関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博} ・
ガイア理論。
地球は生きている、全体で一つの巨大な生命体である。
生物と非生物が一体となり、調和を保ちながら、自己調整システムを持った生態系である。
ジェームズ・ラブロック「地球の気候は、要するに地獄の様な状態に向かってまっしぐらに変動しているのだ。その暑さと過酷さは生半可なものではない為、現在生きている数十億の人間の内、生き残るのはほんの一握りにすぎないだろう」
地球が一つの神秘的な生命体として、人間が原因とした自然破壊と化石燃料の大量消費の結果として悪化している温暖化に対して、どういう結論を出すであろうか?
ガイアは、新たな夜明けをどう迎えようとしているのか?
新たな夜明けに、人類は立ちあう事が許されるのだろうか?
その為には、人類は一大決心のもとで意識改革が必要である。
だが。残された時間は、少ない。
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地球は、自然環境に関する責任を果たす様に人類に強要する。
人類は、地球環境に対する責任問題から逃げる事はゆるされない。
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地球のハミング。
地球は、宇宙に向かって、人間では聞き取れない周波数で、自転に同調した極微細な振動・ノイズを発している言われている。
常時地球自由振動。
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ビッグバンで宇宙が誕生し、第1世代の恒星誕生し超新星爆発が起き、第二世代の恒星が誕生し超新星爆発が起き、第三世代の恒星が誕生した。
太陽や地球は第三世代である。
人類をはじめとした全ての生物は、宇宙由来の原子、鉱物で作られている。
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*冥王代。46億年前〜40億年前。
太陽系・地球・月の誕生。
多くの星が寿命を終えて超新星爆発を起こし、星の材料である膨大なガスや塵を宇宙空間に撒き散らした。
約46億年前 天の川銀河内で太陽系が形成され、太陽のまわりに漂うガスや塵から奇跡的な偶然としてで「原始地球」が誕生した。
生まれた原始地球は、地表を摂氏1,200度の灼熱のマグマが海の如く広がっていた。マグマオーシャンと呼ぶ。
マグマオーシャンの時代に、鉄やニッケルなどの重い金属が沈んで地球の心臓部である核を生み、軽い岩石は地表に上にのぼっていった。
核は、地磁気を生み出した。
地表は冷えて、より軽い岩石は地殻となり、比較的重い岩石は溶けたままマントルとなり対流を形成した。
ジャイアント・インパクト。太陽が誕生してから数千年後。原始地球に、火星サイズの原始惑星が衝突し、飛び散った大量の欠片が地球の周りを廻りながら、約一年で偶然にもたまたまとして月が生まれた。
月が誕生した事によって、死の星であった地球に奇跡が起き、命の息吹が吹き込まれた。
原始地球には、大小二つの月が存在し、約8,000万年後に小さな月が大きな月に衝突して一つとなった。
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2019年5月25日 産経新聞「【びっくりサイエンス】月を生んだのは原始地球のマグマだった 海洋機構などが解析
惑星に天体が衝突したときの想像図。地球でも同じような衝突で月ができたとされる(NASA、米カリフォルニア工科大提供)
月は太陽と並んで最も身近な星だが、まだ多くの謎が残っている。特に興味深いのがその起源だ。地球に別の天体が衝突してできたとの説が有力だが、矛盾も抱えていた。海洋研究開発機構などは、原始の地球を覆っていたマグマが月の主な材料になったことをシミュレーションで初めて示し、衝突説を裏付けた。
月の起源をめぐっては、宇宙を漂う星が地球の引力で引き寄せられた▽地球から分裂してできた▽地球と同時に生まれた双子-などの説がある。中でも有力視されているのが「巨大衝突説」だ。
それによると46億年前、地球より一回り小さい火星サイズの星が、地球に衝突。巨大なエネルギーによる高温で岩石が蒸発してガスになり、地球の周りに広がった後、冷えて固まり、くっつき合って月になったとされる。他の説よりも現実の地球と月の特徴をよく説明できるため、強く支持されているが、この説も実は完璧ではない。
「最後の壁」に挑む
米国が約50年前のアポロ計画で持ち帰った月の石の分析結果では、酸素などの元素の同位体比が地球の石とほぼ同じだった。月の材料が原始の地球に由来すると考えれば、この結果は何の不思議もなさそうだ。
だが、コンピューターを使った近年の理論研究では、月の主な材料は地球ではなく、衝突した天体だというシミュレーション結果が出てしまっているのだ。地球の表面は固体の岩石だとして計算した。
この観測と理論の大きな矛盾は「同位体比問題」と呼ばれる。ある研究者は「月の起源で有力なのは巨大衝突説しかないが、決着をつけるには、この問題が最後の壁になっている」と話す。
こうした中、海洋機構と神戸大、理化学研究所の共同研究チームは、原始の地球を海のように覆っていたマグマに注目した。当時の地球は大小の星が頻繁に衝突しており、その影響で岩石が溶け、地表はドロドロのマグマの状態だったのだ。
地球がマグマの海に覆われていたことは、以前からよく知られている。ただ、液体のマグマをシミュレーションのプログラムで扱うのが難しいため、地表は固体の岩石だったと仮定して理論計算されていた。
そこでチームは液体のマグマを扱うプログラムを開発。理研のスーパーコンピューター「京(けい)」を利用し、月の起源の研究では世界初となるマグマを考慮したシミュレーションに挑んだ。
巨大衝突説に説得力
「液体と固体では性質がかなり違うため、結果は大きく変わるはずだ」。海洋機構の細野七月(なつき)特任技術研究員(惑星科学)が予想した通り、地球に衝突した天体は、いったん地球から離れるが月にはならず、わずか3日後には地球に再度ぶつかって飲み込まれてしまった。
一方、地球のマグマは衝突に伴う高温でガスになり、地球全体をうっすらと覆った。ガスは冷えると多数の岩石になり、互いにくっついて月になったと考えられる。月の物質の7~8割は地球に由来するという結果が出たという。英科学誌に4月、論文が掲載された。
細野氏は「今回の成果で巨大衝突説はさらに説得力を増し、決着への大きな一歩になった」と話す。地球由来の物質の割合や、地球を覆ったガスの量などについてさらに研究の余地があり、今後もシミュレーションを重ねるという。
宇宙の謎の解明というと「はやぶさ2」などの探査機や、「すばる」などの望遠鏡を使った研究を思い浮かべやすい。だが、性能の向上が続くスパコンを利用した今回のような理論研究も見逃せない。(科学部 草下健夫)」
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地球の自転は、地球に隕石がぶつかって発生した余韻であった。
隕石がぶつかって回転を維持しなければ、何時かは地球の回転が止まる。
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原始地球は、マグマの海に覆われていた。
分離したばかりの月は、地球から2万キロの所を自転していた。
現代では、地球と月の距離は約38万キロである。
地球は月の強い引力で、大潮の時はマグマは約1,000メートル高くもりあがった。
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44億年前 マントルの玄武岩が、水と融合して軽い花崗岩が地表に現れ陸地となった。
プレートが移動して、花崗岩が集まって大陸に成長した。
最古の花崗岩は、オーストラリアで発見されている。
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40億年前〜20億年前 火星の到る所に、火山活動や隕石の衝突などで水が存在していた。
その水の中で、生物が誕生した可能性があると考えられている。
広大な宇宙で、地球以外に生物がいて当たり前である。
ただし、人類より劣った下等動物か、人類より優れた高等生物か、それは分からないが。 地球の人類が、特別な存在で有り優秀というわけではない。
だが。人類が、地球外の星から高度な文明・技術を持って移住してきたと言う話しは、不自然で、「馬鹿」げた幼稚な戯言である。
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2015年11月8日 産経ニュース「火星の大気、太陽風で吹っ飛ばされた…地球は「磁場」でブロック NASA、探査機で解明
かつて地球と同じように火星を包んでいた大気がほとんどなくなったのは、太陽風と呼ばれる太陽からの粒子の流れが大気をはぎ取ったためとみられると、米航空宇宙局(NASA)が発表した。
火星上空を周回する探査機メイブンで観測した結果、太陽風が吹き付けた反対側などで、毎秒100グラムの大気が宇宙空間に吹き飛ばされていることを確認した。長期間では大量の大気が失われることになる。
同じ太陽風は地球にも吹くが、NASAの研究者は「地球は磁石のような磁場を持っていて、これが大気を守った」と話した。地球の核では熱と高圧で溶けた鉄が対流することで磁場を発生させるが、サイズの小さい火星では、こうした対流があったとしても早くに冷えて固まってしまったと考えられている。
火星はこれまでの観測で、かつてはもっと厚い大気の層があり、暖かく、水が循環して川や海を形成したとみられる。(共同)」
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40億年前の大陸の起源、地球の大陸は海から生まれた?
2022年12月13日 YAHOO!JAPANニュース 現代ビジネス「「地球の大陸は海から生まれた?」 西之島の噴火から迫る、40億年前の「大陸の起源」
暗闇の中で赤い火花を散らす西之島/写真提供 JAMSTEC
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東京から南に1000kmほどの場所にある小笠原諸島の火山島「西之島」。2013年11月頃からの噴火に伴って新島を形成したことは記憶に新しい。
【写真】海底をどのように調べるのか? 調査の様子はコチラ!
今なお活動を続けるこの火山島に、研究者たちの“熱視線”が注がれていることを皆さんはご存知だろうか。実は、西之島の噴火を調べることで、長年謎に包まれてきた地球上の「大陸誕生」の謎に、迫れるかもしれないというのだ。
現地で調査・研究を行うJAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)海域地震火山部門 火山・地球内部研究センターの田村芳彦 上席研究員に、西之島から見えてくる「大陸の起源」について、何が明らかになっているのか、今後何を調べる必要があるのか、その“現在地”と“展望”を聞いた。(取材・文:小熊みどり)
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劇的に変化する火山、西之島の「いま」
西之島の地形の変化/出典:海上保安庁ホームページhttps://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm
東京湾を出て南の沖へ向かうと、伊豆大島や八丈島などの島々がほぼ一直線に並んでいる。それをさらに南へ辿っていった、東京から約1000kmのところに西之島はある。
この島は海の底にある火山の一部が海面上に顔を出した「火山島」で、面積は2021年6月時点で約4km2 (東京ドーム約85個分)。複数の火山島や海底の火山が線状(弧状)に並ぶ「伊豆・小笠原弧」を構成する火山のひとつでもある。10月にも噴火し、噴煙が衛生画像でも確認されるなど、今なお活動が続いている。 (あるプレートが別のプレートの下に沈み込むところには、プレート境界に並行するように「火山島」や「海底火山」が線状(弧状)に形成される。「伊豆・小笠原弧」は、太平洋プレートがフィリピン海プレートの下に沈み込む境界にできている)。
ここ数年の大きな噴火でその存在を知った読者も多いと思うが、実は最初に噴火が観測されたのは1973年。その際に面積0.25km2、高さ15mの「旧西之島」が形成され、1975年頃まで活動が続いた。 その後、40年間近くは静かだったが、2013年11月20日に旧西之島の南の海面下で大きな噴火が発生。海面上に頭を出した“新島”は、溶岩を噴出し続け、みるみるうちに旧西之島をのみ込んでしまったのだ。
2015年末にはいったん落ち着きを見せたものの、その後も噴火は確認され、2020年6月には再び爆発的な噴火が起こった。
現在(2022年10月)の様子は、田村さんによると、多くは白色噴気の放出であるものの、時折火山灰も噴出している可能性があるそうだ。また、島の全周に茶褐色および黄緑色の変色水が分布している模様だが、溶岩流は認められていないという。
そんな西之島に田村さんが初めて訪れたのは2015年のことだった。
「初めて西之島を訪れた時には、激しく活動していて、1分に1回ほどの間隔で噴火していました。この時は島から2kmのところまで近づいたのですが、流れ下った溶岩が海に入って水蒸気を上げている様子がみられました。夜になると海は真っ暗になるのですが、暗闇の中で西之島が花火のように火山弾の赤い火花を散らすのをとても美しく感じました。一方で、2020年の大噴火の後に行った時には、山頂の火口が大きくえぐれていて、その姿に恐ろしさを覚えました。西之島は短期間で劇的に変化しています」
海底の岩石からマグマの“痕跡”を探す
上の2枚の画像は西之島の本体をつくっている安山岩溶岩。下の2枚は周辺海域の玄武岩溶岩。どちらにもかんらん石という結晶が入っていて、それぞれマントル由来の安山岩マグマと玄武岩マグマからできた
田村さんは調査で西之島を4回訪れている。主な目的は、島の岩石を採取し、その元になっている地下のマグマの様子を知ることだ。
マグマは地殻の下のマントルが溶けたものだ。上陸して岩石を採取するだけでなく、周辺の海底に「ディープ・トウ」という機材を下ろし、それを引きずって海底をさらって(ドレッジと言う)、海底崖や海底にぽろぽろと落ちている岩石を採取した。海底サンプルの入手は、普段海を研究のフィールドにしているJAMSTECの強みとも言える。
「JAMSTECのディープ・トウでは、カメラで映像を見ながらドレッジを行うことができます。島の地表で溶岩が固まった岩石でもいいのですが、海底で岩石サンプルを採取するのが重要です。西之島は海底にも溶岩を噴出する割れ目があって、そこから噴出し、急冷されて固まった岩石のほうが、マグマの組成などの情報を(地上の岩石よりも)あまり変化させず、もとに近い形で残しています」
地球の「大陸」は“どうやって”つくられた?
海洋地殻と大陸地殻の比較/画像提供 JAMSTEC(海洋地殻は『理科年表』をもとに、大陸地殻はRudnick&Gao,2005をもとに作成)
田村さんたちは2015年から、サンプル調査や分析といった「西之島」の研究などを通して、「地球の大陸誕生」の謎に迫ろうとしている。その研究の中身は一体どういうものなのか、ここからは順を追ってひもといてみよう。
(1)海底と大陸は地殻の「材料」が違う
まず、地球上には海と大陸があるが、海底と大陸をつくりだす地殻は「材料」が違う。海底は玄武岩でできた厚さ6~8kmの海洋地殻で、大陸は花崗岩・安山岩でできた厚さ30~50kmの大陸地殻である。そして文字通り、玄武岩を噴出するもとになるのは「玄武岩質マグマ」、安山岩を噴出するもとになるのは「安山岩質マグマ」である。
加えて、最も重要なのは「安山岩質マグマは水のある圧力の低い場所でつくられる」とみられているということだ。このことをぜひ覚えておいてほしい。
では、この特徴を理解した上で、地球での「大陸」のつくられ方について考えてみよう。
(2)従来の定説 “ニワトリと卵”の問題
従来の定説は、「地殻の薄い海洋底では玄武岩質マグマが噴き出す」、逆に「地殻の厚い大陸では安山岩質マグマが噴き出す」と、それぞれを対応させる考え方だった。そうすると、「大陸をつくる材料の安山岩質マグマは大陸の下でできる」ということになる。
しかし、そうだとすると、「安山岩が大陸をつくっているのに、そもそも大陸がなければ安山岩ができない」ことになる。大陸と安山岩のどちらが先か、“ニワトリと卵の問題”があった。これを考えるには、まだ陸地の無かった地球で、安山岩質マグマがどのようにしてできたかを解明する必要がある。
田村さんによると、ここで私たちに「ひとつの回答」を提供してくれるかもしれないのが「西之島」なのだ。
大陸は海から生まれた?―西之島が大陸誕生を再現か
写真:現代ビジネス
では、西之島を“使って”、陸地の無かった地球の「安山岩質マグマの生成」をどのように“確かめて”いくのか。ポイントは西之島の「島の下の地殻の構造」と「岩石サンプル」だ。
(1)「島の下の地殻の構造」
まず、西之島の地下の構造である。直下は地殻の厚さが20kmほどと、伊豆・小笠原弧の北側より薄いことが、地震波探査でわかっている。さきほど、重要なポイントとして「安山岩質マグマは水のある圧力が低い場所でつくられる」とみられることに触れたが、島直下の地殻が薄いということはマントルが浅いところにあり、マントル中のマグマの圧力が低くなって、安山岩質マグマができる条件を満たす(圧力は地上に近いほど低く、逆に深くなると高くなる)。また、プレートの沈み込み帯であるので、マントル中に水は十分にある。
田村さんらは2016年に、岩石の組成などのデータベースと地殻の構造の情報を活用し、西之島で安山岩ができるのは、地殻が薄いからで、地殻の厚さが30kmより薄ければ(※正確には6~30kmほどの薄さ)、安山岩質マグマが存在し得ると、安山岩と地殻の薄さを関連づけた。
西之島は今後どうなる? 2つのシナリオ
西之島/2022年9月16日 第三管区海上保安本部撮影/出典:海上保安庁ホームページhttps://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm
西之島が今後どうなっていくのかも興味深い。
田村さんは2つのパターンを想定している。ひとつは、西之島はこのまま噴火による成長を続けて、伊豆大島や八丈島ほどの大きさになるパターンだ。
もうひとつは、トンガのフンガ火山のように大規模な「カルデラ噴火」を起こし、島が陥没してしまうパターンだ。大規模な噴火が起こると、地下のマグマが抜けて、その上の地面を支えられなくなり、直径1~10kmほどの大きな穴「カルデラ」ができる。2022年1月のフンガ火山の噴火では、カルデラが形成されて島の陸地の大半が海に沈み、津波も起こった。
「実は、フンガ火山と西之島にはいくつかの共通点があります。どちらも火山弧にあり、地殻が薄く安山岩質マグマを噴出する火山なのです。現在、西之島山頂の火口のくぼみは直径600mほどで、カルデラはこの10倍ほどのサイズですが、西之島でも今後フンガ火山のような大噴火は起こり得ると思います。現に伊豆・小笠原弧にはカルデラがいくつか存在しています。福徳岡ノ場も過去に形成された北福徳カルデラの中央にある小丘(中央火口丘)です」(田村さん)
西之島では2020年の噴火以降、噴出する火山灰の成分が安山岩質から玄武岩質に変化している。これまでの安山岩質マグマよりも深いところからマグマが噴出するようになっているのだ。フンガ火山の大噴火の理由も、玄武岩質マグマが新たに上昇してきたからだという可能性がある。田村さんは、フンガ火山との比較研究を行いながら、引き続き西之島の今後を注視している。
西之島研究の醍醐味は?
最後に、海域火山の研究を通して、どんなことを明らかにしていきたいか、田村さんに聞いた。
「西之島研究の醍醐味は、このひとつの小さな島から、地球のなりたちに迫れることです。40億年前と同じように、大陸の材料となる安山岩が海域火山で作られている様子を目の当たりにすることができ、サンプルの分析で仮説を実証することができるのです。また、大陸が誕生した時期と、地球に生命が誕生した時期は、どちらも40億年前ごろと重なります。大陸の形成は、生命の誕生に何らかの影響を与えたといえるでしょう。海域火山から生命誕生の謎にも迫れるかもしれません。こうした地球規模の大イベントについて、マグマの分析やフンガ火山との比較研究などを通して明らかにしていきたいです」
2022年8月の調査では、水深2000mの崖(海底に落ちている岩石ではなく、西之島本体)から初生マグマを起源とすると思われる安山岩サンプルが採取されていて、この分析結果も待たれる。西之島は「ここ数年の噴火がどうか」という以上に、地球46億年の歴史をひもとく手がかりになる火山なのだ。
取材・文:小熊みどり
取材協力:国立研究開発法人 海洋研究開発機構
田村 芳彦」
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海の誕生。
38億年前に、海が誕生した。
原始地球が冷えるや水蒸気は凝縮して雲となり、雨はマグマオーシャンに覆われた地表に降り始めた。
1000年に及ぶ大降雨時代である。
地球を満たす水は、宇宙からもたらされた。
水の起源として、衝突脱ガスモデルが有力とされている。
地球に原始海洋が姿を現して、水の惑星となり、生命生存可能惑星(ハビタブルプラネット)となった。
地球は、偶然に、水が液体として存在可能なハビタブルゾーン(生命生存可能領域)上に誕生し公転していた。
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地球の水の3割を、彗星や隕石がもとらした。
彗星や隕石は、地球に衝突する事で自然環境を激変させ生物を死滅させる程の甚大な被害をもたらすが、地球にとっては新たな時代を開き恵みをもたらすものである。
彗星の地球衝突は、人類にとって死滅をもたらす悲劇であったが、地球にとっては再生をもたらす幸運であった。
地球はもちろん宇宙は、人類の生き死になど気にはしない。
人類が死滅しても、宇宙は関心を持たない。
宇宙や地球の時間からすれば、人類の歴史など「無い」に等しく、宇宙に一つしか無いとい人間の命の時間・寿命など何の価値も無い。
人類の歴史はもちろん日本人の歴史も、短いし、何ら意味も無い。
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地球が動いているのと同様に、天球の星々も動いている。
全てのものが動いていて、動かないものは何もない。
地上から見える星座は数十万年後には姿を変えているだろうが、その頃人類が生存して入りか分からない。
歳差運動。地球の地軸は、約2万6,000年周期で回転している。
天空で動かないとされている北極星(こぐま座、ポラリス)も動き、地球の自転で星座の位置を変えている。
天体は、星の温度などで電波からガンマ線までの電磁波を放出している。
地上に設置した各種の望遠鏡で観測できるのは、可視光線の領域のほかに赤外線、紫外線と一部の電波くらいで、それ以外は宇宙に観測機を打ち上げて観測するしかない。
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宇宙空間には、宇宙線・放射線が飛び交っている。
宇宙船には、宇宙線・放射線を遮蔽する能力が弱い為に絶えず被曝している。
1日の被曝量は、1ミリシーベルトに近いと言われている。
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