宙から大量の紫外線が降り注いでいた。
酸素が希薄な大気では、生物を死滅させる紫外線を遮る事ができなかった。
水が、生物を紫外線から守っていた。
生物は、光合成で酸素を作り続けた。
6億年前頃から、大気中の酸素濃度が上昇するや、酸素は紫外線を浴びて化学反応を起こしてオゾンに変化した。
オゾンは、紫外線を吸収しながら成層圏まで昇っていき、宇宙服の様に地球を包んで有毒な紫外線を遮った。
5億年前 安定した密度のオゾン層が完成して、原始植物は上陸して増殖していった。
多細胞生物が出現した。
多細胞動物として、海綿動物が登場した。
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20億年前 微生物は誕生した。
微生物は、進化して、生物が生き続ける為の中核機能を合成する「コア遺伝子」(約1,500個)を獲得していた。
中核機能とは、呼吸、蛋白質合成、細胞が生きる為に使うエネルギーを放出するアデノシン三リン酸(ATP)生成などの機構のことである。
地球生物で、コア遺伝子を喪失したり変異すると生きてはいけない。
ポール・G・フォーコウスキー「微生物がいなかったら、私たちもここにはいないだろう」(『微生物が地球をつくった』)
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天然原子炉。
1953年に、アメリカ人物理学者は「天然原子炉の可能性」を提唱した。
1956年に、アーカンソー大学助教授の黒田和夫が天然原子炉の存在を予想する論文を発表した。
1972年に、フランスのウラン濃縮工場から、原子爆弾6発分(約200キログラム)のウラン235が自然に核連鎖を起こして消滅した。
9月 フランス原子力庁は、「オクロでは、かって天然の原子炉が作動していた」と発表した。
アフリカ・ガボンのオクロ鉱山からウラン鉱石が掘り出されていた。
20億年前 地中にあったウラン鉱石は、地下水に濡らされて核分裂を起こし、連鎖が臨界に達して、有害な高濃度の放射線を放出していた。
生物は、自然放射能を被曝しながら出現し、放射線の中で生活しながら逞しくなり進化してきた。
放射能は、生物が生存する為には欠かせない条件の一つである。
天然原子炉において、核爆発を起こす条件が揃っていたが暴走して核爆発は起きなかった。
天然原子炉の核連鎖反応は60万年続き、地下深く埋まっていたウラン235の濃度が低下して核連鎖は停止した。
原子力発電所から出た核廃棄物を地下深く埋める地層処分は、有効な手段である。
生物は、長い年月かけて低線量の自然放射線に被曝しながら、細胞の破壊と修復を繰り返し、遺伝子(DNA)の切断・破損からの修復過程で突然変異を起こして進化を遂げていた。
遺伝子を修復できなかった生物は、自然淘汰として死滅した。
高線量の自然放射能値で育った生命体の正常細胞は、低線量では異常細胞は自殺をせず異形のまま増殖した。
高い生命力ある生物は、高い放射線環境で正常な自己修復を繰り返して健康で、低い放射線環境では健全な生命活動が困難であった。
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19億年前 最古の超大陸ヌーナが出現したが、地下のマントル対流で分裂と集合を繰り返した。
ヌーナ大陸から、ローレシア大陸やバルティカ大陸などが分裂した。
マントル対流は、新たな大地を生み出して移動させ、ヌーナ大陸などと衝突させ合体させ、そして引き裂いた。
各大陸は、北半球から南半球に移動し、さらに北半球に戻ったりと、休む事なくたえず動いていた。
9億年前 ロディニア超大陸が完成した。
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15億年前の地層から取り出した岩石の中から、幾つかの謎の金属片が見つかった。
1997年にモスクワの南西にあるブリャンスクに、ボルト状の金属を含む約10個の金属が埋まっていた。
ワジム・チェルノブロフ博士「近代のボルトが地上に落ち、土砂などによって古代の地層に潜り込んだだけだ」
ロシア、アメリカ、ルーマニア、中国などでも、金属片が地層の中から見つかった。
現代の金属加工技術がなければ生産できない、高純度な合金であったり、純鉄のハンマー出会ったり。
さらには、解析不能な物質27%を含む合金もあった。
中には現代の加工技術では生産できない金属片もあった事から、古代に地球を訪れた宇宙人の宇宙船から飛び散った「未知の生命体の遺物」という噂がある。
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12億年前〜10億年前 多細胞生物が登場した。
10億年前の地球は、火山噴火や隕石の落下で放射線レベルが高かった。
自然放射線量は現在の300万倍で、生物のDNAは高い放射線に適応できるようにできている。
人間のDNAは、微量の放射線に照射される事で元気になる。
2016年12月18日 読売新聞「サイエンス
宇宙船被曝 江村泰山
最高量はボリビア 日本の3倍
宇宙から飛来する高エネルギーの放射線は、一部が地球の大気と反応し、弱い放射線となって地表に降り注ぐ。この宇宙線で、人がわずかながら被曝すること。
これまで、国連科学委員会は、一人当たりの年間被曝量を世界平均で0.39ミリ・シーベルトとしていたが、日本原子力研究開発機構による最近の分析で、実際には0.32ミリ・シーベルトであることがわかった。
原子力機構は、世界各地の人口分布や標高のデータを用い、約11年周期で変動する太陽活動の強弱なども踏まえ、国や地域別の平均値をより詳細に算出した。
平均値が最も高いのは、宇宙線が強い高地に人が多く住む南米ボリビアの0.81ミリ・シーベルト。最も低いのは、地球の磁場の影響で宇宙線が弱くなる赤道に近いシンガポールの0.23ミリ・シーベルト。
日本の平均値は年間0.27ミリ・シーベルトで、全世界の平均より低い。この値は、東京─ニューヨークを飛行機で1回往復する時に浴びる量(0.2ミリ・シーベルト程度)に近い」
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9億年前 海の成分の変化で、生物は生きる為に進化を加速させた。
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地球の大気や生命の主要な構成要素だる水素・炭素・窒素は、太陽系の外から隕石や彗星でもたらされた。
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さらに、生命そのものも微生物として火星から地球に飛来したと言われている。
つまり、地球人は火星生物の子孫であると。
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2020年7月22日 msnニュース 時事通信「大阪大などの研究チームは、日本の月探査機「かぐや」が撮影したクレーターの観測画像などから、約8億年前に多数の隕石(いんせき)が月面に衝突していたことを突き止めた。隕石は地球にも降り注ぎ、大規模な環境変動を引き起こした可能性がある。論文は22日、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ電子版に掲載される。
大阪大の寺田健太郎教授らは、かぐやの撮影データから直径が20キロ以上ある月面のクレーター59個の形成年代を分析。このうち、直径93キロの「コペルニクスクレーター」など8~17個の年代が一致した。同クレーターは、米アポロ計画で持ち帰った試料の分析から約8億年前に形成されたことが分かっており、この時期に直径数キロ~10キロの隕石が相次いで月面に衝突したと考えられるという。
地球にも同時期に多数の隕石が衝突したと考えられ、研究チームは、その総量を約6600万年前に恐竜絶滅をもたらした隕石の30~60倍と推定。全地球規模の環境変動の原因になった可能性もあるとした。」
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8億年前 陸地に有ったカルシウムイオンが、風や雨によって大量に海に流出した。
大気中の二酸化炭素が雨に混じって海に降り注ぎ、海中のカルシウムと結合して炭酸カルシウムとなって海底に沈殿した。
温暖化効果ガスである二酸化炭素が失われるや、地球は急速に冷え込んでいった。
地球全体が寒冷化して、海氷が広がるや水の中の生物は死に絶え、光合成も途絶えて酸素の供給が途絶えた。
7億5000万年前から6億3000万年前にかけて地球全体が氷に覆われ、太陽エネルギーの60%は氷によって跳ね返された。
全球凍結(スノーボール)し、大気中に水分を失い、静寂に包まれた「死の星」となった。
気温は、赤道上で摂氏マイナス30度、極地で摂氏マイナス50度。
氷の厚さは、陸地で数千メートル、海で1,000メートル。
厚い氷の下で、嫌気性生物は生き残った。
噴火している火山の近くのみは凍らず、その僅かな水溜まりに多細胞生物は生き残り、それ以外では死に絶えた。
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7億年前 第二回全球凍結。
スノーボールアイス仮説。大気中の酸素が増える事によって、温室効果ガスのメタンガスが減少するや温度が急速に低下して、地球全体が氷で覆われる「全球凍結」、大氷河期に突入した。
地球環境が、激変した。
ヒューロニアン氷河時代である。
海洋は平均すると4,000メートルぐらいの深さがあり、寒冷化によって海表面から約1,000メートルぐらいまでは凍り、その下は海水のままである。
地球内部の熱は約6,000度であり、その熱は海底や地表に溶岩や硫化水素ガス・二酸化炭素ガスと共に放出されていた。
温室効果ガスである二酸化炭素が火山噴火による放出され、大気中に蓄積されて全球凍結状態を抜け出すには、数百万年から数千万年の時間が必要とされている。
環境の激変が、生物の進化を加速させた。
単細胞真核生物の中には、群体を形成して生き残る生物が現れた。
群体の中から、子孫を残す為に機能分業化と巨大化を図る生物が出現した。
進化は、多細胞化へと進んでいった。
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地球内部のマントルの活動で、地上の火山はマグマを吹き上げ、火山ガスを大気中に放出していた。
火山ガスに含まれた二酸化炭素と水蒸気が大気中に増える事で、地球は徐々に温度を取り戻し始めた。
氷に包まれた死の白い星が、水と陸地による生の青い星へと甦った。
氷が溶けるや、閉じ込められていたメタンなどの温室効果ガスが大気中を満たし、地球は極寒から一転して平均気温摂氏50〜60度の高温となった。
海から大量の水蒸気が蒸発し、異常気候となってスーパー・ハリケーンが地球全体に襲いかかった。
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6億5,000万年前 第三回全球凍結。
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*エディアカラ紀(先カンブリア時代) 6億3500万年前〜5億4100万年前
アバロン爆発。
多細胞生物の進化は、悪天候の合間に覗く太陽光を受けて止まる事なく続けられていた。
5億8000万年前 体長が数センチから2メートルに及ぶ数多くの生物が登場した。
エディアカラ動物群と呼ばれている。
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過去6億年間で、生物の大量絶滅は少なくとも5回は起きていた。
6億年前 単細胞生物は、大気中の酸素を利用して体内でコラーゲンを作る能力を獲得した。
コラーゲンを合成する事によって多細胞生物が誕生し、生物の大型化が始まった。
生物が、体内でコラーゲンを合成するには大気中の酸素濃度が重要であった。
生物は、酸化から身を守る酵素と老化する細胞を若返らせる新陳代謝を手に入れて有害な酸素環境に適応した。
更なる進化として、肺呼吸で酸素を吸ってエネルギーに代える機能を獲得して地上に生息圏を広めていった。
クラゲが誕生していたらしい。クラゲは、生息環境に柔軟に適応して進化し、海岸の浅瀬から深海まで、熱帯から寒帯まで、海水から淡水まで、広範囲に生息している。
5億7000万年前。エディアカラ紀に生息していた一部の生物は、海中から陸に這い上がった。
海岸近くにコケ類や地衣類などの下等生物が定着し、海に栄養を供給した。
水辺や浅瀬の栄養が豊富になるや小型プランクトンが大量発生し、それを捕食する生き物が誕生した。
地衣類とは、菌類や藻類(シアノバクテリアなど)が共生した集合体と言われている。
5億2000万年 魚類が生まれたが、天敵が多い中で逃げて生き延びる為に、脳の扁桃体がストレスを感じて鬱病を発症した。
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何処にも、神や仏は存在しない。
絶対神による創造も奇跡も、存在しない。
全ては、自然の偶然に過ぎない。
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宗教が取り扱う分野は極僅かに過ぎないのに、さも、御大層に、大袈裟に、勿体振って、尊大に振る舞いながら御託を並べて人を惑わす。
マルクスは言う、「宗教はアヘン」であると。
共産主義者は、科学万能主義で反宗教無神論を広め、命の尊厳を否定し、あらゆる神を滅ぼしている。
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地球と人間は、全知全能の唯一の神によって創られた特別な泥人形ではない。
如何なる神も存在しなければ、死後の世界もなく、全てが消滅して忘れ去られる。
全ては、自然における偶然が重なって起きた奇跡である。
奇跡は、幾つかの自然な条件によって生み出される。
命も、人類も、数多くの自然の条件が偶然に重なって誕生しただけで、取り立てて驚くほどの事でもなければ、特別なモノでもない。
つまり、宇宙には、条件は違うが数多くの命が存在するはずである。
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宇宙は、人間の科学では理解できない証明できない偶然で誕生し、そして存在する。
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一神教的な「自分の信ずる宗教のみが絶対に正しく、自分が信仰する神のみが唯一の神である」という神至上主義の宗教観は、宇宙では存在しないし通用しない。
宇宙には、神もいなければ、仏もいない。
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*現代日本人の科学的ルーツとは。
科学における真実の祖先とは、生物学的に、バクテリア、ウィルス、アメーバ、カビなどの下等な単細胞生物の子孫であり、類人猿の兄弟である。
現代日本人の生命は、科学至上主義で宗教を否定する為に、ハエ、蚊、ノミ、シラミと同じ宇宙に一つしかない貴重な物である。
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