⚡1】─1─第四次産業革命と文系教養。人工知能(AI)。ロボット。~No.2No.3No.4 @

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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・{東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 少子高齢化による人口激減で、年間や税金を納める若者が減少し、年金を貰い医療など社会保障費を受ける老人が増加する。
 人生100年時代、人口激減で生産者と消費者が減る為に、70歳を越しても老人は若者の分まで働かなければならない。
 若者は、賃金が安い低所得者になる為に、断捨離として生活を切り詰める為に消費者にはならない。
 老人は、先の短い消費者として、貯め込んだ金を湯水のように使って国内市場に溢れる日本製品を買わなければならない。
 商品は、生産・作って価値が出るのではなく、消費・買われて価値がでる。
 人工知能(AI)とロボットは、生産であって消費ではない。
 消費があって生産が成り立つが、消費がなくて生産は成り立たない。
 消費の為に生産があって、生産の為に消費があるのではない。
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 2015年11月5日号 週刊新潮「もう一度 ゼロからサイエンス 
 人工知能に人が支配される? 竹内薫
 ……
 多くの学者が指摘していることだが、今から20年もすれば、現在の職業の多くを人工知能がこなしてくれるようになり、その職業に人間は必要なくなる。
 ……
 20年から30年後に『技術的特異点』がやってくることはほぼ確実であり、その時、人類社会は劇的な変化を経験することになる。『特異点』というのは、数学や物理学の専門用語で法則などが適合しない点、つまり『予測不可能』とか『計算不可能』になる点を意味する。技術が予測不可能というのは、人工知能が人間の脳の計算力を超えてしまい、もはや、彼らの出力の意味を人間側が理解できなくなる状況を指す。」
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 2016年2月25日号 週刊文春伊集院静の『悩むが花』
 ……
 ロボットの顔や、表情、声が、人を小馬鹿にしているように見るんだ。
 そう言う文句はデザイナーに言ってくれよ。
 高性能のロボットがどんどん普及すると世の中がどうなるかって?
 そりゃロボットでできる仕事は、人の手ではしなくなるよ。
 現実、何十年前も前から自動車産業の生産ラインは、人の手に代わって、どんどん機械化(ロボットの手でもいいか)してるんだし、そのお陰で自動車の性能は格段の進歩を遂げたんでしょう。
 ロボットのせいで、人間の働き口がなくならないかって?そりゃないでしょう。
 今の段階では、ロボットは人間の思考の中で、可能な作業をこなしているんだから。
 人工知能が誕生したら?
 そりゃそん時に考えりゃいいんだよ。
 人間にあって、ロボットにないものは、それは情緒だよ。
 素晴らしい創造物は、情緒の産物なんだから。人間には、その情緒があり、さまざまな経験で〝ゆたかな情緒〟を手に入れることができる。
 いつかロボットも情緒を持つ日が来るかって?そりゃわしにはわからんよ。そうなりゃ面白だろうがね」
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 2016年2月26日 読売新聞「身近にロボット 上
 会話スムーズ 家族のよう
 相手の感情を推測
 会話したり、子どもや高齢者の見守りをしたり、身体機能を補ったり。ロボットが身近になりつつある。自動運転の自動車など、新たな概念のロボットも登場している。ロボットがそばにいる時代、我々の暮らしはどう変わるのか。
 ……
 アンドロイド(人間型ロボット)の研究・開発で知られる大阪大学石黒浩さんは、ロボットが注目される背景に、日常でのコミュニケーションの減少があるとみる。『人には本来、誰かと話したいという欲求があるが、パソコンやスマートフォンに向かう時間が増え、その分、会話が減っている。人と話すのは気を使うと考える人や、独居老人のように会話する相手がいない人もいる。ロボットなら気兼ねなく話し相手にでき、愚痴や悩みも言いやすい』
 実際、ロボットが高齢者の話し相手になることの効果が期待されている。
 大阪市立大学は2011年、一人暮らしの高齢者に子ども型ロボットを2ヶ月使ってもらった。ロボットは会話するタイプとしないタイプがあり、同大学講師の田中雅彰(神経科学)によると、会話するタイプの使用者は、しないタイプの人に比べ、判断力や記憶力など認知機能の向上が確認できたという。
 石黒さんは『コミュニケーションロボットの能力は今後、さらに向上し、複雑なやりとりができるものも出てくるはず。ロボットと普通に会話できる日は遠くないのでは』と予測する。
 その頃、我々はロボットを交えて皆で楽しく会話しているのか。それとも、ロボットとだけ話しているだろうか」
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 2016年3月10日 週刊新潮「もう一度 ゼロからサイエンス 竹内薫
 現在は第四次産業革命 最新・人工知能事情
 今まさに第四次産業革命が進行中だ。これは地球上の生物の絶滅と進化に似ている。社会構造に未曾有な変化が生じつつある。まさに大量絶滅する職業がある一方、これまで人類が経験したことのない新しい職業が芽ばえ始めている。
 はたして自分の職業は人工知能とロボットに代替されてしまうのか?子供の教育はどうしたらいいのか?人工知能がいわゆる技術的特異点(=技術が進歩しすぎて人間には理解できなくなること)に到達し、人類より頭が良くなった彼らが『もう人間なんか必要ない!』と、人類を滅亡に追い込む恐れはないのか?マスコミでなくとも、このラウンドテーブルの議題に興味が湧かない人はいないはずだ。
 他の媒体でもこのラウンドテーブルについては詳細な報道があると思う。紙幅の都合もあり、今回は、個々の専門家の見解をご紹介するスタイルではなく、Q&A風にまとめてしまったがご容赦願いたい。
 まず、専門家による『講義』でしょっぱなに驚いたのが、今年の春にもスカイプ通話のリアルタイムの同時通訳機能が日本語に対応するという話。たとえば、アメリカと日本とでスカイプによる社内会議をする場合、あちらは英語でしゃべり、こちらは日本語でしゃべれば、ふつうに議論ができてしまうのだ!私の『じゃあ、これからは日本人は必死に英語を勉強しなくてもよくなるのでしょうか?』という質問に会場が沸いた。
 技術的特異点とのからみでいえば、もし、人工知能の『知能』が無限の伸びしろをもっていれば、いずれは特異点に達し、人類は置いてけぼりを食うだろうが、なんらかの理由で知能の発達に限界があるのであれば、そもそも特異点に到達しない可能性もあるという話が面白かった。なるほど、経済と同じで、人工知能だって、右肩上がりで永遠に上昇し続けるとは限らないのだ」
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 野村総合研究所は、人工知能(AI)の発達で日本での労働環境がどう変化するかを、オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授とカール・ベネディクト・フレイ博士との共同研究してその結果を発表した。
 10〜20年後には約49%の仕事が汎用性人工知能に代替可能で、高性能高機能ロボットが人間にかわって仕事をするとの、結論を出した。
 寺田知太「これは悲観すべき事ではない。日本は賞し高齢化によって労働不足が深刻になるわけだが、足りない労働力をAIが補ってくれるのだ」
 日本人の未来とは、肉体労働と知的労働から解放され個人の創造的趣味に勤しむ事である。
 譬えて言えば、古代ギリシャの演劇・スポーツ・哲学などの趣味を愛し極めた教養人的な生き方である。
 当時の奴隷が、人工知能とロボットと言う事である。
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人工知能の未来2016-2020

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  • 出版社/メーカー: 日経BP
  • 発売日: 2015/11/29
  • メディア: 単行本
2045年問題 コンピュータが人類を超える日 (廣済堂新書)

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記憶の森を育てる 意識と人工知能

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人工知能と産業・社会

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