・ ・ ・
関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
2018年8月14日 産経ニュース「記録的猛暑で野菜に“異変” 高値続き、消費者ら悲鳴「家計に打撃」「経営を圧迫」
記録的猛暑で野菜の価格が高騰している。特にハクサイやキャベツなど葉物の値上がりが顕著で、卸売価格は平年の2倍にまで達しているという。「家計に響く」「経営を圧迫」。8月後半までは高値で推移するとみられ、買い手・売り手の双方から悲鳴が漏れている。
キャベツ1玉158円、ハクサイ4分の1玉250円…。東京都大田区のサンケイスーパーでは、葉物を中心に店頭価格も2倍ほど上がっているという。
買い物に来た主婦の高橋貞子さん(67)は「夏場の体調管理に野菜は毎日の食卓に欠かせない。家計に打撃」と嘆く。一方、同店の青果担当、此本(このもと)文紀(ふみのり)さん(44)も「ハクサイは高すぎて、1玉丸々では出せないぐらいだ」と困り顔だ。
野菜は暑さが厳しさを増した7月中旬ごろから急激に値上がりを始めた。しかし、家庭への影響や客足にも直結するため、簡単に店頭価格に反映させるわけにはいかず、此本さんは「もうけがほとんど出ない品もある。経営を圧迫している」と話す。
農林水産省が発表した東京都中央卸売市場の野菜の卸売価格によると、調査した主要14品目のうち10品目が平年比2割以上高い水準だという。特にハクサイとキャベツは、それぞれ2.13倍、2.04倍にまで達している。
「猛暑に加え、今年は梅雨明けが早く、平年に比べ降雨量が少なかった」。同省の担当者は高値の理由を説明する。少雨でもともと生育が良くないところに、猛暑が追い打ちをかけたといい、特に葉っぱが柔らかい葉物は日照りに耐えられず、大きな打撃を受けた。
7月下旬の台風12号がもたらした雨で、一部では卸売価格の回復もみられているが、同省の担当者は「今後も暑さが続けば、高値が解消されない恐れもある」としている。
昨年の秋から今年の冬にかけては、台風や日照不足による生育不良で野菜が高騰。今夏も猛暑で価格は落ち着く気配はない。「経営努力にも限界がある。早く落ち着いてくれれば…」。此本さんは訴えている。
・ ・ ・