💫2}─1・A─仮説・パラレル宇宙論。超弦理論。ブレーン宇宙論。インフレーション理論。ビック・バン。138億年前。~No.2No.3 No.4No.5 * 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 パラレル宇宙論マルチバース
 超弦理論超ひも理論
 ブレーン宇宙論=浮いた膜宇宙論
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 宇宙は、138億年前に始まり、464億光年の半径をもつ球状で、その向こう側、宇宙の果ては分からない。
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*科学的な非宗教的事実として。
 宇宙と地球の誕生には、神の意志などは存在せず、特別な理由も必然性もなく、ただ神秘的な意味のない偶然の産物に過ぎずない。
 宇宙と地球の誕生は、如何なる宗教とも無縁であり、如何なる神とも無関係である。
 誕生した意味もなく、誕生した使命もない。
 単純に、生まれてしまっただけである。 
 そして、生まれたモノは死んで消滅するのが運命である以上は、地球は何時か死滅する。
 地球が消滅しても、宇宙はしばらくは存在する。
 そして、宇宙もまた何時かは消滅する。
 その後の事は、誰も知らないし、知りようがない。
 人類などは、宇宙時間から為れば、ほんの極僅かな瞬きの間で消えてなくなる。
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 そこには、如何なる神も存在しない。
 神にしろ、宗教にしろ、人間が存在して欲しい有って欲しいと想う心の弱さから創作されたにすぎない。
 ゆえに、宗教も、神も、人間が生きる限り、人間に寄り添って存在し続ける。
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 地球市民とは、意味もなく誕生した地球に生きる、存在使命のあやふやな人間型生物の事である。
 唯一、存在する拠り所は、宇宙に一つしかない「いのち」である。
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 アレクサンドラ・フリードマン 『特異点定理』「一般相対性理論で考える限り、膨張する宇宙を過去に遡っていくと、どんどん縮んで、最終的には大きさがゼロになるまで潰れてしまわざるをえない」
 スティーブン・ホーキング 「一般相対性理論のみでは、宇宙誕生の瞬間を解明する事ができない」
 仮説『無境界仮説』「宇宙誕生の瞬間を特別な点ではなく、誕生の瞬間以外の宇宙と同等にあつかえるようにしたい」
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*仮説・パラレル宇宙論マルチバース・多元宇宙)。
 宇宙は、人類が可視光を含む電磁波で観測できる領域の先にも果てしなく広がっている。
 地球が存在する現宇宙は、インへレーションの後にビックバーンを経て急速に膨張をして現在にいたり、今は緩やかに広がる続けている。
 宇宙空間には、宇宙の誕生から約38万年後の宇宙背景放射マイクロ波がが飛び交っていて、現在の地球でも全天で均等に観測でされている。
 その観測から、現在の宇宙の歳が約138億歳と計算されている。
 その先は光が届かない為に観測不能であるが、それで終わりではなく、まだまだ広い空間が存在していると考えられている。
 同じ様な現象が、観測できない外の領域でも起き、別の宇宙が幾つも存在している可能性があるといわれている。
 但し、あまりにも遠く離れ過ぎて為に何ら影響をしあってはいないと言われている。
 「望遠鏡などで観測可能な領域は、宇宙全体の極一部でしかない」
 それを、理論上でパラレル宇宙とい、泡宇宙といわれている。
 広大な宇宙空間の何もない領域で、絶えず数多くのインフレーションとビックバンが尽きる事なく起き、新たな宇宙が泡の様に誕生していると考えられている。
 その事を、永久インフレーションという。
 全てのインフレーションがビックバンを起こして宇宙となって拡大するとは限らず、泡の様に、途中で拡大を止めたり、消滅して無に戻る事もあるだろうと考えられている。
 パラレル宇宙は、表面的に似ていても、素粒子の数や性質と働きが異なり、違う理論や原理に支配されているであろうと、言われている。
 宇宙物理学は、相対性理論量子論などから革新的仮説宇宙論を展開し、我々が住む宇宙は決して唯一の宇宙ではなく、無数にある宇宙の中の一つである事を証明しつつある。
 最先端技術は、並行宇宙(パラレル・ワールド)が存在する証拠を探し求めている。
 現代科学に於いて、宇宙はたまたま偶然に誕生し、宇宙は幾つも存在する事が常識となりつつある。
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 1982年 佐藤勝彦博士らは、「宇宙の多重発生モデル」を提唱した。
 親宇宙から子宇宙が生まれて成長し、子宇宙から孫宇宙が生まれて成長する。
 宇宙間はワームホールでつながっているが、ある条件でワームホールは千切れて離れて独立して行く。
 アレキサンダー・ビレンキン博士は、仮説『無からの宇宙創生論』「大きさゼロの宇宙の卵」を発表した。
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 超弦理論超ひも理論)は、宇宙は多次元空間に浮いている幾層ものブレーン(浮いた膜)からなっているという、ブレーン宇宙論というパラレル宇宙論の一モデルを導き出した。
 量子力学におけるM理論による、メンブレーン(膜)でできた11次元の膜群宇宙。
 宇宙は、膜でできていて、それが幾つもの層になって存在する。
 次元は、縦・横・高さの3次元以外に、9または10次元まで高次元にあると予言され、6または7次元以上は見えない余剰次元と言われている。
 全ての素粒子は、同じ長さを持ったヒモ(弦)からできているが、その振動によって別々の素粒子に見えると共に働きが異なると考えられている。
 偶然が重り都合がちょうど良い条件によって、宇宙が誕生し、生物が生まれた。
 だが、偶然による産物は一つだけでなく、宇宙では無数にあると考えられている。
 地球に近い惑星があり、何らかの生物がいてもおかしくないと言われている。
 地球に瓜二つの惑星があり、自分と似た人間がそこで生活しているかも知れないと言う事である。
 つまり、無数にある宇宙の彼方には自分と同じ自分がいて、「自分は宇宙に一つしかない花ではないかもしれない」と言う事である。
 賛否が分かれる人間原理である。
 但し、別の宇宙は、我々の物理学的常識が通用しない別物もか正反対かも知れないと考えられている。
 その意味では、究極的な自分は一つしか存在しないとも言える。
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 ガリレオ「世界は、数学という言語で書かれた壮大な書物である」
 マックス・テグマーク「宇宙は、基本的に数学的性質以外の性質を持つことが許されない」
 「自然界は、数学的な性質を持っているというよりも、数学的な性質しかもちあわせていないのです」
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*宇宙の誕生。
 宇宙は、138億年前のビッグバンによって誕生し、地球は太陽とともに46億年前に生まれた。
 宇宙の広さは、半径約470億年で、さらに膨張を続けている。
 将来の宇宙は、膨張を続けて光を失うか、或いは縮小するか。その何れかと言われている。
 いま見ている宇宙の光は、宇宙誕生から約38万年後の光であるという。
 地球と金星は、大きさや質量などが似ている為に「双子惑星」と呼ばれている。
 太陽から距離で、水のある惑星・地球と水のない惑星・金星が誕生した。
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 遠ざかる物質の速さは、光の速さを越す事はあり得ない。
 遠ざかっている銀河系も、光速の壁を破る事はあり得ない。
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 1948年 アメリカの物理学者ジョージ・ガモフは、ビックバンを提唱した。
 1929年 アメリカの天文学者エドウィン・ハッブルは、多数の銀河を観測し「銀河は地球から遠ざかっている」との結果に達し、宇宙は膨張している事を証明した。
 ビックバン以前の宇宙は、誰も知らないし、誰も説明できない。
 ビッグバン後に、宇宙は無限に膨張していくのか?
 ビッグバンによって膨張し、ある時点から収縮してビッグバン以前の一点に凝縮く、そして再度ビッグバンを起こして膨張を繰り返す。
 それ以外の宇宙モデルがあるのかどうかわからない。
 宇宙に果てがあるのか、ないのかわからない。
 観測できる範囲での限界はあるが、その先がわからない。
 観測の限界が、宇宙の果てではない。
 観測により、宇宙は曲がってはいない事が証明されている。
 現宇宙は、球体ではないといわれている。
 理論的に、宇宙は「平ら」である。
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 インフレーション理論。物質も空間も時間もない完全ある「無」であった宇宙に点が発生し、一瞬に、急膨張を始めた。
 10のマイナス36乗秒後に始まり10のマイナス35乗秒後に終わり、その短時間で宇宙は10の30乗倍に急速膨張した。
 凄まじい高熱と光の中に、宇宙の構成物質である「素粒子」が生まれ、空間に満ちて高密度となった。
 ビックバンである。
 ビックバンは、大爆発ではなく、急膨張の事である。
 ビックバンが起きてから、宇宙は緩やかに拡大した。
 水素とヘリウムがガス状に集りその中から、最初の星である「ファーストスター」が誕生し、無数の星が集まって銀河系を形成した。
 星は寿命がきて爆発し、銀河も大爆発して新たな星の材料を宇宙に放出した。 
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 カオス的インフレーション理論。1983年 モスクワ大学アンドレイ・リンデが提唱。
 真空と思われている宇宙空間は、暗黒エネルギーや暗黒物質が完全に均一に分布しているわけではなく、局所的な量子論的揺らぎがある為にムラがあり膨張する所と膨張しない所が存在する。
 泡宇宙論。広大な海の様な宇宙で、素粒子が満ちている空間でビックバンき、光子や陽子や中性子が誕生し、物質が生まれている。
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 2014年3月18日 msn産経ニュース「宇宙誕生時の重力波観測 米チーム、南極の望遠鏡 [宇宙]
 重力波を観測した南極の施設(研究チーム提供)
 138億年前の宇宙の誕生直後に発生した「重力波」の証拠とされる現象を、世界で初めて観測したと米カリフォルニア工科大などのチームが17日、発表した。生まれたばかりの宇宙の姿を探る重要な手掛かりとなる。
 誕生時に非常に小さかった宇宙が急激に膨張したとする佐藤勝彦自然科学研究機構長らの「インフレーション理論」を、観測面から強く裏付ける成果だ。
 重力波は、物体が動いた時に波のように広がっていく時間や空間の揺れ。アインシュタインが存在を予言したが、直接観測されたことはない。
 チームは、宇宙が生まれた38万年後に放たれた光の名残である「宇宙背景放射」と呼ばれる電波を、南極に設置したBICEP2望遠鏡で詳しく観測し分析した。その結果、宇宙初期の急膨張によって出た重力波が、光の振動する方向に影響を与え、方向が特定のパターンを描いていることを初めて発見。間接的に重力波の存在を確認したとしている。
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 3月18日 msn産経ニュース「重力波」提唱の佐藤さん 「データが得られるとは…」
 記者会見する佐藤勝彦・自然科学研究機構長=18日午前、東京都港区
 宇宙誕生直後に発生した「重力波」の証拠を観測したと米チームが発表したことに、重力波のもとになった宇宙の急膨張「インフレーション」の理論を1981年に提唱した佐藤勝彦自然科学研究機構長が18日、東京都港区の同機構で記者会見した。
 佐藤氏は「大変ありがたい。理論を提唱したときには宇宙が始まってすぐのデータが得られるとは思えなかった」と振り返り、「30年の技術の進歩で桁違いの性能で観測することが可能になった。素晴らしい、驚くべき時代だ」と喜んだ。
 今回は、重力波が残した痕跡を検出したという間接的な観測。佐藤氏は「今後は直接重力波を測定し、宇宙のインフレーションの写真を撮ってほしい」と希望を語った。
 ノーベル賞も期待される成果だが、佐藤氏は「他のグループのデータで確かめる必要がある」と話した。自身の受賞の可能性を問われると「期待は持ちたいとは思っているが、ちょっと何とも言えません」と苦笑した。」
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 120億光年より遠くにある星形成銀河は、宇宙誕生から20億年の後の銀河で、太陽の4兆倍の明るさがあり、天の川銀河の50倍以上の速度で星が誕生していると言われている。
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 科学者の多くは、どこをどう調べても「宇宙の端」を証明する徴候がない為に、宇宙の輪郭(シェイプ)としての宇宙の端はないと考えている。
 オッカムの原理(オッカムのカミソリ、)とは、存在を証明する証拠がどうしても得られない事に対して、憶測や観測をせず「考えない」ということらしい。
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 40億年後 アンドロメダ銀河(M31)は、重力によって秒速約34.3キロの高速で約230光年離れている天の川銀河に引き寄せられて衝突する。
 両銀河が衝突して20〜30億年後、一つの巨大な楕円銀河が誕生する。
 その時、地球が存在しているかどうかは分からない。
 宇宙では、数多くの銀河や銀河団が激しく衝突を繰り返していた。
 6800万光年先の、アンテナ銀河。
 1億4000万光年先の二つの銀河は、数十億年後、合体して一つの巨大な楕円銀河になる。
 2億8000万光年先にあるステファンの四重奏と呼ばれる5つの銀河団
 銀河は衝突を繰り返す事によって、宇宙は進化し成長している。
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 観測可能な範囲の宇宙には、1,000億の銀河がある。
 銀河には、楕円銀河、レンズ状銀河、渦巻銀河、不規則銀河など複数の種類がある。
 銀河は、宇宙空間に均一に分布しているわけではなく、密集している領域と殆ど存在しない領域がある。
 これを、宇宙の大規模構造という。
 密集している領域では、ときおり銀河どうしが衝突する事がある。
 これを、特異銀河という。
 銀河は、100万個程度の恒星を持つ小型銀河から、100兆個程度の恒星を持つ巨大銀河まである。
 恒星には、十数個の惑星と数え切れないほどの小惑星や岩や氷の塊を持っている。
 惑星の中には、人間と同じ知的生物もしくは単なる生物を持つ惑星が有るかも知れない。
 ただ言える事は、一つとして同じ星は存在しないと言う事である。
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 地球が属する天の川銀河は、2,000億〜4,000億個の恒星で作られている。
 天の川銀河の中心部には、太陽の約400万倍の質量を持つ超大質量ブラックホールが存在する。
 小さな恒星質量ブラックホールは、4億個程度存在すると言われている。
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 赤色矮星(わいせい)の周囲を回る惑星に生物(宇宙人)が生きている可能性があると言われている。

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