関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
2016年8月16日&23日号 Newsweek「世界が抱える環境移民という時限爆弾
環境の悪化で都市へ移住する人々の現状を世界各地で追った
環境の悪化や気候変動による自然災害などのため住む場所を離れなければならない『環境移民』。彼らは不発弾のような存在であり、遠くない将来、世界はその経済的・社会的な負担に直面するだろう。
現在5,000万人いる環境移民は50年までに45人に1人、つまり2億人に上るとされている。その90%は途上国の人々。彼らは豊かな国ではなく、自国の都市部へ移り住んで新たな収入の道を探ろうとする。08年には史上初めて世界の都市人口が農村人口を超えたが、今後は気候変動と環境移民で都市部はさらに肥大化していくだろう。
写真家アレッサンドロ・グラッサーニは、迫りくる環境移民の問題について長期取材を行った。目的は、地球と都市の環境がどのように悪化しているかを人々に知ってもらうこと。そして都市へと移る環境移民たちの物語を記録し、社会に与える深刻な影響を明らかにすることだ。
モンゴル、バングラデシュ、ケニア、ハイチは環境移民によって最も打撃を受ける国々だという。グラッサーニもこれらを取り上げ、厳しい環境と闘う地方の人々と、首都のスラムで暮らす貧しい環境移民の姿を対置している。近い将来、状況はさらに危機的になるはずだ。」
・ ・ ・
- 作者:マッシモ リヴィ‐バッチ
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2014/02/28
- メディア: 単行本