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・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
人殺しに反対する人権団体や反戦平和の市民団体は、如何に世界的な伝統工芸品の日本刀でも人斬り殺人道具にかわりないので、地上から全ての日本刀を廃棄したいと願っている。
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日本刀は、刀身は堅く切れ味は鋭いが実戦には役立たず、権威付けの飾りに過ぎなかった。
実戦の主力兵器は、鉄砲が伝来するまでは、槍・弓矢そして石礫(投石)である。
日本刀で続けて斬り殺せるのは3〜4人までで、刃は毀れ、刀は曲がり、武器としては役に立たなかった。
人を斬る刀として最も優れていたのは、中国の青竜刀であった。
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日本刀は、日本独自開発の刀で中国や朝鮮の剣とは違う。
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2018年3月24日 産経WEST「【今週の注目記事】「刀剣女子」が武士の魂・日本刀に心酔する理由…ブーム拡大、〝非日常の美しさ〟に萌える
古伯耆物(こほうきもの)と呼ばれる最古級の日本刀に見入る女性ファン=奈良市の春日大社
名刀を擬人化したオンラインゲーム「刀剣乱舞」をきっかけに、約3年前に火が付いた刀剣ブームがさらに広がりを見せている。人気を支えるのは「刀剣女子」と呼ばれる若い女性たち。展覧会などが各地で計画され、現在開催中の奈良市の春日大社や薬師寺の刀剣展にも女性たちがこぞって詰めかけている。ブームを通して鑑賞眼を養い、知識を深めていく刀剣女子。彼女たちはなぜ日本刀に魅了されるのか。(岩口利一)
国宝・重文の名刀に熱い視線
2月24日。薬師寺境内はいつもとは違う雰囲気に包まれていた。
同寺聚宝館で開催されている「噂(うわさ)の刀展III」(日本刀剣博物技術研究財団の特別協力、4月8日まで)の特別展示として、この日から2日間、名刀の「大倶利伽羅広光(おおくりからひろみつ)」などが並ぶことになったからだ。特別展示は両日合わせ、3500人余りが訪れる盛況ぶりだった。
一方、春日大社国宝殿では本殿創建1250年を記念し、「伝説の名刀たち」展(3月26日まで)を開催中。目玉は昭和14年に宝庫で見つかってから約80年の時を経て、平安時代後期に製作された「古伯耆物(こほうきもの)」と呼ばれる最古級の日本刀であることが明らかになった太刀だ。さらに国宝、重文とファン垂涎(すいぜん)の名刀がずらり。
両会場で目立ったのは女性客だ。ガラス越しに輝きを放つ太刀の数々を前に熱いまなざしを向け、しばらくその場を離れようとしない女性も多かった。
若い女性がなぜ…
“武士の魂”ともたたえられる日本刀の愛好家といえば、かつては中高年男性がもっぱらだったが、近年は若い女性ファンが急増。ブームに火を付けたのは、オンラインゲーム「刀剣乱舞−ONLINE−」(略称・とうらぶ)」だ。
名刀を擬人化した「刀剣男子」という複数のキャラクターを敵と戦わせるゲームで、キャラクターがアニメ風のイケメンぞろいであることから女性に人気に。これをきっかけに刀剣に興味を持った女性たちが展覧会に詰めかけるようになった。
春日大社国宝殿を訪れた神戸市の女性会社員(30)は「ゲームの影響で刀を見るようになり、本で鑑賞の仕方も勉強して楽しくなった。刃文(はもん、刀身に見られる波模様)がきれいですね」とうっとり。愛知県尾張旭市から訪れた樫原るいさん(27)は「刀身にはどこか純粋さのようなものを感じる。新しい刀にも、連綿と受け継がれてきた歴史がうかがえる」と語る。
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また、薬師寺での特別展示を鑑賞した京都市の大野恵佳さん(30)は「刀が持っている物語が好き。どういう経緯をたどって残ったのかを考えると楽しい」、同市の女子大学生(19)は「ブームのおかげで、鑑賞できる機会が増えた。刀には日常にはない美しさがある」と話す。
刀の持つ非日常の美しさ、長い歴史を経て受け継がれてきた物語性が女性たちを引きつけるようだ。
社寺、博物館は波及効果を期待
奈良県東吉野村に制作拠点を置く刀匠で、出身の関西大(大阪府吹田市)で講師を務める河内國平(くにひら)さん(76)は、現在のブームをこう分析する。
「刀は鏡のように輝き、その異質で不思議な美しさが女性の感性に響くのだろう。若い人が多いので、ブームは長く続くのではないか」
根強い刀剣ブームを支える女性たちの目と感性に、社寺や博物館、美術館は大きな期待を寄せる。
「若い人が興味を抱いてくれていることは心強い。刀剣を通じ、他の美術工芸品も深く見てもらえれば」と、春日大社の松村和歌子主任学芸員。薬師寺の関係者も「これをきっかけに仏様にお参りいただき、仏教と日本文化への興味につなげてもらえれば」と話す。
大きな刀剣展はこの後も続く。奈良県立美術館(奈良市)では4月から6月にかけ、奈良ゆかりの刀剣などを展示。京都国立博物館では今秋、国宝・重文が並ぶ刀剣の特別展を計画しており、「王城の地でどのように刀が作られたか示したい」と力を込める。
熱心に勉強する「刀剣女子」
ブームは大学にも及んでいる。学外の人の参加も受け入れ、刀の鑑賞会を開いている関西大の「日本刀研究会」。河内さんが平成27年秋に日本刀の魅力を若い世代に伝えようと設立し、参加者には熱心な刀剣女子もいる。
参加者の女性会社員(33)は、友人に誘われて展示品を鑑賞したのをきっかけに刀に興味を持ったといい、「一見同じように見えて、全部違う。勉強すれば刀の見方や良さが分かると思い、はまった」と話す。
この女性は日本刀の魅力について「(刀は)さびるのに、美しさが保たれてきたことがすごい。刀身、拵(こしらえ)(外装)に加え、伝説も併せ持つのが刀。守られてきたという歴史があるからか、人間に寄り添っている存在にも見えてくる」と熱っぽく語る。今後も、「もっと勉強し、刀そのものとその精神性が後世に残るように貢献したい」と意欲的だ。
ブームも定着し、熱心な女性たちは刀について「見る」だけから、もっと深いところへ思いが及んでいるようだ。(3月20日掲載)」
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