🌌45}─1─日本で、将来予想される大地震と大津波。~No.222 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  

 2019年2月26日17:03 産経新聞「東北地方太平洋沖のM7級地震、高い発生確率 政府が日本海溝で新想定
 政府の地震調査委員会は26日、東日本大震災の巨大地震が起きた日本海溝について、今後の地震活動を予測した新たな長期評価を公表した。宮城県沖でマグニチュード(M)7級の大地震が30年以内に90%の高い確率で起きるとしたほか、青森県沖などでもM8級の巨大地震を想定し、警戒を求めている。
 平田直委員長は「大震災の影響は現在も非常に大きく、M7~8級の地震が非常に高い確率で起きる。再び強い揺れや高い津波が来ると考え、十分注意してほしい」と話した。
 日本海溝では津波を伴う大地震が繰り返し起きてきた。大震災で想定外のM9・0の巨大地震が発生したことを踏まえ、従来の予測を抜本的に見直した。
 宮城県沖では38年ごとに発生するM7・4前後の宮城県沖地震のほか、震源域を海溝近くまで広げたM7・0~7・5の大地震を新たに想定し、30年以内の発生確率を90%程度とした。
 大震災の震源域に隣接し、断層が割れ残った青森県東方沖から岩手県沖北部でもM7・0~7・5の発生確率が90%以上と非常に高い。福島県沖のM7級は10%から50%に高まった。
 過去に高さ4~6メートルの津波が襲ったM7・9の地震青森県東方沖から岩手県沖北部で5~30%と変わらず、宮城県沖は20%と上昇した。従来の宮城県沖地震は大震災と同時に発生したため50%に下がったが、早まる可能性もあるとした。
 大震災型の巨大地震津波で陸上に運ばれた堆積物の調査などから、平均発生間隔は550~600年、30年以内の発生確率はほぼ0%と変わっていない。
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 2月26日 19:55 産経新聞「大震災から8年経過もひずみ残る 警戒必要
 日本海溝の新たな地震予測は東日本大震災から約8年が経過した現在でも、東北から関東地方の太平洋側で大地震津波への警戒が欠かせないことを示した。
 大震災では日本海溝のプレート境界にある断層が広い範囲で連動した。震源域にたまっていたひずみは解放され、断層が一気に動くマグニチュード(M)9級は当分の間は起きない。ただ、その外側では依然としてひずみがたまったままで、震源域内でも、ひずみが残っている場所がある。M7~8級の発生確率が高いのはこのためだ。
 特に宮城県沖では、M7級の宮城県沖地震が大震災と同時に起きたことで新たな発生サイクルに入ったと判断。付近で起きた地震も合わせると、ほぼ13~15年おきに同規模の地震が発生しているとして、M7級の30年以内の発生確率は90%に達すると判断した。
 青森県から岩手県沖北部などで想定したM7・9の大地震は大正12年の関東大震災に匹敵する規模だ。海溝に近い場所で発生する津波地震や、海溝の沖合で発生するアウターライズ型と呼ばれる地震は、いずれも大きな津波が起きやすく、警戒する必要がある。」
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