🌌21}─4─シベリアのツンドラはあと500年以内に消失してしまう可能性がある。~No.103 

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 2022年6月7日 MicrosoftNews GIGAZINE「シベリアのツンドラはあと500年以内に消失してしまう可能性がある
 ©GIGAZINE 提供ツンドラとは地下に永久凍土が広がり降水量の少ない地域のことを指し、シベリア北部など北極海沿岸にみられます。近年では地球温暖化に伴う永久凍土の融解やツンドラの減少が危険視されており、新たにアルフレッド・ウェゲナー極地海洋研究所(AWI)の研究チームが「ツンドラは2500年までに消滅してしまう可能性がある」という研究結果を発表しました。 Regional opportunities for tundra conservation in the next 1000 years | eLife https://elifesciences.org/articles/75163 Siberian tundra could vanish in less than 500 years | Live Science https://www.livescience.com/vanishing-siberian-tundra 北極圏の温暖化はここ数十年で急速に進行しており、1960年~2019年の間に北極圏全体で平均気温がセ氏4度近く上昇するなど、温暖化の進行速度は他の地域の2倍に達しているとのこと。これは北極圏において氷が解けだす原因となっているだけでなく、シベリアカラマツなどの針葉樹林が北に広がってツンドラが減少することにもつながっています。 しかし、森林がどれだけの速さでツンドラを浸食するのかは不明であり、一部地域では森林化が進行しているのに別の地域では逆に森林が退行しているなど、場所によるばらつきも大きいそうです。そこでAWIの生態学者であるStefan Kruse氏とUlrike Herzschuh教授は、全長約4000kmにおよぶシベリアの全ツンドラを評価するコンピューターモデルを作成しました。このモデルでは各樹木の種子の広がりや他の樹木との競争といったライフサイクルや、永久凍土の融解、夏季の気温や降水量などを考慮に入れたシミュレーションが可能だとのこと。
 © GIGAZINE 提供
 研究チームがモデルを使ってさまざまな温暖化シナリオのシミュレーションを行ったところ、ツンドラはひとたび森林による浸食を受けると回復しにくく、気温が低下しても再びツンドラとなる可能性が低いことが判明。その結果、地球温暖化ツンドラに壊滅的なダメージを及ぼすことが明らかとなりました。 たとえば、「炭素排出量が2100年までにゼロになり、地球の気温上昇が摂氏2度にとどまる」という楽観的なシナリオでさえ、2500年の時点では記事作成時点のわずか32.7%しかツンドラは残っていないという結果になりました。この場合、残るツンドラは極東のチュクチ自治管区と北部のタイミル半島に分断されてしまうそうで、ツンドラに生息するトナカイの個体群や先住民であるネネツ人などの文化に大きなダメージを及ぼすとみられています。 また、「炭素排出量が2050年まで減少せず、2100年までに半分まで削減される」というシナリオでは、2500年まで残っているツンドラはわずか5.7%となり生態系は実質的に消滅します。そして、これ以上温暖化が進行すれば2500年までにツンドラは地球上から消滅してしまう可能性が示されました。 Kruse氏は「ツンドラがどれほど速く森林に明け渡されてしまうのかを見るのは、私たちにとって驚くべきことでした」「ツンドラが失われれば、人類にとって大きな損失になるでしょう」とコメント。また、雪に覆われたツンドラよりも森林の方が熱を多く吸収するため、森林化が進行するほどシベリアの大地が熱を吸収し、さらに北極圏の温暖化が進行してしまう可能性もあると指摘しています。 ツンドラの消失がもたらす影響は、単に現地の生態系を破壊するだけにとどまりません。永久凍土には二酸化炭素やメタンガスなど多くの温室効果ガスが保存されているため、永久凍土の融解はさらに地球温暖化を進行させることが懸念されており…… 永久凍土が解けることが地球環境に与える影響は「これまでの推定の2倍」との研究結果 - GIGAZINE
 © GIGAZINE 提供
 永久凍土に保存されているウイルスや細菌が復活し、感染症が流行する可能性も示唆されています。 温暖化が「感染症の流行」を引き起こす恐れがある - GIGAZINE
 © GIGAZINE 提供
 Kruse氏は、今回のコンピューターモデルはツンドラの中でも特に回復力の強い地域を特定し、種や環境の保全に向けた投資の優先度を決定する上でも役立つ可能性があると主張。「最良の選択肢は温暖化の圧力を減らすために世界の温室効果ガス排出量を削減することですが、それができないなら種の保全を行う必要があります」と述べました。」
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(目次)。個人情報関連緊急告知・No.2。補足・No.1、No.2。 

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 当「nisikiyama2-14(栗山正博)」は、無料公開ブログですが、ひとり孤独に作成している有料ブログです。
 掲載記事の8割近くは、雑誌、新聞、Microsoft・News、ウィキペディア、インターネット・ニュース、インターネット・情報、その他、手に入る情報からのコピペ、つまり他人の説・論・話を集めてまぜこぜにしてした「練り物記事」に過ぎず、公開されている情報を無許可で掲載している「違法性のある如何わしい」記事で、作成者のオリジナル性は乏しい。
 そして、作成者は素人で専門家ではなく、深い考えのないまま興味本位で作成しています。
 その時の思い付きで書き殴り、読み返すいとまもなく、よって訂正・修正する事なく先へと暴走している為に誤字脱字、思い違いが各所に多く存在します。
 詳しくはプロフィールに。
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 緊急告知・No.2
 当ブログ作成者は来年2月に65歳で定年退職となり無職となります、人生100年時代を生きる為に再就職先を探しますが、運良く給料と就労時間の良い条件で再就職ができたとしても実際は忙しく仕事に追われてブログ作成の時間が得られないかもしれず、運悪く再就職ができなければ僅かな年金収入では高額な有料ブログを維持できなくなります。
 また、幾つかの持病を持つ身であり健康面にも不安を抱えていますので、今後ともブログ作成を続ける気力を保てるのかも分かりません。
 よって、6つのブログの中で1つでも新しい記事が、半月以上追加されない時は作成不能状態で、1ヵ月以上ない時は絶望状態で、3カ月以上ない時は死亡して終了と思って下さい。
 また、当ブログは有料ブログですので2~3年分の入金を絶やさずにしていますが、ブログ作成者の不慮の死により入金できなくなれば何年後にはブログ記事は崩壊します、どう崩壊するかは分かりませんが、後継者も共同作成者もいませんのであしからず。
 所詮は、家族なし、子供なしで、蛍光灯の下でひとり孤独と無縁でブログを作成している老人です。
 運良く新しい仕事が見つかりますように、神頼み。
 ブログは死ぬその時まで続けたいと思います。
 当ブログが、日本国と日本民族の役に立ちますように、心から願っています。
                   令和3年10月8日
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 補足1
 職場が令和4年3月31日に別の場所へと規模を縮小して移転する事になり、職員の人員整理が行われ、ブログ作成者も解雇になり無職となります。
 ひっそりとブログを作成するには良い職場でしたが、残念です。
 失業が確定した今、再就職先を探しています。
 今年65歳になって年金受給世代になったのですが、年金だけでは老後生活が苦しく、その上、資料を買い漁り有料ブログを維持すると老後資金を圧迫するので、老後とブログの二頭の資金を稼ぐ為に何らかの仕事を見つけるしかありません。
 このご時世、今までのようにブログを作成しながら金を稼げる、そんな都合の良い職場はそうそうなく、その為に今後のブログ作成は今までのようには続けられなくなる可能性があります。
 何歳まで生きられるかわかりませんが、差し当たって70歳までの5年間働いて資金を貯める必要があます。
 運良く、好条件の職場に再就職できればよく、運悪く、条件が悪い職場であれば今までのようにブログを作成できなくなる可能性があります。
 そのさいはご理解をお願いします。
                  令和4年1月18日
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 補足2
 退職して約2カ月、65歳の壁、体力・気力に関する厳しい求人条件にもう阻まれ、依然として仕事が決まらず貯金を取り崩しながら再就職先を探しています。
 この間、訪問マッサージを経験したのですが、担当する患者さんは1日7人・8人と少なかったが、移動距離が半端なく電動アシスト自転車で1日20~30キロ。
 さすがに、体力、脚力の限界を感じて断念しました。
 筋肉の過度な運動による、筋肉痛、筋肉疲労、筋肉痙攣、他。
 訪問マッサージは、事務所を8時半ごろ出発し、9時から16時か17時ごろまで走り廻り、17時か17時半には事務所に帰り、19時までに施術を行った全ての患者さんの日誌を書き、その後全体ミーティングで院長が日報を読みその健康情報をから今後の治療方針を決め、全員が情報を共有し、20時まで医療知識と技量のレベルアップの為の勉強会を行った。
 そして、部屋に帰り着くのが21時半ごろ。
 わずか10日、実働7日間、歳にはかなわない事を痛感させられた。
 今、ブログを書きながらできる仕事を探しています。 
 給料も大事ですが、やはり優先すべきはブログ制作だと心に決めています。
 何とか、ブログを続ける条件での新しい仕事を見つめます。
 安易な気持ちではないのですが、「あと5年」何処かに良い仕事がないものか、と。
 65歳の梅雨空あるいは夕空を見上げて、悲しく空しいほどにせつない。
 しんどい。
                平成4年6月9日
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🍞2〗ー10ーウクライナ戦争と世界の食料危機で保護主義加速で悪化。~No.11

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 食糧・エネルギー・金融は、戦略物資として武器・兵器である。
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 2022年5月25日9:31 MicrosoftNews Reuters「Reuters
世界の食料危機、保護主義加速で悪化の可能性 貿易戦争の懸念も
 [ダボス(スイス) 24日 ロイター] - スイス東部ダボスで開かれている世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)で企業幹部や政策立案者らは、世界的な食料危機の高まりが各国の保護主義的な動きを助長していると指摘し、問題がさらに悪化し、より広範な貿易戦争につながる可能性があると警鐘を鳴らした。
 © Reuters/KHALED ABDULLAH 世界の食料危機、保護主義加速で悪化の可能性 貿易戦争の懸念も
 国際通貨基金IMF)のゴピナート筆頭副専務理事は、食料安全保障を巡る懸念の高まりについて「大きな課題であり、問題は今後、これまで以上に大きくなる」とロイターに述べた。
 今回の会議では保護主義が大きな懸念事項の1つとなっており、本格的な貿易戦争の回避に向けた早期の協議を求める声が上がっている。
 シティグループのバンキング・キャピタルマーケッツ・アドバイザリー部門副会長、ジェイ・コリンズ氏はロイター・グローバル・マーケッツ・フォーラムで「世界の指導者らが貿易や食料、投資をどう管理していくか冷静に話し合うことが非常に重要だ」と述べた。
 また「この48時間に主要7カ国(G7)と多くの会話が交わされている」と語った。」
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🗡47〗─2─戦中に一番乗りの海底トンネルの関門鉄道トンネル。~No.150No.151 

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 2022年5月25日 MicrosoftNews TABIZINE「【実は日本が世界一】戦中に一番乗りの「海底鉄道トンネル」は未だ現役だった
 意外な世界一を取り上げるTABIZINEの連載。今回は、世界で一番乗りに日本でつくられた、意外な土木遺産を紹介します。
 © TABIZINE 提供 【実は日本が世界一】戦中に一番乗りの「海底鉄道トンネル」は未だ現役だった
 関門トンネル下関方坑口 photo by Tam0031 in Wikipedia
 【特集】世界に誇れる「1番」が日本にはたくさん!貴重な職人技や意外な絶景も
 第二次世界大戦中にできた「海底鉄道トンネル」
 © TABIZINE 提供 下関駅
 (C) seaonweb / Shutterstock.com
 世界初の偉業は日本にたくさんあります。例えば、海底鉄道トンネルも世界で初めて日本でつくられたことをご存じでしょうか?
 その時期は、1942年(昭和17年)と1944年(昭和19年)です。歴史に詳しい人であれば、すぐにピンときたはず。まさに第二次世界大戦の真っただ中ですね。
 日本が破滅に向かっていくその過程で、山陽本線下関駅から現在の門司駅を結ぶ「下り線の関門鉄道トンネル」が世界で最初に誕生し、追って上り線も開通しました。
 しかも、この工事は、外国の技術者を招へいせず、当時のトンネル工事技術を結集させたチーム・ジャパンのチャレンジだったのだとか。本格的に取り入れたシールド工法の設計・製作・材料もすべて国産だったといいます。
 シールド工法とは、
 <シールドを用いた工法。主に軟弱で浸水の危険のある地盤で採用する>(岩波書店広辞苑』より引用)
 そうです。シールドとはそもそも、
 <トンネルの掘削で、土室の柔らかい場所をほるのに用いる強固な鉄製円筒>(岩波書店広辞苑』より引用)
 なのだとか。当時から、日本には世界に誇れるトップクラスの土木技術があったのですね。
 別々に掘られたこれらの2本のトンネルは、世界で最初につくられた海底鉄道トンネルとして、今も現役で活用されています。
 毎日600トンの海水や地下水が漏れている
 © TABIZINE 提供 下関の街
 関門鉄道トンネルは、海底でどのような姿になっているのでしょうか。関門鉄道トンネルは上下線で別々のトンネルが2本、海底を走っています。
 山口県下関市彦島から海峡の最深部に向かって20%のこう配で下り、海底を通過して、同じ角度で福岡県北九州市門司駅に向かって上がっていきます。
 大きな水圧がかかる海底にトンネルを掘る場合、トンネルの断面が大きいほど海底深くに通す必要があるそうです。
 とはいえ、鉄道トンネルの場合、トンネルを太くして、海岸近くから一気に海底深くまで潜り込ませるわけにはいきません。自動車と違って鉄道の場合は急な坂道を通過できないからですね。
 かといって、緩やかなこう配を保ちながら、海底深くまで太いトンネルを通そうとすると、かなり内陸部から掘り下げ始める必要に迫られ、その距離が長くなる分だけ工事費も高くなります。
 そこで、複線用のトンネルよりも小さい単線のトンネルを別々に2本掘り、海底の浅い部分に通した方がいいと判断されました。
 2本の単線用トンネルをつくれば、片方が事故で不通になった時(あるいは保守点検の時)、もう一方で単線運転もできます。
 工事費が安く、技術的にも容易で、非常時の対応・メンテナンスにも強いという理由から、関門鉄道トンネルは上下線が別々のトンネルとしてつくられたのですね。
 とはいえ、さすがに老朽化も指摘され、新しいルートの計画もあるとの話。トンネルを鉄道で実際に通ると、トンネルの狭さや天井から垂れてくる水滴、壁面の様子を通じて、かなりの経年劣化を感じさせられます。
 産経新聞によると、トンネル内には毎日、600トンもの海水や地下水が漏れてきているのだとか。
 新型コロナウイルス感染症の影響も心配なくなって、自由に旅ができる時代が戻ったら、関門海峡に今のうちに出掛けて、山陽本線普通列車で海峡の地下を潜り抜ける時間をつくってみると面白いかもしれませんね。
 https://www.youtube.com/watch?v=TkePmOuZeqQ
 [参考]
 ※ 世界初の海底トンネル「関門鉄道トンネル」 - 土木遺産の香
 ※ 楽しく分かる!トンネルの世界 トンネルのNo.1
 ※ 関門鉄道トンネル(下関市北九州市) - 日本の土木遺産
 ※ 開通から70年……山陽本線関門トンネルの“寿命”が近づいている - ITmediaビジネスONLiNE
 ※ 大動脈が危ない 関門新ルート実現を(中)寿命 - 産経新聞
 【特集】世界に誇れる「1番」が日本にはたくさん!貴重な職人技や意外な絶景も
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🍘23〗ー1ー日本襲う物流危機、3割運べず? 損失年10兆円。2024年問題。~No.71No.72No.73 

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 2022年5月22日 YAHOO!JAPANニュース JIJI.COM 時事通信「日本襲う物流危機、3割運べず? 損失年10兆円、カギ握るDX化【けいざい百景】
 コロナ禍で外出が制限される中、インターネット通販の利便性が再認識された。だが、それを支える物流網はドライバー不足や効率化の遅れによる深刻な輸送力低下に直面しており、2030年には営業用トラックなどで輸送している荷物の約36%が運べなくなるとの推計すら存在する。政府も、物流面の課題を解決できなければ同年に最大で10兆円を超える経済損失が発生しかねないと危機感を募らせている。日本に迫る物流危機、克服の鍵を握るのは物流のデジタルトランスフォーメーション(DX)だ。(時事通信経済部 岩嶋紀明)
 【写真】自動配送ロボット
 ◇深刻なドライバー不足
 日本の国内貨物輸送量(重量ベース)の約9割は、営業用と自家用のトラックなど貨物自動車で運ばれており、まさに物流の屋台骨だ。
 一方でトラックドライバーは、少子高齢化が進んでいることに加え、他業種と比較して1~2割低い賃金水準、約2割長い労働時間が敬遠されて、不足が深刻化している。道路貨物運送業の従事者は、1995年の約98万人から2020年に約66万人にまで減少。貨物自動車のドライバーの有効求人倍率は20年度が1.94倍で、全産業平均の1.01倍と比べても人手不足が特に深刻だ。日本ロジスティクスシステム協会の将来推計では、このままのペースで減少が続けば30年には約51万人にまで減少する可能性がある。
 同協会はこれにより、15年に年間29.2億トンだったトラックなど営業用貨物自動車の輸送能力は30年に20.3億トンにまで減少すると予想。一方、ネット通販の普及などで小口配送を中心に物流需要は今後も増える見通しで、同年には年間31.7億トンの需要があると推計する。11.4億トンの需給ギャップがあり、需要全体に対し約36%が運べなくなってしまう計算だ。
 物流需給の逼迫(ひっぱく)が発生すれば、荷主はより高い料金を払って運び手を奪い合う形になり、コストは上昇する。消費者にとっては食料品の値上げなどに拍車がかかるほか、企業にとっては材料が届かないために製品が作れないという状態になりかねない。経済産業省は問題を放置した場合、30年時点で国内総生産GDP)を最大10.2兆円押し下げかねないと推計している。
 ◇物流の「2024年問題」
 物流危機をめぐり、政府や関係者が恐れるのが「2024年問題」だ。
 18年に成立した働き方改革関連法により、24年4月からドライバーの時間外労働に年間960時間(月80時間)の上限規制が適用される。ドライバーの過重労働は職場環境を悪化させ、さらなる人手不足や事故の誘因となるため、必要な規制だが、ただでさえ働き手不足の物流業界にとっては痛手となる。
 経産省のある幹部は、この年を境に需給バランスが崩れ、大幅な物流コストの上昇が発生しかねないと危惧。「日本経済の大きな成長制約要因になる。もう尻に火がついている状態だ」と話す。
 迫る物流危機をどう克服するか。少子化の中で働き手の急増が見込めない以上、鍵を握るのはDXによる物流の効率化だ。コロナ禍で日本のデジタル化の遅れが強烈に意識されたが、物流業界は特に深刻だという。
 ある物流業界の関係者は「運送事業者ではいまだに電話とファクスが主力。平成どころか昭和時代の職場のままだ」と嘆息する。
 企業が商品を受発注する作業や倉庫管理などデジタル化が進んでいる分野もあるが、実際に荷物をトラックで運ぶ段階では担当者が紙の配送指示書でやりとりし、いつトラックが到着するか電話で連絡を入れ、倉庫や店舗に向かう。荷さばき場がいっぱいで、ドライバーが何時間も待たされることもしばしばだ。
 デジタル化が進まない背景には、国内約6万社の運送事業者のほとんどが中小企業であることが挙げられる。荷主側企業に対して価格交渉ができず、自前でデジタル化に向けた投資を行うことも難しい。
 ◇DXで走行距離18%削減
 15年創業のHacobu(ハコブ、東京)は、デジタル技術やデータを活用し物流を最適化するサービスを提供している。トラックの位置情報や走行履歴をリアルタイムで記録・分析し、日報の自動作成や配送ルートの最適化を行ったり、倉庫での入出荷作業を改善し待機時間を減らしたりする機能がある。
 豊田通商は20年からハコブのサービスを導入し、グループ企業や調達先、製品の納入先の間での物流管理を行っている。入出庫管理では、物流子会社のトラックの待機時間が平均1時間から18分に短縮。今年3月に愛知県などで行った実験では、実際に顧客先へ走行しているトラックの移動経路のデータを分析、ルートを最適化することで車両の合計走行距離を約18%削減できるとの結果が出た。
 豊田通商の担当者は「物流に関してはグループ内でもバラバラになっていて、データの活用も限られてきた。自社を含めた全体最適化を進められている」と手応えを感じている。
 ハコブの坂田優最高執行責任者は「物流のデジタル化は絶対に必要」と力説する。最適なルート分析や自動運転による配送など、未来の物流を実現するためにはデータが不可欠。しかし、アナログな現状ではそもそもデータが存在しない。「その世界に行き着くための土台を用意するのがわれわれの使命だ」と語る。
 ◇「ネット回線」のような物流
 政府も物流の抜本改善に向け動く。経産省国土交通省が設置した研究会は3月、40年までの物流改革に向けた行程表で「フィジカルインターネット」と呼ばれる概念の実現を目指すと表明した。
 倉庫やトラックといった物流資源を、ネット回線などの設備を利用者全体で共有する「インターネット」のような仕組みにすることで、最高効率の物流を実現する考え方だ。今後、物流データやパレットなど物流資材の標準化、システム導入の推進などを進め、段階的に実現を目指す。
 ただ、物流DXもあくまで課題解決に向けた手段のひとつ。今回取材した物流業界の関係者や省庁担当者が口をそろえて強調したのが「荷主側企業の意識変革」だ。企業の競争力を左右する要因として物流のウエートが高まっていくことは避けられない状況で、協会の北條英理事は「各企業が物流を経営課題に位置づけることが重要だ」と話す。単にコスト面に着目するだけでなく、物流事業者と協力し、物流改善に向けて主体的に知恵を絞ることが荷主側にも求められている。」
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🌌12}─1─肥料による土壌汚染問題 「尿」が解決か~No.42No.43No.44 

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 2022年5月21日 MicrosoftNews AFPBB News「肥料による土壌汚染問題 「尿」が解決か
 © VALENTINA BRESCHI, ELÉONORE HUGHES / AFP 尿を肥料に変えるプロセスをまとめた図(2022年5月2日作成)。
 【5月21日 AFP=時事】「ルバーブにおしっこしておいで!」──フランスのエンジニア、ファビアン・エスクリエ(Fabien Esculier)氏は、祖母のユニークなガーデニングを今でもよく覚えている。
 祖母のやり方にヒントを得てキャリアを築き、今は「OCAPI(都市における炭素・窒素・リン循環の最適化)」という研究機関で、食糧システムと人間の排せつ物管理について研究している。
 工業型農業が当たり前となった今、人間の尿を肥料にするのは時代遅れに見えるかもしれない。しかし、一部の研究者の間では、化学物質への依存を減らし、環境汚染を防ぐ方法への関心は高まっている。人間は植物が必要とする窒素、リン酸、カリウムなどの養分を食べ物から摂取し、「主に尿として排せつしている」とエスクリエ氏は説明する。
 窒素化合物を用いた化学肥料は約1世紀前から使われ始め、人口が増え続ける中、農作物の収穫量を増やすことを可能にした。しかし大量に使用されると、河川や水路に流れ込んで藻類が異常繁殖し、酸素不足で魚や水生生物が死んでしまう場合もある。
 また、こうした化学肥料から発生するアンモニアは、自動車の排ガスと結合して大気汚染の原因となっていると国連(UN)は指摘。さらに化学肥料は亜酸化窒素を発生させ、気候変動の一因ともなっている。
 一方で、人間の尿も栄養素による汚染の原因となっている。米リッチアース研究所(Rich Earth Institute)のジュリア・カビッチ(Julia Cavicchi)氏によると、排水に含まれる窒素の約80%、リンの半分以上が尿に由来する。
 カビッチ氏は「窒素化合物が放出されると温室効果ガスの主な原因となる一方、リンは限られた再生不可能な資源であるため、尿転用システムが実現すれば、排せつ物処理と農業生産の両方において長期的で柔軟なモデルを提供できる」と期待する。
■マイナスイメージ
 しかし、現代社会において尿を回収するには、トイレや下水道システムそのものを見直す必要がある。
 1990年代初頭、スウェーデンエコビレッジ数か所を選び、尿を肥料に転用する試験的プロジェクトが開始された。現在では、スイス、ドイツ、米国、南アフリカエチオピア、インド、メキシコ、フランスでも進められている。
 スイス連邦水資源科学技術研究所(Eawag)の研究員トーベ・ラーセン(Tove Larsen)氏は「環境分野の技術刷新、特に尿の分離のような技術は根本的な変更が求められるため、導入するには時間がかかる」と語る。
 初期の「し尿分離トイレ」は、見栄えや実用性、悪臭などの問題があったという。だが、Eawagとスイスの企業が新たに共同開発したトイレは、尿が別の容器に流れるようになっている設計で、こうした問題を解決できると期待されている。
 尿を回収したら、それを処理する必要がある。尿は通常、病気の感染源にはなりにくいため、世界保健機関(WHO)が推奨する処理方法は、一定期間放置することだが、低温殺菌することも可能だ。さらに濃縮・脱水、容積の圧縮、運搬コスト削減などのためにさまざまな技術がある。
 もう一つの課題は、尿転用に対するマイナスイメージを払拭(ふっしょく)することだ。仏パリの計画当局は、店舗と住宅600戸から成るエコ地区を開発中で、尿を回収し緑地の肥料として活用する計画を進めている。
 パリのレストラン「211」には、無水で尿を回収するトイレが設置されている。オーナーのファビアン・ガンドッシ(Fabien Gandossi)氏は「とても好評です」と言う。「少し驚かれますが、従来のトイレとほとんど変わりません」
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🦋3〗─2─現代の前頭葉退化教育で日本は衰退し社会は劣化し日本人は老化した。〜No.6 

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 2022年5月21日 MicrosoftNews 現代ビジネス「日本人が「劣化」したワケ…受験勉強で「学歴の高いバカ」が大量生産されている! 中野信子氏と和田秀樹氏がホンネで語る
 脳科学者・中野信子氏と精神科医和田秀樹氏の初の対談本『頭のよさとは何か』(プレジデント社)が話題になっている。知識量の追求が日本人の「バカ」を促進した。「本当の知性」を取り戻すために今必要なこととはいったい──。
コンテンツの学力は役に立たない
 和田 前回(『日本人は「世界一アタマが老化している」…中野信子和田秀樹が警鐘を鳴らすワケ』参照)勉強のシステムハックが出ましたが、受験勉強を通じて身につけたコンテンツの学力というのは、ほとんど役には立たないんですよ。
 中野 本当にその通りですね。
 和田 数学の難しい問題が解けるようになろうが、物理の問題が解けるようになろうが、歴史の年号についてオタク的に詳しくなろうが、そのコンテンツは役に立ちません。
 ただ、「勉強する能力」だけは身につきます。これは後々まで役に立ちます。
 中野 わかります。物事を自分のものにしていく能力ですね。
 © 現代ビジネス photo by iStock
 情報より加工能力や応用能力が大事
 和田 手前味噌になりますが、和田式の「勉強法」を勉強して東大に入った人のほうが、社会に出てから伸びることが多いんです。
 たとえば鉄緑会(*)みたいな塾に入って死ぬほど宿題を出されて、上から言われた通りの勉強をやってきた子がいるとするでしょう。そういう子は、ある時期に「自分で勉強のやり方を工夫しなきゃ」って考えるようにならないと、医学部であれどこの学部であれ、大学に入学してから今度は「いい成績」を取るために教授の言うことを丸覚えするようになります。
 *鉄緑中高一貫校の生徒を対象にした東京大学受験指導塾。
 それでめでたく役所に入ったら、次は忖度官僚になって……みたいな。
 知識量より、新しいことを思いつけるか
 和田 僕は、頭がよくなるためには、やっぱり勉強しないといけないと思うんですよ。でも世間が言うところの勉強って、みんなインプット(入力)だけ。記憶だったり知識だったりの量が多いことを「よし」とするわけ。
 でも、僕はそうは思わない。持っている知識は多少少なくなるかもしれないけれど、むしろ「加工能力」なり「応用能力」なりを磨いて、知識を生かして新しいことを思いついたり、発信できたりすることのほうが、ずっと「頭がいい」と思います。
 ところが、いまだに日本では、過去に書かれたことをたくさん知っている奴が賢くて、新しいことを言う人が「変な人」に見られてしまう風潮がある。
 いっぱい覚えないといけない、いっぱい知識や教養を持ってないといけない。それが絶対不変の真理だと信じ込んでいる人たちが幅を利かせています。
 クイズ番組の勝者は「頭がいい」のか?
 中野 たとえて言うなら、「クイズ番組が好きな人たち」でしょうか。
 和田 そうそう。東大出や京大出のタレントは、知識が豊富なものだから、クイズ番組では常に勝者になる。それで世間は、「さすが頭がいい!」と喝采するわけ。「さすが東大、京大出だ」って。
 でも、それだけ知識があるんだったら、加工してもっと面白いことをやれよ、という話なんです。インプットばかりで、知識を加工する能力が根本的に欠けているなあ、と感じることが多々あります。
 中野 もちろん、出演者も自分の求められているものが何かということを分析して、きっちりその役割を演じ切っているところは素晴らしいのですが、気になるのは視聴者のほうです。クイズ番組は「ショー」でしかないということを、多くの人は理解していないように見えます。
 虚構の王
 中野 「✕✕王」と、ちょっとあおる感じのタイトルがついていたりするのですが、実際のところは純粋なエンタメです。
 番組の虚構の世界の中で作られた“王”であって、本当にその人が実世界でどうかというのは、まったく別の問題ですし、そうだということをどこかで理解しておいてあげなければ、出演者も作られたイメージを押しつけられてしまって可哀想です。
 和田 たとえば、伊集院光さんはクイズに非常に強い人ですが、「高校中退なのにすごく頭がいい」という評価になっちゃうんですよね。
 僕は実際にお会いしたことはないけれど、彼のラジオ番組を聞いている限り、ちゃんと考える習慣を持った人、本当に頭のいい人だと思います。
 でも、「クイズ番組で強いから頭がいい」と評価を下すことに対しては強い違和感があります。クイズ問題で的中するというのは、単に「物知り」だということですから。
 頭のよさの基準って、クイズ番組で勝てることではないでしょう?
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 勉強法か情報か
 中野 勉強法を身につけるのか、コンテンツ(情報)を身につけるのかという問題につながると思いますが、これってけっこう根が深い問題だな、と感じますね。
 コンテンツを身につける方法ですと、短期的にはすごく成果が出るんですよね。ただ世の中が、この短期的な成果にあまりにもフォーカスしすぎてしまっているように思えてなりません。いわゆる「皮膚炎でステロイドを塗るとすぐ治る」療法を想起させます……。
 だけど、それは根治療法というよりは、対症療法です。本当は根治療法をやらないといけないのに、どうして誰もそこに目を向けないの?っていう疑問を持たざるを得ない場面を目にすることが多々あります。
 知らない世界を探求してモノにする
 中野 「勉強法を自分で考える」というのは、まさに根治療法みたいなものではないでしょうか。「知らない世界」をどれだけ自分のものにできるか、そのパワーの強さが試されるものだと思います。
 「知らない世界を探求し、自分のものにするトレーニングを10代のうちにやったほうが得ですよ」と伝えたい。それこそ本来の学びであるはずだ、と思います。そこの部分が、高等教育の世界でもあまりにも揺らいでしまっているのが、根の深い問題としてあると思います。
 和田 たとえばスポーツなら、成果がいちばん出るやり方が最も優れているから、ある時期から「やり方」が徹底的に研究されだしました。
 僕らの時代で当たり前のようにやっていたうさぎ跳びも禁止されたし、「水を飲むな」という指導も禁止されました。“ど根性”だけではダメだということが徹底されてきたわけです。でも勉強だけは、いまだにど根性が幅を利かせている
 受かるだけでいいなら、東大理三ですらど根性だけで受かってしまう現実があるから。
 「ど根性勉強」のワナ
 中野 受験勉強には、ある程度「型」のようなものがありますからね。「塾歴社会」という言葉もありますが、ノウハウを蓄積した塾でひたすら反復練習をすればテストの点は取れる。
 和田 中学受験のSAPIXとか東大受験の鉄緑会は、まさにど根性なわけ。そして、ど根性だけで入試まではなんとかなっちゃう。一方でこのやり方が、大量の落ちこぼれを生み、勉強嫌いを生むんですけどね。
 勝ち組は勝ち組で、単にど根性で知識量を増やして入試を突破しただけなのに、「自分は頭がいい」と勘違いしてしまう。さらに、ど根性でなんとかしただけの人は、その先の人生もど根性で切り抜けようとする。それはメンタルヘルスにも悪いんですよ。
 中野 それはそうでしょうね。タスクをこなした満足感はあるかもしれませんが、やはり苦行には違いないでしょうから。
 学歴の高いバカ
 中野 経済学者の友だちから聞いた話で、すごく印象に残っていることがあります。ある親御さんが子どもを塾に行かせたところ、子どもは楽しそうに勉強していて、成績も上がったそうです。それはとてもいいことでしょう?
 ところが親御さんは、子どもにその塾をやめさせたというんです。なぜ、と詳しく話を聞くと、要するにその親御さんの感覚では、「楽しそうに勉強しているのは認められない」「苦行じゃないといけない」と捉えていた。本末転倒です。
 和田 僕は、鉄緑会を出て東大に入って、その後、みずから起業した人の話を聞いたことがない。あれだけ大勢が受かっているのに。
 だから、誤解を恐れずに言えば、「ど根性勉強というのは学歴の高いバカしか生まない」と思っているわけです。そのうえ、将来的には人生のどこかの段階で行き詰まって、うつ病になることも多いのだろうなって。
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 「優秀な規格品」人材の時代は終わった
 中野 コンテンツを勉強することは、極言すれば「優秀な規格品を生む勉強」でしかありませんね。
 和田 ですね。たしかに、かつてはそういう「優秀な規格品」でなんとかなった時代もありました。
 中野 高度経済成長期などで、社会システムがちゃんとしていて、進むべき方向がはっきりしていれば……。
 和田 その通り。日本も戦後の高度経済成長期までは放っておいても成長していましたし、アメリカの真似をしていたらそれでよかった。会社も完全に年功序列、終身雇用で、その中での“歯車”を求めていたわけです。
 そういう時代には、規格品の東大生がよかったんです。
 勉強法を工夫する能力の重要性
 和田 しかしいまの時代、僕がもし企業の人事担当者にアドバイスを求められたら、「東大生を採るなら、高校時代に優等生だった人より、『下の成績だったのになぜか東大に入った人』を採ったほうがいいよ」と言うと思います。
 後者のほうは、間違いなく「勉強法を工夫する能力」があるわけだから。
 僕は、受験勉強の本質というのは、目の前にあるひとつの難問を解く力じゃなくて、たとえその問題が解けなかったとしても、どうにかして志望校に入る力を育むことであり、また、そのための「考える力」を身につけることだと思っています。
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 現代日本の衰退、日本社会の頽廃と怠慢そして日本人の自堕落・無能・幼稚・無気力・無関心をつくりだし悪化させ深刻にしたのは、メディア・マスコミ、学者・教育関係者である。
 平成時代初期に、メディア・マスコミ、学者・教育関係者によって日本人の結婚観、人生観、家族観などが大きく歪められた。
 彼らは、
 青少年男性に、結婚だけが幸せではなく、家族を持たず一人だけで悠々自適な生活を満喫する独身貴族こそが理想的な生き方だという表面だのバラ色の夢で洗脳した。
 青少年女子には、人生の勝ち組になる為に三高結婚を目指せと。三高とは、高学歴・高収入・高身長そして義理の親の老後面倒を看ない為に長男を避けるべきだと洗脳した。
 そして、子供は愛の結晶ではなく、子供は鎹(かすがい)ではなく、自分の貴重な時間と金と労力を無駄に無益に浪費を強制する邪魔者と洗脳した。
 個人として自立し成長する為には自分投資・自分磨きが大事で、その為には収入から家賃と食費の出費を削る必要があり、その理想人生を達成する為には、結婚せず親と同居するパラサイトシングルこそが理想のライフプランで、親の時間・金・労力(自分を養わせる)を食い潰せ、トコトン「親の脛をかじりつくせ」と洗脳した。
 そうしたメディア・マスコミと専門家、学者・教育関係者とは、反民族でグローバル志向が強いリベラル系左翼・左派系の高学歴な知的エリート・進歩的インテリであった。
 そうした理想が、少子高齢化による人口激減が顕在化し始めた現代の2020年代に待ったなしの解決方法のない袋小路的深刻な問題をつくり出し押し付けている。
 彼らは、日本を発展、進歩させるのではなく衰退させ後退させ破壊する事の貢献した。
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