🌀2〗─1─人類への脅威。諸外国の異常気象と致死量の高い感染症爆発(パンデミック)。~No.2No.3No.4 @ 

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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 アメリカのNASAは、2007年から2013年までに地球環境の大がかりな調査を行った。
 サハラ砂漠の砂は、砂嵐によって、東はインドから西は南アメリカまで広範囲に飛翔する事が分かった。
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 30年後、50年後、100年後、地球温暖化の影響は、人類の生存に重大な脅威となる。
 100年後、50年後、30年後の為に、今すぐに人類は行動しなければ絶滅の危機に陥るかも知れない。
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 WHOは、地球温暖化が「人を殺す生物」の生息地を拡大させると警鐘を鳴らした。
 地球温暖化によって、生物の生息可能な土地が減少し始めている。
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 2014年1月6日 「「2014年の地球気温は観測史上最高に」英気象庁予測[温暖化]
 1880年以来、気温が最も高かった上位10の年はすべて、1998年以降に発生している。2014年は史上最高の気温になる可能性があるという。
オーストラリアにおける気温偏差の変動(今回の研究とは別のグラフ)。Image:Wikimedia Commons
 気温統計を観察してきた気象学者の評価によると、2013年は記録上最も気温が高かった上位10の年に入り、14年もその傾向が続くと予測されるという。
 イギリス気象庁(Met Office)の研究者らは、12年1月から10月までのデータを調査し、1961年から90年までの期間から算出された長期平均気温である摂氏14.0度から、どの程度気温が偏差していたかを確認した。
 2013年11月と12月のデータを含まない初期の結果は、地球の気温が、平均よりも0.39度と0.59度の間で高かったことを示している。その中間にあたる0.49度を使用すると、13年は1880年以来、9番目に気温の高い年だったことになる。気温が最も高かった上位10の年はすべて、1998年以降に発生している(1位は2010年で0.56度、2位は05年で0.55度)。
 13年11月と12月を含む、丸1年のデータを使用した完全な分析調査は、前年からの予測との比較とともに、14年3月に公開される予定だ。
 一方、イギリス気象庁は、14年の地球温度偏差の予測もしている。14年の気温も、平均より0.43度および0.71度の間で高くなり、13年と同じく、気温が最も高い上位10の年のリストに入ると見られている。中間の0.57度を使用した場合、温度が最高の年になる。
 これらの評価は、イギリス気象庁のほか、英国のイースト・アングリア大学(HadCRUT4)、米国立気候データセンター(NOAA NCDC)、およびNASAゴダード宇宙科学研究所NASA GISS)によって収集された3つの主要な地球温度データセットの平均を使用して導かれたものだ。
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 2月 イギリス南西部が大雨と高波で、大規模な洪水が発生した。
 イラン北部で、50年ぶりの大雪となり、所によって3メートル積もった。
 日本の関東地方や北海道・東北地方でも、大雪となった。
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 AP通信「飢餓、貧困、洪水、熱波、干ばつ、戦争や病気が悪化する可能性は高い、……21世紀を通じて経済成長と貧困の解消を減速させ、食料安保を損ない、飢餓地帯などでは貧困から抜け出せない人が増えるだろう」
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 一部の科学者は、地球の温暖化を認めても、温暖化が必ずしも異常気象の原因とは言えないとの見解を述べている。
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 7月22日号「Newsweek」
 『温暖化の暴走』
 「地球の気温上昇が2℃の上限を超えるのは
 もはや時間の問題だ
 実際にそうなれば
 いったい何が起きるのか──
 迫り来るプラス2度の世界
 環境 気温上昇を2度以内に抑えるシナリオに向けて外交努力が本格化だが時すでに遅しか
 08年の米大統領選で、気候変動対策の重要性を訴えたバラク・オバマ大統領。就任後はこの問題を二の次にしていた感があるが、ここにきてついに積極的な姿勢を見せ始めている。
 その背景には、過去数年の異常気象や地球環境の変化がある。カリフォルニア州は記録的な干ばつに見舞われ農業生産や畜産が大打撃を受けている。南極大陸では、氷床の融解が歯止めの利かないレベルにまで達した。
 こうした状況を受け、地球温暖化対策はアメリカと世界各国が重点的に取り組むべき政治課題だと、オバマは強く訴えてきた。とりわけオバマが重視しているのは、地球の気温上昇を産業革命前と比べて2度以内に抑えるシナリオだ。
 来年パリで開かれる第21回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)でも『「2度シナリオ」の維持を目指す』と、オバマは先月ニューヨーク・タイムズ紙に語った。
 なぜ『2度シナリオ』が重要なのか。もし気温上昇が2度を超えたらどうなるのか。現在の温室効果ガスの排出ペースでは4度以上の上昇が予想されるが、もしその排出量を十分抑制できなかったら何が起きるのか。
 現在、地球温暖化対策として事実上全世界の国が合意しているのは、92年にリオデジャネイロで調印された国連気候変動枠組み条約しかない。同条約は大気中の温室効果ガスの濃度を、『気候システムに危険な人為的干渉を及ぼさない水準』で安定させることを義務付けている。
 この『危険を及ぼさない水準』の目安として引き合いに出されるようになったのが、産業革命前と比べて2度以内の気温上昇だ。この目標は09年のコペンハーゲン合意で確認されたが、調印したのは日米など先進工業国ばかりで、中国などの新興国や途上国は調印しなかった。
 来年のCOP21でも2度シナリオを維持するべく、オバマら各国首脳は積極的な外交活動を展開するとみられている。それもそうだろう。2度を超える上昇は北極海の海水を融解させ、海面を大幅に上昇させ、超強力なハリケーンやサイクロンといった異常気象を生じさせる。
 残された余裕は0.6度
 だが2度シナリオを維持するのは容易ではない。そのためにはまず地球に現存する石油、石炭、天然ガスの3分2の採取を断念しなければならないと、国際エネルギー機関(IEA)は昨年指摘している。
 …… 
 気温上昇を2度以内に抑えるには、化学燃料から太陽光や風力といった低炭素エネルギーへのシフトもできるだけ早く進める必要がある。何しろ過去200年にわたる化石燃料の使用で、地球の気温は既に産業革命前よりも0.8度上昇している。
 その上、物理学の法則や科学の法則によれば、今後生じることが『確定』している気温上昇もある。
 例えば、代表的な温室効果ガスである二酸化炭素は排出された後、何年も消えずに大気中に蓄積され、熱を閉じ込める。このための人類が今すぐ二酸化炭素の排出を完全にストップしたとしても、『気温上昇は続き、その影響(荒天や干ばつや海面上昇)は約25年間続く』と、デービッド・キング英外相付気候変動問題特別代表は語る。
 いま生じている0.8度の気温上昇に加えて、今後発生することが確定している気温上昇が推定0.6度。つまり産業革命前に比べて計1.4度の気温上昇は既に不可避となっている。とすると、残された上昇余地は0.6度しかない。
 当然ながら温室効果ガスの排出は一朝一夕ではなくならない。それどころか実際には、排出量は年々増えている。だとすれば気温上昇が2度の上限に近づくのは時間の問題だ。そうなったらいったい何が起きるのか。
 参考になりそうなのが、既に生じている0.8度の気温上昇で何が起きたかを振り返ってみることだ。人為的な地球温暖化と異常気象の関連が確実視されている初の例は、03年にヨーロッパを襲った熱波だ。
 EUの委託調査によると、6週間にわたる猛暑が原因と見られる死者数は計7万1,449人を超えた。後にイギリスの専門家グループが行った研究は、このときの高温の約70%は地球温暖化が原因だと結論付けている。 
 10年にはロシアが記録的な猛暑に見舞われ、計5万5,000人(モスクワだけで1万1,000人)が死亡した。12年には、アメリカで観測史上最も暑い夏となり、テキサス州をはじめとする中西部の農業地帯が大きな打撃を受け、世界の食料価格が高騰した。
 『1度(の気温上昇)で生じた被害を考えれば、2度は避けたいと誰でも思うだろう』と、環境活動家のビル・マッキンベンは言う。
 だが、地球の気温が2度上昇するのはほぼ確実だ。早ければ2050年にも現実になるとの見方もある。その結果はどうなるのか。世界銀行が昨年、ドイツのポツダム気象研究所に委託してまとめた報告書『温度を下げろ』を参考に、専門家の予測を紹介しよう。
 まず食料生産が打撃を受ける。10年のロシア、12年のアメリカの猛暑は、それぞれの穀物生産に大打撃を与えた。2度上昇した世界では、こうした猛暑に見舞われる地域や頻度が『大幅に増える』と世銀の報告書は指摘している。
 日本の食料供給にも打撃
 カリフォルニア州は全米1の農業州で、果物やナッツ類、野菜の全米の年間消費量の約半分を生産する。シェラネバダ山脈からの雪解け水を砂漠に引いているおかげでだが、地球全体の平均気温が2度上昇すえば、シェラネバダ山脈の万年雪はほとんど解けてしまうだろう。
 食料供給を輸入に大きく依存している国は、気温が2度上昇すれば深刻な課題に直面する。
 例えば日本は食料の60%を輸入に頼っており、欧米で危惧される不作の影響を受けやすい。食料の国内生産も影響される。筑波大学の林陽生教授の試算では『コメの生産高は50年までに12〜13%減少する可能性がある』。また水産総合研究センター水産工学研究所によれば、日本沿岸に生息する一部の種の魚の漁獲高が、海水温の上昇で2100年までに70%減少する可能性がある。日本人はタンパク質の約40%を魚介類から摂取しているだけに気掛かりな話だ。
 気温が2度上昇する場合、群を抜いて過酷な影響を痛感するのは世界の貧困層だろう。アフリカでは『ますます広大な地域』が『空前の猛暑』に見舞われるどろうと世銀の報告書は警告する。予想されているように30年代までに気温が1.5度上昇した場合でも、現在トウモロコシが栽培されている地域の40%が現行品種の栽培に適さなくなる可能性がある。うまく適応できなければ、栄養不良に苦しむ人の割合は25〜90%増加する見込みだ。
 アジアも見通しは同じで、気温が1.5〜2度上昇すれば例年にない夏の暑さや猛暑に見舞われる頻度が増し、死亡率の大幅な上昇につながる恐れがある。パキスタンアフガニスタン、インド北西部ではより深刻な干ばつが頻発に発生して食料生産に影響し、特に貧困層が飢餓に苦しむと予想されている。
 問題の気温が2度上昇した場合、アジアで農業など多くのことを左右するモンスーン(季節風)にどう影響するかだ。科学的確証はないものの、インドのモンスーンが降雨量の少ない乾燥した地域を襲い、南アジアで大規模な危機を引き起こす可能性は大いにある。
 海面上昇で陸地が消える
 『気温2度上昇』の世界が近づくにつれ海面の上昇も加速するだろう。日本の場合、海面が1メートル上昇すれば(気温が2度上昇するシナリオでは2100年までにそうなる可能性がある)、護岸整備などの適応策を講じない限り、砂浜の90%が消失する。
 最大のリスクに直面しているのはバングラデシュかもしれない。地形のせいだ。
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 『4度』回避に即行動を
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 世銀のジム・ヨン・キム総裁が報告書の発表の際に明言したとおり、気温が4度上昇するシナリオは『絶対に回避すべきだ』。2度シナリオで深刻な影響が出るとしたら、4度シナリオの影響は桁違いになる。例えば気温が2度上昇すれば海面の上昇幅は1.5〜4メートル。唯一の問題はそれが2100年から2150年からだ。しかし4度上昇すれば、海面は大幅にかつ急激に上昇し、世界各国で『沿岸部の都市が浸水』する恐れがある。
 ……
 しかしやるべきことはまだ多く、残された時間はわずかだ。キムが言ったとおり『気温上昇を2度以内に抑えるチャンスは急速に閉ざされようとしている。今こそ行動するときだ』」
 アメリカの農業が危ない
 北米 北極の氷が解けるとアメリカで異常気象が増える?
 度を越した大雨と干ばつに打ちのめされる食料生産地帯
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 穀倉地帯の地下水が激減
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 影響は消費者を直撃する
 ……
 気候変動が過激派をたきつけた?
 中東 大規模な干ばつの発生とともに武装勢力が台頭
 気候変動と安全保障に因果関係はあるのか
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 地球を襲う8つの脅威
・洪水
 ……
・海面上昇
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・水資源の枯渇
 ……
・食糧不足・飢饉
 気候変動に何の対策も取らなければ、あらゆる食料生産、特に水産物穀物の生産に打撃を及ぼす。2050年には小麦やコメ、トウモロコシの生産が減少し、その後も悪化の一途をたどるだろう。特に熱帯や亜熱帯の地方は高リスクだ。漁獲高は40〜60%減少すると予測されている。
・健康・衛生
 ……
・紛争の勃発
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・種の絶滅
 気温が2度上昇したら、熱帯に生息するサンゴ礁や北極の生物は危険な状況に陥る。淡水種や陸上生物もかなりの種が生息地を破壊され、絶滅の危機にさらされるだろう。
・災害の格差
 ……」
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 2015年11月11日 産経ニュース「強力エルニーニョで数百万人飢餓も アフリカなど干ばつ深刻化の報告
 エルニーニョの影響で高温の海水面(白い部分)が西太平洋に大きく張り出している様子を撮影したNASA衛星写真。左が1997年、右が今年10月1日(AP)
 地球全体に異常気象をもたらすエルニーニョ現象の影響で、アフリカや中米など世界各地が深刻な干ばつに見舞われている。途上国の貧困問題に取り組む国際非政府組織(NGO)オックスファムは、今年から来年にかけ世界で数百万人の貧困層が飢餓に陥る恐れがあると警告、対策を急ぐよう国際社会に促した。
 世界気象機関(WMO)によると、現在発生しているエルニーニョは1950年以降で最も強力なものの一つとなる可能性がある。
 アフリカ東部のエチオピアでは雨期の6〜8月に雨不足に見舞われ、農作物の不作で約820万人に食料援助が必要な状況。アフリカ南部のマラウイでも干ばつや洪水が発生し、10月から来年3月にかけ280万人に援助が必要という。ジンバブエでも大規模な干ばつが起きている。
 国連児童基金ユニセフ)は10日、アフリカ東部と南部で推定計1100万人の子どもが飢餓や疾病、水不足の危機に陥っていると発表した。(共同)」
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 2017年12月24日 産経ニュース「【世界ミニナビ】「梅毒」急増中の日本、世界は「淋病」制御不能時代を危惧
 世界保健機関(WHO)のジュネーブの本部。2017年7月、抗生物質が効かない淋菌感染症「淋病」が増加し、制御不能になる可能性があるとの声明を出した(ロイター)
 日本の国立感染症研究所の発表によれば、日本の梅毒感染者は11月下旬までの速報値で5千人を超えた。5千人超えは昭和48年以来で44年ぶりだ。増加傾向にあるのは日本だけでなく、米国でも梅毒感染者は急増中で、米疾病対策センターCDC)によると、2000年に6千人だったのが、16年には約2万7800人となった。ただ米国の場合、性感染症のうち梅毒より深刻なのはクラミジアや淋病だという。特に淋病に関しては、既存の抗生物質が効かない症例が世界的に増加しているようだ。
世界的な脅威に
 世界保健機関(WHO)は今年7月、既存の抗生物質に耐性を持つ「淋菌」(淋病の病原菌)が増えており、淋病が制御できない状況に陥る可能性がある、との声明を発表した。
 抗生物質に耐性があるという、いわゆる「スーパー淋病」に関しては、2012年の段階で、WHOが世界的に拡大していると警告を発出。ロイター通信は当時、08年に京都で確認された症例について研究者らが報告し、世界的な脅威になる恐れを指摘したと報じていた。
 淋病は、淋菌の感染による性感染症で、尿道炎などを引き起こすが、治療しないと骨盤感染症や子宮外妊娠、死産や不妊などにつながる可能性がある。また、何度も再感染することもある。
豪州でも深刻
 淋病感染者は世界で毎年約8000万人に上るといい、CDCによると、米国では2016年に約47万人が感染した。ちなみに米国の場合、性感染症のうち、最も患者数が多いのはクラミジア症で約160万人だった。
 淋病の深刻な状況はオーストラリアでも報告されている。
 米CNNによれば、オーストラリアの16年の淋病感染者は2万3800人超となり、5年間で6割以上も増加した。内訳は、男性が約75%。年齢別での感染率では、男性は20代、女性は15〜24歳が最も高かった。さらに大都市圏では12年から16年にかけての感染率が99%増加したという。
 オーストラリアでの症例でも抗生物質が効きにくくなっていることが判明しており、淋病が治療不能になることへの危機感が叫ばれているようだ。世界的に広がりをみせる淋病に対し、WHOなどは新薬の開発が急務だとしている。
梅毒、早めに受診を
 一方、日本で急拡大中の梅毒は、主に性行為で感染し、性器や唇などに赤い発疹ができる。抗菌剤で治療できるが、放置すると脳や心臓に重い合併症を起こすこともある。
 国立感染症研究所が11月に発表した速報値によると、感染者は東京1561人、大阪703人、愛知310人、神奈川286人、福岡202人−などで、都市部に多い。
 厚生労働省は「早期発見すれば治療と感染拡大防止につなげられる。不特定多数との性行為など、気になる人は早めに受診してほしい」と呼びかけている。」
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