📉81】82】─1─日本の大学に留学している中国人学生が日本企業に就職し始めている。~No.189No.190No.191No.192 @

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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 約8,000万人の中国共産党・中国軍系中国人と約13億人の一般市民系中国人とは、別の中国人である。
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 才能を伸ばせない無能な日本人は生き残れない。
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 世界の若者は、国際経済・国際市場で生き残れる学問を学び、最先端技術を身に付ける為に大学で勉強をする。
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 日本を若者は、青春は一度だけとして大学に遊びに行き、大学を卒業し一流企業や公務員に就職する目的で勉強する。
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 日本の大学では、国際社会で通用する人材は育たない。
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 2016年12月16日号 週刊朝日「『爆留学』の到来
 中国人留学生だらけになった東大
 エリートの指定席が奪われる!?
 人口減少、経済成長率0.5%、原発問題など難題が山積し、あまり元気がない日本。だが、米国より日本を目指す中国人が最近、増えているという。『爆買い』ではない。『爆留学』や『爆就職』という新たな潮流が押し寄せ、日本社会を闊歩しているのだ。
 ジャーナリスト 中島 恵
 拙著『中国人エリートは日本をめざす』(中公新書ラクレ)の取材のため訪れた予備校で、私はこんな話を聞いた。
 今、彼女のようにわざわざ来日して、日本の難関大学進学を目指す中国人がじわじわ増えつづけている。」
 独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)によると、2015年の中国人留学生数は約9万4,000人と全外国人留学生中トップ。全体の約45%に上り、第二位のベトナム人(約3万9,000人)を大きく引き離している。留学生の2人に1人が中国人という計算だ。
 東大、京大、一橋、東工大、早稲田、慶應義塾・・・。そうそうたる大学名と合格者名が書かれた紙を壁一面に貼り出しているのは東京新宿区にある中国人向け大学進学予備校『名校志向熟』。
 09年に設立した同塾に通う中国人は約1,600人。その多くがこれらの難関校を目指して日夜勉強に励んでいる。コリアンタウンとしれ有名な大久保を中心に、新宿区には中国人向け進学予備校は10校以上もあり、5,000人以上が通っている。
 『はい、では次、230ページを開いてください』
 教室内に若い中国人講師の声が響き渡る。見渡したところ学生はざっと20人。理系の難関校受験向けの化学のクラスだ。受験は母国語の中国語、教科書は中国語と日本語の両方を使用している。
 同塾の社長、豊原明(中国福建省出身で日本国籍を取得)によると、母国語で授業をしたほうが理解が深まるからで、日本語学校の授業とかぶらないよう、主に夜間や終末を中心に授業のカリキュラムを組んでいるという。
 難関校を受験する学生の一部はVIPコースを選択。マンツーマンで指導する個人授業のことで、1時間当たり1万〜1万5,000円の授業料を払い、敏腕講師から特訓してもらう。全学生のうち約50人がこのコースに通っている。通常の授業料に加え、VIPコースの料金を上乗せして支払うので、親にしてみたら相当な出費だが、それでも『日本の有名大学に進学したい、という学生は後を絶たないですよ』(豊原)とういから驚きだ。
 中国にももちろん、北京大学や精華大学といった難関大は存在する。それなのに、なぜ彼らは日本の大学に進学したいのか。
 背景には中国国内の過酷な受験戦争と中国人の経済力の上昇、それに伴う海外留学ブームがある。
 中国の大学入試は1年に1度。毎年6月に2日間、全国一斉に行われる統一試験だ。日本のように試験日が異なる私立大学があるわけではない、浪人も一般的ではない。
 一流大学目指す農村出身の学生
 統一試験でよい成績を収めなければ、希望の大学に進学することはできない。人口が日本を10倍以上の13億7,000万人なのに、一流といわれる大学数が限られている中国では、大勢の人がそこに殺到し激戦となる。一流大学に入学できなければ、よい就職も望めず負け組になりかねない。
 中国特有の複雑な戸籍制度も関係している。中国の戸籍は都市戸籍農村戸籍に分かれており、農村から都市への移動は制限されている。それに伴い、省ごとに各大学の入学者数が決められており、農村出身よりも都市出身者のほうがよい大学に進学しやすい傾向がある。
 そうした大学受験に伴う不公平もあって、中国で一流大学への進学は難しいと判断し、かつ両親の経済力がある場合、いっそのこと中国の大学をやめて海外の一流大学を目指そうという動きが高まっているのだ。
 その第一候補はやはりアメリアだ。米国国債教育研究所(IIE)の調査によると、14〜15年度にアメリカ留学した中国人は約30万4,000人と、アメリカの留学生全体の約3分の1(二位はインド人、三位は韓国人の順)で、日本への留学生の約3倍だ。中国のGDPが2ケタの伸びを示すようになった00年代以降、上昇し始めた。
 ……
 競争と人種差別
 アメリカを敬遠
 ……
 ここ数年SNSが発達したおかげで、ゆがんだマスメディアの報道ではなく、日本に行ったことのある人からの生の情報が手に入りやすくなり、中国人の日本に対するイメージが様変わりした。今の日本が中国人に誤解なく伝わるようになった、ということも『爆留学』を加速させた一因にある。
 その波はさらに一歩進んで『爆就職』にも広がっている。日本の大学や大学院で学んだあと、すぐに中国の戻るのはもったいない、日本で就職するほうが自分のキャリア形成やステップアップのためになる、と考える中国人が増えているからだ。
 日本の企業に残る学生の『爆就職』
 法務省在留外国人統計によると、15年末の時点で在日中国人は約66万6,000人。在留資格別に見ると、ホワイトカラーが増えており、『技術・人文知識・国際業務』ビザの取得者は約6万人に上っている。『医療』『教育』『教授』などのビザ取得者も増えている。
 中国人留学生といえば居酒屋かコンビニでアルバイト、就職も中国関係の中小企業のみ、という時代はとっくに終わり、ありとあらゆる業界・業種に活躍の場を広がってきている。大手メーカーなどでは外国人を積極的に採用するグローバル採用をしているが、外国人採用の中で最も多いのは、やはり中国人なのだ。
 都内の大学院で学び、大手法律事務所に就職した劉海(仮名・29)は、中国に投資する日本企業の知的財産権問題などを担当。企業担当者から信頼されて充実の日々を送っている。
 『あと数年、日本の事務所で経験を積み、人脈を構築したあとは、中国で弁護しとして活躍したい』
 大手メーカーの研究所に就職した謝健(31)は、当初、大学院を修了したら中国に帰ろうと思っていたが、先輩から日本のメーカーの技術について魅力的な話を聞き、日本での就職を決意した。中国の企業ではまだ学べない最先端の技術を日本で習得したい、と考え、残業して研究に打ち込んでいるという。
 中国人が日本企業に数多く就職している、と聞くと『中国人は日本を乗っ取ろうとしているのでは? スパイではないか?』と疑う日本人がいるかもしれないが、それは杞憂だ。彼らはただ中国と比べ物にならないくらい居心地のいい日本に住み、快適な生活をし、日本でしか学べない勉強や仕事をしたいと思っているだけなのだから・・・。」
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 中国人留学生は、学園生活を謳歌して遊び呆けて学力を下げる日本人学生に比べて、真面目に勉学に励み学力を高め優秀な成績を上げている。
 卒業し就職して社会に出ても役に立たない日本人高学歴者に比べ、中国人卒業生は日本はおろか世界でも通用する実力・能力を有している。
 将来、高学歴のエリートで、日本人は中国人に太刀打ちできる者は圧倒的に少なくなる。
 民間企業は、国際市場で生き残る為に、高学歴をひけらかすだけで役に立たない無能な日本人を切り捨て、即戦力として役に立つ優秀・有能な中国人を採用する。
 日本人は、日本人だから優秀・有能ではない。
 グローバルに伴う多様化社会では、日本人だからといって外国人より優遇される事はなく、優秀・有能であれば外国人は日本人の上司となる。
 日本人であっても無能であれば生きていけないのが、グローバル社会である。
 人口激減する日本がグローバル時代を生き残る有効な手段は、優秀・有能な外国人を移民させ日本国籍を与えて日本人にする事である。
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 日本民族日本人であろうと日本国籍取得者日本人であろうと、同じ日本国民日本人である。
 日本民族日本人の祖先は、海の外から移り住んで雑居し雑婚して生まれた混血の雑種民族である以上、本来、外国系日本人などは存在しない。
 在来種日本人であれ、外来種日本人であれ、同じ日本人である。
 ゆえに、中国系日本国籍取得者日本人が雑種系日本民族日本人の上司となり、日本のエリートになって日本国家を運営する事に問題はない。
 第一、日本国語を話していたら、誰も日本民族日本人とアジア系日本国籍取得者日本人を見分ける事ができない。
 アメリカであれば、英語を話すアメリカ人と言っても、白人系、黒人系、イスラム系、中南米系、アジア系、混血系、を見極める事は簡単である。
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 日本人の得意分野は、戦略経営や経理・財務や国際業務ではなく、製造や操作の現場である。
 つまり、ブルーカラーである。
 中国人の得意分野は、戦略経営や経理・財務や国際業務であって、製造や操作の現場ではない。
 日本とは異なり、ホワイトカラーである。
 ブルーカラーの日本人とホワイトカラーの中国人が、その得意分野を活かして職場・仕事場を住み分ければ争いは起きない。
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 人工知能(AI)やロボットによって、将来の働き方は激変する。
 戦略経営や経理・財務や国際業務は、少数精兵で十分である。
 製造や操作の現場では人工知能やロボットで出来ない所があり、そうした分野・部署に大勢の人間力が必要とされる。
 将来に日本社会は、少数の頭脳能力者と多数の肉体能力者に二極化していく。
 日本の二極化は、人種・民族ではなく、得意分野の能力で起きる。
 日本人の将来は、否応もなく、賢く人工知能(AI)やロボットを支配し有効に使いこなせるかどうかにかかっている。
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 能力一つで世界で勝ち抜けない無能な日本民族日本人は、この厳しい現実を受け入れ、我慢・辛抱して生きるしかない。
 日本政府は、日本再生として優秀・有能な外国人移民政策を積極的に推進している。
 外国人移民受け入れ予定人数は、1,000万人。
 主に移民させる外国人は、能力の高い中国人である。
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 国際競争力のない無能な日本民族日本人が1億人いても、やはり役には立たない。
 人口が激減し、日本人の能力・才能が低下すれば、日本が生き残るには優秀・有能な外国人移民に依存するしか道がない。
 そうした優秀・有能な外国人移民に日本国籍を与えて日本人にするのが、最善の方法である。
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 救うべきは、日本農業であって日本人農家ではないのと同様に、
 日本国民日本人を救うには、日本民族日本人という分類を捨てる事が最も簡単である。
 日本民族日本人の若者が、非正規で賃金が低い事を理由にして結婚をしたがらず、自分の充実した人生を子供に犠牲なる事を嫌って子供を産まなければ、なおさらである。
 日本民族日本人を救う手立ては、戦前の様に「産めよ殖やせよ」以外に方法がない。
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 最先端を極める優秀・有能な少数と、最先端に戸惑い困惑して忌避したがる無能・愚鈍な多数。
 救いがたい自堕落で無能・愚鈍な多数を助けようと知ると、世界規模での時代の激変に取り残され、そして消え去る事になる。




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中国人留学生と日本

中国人留学生と日本

  • 作者:岡 益巳,深田 博己
  • 出版社/メーカー: 白帝社
  • 発売日: 1995/01
  • メディア: ペーパーバック